中山記念の最終予想をするわよ!
事前予想で伝えたように、基本的にはカタめに決着する傾向の強いこの一戦。
ただ2017年には30万馬券が飛び出すなど、荒れる時は大きく荒れるのがこのレースの難しいところよね。
前回の検証では、荒れる気配を見せていた本走…。
今回もデータを追加してカタめに決着することを前提としつつ、荒れ模様にも備えた狙い目の券種と買い目を炙りしておいたわ。
ページの最後には、回収率600%の立役者になり得る穴馬を紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、確定した枠順から確認していきましょう。
枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ソッサスブレイ | セン8 | 56.0 | 柴田大知 | 粕谷昌央 | 美浦 |
2 | トーラスジェミニ | 牡6 | 56.0 | 西村淳也 | 小桧山悟 | 美浦 | |
2 | 3 | ガロアクリーク | 牡5 | 56.0 | 田辺裕信 | 上原博之 | 美浦 |
4 | ヒュミドール | セン6 | 56.0 | M.デム | 小手川準 | 美浦 | |
3 | 5 | パンサラッサ | 牡5 | 56.0 | 吉田豊 | 矢作芳人 | 栗東 |
6 | レッドサイオン | セン6 | 56.0 | 木幡育也 | 藤沢和雄 | 美浦 | |
4 | 7 | ウインイクシード | 牡8 | 56.0 | 松岡正海 | 鈴木伸尋 | 美浦 |
8 | マルターズディオサ | 牝5 | 54.0 | 戸崎圭太 | 手塚貴久 | 美浦 | |
5 | 9 | ゴーフォザサミット | セン7 | 56.0 | 北村宏司 | 藤沢和雄 | 美浦 |
10 | ルフトシュトローム | 牡5 | 56.0 | 石橋脩 | 堀宣行 | 美浦 | |
6 | 11 | カラテ | 牡6 | 56.0 | 菅原明良 | 高橋祥泰 | 美浦 |
12 | アドマイヤハダル | 牡4 | 55.0 | 横山武史 | 大久保龍 | 栗東 | |
7 | 13 | ワールドリバイバル | 牡4 | 55.0 | 津村明秀 | 牧田和弥 | 栗東 |
14 | コントラチェック | 牝6 | 54.0 | 丸山元気 | 藤沢和雄 | 美浦 | |
8 | 15 | ダノンザキッド | 牡4 | 55.0 | 川田将雅 | 安田隆行 | 栗東 |
16 | ワールドウインズ | セン5 | 56.0 | 田中勝春 | 武幸四郎 | 栗東 |
詳しい予想に入る前に、軽く前回のおさらいをしておくわね。
■レース当日人気別成績
勝ち馬の9割は3番人気以内から出ている
馬券になり得るのは8番人気以内
■前走クラス別成績
馬券の大半はG1組とG3組から出ている
G3中山金杯組がより好調
■前走着順別成績
前走の成績が連対以上だった馬が馬券になりやすい
前走6着以降から馬券になった馬はいずれも前走に重賞を使っていた
■年齢別成績
若い馬ほど走る
7歳でも中山開催の重賞で馬券になった実績があれば好走し得る
【好走傾向該当馬】
ダノンザキッド
カラテ
アドマイヤハダル
パンサラッサ
ウインイクシード
ヒュミドール
それじゃあ引き続き、過去10年分のデータを用いて中山記念の予想を詰めていくわよ。
枠順別成績から見てちょうだい。
枠順別成績
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2 | 1 | 0 | 7 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
2枠 | 0 | 0 | 2 | 10 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
3枠 | 3 | 2 | 1 | 7 | 23.1% | 38.5% | 46.2% |
4枠 | 1 | 0 | 1 | 11 | 7.7% | 7.7% | 15.4% |
5枠 | 2 | 2 | 1 | 8 | 15.4% | 30.8% | 38.5% |
6枠 | 0 | 2 | 1 | 15 | 0.0% | 11.1% | 16.7% |
7枠 | 1 | 1 | 2 | 15 | 5.3% | 10.5% | 21.1% |
8枠 | 1 | 2 | 2 | 15 | 5.0% | 15.0% | 25.0% |
馬券になる枠と、そうでない枠がハッキリしているわね。
データを見るに、狙うべきは1・3・5枠。
とくに3枠は直近3年連続で馬券になっているし、回収率も単勝・複勝ともに100%オーバーと絶好調なのよね。
今年3枠に入ったパンサラッサと、レッドサイオンには注目してちょうだい。
ただ隣の2枠は過去10年連対以上がなく、好走率もガクッと下がる傾向にあるわ。
ここに収まるガロアクリークとヒュミドールは、ここまでに気になるデータがなかったら切っちゃってもいいわね。
次は、馬体重別成績を見てもらうわよ。
馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~459kg | 2 | 0 | 0 | 9 | 18.2% | 18.2% | 18.2% |
460~479kg | 1 | 2 | 1 | 18 | 4.5% | 13.6% | 18.2% |
480~499kg | 3 | 3 | 2 | 31 | 7.7% | 15.4% | 20.5% |
500kg以上 | 4 | 5 | 7 | 30 | 8.7% | 19.6% | 34.8% |
459kg以下だった馬の勝率が高いわね。
前走時の馬体重を参考にすると、今回この範囲に該当するのは452kgだったマルターズディオサと、436kgだったレッドサイオン。
ただ439kgを割ってしまうと好走率0%、というデータもあるから…。
現状はマルターズディオサが買える範囲にある、と言えるわ。
また500kgを超える馬も、安定感のある成績を収めているわね。
前回の検証で好走傾向に該当していた馬に限って当てはめてみると…。
ウインイクシード:500kg
カラテ:534kg
ダノンザキッド:528kg
の3頭が該当するわ。
当日大きな減少がない限り、彼らは馬券に含めていけるわね。
次は、所属別成績を見てもらうわよ。
所属別成績
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
関東 | 9 | 4 | 7 | 51 | 12.7% | 18.3% | 28.2% |
関西 | 1 | 6 | 3 | 36 | 2.2% | 15.2% | 21.7% |
勝ち馬は関東馬から出る、というデータね!
現時点での上位陣では、カラテとコントラチェックだけが該当するわ。
とはいえ、連対率・複勝率に関してはどちらの所属馬も同等の成績。
関西所属だから買えない、ってわけじゃないないわよ。
そんなところで、最終追い切りの結果も考慮した予想印とオススメの買い目を発表していくわ!
今回の注目穴馬は、回収率600%オーバーが見込める配当妙味たっぷりな1頭よ!
◎本命
ダノンザキッド(牡4)
【前走:マイルチャンピオンシップ(G1)5番人気3着】
好走条件にしっかりと合致した馬がいなかった今回だけど、このダノンザキッドはより多くの好材料を備えていた1頭。
唯一彼と同じ栗東所属の関西馬は勝率が低い、という割引き要素はあったものの、データ上はトータルでもっとも勝利に近い存在と言えるわ。
さらに中山1800mは、東スポ杯2歳Sでタイトルホルダーをちぎって勝利した舞台。
前走マイルCSで調子を取り戻した今回、メンバー的にも勝ち負けはカタいと見ているわ。
そんなダノンザキッドの最終追い切りは、栗東のCWで6F【87.7-71.4-55.9-39.4-11.4】という時計。
状態も変わらずよさそうだし、仕上がりは上々と見ていいわね。
できれば当日は、単勝2倍を下回ってほしくないところだけど…。
例えそうなったとしても、今回の彼は切れないわよ!
○対抗
アドマイヤハダル(牡4)
【前走:白富士ステークス(OP特別L)2番人気2着】
事前予想で真っ先に注目馬として挙げていた、アドマイヤハダル。
的中時の配当の高さを考えると、1番人気筆頭のダノンザキッドよりも買いやすい、と思う人も多いかもしれないわね。
実際彼は、最先着に期待できるデータが揃っていたし、皐月賞ではダノンザキッドに先着しているなど、買える材料も豊富。
ただ総合的な評価ではダノンザキッドが一歩リードしていたし、今日の検証では連対率が高めのデータが出ていたことから、今回は対抗の印を打つことにしたわ。
そんなアドマイヤハダルの最終追い切りは、栗東の坂路で【52.6-38.0-24.4-11.9】という時計を記録。
前走もそうだけど、叩かれたことで明らかに状態は上向いているし、ここを勝ち負けするに十分な仕上がりよ。
ダノンザキッドとのワンツーもありそうね!
△連下
マルターズディオサ(牝5)
【前走:東京新聞杯(G3)11番人気15着】
牝馬では、マルターズディオサに注目。
ここまで紹介してこなかったけど、この中山記念は勝率・連対率ともに牡馬よりも牝馬の方が高いのよね。
今回は斤量面でも恩恵が受けられるし、データ次第では牝馬はかなり狙い目なのよ。
彼女はそんなデータ面でも好調で、今日の検証ではすべてで好データに該当。
ローテーションは良好とは言えないけど、それでも前走からの巻き返しが狙える「前走が重賞」に当てはまっているし、トータルで買える、と判断できるわ。
マルターズディオサの最終追い切りは、美浦の坂路で【53.6-39.4-25.3-12.5】の時計を記録。
併せた寮馬を馬なりで追走して同入するなど、調子も悪くなさそうね。
勝利した紫苑Sの時のような直線で先頭に立つ競馬ができれば、今回のメンバー相手にも十分勝ち負けになるはずよ!
さて、検証してきた中山記念。
荒れ模様になることも考慮しつつ、小点数で高配当を狙いたいわね。
そんなデータ検証から導き出されたオススメの買い目は…。
◎☆→◎○△☆の馬単6点勝負よ!
☆注目穴馬
ウインイクシード(牡8)
【前走:中山金杯(G3)8番人気6着】
今年の中山記念が荒れるとすれば、その立役者はウインイクシードだと見ているわ!
事前予想の段階で、穴馬としての材料を備えていた彼。
今日の検証でも好データに該当していて、ますます激走に期待が持てるようになったわ。
しかも陣営が評価するように、状態面もかなり良好。
美浦の南Wで行った最終追い切りでは、6F【82.3-66.8-51.5-38.0-12.4】と時計もよかったし、いかにも好調さが伝わるような軽快な走りができていたのは好印象だったわ。
舞台は大得意の中山だし、この調子なら十分勝利まであるんじゃないかしら。
回収率600%オーバーが見込めるオイシイ1頭。
ダノンザキッドと頭から買って勝負よ!