2021年 マイラーズカップ 事前予想
今週は大阪杯のトライアル競争、金鯱賞(G2)を予想するわよ!
このレースの注目は、何と言っても昨年無敗での牝馬三冠を達成したデアリングタクト。
ジャパンCから仕切り直しとなる一戦でどんな走りを見せてくれるのか、今から期待せずにはいられない、って感じね。
ただ今回は、彼女以外にも強力な実績馬たちが揃っている舞台。
荒れやすい一面もあるし、油断せずに各馬を評価する必要があるわね。
今回データ検証をしたところ、そんなデアリングタクトに先着しうる高配当必至の穴馬が存在していることが分かったの。
ページの最後で紹介するから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、今年の特別登録馬を確認するわよ!
2021年 マイラーズカップ 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
キセキ | 牡 | 57.0 | 辻野泰之 | 栗東 |
ギベオン | 牡 | 56.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
グローリーヴェイズ | 牡 | 57.0 | 尾関知人 | 美浦 |
サトノフラッグ | 牡 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
サンレイポケット | 牡 | 56.0 | 高橋義忠 | 栗東 |
ジナンボー | 牡 | 56.0 | 堀宣行 | 美浦 |
ブラヴァス | 牡 | 56.0 | 友道康夫 | 栗東 |
ペルシアンナイト | 牡 | 57.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
ポタジェ | 牡 | 56.0 | 友道康夫 | 栗東 |
デアリングタクト | 牝 | 55.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
それじゃあ今週は、京都開催だった2011年を除いた過去9年分のデータを基に金鯱賞の予想を組み立てていくわね。
まずは、前走レース別成績から見てもらうわよ。
2021年 マイラーズカップ 前走レース別成績
前走レース名 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
有馬記念 G1 |
5 | 2 | 3 | 26 | 13.9% | 19.4% | 27.8% |
チャレンジC G3 |
0 | 0 | 1 | 1 | 0% | 0% | 50.0% |
白富士S OP特別L |
0 | 0 | 1 | 0 | 0% | 0% | 100.0% |
ジャパンC G1 |
0 | 0 | 0 | 1 | 0% | 0% | 0% |
京都記念 G2 |
0 | 0 | 0 | 2 | 0% | 0% | 0% |
AJCC G2 |
0 | 0 | 0 | 5 | 0% | 0% | 0% |
※今回登録されている馬の前走レースだけを取り上げているから、各列合計が9にならないわよ。
前走に有馬記念を使った馬が強い、というハッキリとしたデータね。
そもそも金鯱賞は、有馬記念組の参戦が多い傾向にあるんだけど…。
比較した中で勝ち馬はここからしか出ていないし、複勝率も悪くないから、素直に評価してよさそうね。
今回は、キセキとペルシアンナイトが該当するわよ。
一方、デアリングタクトと同じジャパンカップ組だけど…。
ここは母数が少なくて、傾向を割り出すには不十分、って感じ。
さらに馬券を外した1頭も彼女ほど実績のある馬ではなかったし、このデータだけで評価をする必要はないわよ。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
2021年 マイラーズカップ 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 1 | 1 | 3 | 8 | 7.7% | 15.4% | 38.5% |
2着 | 2 | 2 | 0 | 5 | 22.2% | 44.4% | 44.4% |
3着 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0% | 0% | 11.1% |
4着 | 2 | 2 | 2 | 2 | 25.0% | 50.0% | 75.0% |
5着 | 1 | 1 | 0 | 4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
6~9着 | 2 | 2 | 2 | 28 | 5.9% | 11.8 | 17.6% |
10着以下 | 1 | 1 | 2 | 35 | 2.6% | 5.1% | 10.3% |
※3着馬が2頭出た年があるから、合計しても9にならない列があるわよ。
巻き返しも多く、どこからでも馬券にはなりうる、というデータね。
なかでも好調なのが、前走4着馬。
ここは75%にもなる高い複勝率をほこるだけでなく、複勝回収率は200%オーバーと人気薄も馬券になっているのよね。
前走で馬券になった、勢いのある馬たちを差し置いて好成績なのは妙な感じがするけど、該当するジナンボーは要警戒よ。
ちなみに前走10着以下から挽回した馬たちについて調べてみたら、大半が前走にG1戦を走っていた、という傾向が見られたわ。
今回G2を使っての参戦になるサトノフラッグには、ちょっと分が悪いデータになっているわよ。
次は、レース当日の人気別成績を見てもらうわ。
2021年 マイラーズカップ レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4 | 1 | 1 | 3 | 44.4% | 55.6% | 66.7% |
2番人気 | 1 | 0 | 3 | 5 | 11.1% | 11.1% | 44.4% |
3番人気 | 1 | 0 | 0 | 8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
4番人気 | 1 | 1 | 2 | 5 | 11.1% | 22.2% | 44.4% |
5番人気 | 1 | 1 | 0 | 7 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
6~9番人気 | 1 | 5 | 3 | 26 | 2.9% | 17.1% | 25.7% |
10番人気以下 | 0 | 0 | 1 | 36 | 0% | 0% | 2.7% |
※3着馬が2頭出た年があるから、合計しても9にならない列があるわよ。
1番人気が堅実な走りをしているわね。
勝率は50%に迫ろうかといった数値だし、単勝回収率も100%を超えているわ。
ちなみに、本走において単勝1倍台だった馬は勝率100%。
当日デアリングタクトがこの範囲内に収まるようなら、信頼して買ってよさそうね。
逆に、勝率がガクッと落ちる6番人気以降の馬たちだけど…。
実はそのなかでも8番人気だった馬たちだけは【0-3-1-5】と、なぜかよく馬券に絡んでいるのよね。
彼らには特筆するような共通点があるわけでもないんだけど、当日この人気になった馬には警戒する必要があるわよ。
最後は、年齢別成績を見てちょうだい。
2021年 マイラーズカップ 年齢別成績
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 6 | 2 | 1 | 16 | 24.0% | 32.0% | 36.0% |
5歳 | 2 | 3 | 6 | 27 | 5.3% | 13.2% | 28.9% |
6歳 | 0 | 1 | 3 | 23 | 0% | 3.7% | 14.8% |
7歳 | 1 | 0 | 0 | 10 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
※今回登録されている馬の年齢だけを取り上げているから、合計が9にならない列があるわよ。
若い馬ほどよく走る、というデータよ。
とくに今回もっとも若い4歳馬は、ここ10年で6勝と好調。
単勝回収率も100%を超えているし、コスパ面でも期待できそうなのよね。
今回4歳馬は、
デアリングタクト
ポタジェ
サトノフラッグ
の3頭が登録されているわよ。
さて、他には高齢馬のなかでも気を吐いている6歳馬に警戒してちょうだい。
6歳馬は過去4頭が馬券になっているんだけど、いずれも前走に今舞台と同じ左回りの東京芝2000mを使っていた、という共通点があるの。
人気薄ではあるけど、ギベオンはこのデータに該当しているから侮れないわね。
そんなところで、現段階における注目馬を発表するわよ!
2021年 マイラーズカップ 注目馬①
デアリングタクト(牝4)
【前走:ジャパンカップ(G1)3番人気3着】
本走において人気、実績ともに群を抜いている、デアリングタクト。
初の敗戦を経験した前走以来のレースということで、その走りに高い注目が集まっているわね。
金鯱賞は4歳馬が好調なのに加え、なにより1番人気の信頼度が厚いレース。
単勝1倍台であれば負けない、なんてデータもあるし、今回も勝ち馬の筆頭には間違いないんだけど…。
彼女ほどの馬が該当するような前例はないものの、ジャパンカップ組と前走3着馬は不調、といったデータもあって、不安視しなければいけない面があるのも事実。
これまでに比べメンバーも強化されているし、世間の評価ほど楽勝ムードではなさそうなのよね。
彼女は本当に好走傾向にあるのか、金曜日までじっくり検討して適切に判断していきましょう。
2021年 マイラーズカップ 注目馬②
ポタジェ(牡4)
【前走:白富士ステークス(OP特別L)1番人気1着】
前走の白富士ステークスでは1番人気に応え、見事最先着を果たしたポタジェ。
これで目下4連勝と、実績面でかなり目立つ彼は、本走でも高い人気を得そうな存在ね。
実際彼は、配当妙味のある4歳馬なのに加え、検証ではなかなかの好データに該当していた1頭。
勢いは本物だし、初の重賞挑戦となる本走で馬券を賑わせても不思議はないわよ。
デアリングタクトが人気を吸ってくれているのおかげでコスパ面も期待できそうだし、狙い目ね!
大荒れな展開も十分あり得る、今年の金鯱賞。
6桁配当を狙うなら、アノ伏兵馬は外せないわよ!
2021年 マイラーズカップ 注目穴馬
ギベオン(牡6)
【前走:白富士ステークス(OP特別L)7番人気5着】
現段階において穴馬候補として推したいのが、ギベオンよ!
昨年の金鯱賞では最先着したサートゥルナーリアに0秒4差の4着と、展開ひとつでは馬券になってもおかしくない走りを見せた彼。
ここ2年馬券圏内から遠のいているとはいえ、今回は3度目の出走となる走り慣れた舞台でもあるし、十分上位入賞が狙える存在よ。
そんなギベオンは、検証面でもなかなかのデータに該当していた1頭。
前走に東京の芝2000mを使った6歳馬は穴馬になり得る、なんて好材料も見つかったし、番狂わせにも期待十分ね。
今のところ、世間的にはかなり低い評価の彼。
このままの人気で日曜日を迎えてくれれば、桁違いの配当をゲットできるかもしれないわ!