2018年 フローラステークス 事前予想
今日は、オークスこと優駿牝馬の大事なトライアル、フローラステークスの予想をしていくわ!
フローラステークスといえばまず思い出されるのが、昨年12番人気から勝利したモズカッチャンの激走。
その後の彼女の活躍も注目に値するけど、なにより40万近い高配当が出たことが素晴らしかったわ。
このレースは2016年にも20万オーバーの馬券が出ているうえ、過去10年で100万馬券が二度も出ている「超大荒れ」の競争。
今年もデータを駆使して、好走条件ピッタリの大穴を見つけ出したわ!
このページの最後で紹介しているから、期待しててちょうだい!
詳しい予想に入る前に、今年の登録馬を確認してもらうわね。
2018年 フローラステークス 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アストラサンタン | 牝 | 54.0 | 戸田博文 | 美浦 |
ウスベニノキミ | 牝 | 54.0 | 鈴木孝志 | 栗東 |
オスカールビー | 牝 | 54.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
オハナ | 牝 | 54.0 | 堀宣行 | 美浦 |
カーサデルシエロ | 牝 | 54.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
ガールズバンド | 牝 | 54.0 | 須貝尚介 | 栗東 |
サトノワルキューレ | 牝 | 54.0 | 角居勝彦 | 栗東 |
サラキア | 牝 | 54.0 | 池添学 | 栗東 |
ジョリルミエール | 牝 | 54.0 | 青木孝文 | 美浦 |
センテリュオ | 牝 | 54.0 | 高野友和 | 栗東 |
ディアジラソル | 牝 | 54.0 | 高橋裕 | 美浦 |
デュッセルドルフ | 牝 | 54.0 | 木村哲也 | 美浦 |
ノーブルカリナン | 牝 | 54.0 | 友道康夫 | 栗東 |
ノームコア | 牝 | 54.0 | 萩原清 | 美浦 |
ハイヒール | 牝 | 54.0 | 清水久詞 | 栗東 |
パイオニアバイオ | 牝 | 54.0 | 牧光二 | 美浦 |
ファストライフ | 牝 | 54.0 | 青木孝文 | 美浦 |
ラブラブラブ | 牝 | 54.0 | 大和田成 | 美浦 |
レーツェル | 牝 | 54.0 | 伊藤大士 | 美浦 |
レッドベルローズ | 牝 | 54.0 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
ヴェロニカグレース | 牝 | 54.0 | 武市康男 | 美浦 |
それじゃ、過去10年のデータを使って、フローラステークスの予想をしていくわ。
前走クラス別成績から見てもらおうかしら。
2018年 フローラステークス 前走クラス別成績
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
新馬 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
未勝利 | 2- 0- 2- 27/ 31 | 6.5% | 6.5% | 12.9% |
1勝 | 4- 6- 5- 55/ 70 | 5.7% | 14.3% | 21.4% |
OPEN非L | 1- 0- 0- 18/ 19 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
G3 | 3- 4- 3- 35/ 45 | 6.7% | 15.6% | 22.2% |
G2 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
G1 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
地方 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
海外 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
データが少ないとはいえ、前走G2で馬券になった馬は一頭もいないのね…。
今年はチューリップ賞(G2)4着のサラキアがそれなりに人気しそうだけど、買う時はすこし注意したほうがいいわ。
3着までの馬を多く輩出しているのは500万下組とG3組だけど、今回より注目したいのは500万下組のほう。
勝率・連対率・複勝率いずれもほとんど変わらないけど、500万下クラスのほうが単勝・複勝回収値が高いのよ。
条件戦の馬は注目されにくいから、実力が正当に評価されていないってことね。
次は、前走着順別成績よ。
2018年 フローラステークス 前走着順別成績
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 6- 3- 3- 43/ 55 | 10.9% | 16.4% | 21.8% |
前走2着 | 2- 3- 2- 17/ 24 | 8.3% | 20.8% | 29.2% |
前走3着 | 1- 1- 1- 12/ 15 | 6.7% | 13.3% | 20.0% |
前走4着 | 1- 0- 0- 13/ 14 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
前走5着 | 0- 0- 1- 10/ 11 | 0.0% | 0.0% | 9.1% |
前走6〜9着 | 0- 3- 3- 29/ 35 | 0.0% | 8.6% | 17.1% |
前走10着〜 | 0- 0- 0- 21/ 21 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走10着以降の馬は過去一度も馬券になっていないんだけど、今回該当する馬はいないから気にしなくていいわ。
全体を見渡すと、やはり馬券の中心は前走1~3着。
とはいえ他の好走条件に合致していれば、前走6着以降の馬も穴狙いで十分買えるわ。
あとは前走5着の馬は妙に成績が悪いから、ほかのデータで気になるところがあれば切ってしまいましょう。
次は、脚質別成績を見てちょうだい。
2018年 フローラステークス 脚質別成績
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
平地・逃げ | 0- 2- 0- 8/ 10 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
平地・先行 | 4- 4- 4- 21/ 33 | 12.1% | 24.2% | 36.4% |
平地・中団 | 4- 4- 6- 67/ 81 | 4.9% | 9.9% | 17.3% |
平地・後方 | 2- 0- 0- 49/ 51 | 3.9% | 3.9% | 3.9% |
平地・マクリ | 0- 0- 0- 0/ 0 |
明け三歳のレースだけあって、折り合い良く走れる先行馬の成績がいいわね。
ほかの脚質を見渡しても、おおむね前で走れる馬ほどいい結果を残す傾向があるわ。
追い込み馬については、これぞ!という脚をもった子でもなければ切ってしまいましょう。
前走のフラワーカップで最後方にいた、ウスベニノキミやノーブルカリナンのような馬はちょっと買えないってこと。
次は、キャリア別成績を見てもらうわね。
2018年 フローラステークス キャリア別成績
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1戦 | 0- 0- 0- 5/ 5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2戦 | 1- 0- 0- 22/ 23 | 4.3% | 4.3% | 4.3% |
3戦 | 3- 3- 4- 23/ 33 | 9.1% | 18.2% | 30.3% |
4戦 | 2- 0- 2- 22/ 26 | 7.7% | 7.7% | 15.4% |
5戦 | 1- 3- 2- 27/ 33 | 3.0% | 12.1% | 18.2% |
6戦 | 0- 1- 1- 15/ 17 | 0.0% | 5.9% | 11.8% |
7戦 | 2- 1- 0- 12/ 15 | 13.3% | 20.0% | 20.0% |
8戦 | 0- 1- 1- 6/ 8 | 0.0% | 12.5% | 25.0% |
9戦 | 1- 1- 0- 8/ 10 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
10戦 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
勝ち上がるのに何戦も使ってきたキャリアの長い馬にも十分チャンスがある一方、キャリア1戦・2戦の馬にこのレースは厳しいみたいね。
2016年にはキャリア2戦で1番人気だったビッシュが5着に敗れているし、人気だからといってうかつには買えないわ。
カーサデルシエロ、サラキア、センテリュオ、ラブラブラブ、レーツェルにとっては良くないデータね。
逆にキャリアの長さは積極的な買い材料にはならないけど、勝ち上がりの遅かった馬は人気が低くなりがちだから配当の面では狙い目よ。
さあ、ここで現時点での注目馬を紹介するわ。
2018年 フローラステークス 注目馬①
レッドベルローズ(牝3)
【前走:ミモザ賞(500万下)1番人気1着】
今年1月のフェアリーステークスで3着に入っているレッドベルローズ。
その頃はずっとマイルで使われていた彼女だけど、前走で2000mも十分以上に走れるところを見せてくれたわね。
その前走では、今までの終い重視の競馬ではなく好位につけるレースができるようになっていて、折り合いが良くなってきていることがわかるわ。
このレースで先行脚質が有利であることはすでに話したとおりだし、彼女は他のデータについても文句なし。
彼女より人気のりそうなサラキアやサトノワルキューレは、それぞれちょっと不安なところがあるのよね…
大荒れしそうなこのレースだけど、彼女は安心して買えそうよ!
2018年 フローラステークス 注目馬②
ノームコア(牝3)
【前走:フラワーカップ(G3)4番人気3着】
「究極の普通」という意味の馬名をもつノームコア。
でもデビューから2連勝した上、骨折から復帰しての前走フラワーカップを3位、というのは、かなり普通じゃない成績よね。
ここまでずっと「番手での競馬」を続けてきた脚質もふくめて、彼女はこのレースの好走条件によく合致しているからぜひ注目しておきたいところ。
距離延長がすこし気になるところだろうけど、父ハービンジャーという血統はスタミナがあると考えられるから、あまり心配いらないわ。
休養明けの前走とは違って1戦使ってきている今回、重賞でどこまで通用するのか楽しみね!
近年大荒れ傾向のフローラステークス
第二のモズカッチャンになるかもしれない伏兵馬をデータが導き出したわ!
2018年 フローラステークス 注目穴馬
ディアジラソル(牝3)
【前走:3歳500万下 3番人気1着】
ここまでキャリア7戦、前走で2勝目を挙げたディアジラソル。
その前走は同じく牝馬である2番人気ロフティフレーズとの大接戦。
4角5番手で抜け出したディアジラソルが、追い上げてくるロフティフレーズをハナ差制したのよね。
最終的な着差は数センチ。
ハナの上げ下げでどちらが勝ってもおかしくないような競争を制した彼女は、勝負根性という面で評価できるわ。
また彼女はその長いキャリアや前走のクラスなど、このレースで不当に低く評価される馬の特徴をよく押さえているのよね。
現にまったく評価されていないし、今の内に彼女にこっそり注目しておいてちょうだい!