2021年 オールカマー 最終予想
産経賞オールカマーの最終予想をするわよ!
例年以上とも言える、強力な面々が名を連ねたこのレース。
なかでもレイパパレとグローリーヴェイズ、ウインマリリンは世間の評価も高く、三つ巴の争い、なんて言い方もされているわね。
ただ3強の人気が高まるほど、他の有力馬には思わぬオッズがつくもの。
好材料を備えた伏兵を見つけられれば、効率よく高配当が狙えるわよ。
今回もさらにデータを追加して、番狂わせの可能性を秘めた穴馬候補を炙り出しておいたわ。
いつものように予想印に含めておいたから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、確定した枠順から見ていくわよ!
2021年 オールカマー 枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ウインマリリン | 牝4 | 55.0 | 横山武史 | 手塚貴久 | 美浦 |
2 | ウインキートス | 牝4 | 55.0 | 丹内祐次 | 宗像義忠 | 美浦 | |
2 | 3 | セダブリランテス | 牡7 | 56.0 | 石川裕紀 | 手塚貴久 | 美浦 |
4 | アドマイヤアルバ | セン6 | 56.0 | 柴田善臣 | 柄崎孝 | 美浦 | |
3 | 5 | ソッサスブレイ | セン7 | 56.0 | 柴田大知 | 粕谷昌央 | 美浦 |
6 | ランブリングアレー | 牝5 | 54.0 | 戸崎圭太 | 友道康夫 | 栗東 | |
4 | 7 | ブレステイキング | 牡6 | 56.0 | 内田博幸 | 堀宣行 | 美浦 |
8 | サトノソルタス | 牡6 | 56.0 | 大野拓弥 | 堀宣行 | 美浦 | |
5 | 9 | マウントゴールド | 牡8 | 56.0 | 岩田望来 | 池江泰寿 | 栗東 |
10 | キングオブコージ | 牡5 | 56.0 | 横山典弘 | 安田翔伍 | 栗東 | |
6 | 11 | グローリーヴェイズ | 牡6 | 57.0 | M.デム | 尾関知人 | 美浦 |
12 | レイパパレ | 牝4 | 56.0 | 川田将雅 | 高野友和 | 栗東 | |
7 | 13 | ゴールドギア | 牡6 | 56.0 | 田辺裕信 | 伊藤圭三 | 美浦 |
14 | アールスター | 牡6 | 56.0 | 長岡禎仁 | 杉山晴紀 | 栗東 | |
8 | 15 | ロザムール | 牝5 | 54.0 | 三浦皇成 | 上原博之 | 美浦 |
16 | ステイフーリッシュ | 牡6 | 56.0 | 横山和生 | 矢作芳人 | 栗東 |
詳しい予想に入る前に、前回のおさらいをしておくわね。
■前走クラス別成績
G1宝塚記念組が圧倒的な好成績を収めている
コスパ面ではG3組に注目
■前走着順別成績
どの条件からでも馬券にはなり得る
前走10着以下でも、重賞勝利経験があれば巻き返しに期待できる
■レース当日の人気別成績
3番人気までが好調
穴馬は中堅クラスを目安にする
■所属別成績
関西馬が強い
それじゃあ前回から引き続き、過去10年のうち新潟開催だった年を除く、9レース分のデータを使って産経賞オールカマーの予想を詰めていくわよ。
馬体重別成績から見てちょうだい。
2021年 オールカマー 馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~459kg | 3 | 2 | 1 | 18 | 12.5% | 20.8% | 25.0% |
460~479kg | 2 | 2 | 2 | 16 | 9.1% | 18.2% | 27.3% |
480~499kg | 3 | 1 | 5 | 30 | 7.7% | 10.3% | 23.1% |
500kg以上 | 1 | 4 | 1 | 25 | 3.2% | 16.1% | 19.4% |
軽い馬が好走傾向にあるようね!
2015年には440kgとかなり小柄だったショウナンパンドラが勝った例もあるし、レイパパレにとっては追い風になるようなデータだわ。
また詳しく見てみると、460~479kgだった子たちは単勝回収率が200%以上あったの。
前走時の馬体重がこの範囲内だったウインマリリンやステイフーリッシュ、ランブリングアレーなんかもコスパ面で期待大ね。
次は、枠順別成績を見てもらうわよ。
2021年 オールカマー 枠順別成績
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 0 | 4 | 0 | 8 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
2 | 1 | 2 | 1 | 9 | 7.7% | 23.1% | 30.8% |
3 | 1 | 1 | 0 | 11 | 7.7% | 15.4% | 15.4% |
4 | 1 | 1 | 2 | 9 | 7.7% | 15.4% | 30.8% |
5 | 1 | 0 | 4 | 10 | 6.7% | 6.7% | 33.3% |
6 | 2 | 0 | 1 | 12 | 13.3% | 13.3% | 20.0% |
7 | 2 | 0 | 1 | 13 | 12.5% | 12.5% | 18.8% |
8 | 1 | 1 | 0 | 17 | 5.3% | 10.5% | 10.5% |
勝率で見ると外枠が優勢、って感じね。
なかでも6枠は勝率が高いだけでなく、2013年に当時9番人気だったヴェルデグリーンが勝利した前例があって、単勝回収率は250%オーバーの絶好枠。
今年はそんな6枠に、グローリーヴェイズとレイパパレの2強が収まったわね!
もっとも、複勝率は内枠の方が高いから、データ・オッズとの兼ね合いを見ながら上手に買うのがポイント。
そのあたりも踏まえて、今週の予想印を発表していくわよ。
2021年 オールカマー 注目馬①
レイパパレ(牝4)
【前走:宝塚記念(G1)2番人気3着】
ここまで検証してきて、問題らしい問題が見当たらないレイパパレ。
彼女のような小柄な馬が好走傾向にあるだけでなく、枠順も絶好6枠に決まって、今回は安心して軸を任せられるわ。
宝塚記念では強烈なメンバー相手にあれだけの競馬ができたし、距離に関しても心配いらないわね。
そんなレイパパレの最終追い切りは、栗東の坂路で【53.0-38.4-24.7-12.1】の時計。
そこまで目立つような内容ではないけど、1週間前よりは断然動きにキレがあって、十分に仕上がっている、って感じだったわ。
単勝は2倍を下回りそうなだけに、配当妙味、というところでは買い方に工夫が必要だけど…。
彼女を切ろうなんて考えないことね。
2021年 オールカマー 注目馬②
ランブリングアレー(牝5)
【前走:ヴィクトリアマイル(G1)10番人気2着】
月曜日にも注目馬として紹介していた、ランブリングアレー。
卿の検証でも馬体重・枠ともに好走傾向内にあるとわかって、ますます好走に期待が持てるようになったわね。
中山の重賞でもしっかりと結果を残せているし、初挑戦となる2200mも問題なくこなせる、と見ているわ。
そうそう、今回ランブリングアレーに騎乗する戸崎圭太Jだけど、昨年のセンテリュオでの勝利を含め、このオールカマーでは【1-1-1-2】と絶好調。
初コンビとはいえ、戸崎Jのエスコートがあれば勝ち負けも十分あり得そうよね。
そんな彼女の最終追い切りは、栗東のCWで5F【64.3-49.2-36.0-12.1】の時計を記録。
輸送を見越して調整程度にとどめていたみたいだけど、体もガッシリしていたし、すでに戦闘態勢は万端、って感じだったわ。
彼女が最先着すれば配当面でも盛り上がるわね!
2021年 オールカマー 注目馬③
ウインキートス(牝4)
【前走:札幌記念(G2)5番人気9着】
中長距離のレースとなれば、ウインキートスを忘れるわけにはいかないわ!
今年5月には目黒記念を勝利して重賞初制覇を飾っているし、ステイヤーとしては今回のメンバーでも一二を争う地力があるんじゃないかしら。
そんなウインキートスだけど、データ上はこのオールカマーとも好相性よ。
目立たないながらもしっかりと好データに該当していたし、前走時より馬体も絞れて気配十分。
枠も最内に決まって、得意の先行策も取りやすいんじゃないかしら。
彼女は調教も順調そうで、美浦の南Wで行った最終追い切りでは【68.0-52.0-37.2-11.1】の好時計を記録。
状態面でも心配もいらなそうね。
展開ひとつでは一発もあり得えそうだから、ぜひ注視しておいてちょうだい!
2021年 オールカマー 注目馬④
ウインマリリン(牝4)
【前走:天皇賞春(G1)8番人気5着】
月曜日からここまで、あまり取り上げてこなかったウインマリリン。
とはいえ彼女は好走例のある春天からのローテーションだし、データ上はかなり優勢な感じ。
オークス2着、日経賞1着と中長距離の実績も本走上位クラスだから、馬券に含めるのに不安はないわ。
そんなウインマリリンの最終追い切りは、美浦の南Wで【67.0-52.2-37.4-11.3】の時計。
肘を手術した影響もなさそうだし、いつもの休み明けとは一味違う出来、ってところね。
印こそ連下だけど、ここを勝ち切ることも十分ある、と見ているわ!
上位陣が強力で、今年のオールカマーはいかにも堅く決着しそうな感じだけど…。
アノ伏兵を馬券に含めて、高配当を手繰り寄せてちょうだい!
2021年 オールカマー 注目穴馬
セダブリランテス(牡7)
【前走:エプソムカップ(G3)9番人気17着】
月曜日から変わらず、穴馬候補として注目したいのがセダブリランテスよ!
ここまで紹介してきた面々に比べると、人気準ではかなり開きのある彼。
勝利はおろか、馬券圏内もどうか、という印象を持ってる人もいるかもしれないけど…。
実は彼、データ上は上位陣にも引けを取らない好材料が揃った1頭なの。
重賞での勝ち鞍があれば前走で大敗を喫した馬でも巻き返し見込める、というのは伝えた通りだし、中山とは3戦3勝と相性もいいのよね。
それこそ人気についても、このレースで穴馬が出やすいとされる中堅クラスだし、走る条件にバッチリ当てはまっているのよ。
美浦の南Wでの最終追い切りでも、5F【67.3-52.5-38.0-11.5】の時計で、万全の状態をアピールしていたし、レース当日が待ち遠しいほどの出来。
今年は本命クラスが相当人気しているだけに、彼が馬券に飛び込むだけでもかなりの高配当が期待できるわよ!