今週は高松宮記念の前哨戦、シルクロードステークス(G3)を予想するわよ!
昨年同様中京開催ということで、高松宮記念の行方を占う意味でも注目度の高いこのレース。
今年もメイケイエールやカレンモエを筆頭に、大舞台での飛躍を誓う有力なスプリンターたちが集結したわね。
ただ短距離、かつハンデ戦である本走は荒れるレースとしても有名。
直近5年では3度も6桁配当が飛び出しているし、まさに穴党必見のレースね。
今回も各種データを基に、番狂わせの可能性を秘めた穴馬候補を炙り出しておいたわ。
10万馬券が期待できる注目穴馬としてページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、特別登録馬から確認していくわよ。
競走成績
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
サンノゼテソーロ | 牡 | 54.0 | 田中博康 | 美浦 |
ザイツィンガー | 牡 | 54.0 | 牧田和弥 | 栗東 |
ショックアクション | 牡 | 54.0 | 大久保龍 | 栗東 |
ジャンダルム | 牡 | 57.5 | 池江泰寿 | 栗東 |
タイセイアベニール | 牡 | 56.0 | 西村真幸 | 栗東 |
トウショウピスト | 牡 | 54.0 | 土田稔 | 美浦 |
ナランフレグ | 牡 | 56.0 | 宗像義忠 | 美浦 |
ホープフルサイン | 牡 | 54.0 | 本間忍 | 美浦 |
マイスタイル | 牡 | 57.0 | 昆貢 | 栗東 |
マイネルアルケミー | 牡 | 54.0 | 中野栄治 | 美浦 |
ミッキーワイルド | 牡 | 56.0 | 安田隆行 | 栗東 |
レインボーフラッグ | 牡 | 53.0 | 小崎憲 | 栗東 |
レッドアンシェル | 牡 | 57.5 | 庄野靖志 | 栗東 |
エーポス | 牝 | 55.0 | 北出成人 | 栗東 |
カレンモエ | 牝 | 55.0 | 安田隆行 | 栗東 |
サヴォワールエメ | 牝 | 53.0 | 辻野泰之 | 栗東 |
シャインガーネット | 牝 | 54.0 | 栗田徹 | 美浦 |
ショウナンバビアナ | 牝 | 51.0 | 加藤士津 | 美浦 |
メイケイエール | 牝 | 55.0 | 武英智 | 栗東 |
リンゴアメ | 牝 | 52.0 | 菊川正達 | 美浦 |
レジェーロ | 牝 | 54.0 | 西村真幸 | 栗東 |
ビアンフェ | セン | 57.5 | 中竹和也 | 栗東 |
ルッジェーロ | セン | 55.0 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
それじゃあ今回も過去10年分のデータを用いて、シルクロードSの予想を組み立てていくわね。
今年も去年から引き続き中京での開催だけど、レースの傾向を掴む上で通常開催時の舞台である京都のデータも参考にしているわよ。
まずは、前走クラス別成績から見てちょうだい。
前走クラス別成績
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 2 | 2 | 1 | 14 | 10.5% | 21.1% | 26.3% |
G2 | 2 | 0 | 1 | 14 | 11.8% | 11.8% | 17.6% |
G3 | 4 | 2 | 0 | 22 | 14.3% | 21.4% | 21.4% |
OP特別 | 2 | 5 | 6 | 73 | 2.3% | 8.1% | 15.1% |
※今回登録されている馬の前走クラスだけを取り上げているから、合計が10にならない列があるわよ。
前走に重賞を使った馬は、成績が横一線ね。
それに対して前走オープン特別組(リステッド競走を含む)は、ガクッと馬券になる確率が下がる傾向にあるわ。
となれば前走重賞組有利と見て、予想したいわけだけど…。
レース別に見てみると、京阪杯(G3)を使った馬は複勝率35.4%ともっとも馬券に絡んでいたわ。
ちなみに中京開催だった去年の勝ち馬シヴァージも、前走は京阪杯よ。
今年この条件に当てはまるのは、サヴォワールエメとレッドアンシェルの2頭。
どちらもその京阪杯では大敗している子たちだけど、ローテーション的には好調よ。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 3 | 5 | 1 | 27 | 8.3% | 22.2% | 25.0% |
前走2着 | 2 | 0 | 2 | 7 | 18.2% | 18.2% | 36.4% |
前走3着 | 1 | 0 | 2 | 11 | 7.1% | 7.1% | 21.4% |
前走4着 | 2 | 0 | 1 | 8 | 18.2% | 18.2% | 27.3% |
前走5着 | 1 | 2 | 0 | 8 | 9.1% | 27.3% | 27.3% |
前走6~9着 | 0 | 2 | 1 | 37 | 0.0% | 5.0% | 7.5% |
前走10着~ | 1 | 1 | 3 | 37 | 2.4% | 4.8% | 11.9% |
単純に馬券になった数は前走1着馬が多いけど、好走率で見ると前走5着くらいまでなら大差ない、といった感じね。
勝ち馬に関しても10頭中9頭が前走で掲示板内だった馬から出ているし、ひとつ好走が見込める目安として覚えておきたいところ。
人気どころでは前走4着のメイケイエール、前走5着のカレンモエがこの条件に該当するわよ。
逆に、前走で掲示板を外しながら馬券に食い込んだ8頭についても調べてみたんだけど…。
昨年2着のライトオンキューと3着のラウダシオンを含め、8頭のうち6頭が「栗東所属の牡馬」だったわ。
前項で紹介した前走京阪杯組を例にすれば、この傾向に当てはまるのはレッドアンシェルだけ。
より巻き返しに期待が高まったわね。
次は、レース当日の人気別成績を見てもらうわよ。
レース当日人気別成績
当日人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 2 | 1 | 0 | 7 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
2番人気 | 4 | 1 | 1 | 4 | 40.0% | 50.0% | 60.0% |
3番人気 | 2 | 2 | 0 | 6 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
4番人気 | 2 | 2 | 0 | 6 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
5番人気 | 0 | 2 | 0 | 8 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
6~9人気 | 0 | 1 | 2 | 37 | 0.0% | 2.5% | 7.5% |
10番人気以下 | 0 | 1 | 7 | 68 | 0.0% | 1.3% | 10.5% |
2番人気だった馬こそまずまずの成績だけど、さすが荒れるレースだけあって上位人気した馬の好走率は低め。
このレースに限っては、人気順はあまりアテにならない、って感じなんだけど…。
勝ち馬は4番人気以内からしか出ていない、というデータもあるから、人気するほどのわかりやすい好走材料のある馬は馬券に含めるべきだわ。
また穴党としては、10番人気以降から8頭馬券になっているところも見逃せないポイント。
過去10年のうち7年で10番人気以降だった馬が1頭は馬券に入っている、なんてデータもあるし、買える材料のある大穴クラスは積極的に買っていきたいわね。
最後は、年齢別成績を見てもらうわよ。
年齢別成績
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 3 | 3 | 2 | 26 | 8.8% | 17.6% | 23.5% |
5歳 | 2 | 3 | 2 | 28 | 5.7% | 14.3% | 20.0% |
6歳 | 4 | 4 | 4 | 36 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
7歳以上 | 1 | 0 | 1 | 41 | 2.3% | 2.3% | 4.7% |
4歳~6歳までは、拮抗した成績になっているわね。
逆に7歳以上になると、極端に好走率が落ちる傾向にあるんだけど…。
7歳以上で馬券になった2頭について調べてみたら、いずれも芝1200mの重賞で3着以内に入った実績があったの。
高齢馬がこのレースで走る条件と言えるから、該当するトウショウピストとレッドアンシェルは侮れないわよ。
そんなところで、現段階における注目馬と穴馬候補を紹介していこうかしら!
注目馬➀
メイケイエール(牝4)
【前走:スプリンターズステークス(G1)7番人気4着】
すでに重賞2勝と、実力はメンバートップクラスのメイケイエール。
人気するほどわかりやすい材料のある馬が最先着する傾向の強い本走では、彼女のような抜けた実績のある馬は見逃せないわね。
今回は同等のデータや評価を備えるカレンモエがライバルにいるけど、ローテーション上はメイケイエールに分がありそうな感じ。
カレンモエが前走に使ったセントウルSは直近10年で1頭も馬券になった馬がいないのに対し、メイケイエールの前走スプリンターズSは、昨年のライトオンキューの連対も含め複勝率25%と好調なのよね。
そのスプリンターズSでは4着ながら上りは全体3位タイと善戦できていたし、今回のメンバー相手なら現実的に勝利が狙えそうなんだけど…。
問題はその気性の荒さね。
前走からの池添謙一J続投は嬉しい材料だけど、正直操縦性には難があるのも事実。
折り合えば強いけど…ってところで、調教での様子も参考にしながら金曜日に取捨を判断しましょう。
注目馬②
ナランフレグ(牡6)
【前走:タンザナイトステークス(OP特別)2番人気1着】
前走のタンザナイトSではセンスの光る競馬でハナ差の勝負を制した、ナランフレグ。
データ上オープン特別組はいいローテーションとは言えないけど、あの馬群をぬって差し切った走りを見れば、前例を覆して勝ち負けするようなことがあってもおかしくないって感じよね。
他のデータでも問題になるところはなかったし、何より本走の舞台である中京芝1200mでは複勝率75%と、まさに中京巧者と言える適性を備えているのも彼を推す理由になるわ。
直近でもっとも状態のよさそうな今回は、3着入線した2020年以上の結果が期待できそうよ!
例年大穴クラスが馬券を賑わせる、シルクロードS。
今年は見事に条件の揃った、アノ伏兵に要注意よ!
注目穴馬
レッドアンシェル(牡8)
【前走:京阪杯(G3)14番人気12着】
現段階でもっとも注目した穴馬候補が、レッドアンシェルよ!
ここまで見てもらった通り、各検証でガッチリと好データに該当していた彼。
金曜日の検証を待たずして穴馬の印が打てるほど、今回はデータ上激走する傾向にあるわ。
2020年の夏以来馬券から遠ざかっていて、年齢的な衰えなんかも囁かれている彼だけど、今回はそんな高齢馬が巻き返すに十分な材料が揃っているし、2019年に勝利したCBC賞と同じ中京が舞台。
直近のレースに比べてメンバーが落ちることも考えれば、久々の馬券入りも射程圏内と見ているわ。
今年の”馬券を賑わす大穴クラス”は、今のところ彼で決まりね!