2018年 きさらぎ賞 最終予想
いよいよ日曜日、クラシック前哨戦と言えるきさらぎ賞(G3)が行われるわよ!
2018年は珍しく多頭数で、見ごたえのあるレースになりそう!
と思ったのに、結局10頭まで減ってしまったわね…。
メンバーを見る限り、ダノンマジェスティ・グローリーヴェイズ・カツジの三つ巴って感じ。
例年どおり上位人気が堅実そうね。
これを聞いて「面白味に欠けるわー…」って思ったでしょ?
でも安心して!
馬単3点に絞った上で、配当的に面白くなる馬も入れておいたから期待してちょうだい!
じゃあ早速、確定した枠順を見てもらうわね。
2018年 きさらぎ賞 特別登録馬
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | スラッシュメタル | 牡3 | 56.0 | 中谷雄太 | 西村真幸 | 栗東 |
2 | 2 | スーサンドン | 牡3 | 56.0 | 川島信二 | 岩元市三 | 栗東 |
3 | 3 | サトノフェイバー | 牡3 | 56.0 | 古川吉洋 | 南井克巳 | 栗東 |
4 | 4 | ラセット | 牡3 | 56.0 | 藤岡佑介 | 庄野靖志 | 栗東 |
5 | 5 | レッドレオン | 牡3 | 56.0 | 岩田康誠 | 角居勝彦 | 栗東 |
6 | 6 | ニホンピロタイド | 牡3 | 56.0 | 幸英明 | 大橋勇樹 | 栗東 |
7 | 7 | オーデットエール | 牡3 | 56.0 | 北村友一 | 須貝尚介 | 栗東 |
8 | グローリーヴェイズ | 牡3 | 56.0 | M.デム | 尾関知人 | 美浦 | |
8 | 9 | ダノンマジェスティ | 牡3 | 56.0 | 松若風馬 | 音無秀孝 | 栗東 |
10 | カツジ | 牡3 | 56.0 | 松山弘平 | 池添兼雄 | 栗東 |
最終予想へ入る前に、月曜日に出したデータを振り返っておくわ。
■前走クラス別成績
前走G3組は前走3番人気以内で馬券に絡んでいた馬に注意
前走500万下組は前走掲示板前後だった馬に注意
前走未勝利戦組は前走上位人気馬に注意
馬券に絡んでいない前走G2と新馬戦は他のデータと合わなければ切る
■前走着順別成績
前走馬券に絡んだ馬を中心に考える
前走負けた馬は着差に注目
■前走着差別成績
前走で負けた馬は、着差0.9秒以内を中心に考える
■前走人気別成績
中心は前走5番人気以内
前走6番以降でも低評価を覆した馬には要注意
それじゃ、過去10年のデータを使ってきさらぎ賞の最終予想をするわよ!
まずは、前走上がり3ハロン別成績。
2018年 きさらぎ賞 上がり3ハロン別成績
上3F時差 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0.0〜0.1 | 1- 3- 1-10/15 | 6.7% | 26.7% | 33.3% |
0.2〜0.3 | 2- 0- 1- 8/11 | 18.2% | 18.2% | 27.3% |
0.4〜0.5 | 1- 1- 0-12/14 | 7.1% | 14.3% | 14.3% |
0.6〜0.7 | 2- 2- 1-12/17 | 11.8% | 23.5% | 29.4% |
0.8〜0.9 | 1- 0- 4- 5/10 | 10.0% | 10.0% | 50.0% |
1.0〜1.2 | 2- 3- 1- 5/11 | 18.2% | 45.5% | 54.5% |
1.3〜1.5 | 0- 0- 1-10/11 | 0.0% | 0.0% | 9.1% |
1.6〜1.9 | 0- 1- 0- 3/ 4 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
2.0〜2.4 | 1- 0- 1- 4/ 6 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
2.5〜2.9 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走で上がり2位までの脚を使った馬の成績が群を抜いて良いわね。
馬券に絡んだ頭数で見れば、20頭もいるし!
6位以下だった4頭も、過去に上がり1位の脚を使ったことがあったから切れる脚は必須と言えるんじゃないかしら。
【前走上がり3ハロン1位】
グローリーヴェイズ
ダノンマジェスティ
ラセット
【前走上がり3ハロン2位】
オーデットエール
カツジ
サトノフェイバー
スーサンドンは過去に上がり1位の脚を使った経験があるけど、これまでデータと併せて考えると厳しいようね。
今年のきさらぎ賞は、上記6頭を中心に馬券を組み立てればいいってことよ!
次は当日の人気別成績。
2018年 きさらぎ賞 レース当日人気別成績
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 4- 3- 0- 3/ 10 | 40.0% | 70.0% | 70.0% |
2番人気 | 1- 2- 4- 3/ 10 | 10.0% | 30.0% | 70.0% |
3番人気 | 1- 0- 2- 7/ 10 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
4番人気 | 0- 2- 0- 8/ 10 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
5番人気 | 1- 2- 0- 7/ 10 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
6番人気 | 2- 0- 2- 6/ 10 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
7番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
8番人気 | 1- 1- 0- 8/ 10 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
9番人気 | 0- 0- 0- 7/ 7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10番人気 | 0- 0- 1- 4/ 5 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
11番人気 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12番人気 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
13番人気 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14番人気 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15番人気 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1番・2番の複勝率が70%とズバ抜けていて、軸として安心できる数値!
今年は前走の新馬戦で圧巻のパフォーマンスを見せたダノンマジェスティが1番人気になりそうね。
2番手は、グローリーヴェイズかカツジと言った感じ。
データから考えれば、この3頭の内いずれかは馬券になるってことよね。
ここで問題は、ダノンマジェスティの扱い!
前走クラス別成績でも触れたように新馬戦上がりの馬は過去10年で一度も馬券になっていないの。
母数が8頭と少ないとはいえ嫌なデータよね~…。
けど、他のデータと追い切りを併せて考えて、軸は厳しくとも相手からは外せないという結論に至ったわ!
詳しくは後述するわね!
それじゃ、ここまでの情報を基にきさらぎ賞の印を発表するわよ!
◎カツジ
〇ダノンマジェスティ
▲グローリーヴェイズ
☆ラセット
冒頭でも言ったように、◎⇒○▲☆の馬単3点で十分!
三つ巴の中でなぜカツジを本命にしたかは、下記で3つのポイントとして説明しているわ!
3頭に割って入る☆にも注目よ!
2018年 きさらぎ賞 注目馬①
カツジ(牡3)
【前走:デイリー杯2歳ステークス(G2)4番人気2着】
芝2勝馬がいない今回のメンバーの中で、唯一G2で連対経験があるカツジ。
実績上位なのは間違いないわね。
そのデイリー杯2歳ステークス(G2)では、年末のホープフルステークス(G1)2着に好走したジャンダルムに着差0.2秒。
2着とはいえ、レベルの高い内容だったわ!
実績上位、まずこれが本命に推した1つ目のポイント。
2つ目のポイントは、これまで2戦してきた舞台が京都で全て連対している点。
実力が未知数な3歳戦で、コース適性の高さはアドバンテージになるわ!
さらに、この2走とも右回りというのも好印象ね。
最後のポイントは、追い切りでの動き。
1週間前の追い切りでは併せ馬で1馬身先着、最終でも余力を十分に残したままラスト1ハロン12秒と、好調な走りをアピールしたの。
重賞初制覇に向けて態勢は万全って感じよ!
2018年 きさらぎ賞 注目馬②
ダノンマジェスティ(牡3)
【前走:新馬戦1番人気1着】
皐月賞馬アルアインの全弟ということで、デビュー前から期待されていた素質馬。
前走の新馬戦ではメンバー最速の上がり33秒を使って、鮮やかな差し切り勝ちを見せたわ!
2着を3馬身半突き放す圧巻のパフォーマンスだったわね。
気になるのは、月曜日から言い続けている過去10年で1戦1勝馬が馬券に絡んだのは0頭ということ。
ただ、未勝利戦上がりの1勝馬が好走する傾向もあるから正直切りにくいところ。
1番人気の複勝率が70%という点も見逃せないけど、相手に押さえると決めた最大の要因は追い切り。
併せ馬で自己ベストの4ハロン51.1秒を計時して先着という、パワフルな走りは素直に好感が持てるわ!
さらに、前走見せた外にもたれる癖を見せず、真っ直ぐ走れていたことも高ポイント!
鞍上は松若風馬騎手に乗り替えになるけど、自厩舎の騎手で調教も乗っているから、そんなマイナスに考える必要はないわよ。
クラシックに向けて賞金を加算したいだろうし、ここは万全の態勢で臨んでくるはず!
2018年 きさらぎ賞 注目馬③
グローリーヴェイズ(牡3)
【前走:こうやまき賞(500万下)2番人気2着】
きさらぎ賞と好相性のディープインパクト産駒で、3代母は牝馬三冠を達成したメジロラモーヌという良血馬。
前走は出遅れながらも、ゴール前で見せた最速の上がりは評価したいわ!
さらに、重賞で好走経験のあるカフジバンガードにタイム差なしで迫ったことがグローリーヴェイズの素質の高さを後押ししたわね。
1800mは新馬戦で経験済みだから、距離に関しても問題なし!
さらにさらに鞍上は、新馬戦でも手綱を持ち今年すでに重賞2勝を挙げているM.デムーロ騎手。
デムーロ騎手はきさらぎ賞とも相性が良くて、3戦2勝(2-0-0-1)しているの。
絶好調な勢いある馬&レース好相性の騎手ってことで、さらに期待感が高まるわ!
データ&追い切り&コース適性オール◎
見落とされている人気薄の激走候補はコノ馬!
派手な勝ち方はしていないけど素質は十分!
2018年 きさらぎ賞 注目穴馬
ラセット(牡3)
【前走:未勝利戦2番人気1着】
新馬戦は9着と惨敗してしまったラセットだけど、この時はダートだったのよね。
その後、芝に転向すると調子を上げてきたわ。
勝利するまで少し時間がかかったけど、注目して欲しいのは末脚。
芝に転向した3戦すべてで最速の上がりを使っているの!
前走上がり3ハロン別成績で触れた、きさらぎ賞は切れる脚を持つ馬が強いという傾向にもピッタリ!
また、前走の未勝利戦で出した勝ち時計1:34.5は、前日行われた京都金杯(G3)の時計1:34.3と僅か0.2秒差だったという点にも注目。
内・外回りの違いはあるけど、重賞でも十分通用するんじゃないかって期待が持てるタイム差だわ!
芝の京都は、2戦して全て連対とコース適性も問題ないのも高ポイントね。
最終追い切りでも、馬なりで併せ馬に先着と好調ぶりをアピール。
僚馬が一杯に追われる中で、余力のある走りを見せたところも評価を上げたいわ。
「好走傾向のある未勝利戦上がり」「前走2番人気」「前走上がり3ハロン1位」「コース適性◎」と、データ的にもプッシュしたい1頭。
人気も恐らく6・7番手、配当にも期待できちゃうわよ!