2018年 東京新聞杯 事前予想
今回は、安田記念へ向けた古馬短距離戦、東京新聞杯の予想をしてくわよ!
東京新聞杯で、まず押さえておきたいのは二つ。
このレースは2008年に200万馬券が出るほど、大荒れ模様だってこと。
そしてもう一つは、その大荒れを象徴するかのように、過去10年間で1番人気の馬が1勝もしていないということ。
今年は有力なメンバーがそろっているから、例年よりますます難しいレースになりそうね!
こういうレースで何よりも大切なのが、本命馬を客観的なデータによって割り出すこと。
今回も「あるデータ」を使って、勝利に大きく有利な伏兵馬を見つけたから、楽しみにしてちょうだい!
詳しい予想に入る前に、今回の特別登録馬を見てもらうわね。
2018年 東京新聞杯 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
カデナ | 牡 | 56.0 | 中竹和也 | 栗東 |
ガリバルディ | 牡 | 57.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
クルーガー | 牡 | 56.0 | 高野友和 | 栗東 |
グレーターロンドン | 牡 | 56.0 | 大竹正博 | 美浦 |
サトノアレス | 牡 | 57.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
ストーミーシー | 牡 | 56.0 | 斎藤誠 | 美浦 |
タガノブルグ | 牡 | 56.0 | 鮫島一歩 | 栗東 |
ダイワキャグニー | 牡 | 56.0 | 菊沢隆徳 | 美浦 |
ダノンプラチナ | 牡 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
ディバインコード | 牡 | 56.0 | 栗田博憲 | 美浦 |
トウショウピスト | 牡 | 56.0 | 角田晃一 | 栗東 |
ハクサンルドルフ | 牡 | 56.0 | 西園正都 | 栗東 |
ベルキャニオン | 牡 | 56.0 | 堀宣行 | 美浦 |
マイネルアウラート | 牡 | 57.0 | 高橋裕 | 美浦 |
アドマイヤリード | 牝 | 54.0 | 須貝尚介 | 栗東 |
デンコウアンジュ | 牝 | 54.0 | 荒川義之 | 栗東 |
リスグラシュー | 牝 | 55.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
それじゃ、過去10年のデータを使って、東京新聞杯の予想をしていくわよ。
まずは前走クラス別成績から。
2018年 東京新聞杯 前走クラス別成績
馬券に絡んだ割合でいうと、どのクラスも横ばいに見えるわね。
そんな中で注目したいのが、前走1600万下組の勝率!
他のどのクラスよりも高いのよね。
今回このクラスから出走するハクサンルドルフは要注意よ。
次は、斤量別成績。
2018年 東京新聞杯 斤量別成績
負担重量55kgの馬の勝率が高いわね。
今年の東京新聞杯の競争条件を考慮すると、該当する馬は収得賞金を3000万以上積んだ牝馬だけ。
該当するのはリスグラシュー1頭よ。
また負担重量が54kg未満の馬については、過去まったく馬券に絡んでいないことがわかるわ。
該当するアドマイヤリードとデンコウアンジュは切ってしまうわよ。
次は、所属別成績を見てちょうだい。
2018年 東京新聞杯 所属別成績
勝率にはほとんど差がないけど、2着・3着に入る割合については明らかに関西馬が多いわね。
紐で迷ったら関西馬、と覚えておくといいわ。
次は、脚質別成績よ。
2018年 東京新聞杯 脚質別成績
基本的に、前でレースができる馬ほど好成績を収めていることがわかるわね。
とくに逃げ馬が過去4度も馬券に絡んでいるのは見逃せないわ!
今回の登録馬のうち、ハナを主張しそうなのは「あの」1頭だけ。
その逃げ馬を含めて、現段階での注目馬を3頭ピックアップしておいたから、参考にしてちょうだい。
2018年 東京新聞杯 注目馬①
ハクサンルドルフ(牡5)
【前走:甲斐路ステークス(1600万下)2番人気1着】
前走を勝利してオープン入りを果たしたハクサンルドルフ。
昇格した先でどこまで通用するか未知数とはいえ、彼はここまでの通算成績が(5-4-3-5)。
大きく崩れていないから、信用できる材料のあるレースでは安心して買えるわね。
そしてこの東京新聞杯で、「前走1600万下」「関西所属」といった馬が有利なのは、すでに話したとおり。
彼を買うのに何の不安もないレースだってこと。
ハクサンルドルフには前走の勢いのまま、重賞初勝利をもぎ取ってもらいたいわ!
2018年 東京新聞杯 注目馬②
リスグラシュー(牝4)
【前走:エリザベス女王杯(G1)7番人気8着】
3歳時は常に善戦しながらも、とうとう勝利のなかったリスグラシュー。
今回の東京新聞杯は、彼女の代表勝ち鞍、アルテミスステークス(G3)と同じコースで開催だから、陣営も久しぶりの勝利に向けて燃えているんじゃないかしら。
また、もともと牝馬としても小柄な彼女だったけど、この年末年始でかなり体重が増え、馬体がよくなっているのも見逃せないわ。
もちろんデータに照らし合わせても好走材料がそろっているし、彼女が牡馬を押しのけて好走する姿に期待しちゃうわね!
実力馬が勢ぞろいした今年の東京新聞杯
1番人気のあの馬より、データが選んだこの馬をチェックしてちょうだい!
2018年 東京新聞杯 注目穴馬
トウショウピスト(牡6)
【前走:阪神カップ(G2)15番人気17着】
脚質別成績の項で紹介した「今回の逃げ馬」がこのトウショウピスト。
前走の阪神カップでは悪い所が出て、まさに逃げ潰れという結果だったけど…
2走前のオーロカップ(OP特別)では、今回出走するディバインコードを半馬身かわして勝利しているし、決して実力の劣る馬ではないわ。
さらに今回は、彼と必死にハナを争う馬もいないだろうから、前走よりはかなり楽に逃げられるんじゃないかしら。
有力馬ひしめく本走で、アッと驚く走りを見せて欲しいわ!