今週のメインはフェブラリーステークス だけど、配当妙味たっぷりの小倉大賞典(G3)も見逃せないわよ!
中堅古馬たちによるハンデ重賞としてお馴染みの、このレース。
実力拮抗のメンバー構成になりやすい分、伏兵が台頭するケースも多く、とにかく荒れる傾向が強いのよね。
実際に直近5年は連続して6桁配当決着を見せているし、まさに穴党必見のレースよ!
今回も各種データを用いて、そんな大波乱を巻き起こし得る穴馬候補を炙り出していたわ。
ページの最後で注目穴馬として紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、特登登録馬から確認していきましょう。
特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アールスター | 牡 | 56.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
アイスバブル | 牡 | 54.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
アリーヴォ | 牡 | 54.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
エブリワンブラック | 牡 | 54.0 | 武幸四郎 | 栗東 |
カデナ | 牡 | 57.5 | 中竹和也 | 栗東 |
サトノアーサー | 牡 | 57.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
ジェネラーレウーノ | 牡 | 55.0 | 矢野英一 | 美浦 |
スカーフェイス | 牡 | 55.0 | 橋田満 | 栗東 |
ダブルシャープ | 牡 | 56.0 | 渡辺薫彦 | 栗東 |
トップウイナー | 牡 | 54.0 | 鈴木孝志 | 栗東 |
ノルカソルカ | 牡 | 54.0 | 藤岡健一 | 栗東 |
ブラヴァス | 牡 | 57.0 | 友道康夫 | 栗東 |
メイショウテンモン | 牡 | 51.0 | 松永昌博 | 栗東 |
ワールドリバイバル | 牡 | 53.0 | 牧田和弥 | 栗東 |
ヴァイスメテオール | 牡 | 55.0 | 木村哲也 | 美浦 |
ヴェロックス | 牡 | 56.0 | 中内田充 | 栗東 |
クリノプレミアム | 牝 | 52.0 | 伊藤伸一 | 美浦 |
ジュランビル | 牝 | 52.0 | 寺島良 | 栗東 |
ランブリングアレー | 牝 | 55.5 | 友道康夫 | 栗東 |
レッドフラヴィア | 牝 | 52.0 | 平田修 | 栗東 |
スーパーフェザー | セン | 54.0 | 渡辺薫彦 | 栗東 |
ソッサスブレイ | セン | 53.0 | 粕谷昌央 | 美浦 |
ワールドウインズ | セン | 56.0 | 武幸四郎 | 栗東 |
それじゃあ今回も過去10年分のデータを使って、小倉大賞典の予想を組み立てていくわね。
まずは、レース当日人気別成績から狙い目の買い方を探っていくわよ。
レース当日人気別成績
当日人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 2 | 2 | 1 | 5 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
2番人気 | 1 | 1 | 1 | 7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
3番人気 | 2 | 0 | 0 | 8 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
4番人気 | 2 | 0 | 2 | 6 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
5番人気 | 1 | 0 | 3 | 6 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
6~9人気 | 1 | 4 | 0 | 35 | 2.5% | 12.5% | 12.5% |
10番人気以下 | 1 | 3 | 3 | 58 | 1.5% | 6.2% | 10.8% |
荒れるレースだけあって、上位陣の勝率の低さが目立つわ。
昨年は11番人気だったテリトーリアルが勝利しているし、上位陣を頭にするフォーメーションは避けた方がよさそうね。
また10番人気以降だった馬が6頭も馬券に絡み、うち2頭が単勝100倍を超える馬だった、ということからも大穴クラスは確実に押さえたいところ。
ただ勝率は低いから、相手を前提として考えたいわ。
ここまでの傾向から、このレースはボックス買いが最適、と言えそうね。
さらに3連単と3連複では回収期待値に差がないから、少点数で勝負できる3連複がオススメ。
大穴クラスでも、好データに該当していれば、下馬評に関係なく馬券に含めていきましょう。
次は、前走クラス別成績を見てもらうわよ。
前走クラス別成績
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
同クラス | 8 | 9 | 10 | 115 | 5.6% | 12.0% | 19.0% |
今走昇級戦 | 2 | 1 | 0 | 9 | 16.7% | 25.0% | 25.0% |
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 1 | 0 | 1 | 6 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
G2 | 1 | 4 | 2 | 15 | 4.5% | 22.7% | 31.8% |
G3 | 5 | 4 | 6 | 71 | 5.8% | 10.5% | 17.4% |
OP特別 | 1 | 1 | 1 | 23 | 3.8% | 7.7% | 11.5% |
3勝クラス | 2 | 0 | 0 | 9 | 18.2% | 18.2% | 18.2% |
2勝クラス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
本走が昇級戦となる馬の方が好成績を収めているわ!
とくに勝率に関しては、同クラスだった馬の約3倍も高くなっているわね。
詳しく見てみると、3勝クラス組がより好調なのがわかるわ。
この前走3勝クラスから勝利した2頭について調べてみたら、どちらも4歳馬でまさに上がり馬、という感じの戦歴だったの。
今回前走3勝クラス組の中でもこの条件に該当するのは、アリーヴォのみ。
最先着候補として期待できるわよ。
またレース別で見てみると、前走に中山金杯(G3)を使った馬が好調。
過去10年で【4-1-2-21】と、ここが前走G3組の5勝のうち4勝を占めているのよね。
ローテンション的には前走中山金杯組が優勢と言えそうだから、該当するスカーフェイスと、除外対象ではあるもののアールスターあたりも侮れないわよ。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 3 | 3 | 0 | 15 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
前走2着 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
前走3着 | 1 | 2 | 1 | 7 | 9.1% | 27.3% | 36.4% |
前走4着 | 1 | 1 | 1 | 5 | 12.5% | 25.0% | 37.5% |
前走5着 | 1 | 0 | 1 | 10 | 8.3% | 8.3% | 16.7% |
前走6~9着 | 1 | 2 | 2 | 34 | 2.6% | 7.7% | 12.8% |
前走10着~ | 3 | 2 | 4 | 46 | 5.5% | 9.1% | 16.4% |
前走の勝ち馬はそこそこ抜けた成績だけど、全体的な印象では前走の着順に関係なく馬券になる、という感じね。
勝率についても同等な数値だから、前走の結果はあまり気にせず馬券を組んでいきましょう。
ちなみに前走10着以降から馬券になったのべ9頭について調べてみたら、うち8頭が前走に重賞(ダート重賞を除く)を使っていて、かつ本走よりも長距離だった、という傾向があったの。
ひとつ、巻き返すための条件として覚えておきたいわね。
最後は、馬体重別成績を見てもらおうかしら。
馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~459kg | 1 | 2 | 0 | 15 | 5.6% | 16.7% | 16.7% |
460~479kg | 2 | 4 | 2 | 38 | 4.3% | 13.0% | 17.4% |
480~499kg | 4 | 3 | 3 | 45 | 7.3% | 12.7% | 18.2% |
500kg以上 | 3 | 1 | 5 | 27 | 8.3% | 11.1% | 25.0% |
500kgを超える馬が、勝率・複勝率ともにもっとも高いわね。
前走時の馬体重を参考にすると、500kg以上に該当するのは、
アリーヴォ
アールスター
ジェネラーレウーノ
ノルカソルカ
メイショウテンモン
レッドフラヴィア
ワールドリバイバル
の7頭。
なかでもジェネラーレウーノは520kgを超える大柄な馬格だけど、この小倉大賞典は520kg以上だった馬の成績が【2-1-0-4:勝率28.6% 複勝率42.9%】と抜けて好調だから見逃せないわね。
そんなところで、現段階における注目馬と穴馬候補を紹介するわよ!
注目馬➀
アリーヴォ(牡4)
【前走:壇之浦ステークス(3勝クラス)1番人気1着】
前走の壇之浦Sでは終盤しっかり伸びて、堂々最先着を果たしたアリーヴォ。
これで高速決着となった国東特別、時計のかかる不良馬場での柳川特別を含め、小倉での戦績は4戦4勝と、相性以外に能力の高さも示すことができたわね。
検証でも彼のような上がり馬は最先着を期待させる要素があったし、馬体重も好走傾向内。
データ的にも、押さえておくべき1頭よ。
今回は上位陣が厚いから、極端にオッズが低くならないのも喜ばしいポイントね。
注目馬②
ブラヴァス(牡6)
【前走:福島記念(G3)7番人気14着】
昨年は1年を通して馬券との縁がなかった、ブラヴァス。
とくに前走の福島記念では勝ち馬に2秒5の差をつけられ14着に敗れるなど、ちょっとこの舞台で好走するのは難しいように感じられるんだけど…。
直近の成績とは裏腹に、データは馬券を賑わせてもおかしくないものが揃っているわ。
伝えたように、前走から巻き返す条件とも言える「前走が重賞で、かつ本走よりも長距離」に該当しているし、福島開催の七夕賞で連対した実績がある彼は小回りの小倉とも相性がいいはず。
レイパパレに0秒2差の2着だった2019年のチャレンジC同様、前団での競馬ができれば勝ち負けできると見ているわ!
5年連続6桁配当で決着している、大荒れの小倉記念。
今年高配当を演出するのは、世間がノーマークのアノ不人気馬よ!
注目穴馬
ジェネラーレウーノ(牡7)
【前走:ニューイヤーステークス(OP特別L)15番人気14着】
約3年半のあいだ馬券から遠ざかっている、ジェネラーレウーノ。
しかも直近1年の着順はすべて2桁決着と、買うにはかなり勇気のいる1頭よね。
ただ今回に限っては、馬券になる見込みがありそうなの。
検証では彼のような520kgを超える大柄な馬が好調だったし、その他のデータも問題は見つからなかったわ。
さらに今回は未勝利戦以来となる斤量55kgに決まったとあって、久々に走る材料が揃いつつあるのよね。
初の小倉でのレースだけど、心機一転という意味では悪くない舞台だし、本走が浮上のキッカケとなるレースになってもおかしくないわよ!