今週のメインは大阪杯だけど、配当面ではダービー卿チャレンジトロフィー(G3)も見逃せないわよ!
安田記念の前哨戦としての意味合いを持つ、このレース。
叩きに使う馬が多いのに加え、ハンデ戦ということもあり、たびたび6桁配当決着になる荒れ模様の一戦なのよね。
今回も各種データを用いて、そんな波乱を巻き起こし得る伏兵を炙り出しておいたわ。
回収期待値10000%の注目穴馬としてページの後半で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、特別登録馬から確認していくわよ。
特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
インテンスライト | 牡 | 54.0 | 菊沢隆徳 | 美浦 |
カイザーミノル | 牡 | 56.0 | 北出成人 | 栗東 |
カテドラル | 牡 | 57.0 | 池添学 | 栗東 |
グラティアス | 牡 | 56.0 | 宮田敬介 | 美浦 |
サトノフェイバー | 牡 | 57.0 | 南井克巳 | 栗東 |
ザダル | 牡 | 58.0 | 大竹正博 | 美浦 |
タイムトゥヘヴン | 牡 | 55.0 | 戸田博文 | 美浦 |
ダーリントンホール | 牡 | 56.0 | 木村哲也 | 美浦 |
トーラスジェミニ | 牡 | 57.5 | 小桧山悟 | 美浦 |
ノルカソルカ | 牡 | 54.0 | 藤岡健一 | 栗東 |
ボンセルヴィーソ | 牡 | 56.0 | 池添学 | 栗東 |
ミッキーブリランテ | 牡 | 56.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
ワーケア | 牡 | 55.0 | 手塚貴久 | 美浦 |
インターミッション | 牝 | 52.0 | 手塚貴久 | 美浦 |
ギルデッドミラー | 牝 | 53.0 | 松永幹夫 | 栗東 |
リフレイム | 牝 | 53.0 | 黒岩陽一 | 美浦 |
フォルコメン | セン | 54.0 | 堀宣行 | 美浦 |
それじゃあ今回も過去10年分のデータを用いて、ダービー卿CTの予想を組み立てていくわ。
まずは、レース当日の人気別成績から見てもらうわよ。
レース当日人気別成績
当日人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 1 | 2 | 0 | 7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
2番人気 | 1 | 0 | 3 | 6 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
3番人気 | 2 | 1 | 0 | 7 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
4番人気 | 3 | 3 | 0 | 4 | 30.0% | 60.0% | 60.0% |
5番人気 | 3 | 0 | 2 | 5 | 30.0% | 30.0% | 50.0% |
6~9人気 | 0 | 2 | 5 | 33 | 0.0% | 5.0% | 17.5% |
10番人気以下 | 0 | 2 | 0 | 67 | 0.0% | 2.9% | 2.9% |
荒れ模様のレースとはいえ、過去10年の勝ち馬はすべて5番人気以内から出ているわね。
1・2番人気より4・5番人気だった馬の方が勝率が高い、という点に気を付けて、勝ち馬は5番人気以内から選びましょう。
下馬評での人気順になるけど、現時点では
カテドラル
ザダル
リフレイム
カイザーミノル
ボンセルヴィーソ
が最先着候補ということになるわよ。
また馬券になった30頭中28頭は、当日9番人気以内から出ているわ。
残りの2頭は2012年に10番人気から連対したオセアニアボスと、2020年に13番人気から連対したボンセルヴィーソ。
彼らにはダービー卿CTで馬券になった年に2戦以上を走っていて、そのいずれかのレースで掲示板になっていた、という共通点があるの。
現在10番人気以降の子たちでは、唯一フォルコメンだけがこの条件に該当しているわ。
馬券候補は、9番人気以内の馬+フォルコメンで考えたいわね。
次は、前走クラス別成績を見てもらうわよ。
前走クラス別成績
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G3 | 4 | 4 | 3 | 51 | 6.5% | 12.9% | 17.7% |
OP特別 | 1 | 3 | 3 | 47 | 1.9% | 7.4% | 13.0% |
3勝クラス | 5 | 1 | 1 | 9 | 31.3% | 37.5% | 43.8% |
※今回登録されている馬の前走クラスだけを取り上げているから、合計が10にならない列があるわよ。
3勝クラス組の好走率がスゴイことになっているわね!
過去10年のうち半数はここから勝ち馬が出ているし、昇級戦組だからと言って侮っちゃダメよ!
今回前走に3勝クラスを使ったのは、インテンスライトとリフレイムの2頭。
とくにリフレイムは、昨年このレースで勝利したテルツェットと同じ節分S組(過去10年1-0-0-0 勝率100%)だから、ぜひ要注目よ。
一方、G3組とオープン特別組だけど…。
ここはレース別に分けて、今回登録されている馬たちを当てはめてみるわ。
『前走G3』
■東京新聞杯【1-2-2-16 / 勝4.8% 連14.3% 複23.8%】:カテドラル
■京都牝馬S【1-0-0-2 / 勝33.3% 連33.3% 複33.3%】:ギルデッドミラー
■小倉大賞典【0-0-1-7 / 勝0.0% 連0.0% 複12.5%】:ノルカソルカ
■京都金杯【0-0-0-3 / 勝0.0% 連0.0% 複0.0%】:カイザーミノル・ザダル
■黒船賞(Jpn3)【前例なし】:トーラスジェミニ
『OP特別(L含む)』
■東風S【1-2-1-14 / 勝5.6% 連16.7% 複22.2%】:グラティアス・タイムトゥヘヴン・ボンセルヴィーソ・ミッキーブリランテ・ワーケア
■洛陽S【0-0-0-1 / 勝0.0% 連0.0% 複0.0%】:ダーリントンホール・フォルコメン
■大阪城S【0-0-0-3 / 勝0.0% 連0.0% 複0.0%】:サトノフェイバー
■オーロC【前例なし】:インターミッション
母数は少ないけど、京都牝馬S組が好調のようね。
この前走に京都牝馬Sを使って勝利したのは2016年のマジックタイムなんだけど、彼女は当時5歳で、かつハンデが53kgだったの。
今回京都牝馬S組のギルデッドミラーも、マジックタイムと同じ条件での出走になるから注目したいわね。
次は、前走着順別成績を見てもらうわよ。
前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 5 | 2 | 1 | 21 | 17.2% | 24.1% | 27.6% |
前走2着 | 1 | 2 | 3 | 5 | 9.1% | 27.3% | 54.5% |
前走3着 | 1 | 0 | 1 | 5 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
前走4着 | 0 | 2 | 0 | 10 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
前走5着 | 2 | 0 | 1 | 4 | 28.6% | 28.6% | 42.9% |
前走6~9着 | 0 | 2 | 1 | 32 | 0.0% | 5.7% | 8.6% |
前走10着~ | 1 | 2 | 3 | 51 | 1.8% | 5.3% | 10.5% |
まず勝ち馬についてだけど…。
前走5着以内だった馬から選ぶことを推奨するわ。
2014年に前走11着だったカレンブラックヒルが勝利しているけど、彼はG1を制したこともある実績馬なの。
今回前走で10着以降だったインターミッションとタイムトゥヘヴンは、そこまで実績のある馬ではないから、勝ち馬はデータ通り前走5着以内からよ。
また3着以内、というところでは前走の結果は関係しないと言えそうね。
ただ前走6着以降から馬券になったのべ9頭のうち8頭は、マイル重賞で馬券になった実績がある、という共通点があるの。
今回前走6着以降だった馬の中で、この条件に該当しないノルカソルカは割り引いて考えたいわね。
次は、斤量別成績を見てもらうわよ。
斤量別成績
斤量 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
52kg | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
53kg | 2 | 0 | 0 | 3 | 40.0% | 40.0% | 40.0% |
54kg | 0 | 1 | 2 | 18 | 0.0% | 4.8% | 14.3% |
55kg | 4 | 4 | 3 | 24 | 11.4% | 22.9% | 31.4% |
56kg | 1 | 3 | 2 | 39 | 2.2% | 8.9% | 13.3% |
57kg | 1 | 1 | 2 | 24 | 3.6% | 7.1% | 14.3% |
58kg | 0 | 1 | 0 | 5 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
※今回登録されている馬の斤量だけを取り上げているから、合計が10にならない列があるわよ。
ハンデの少なかった馬が好調、というデータよ。
とくに斤量53kgだった馬は、成績が抜けていいわね。
単勝回収率は380%オーバーとコスパもいいし、今回このハンデに決まったギルデッドミラーとリフレイムは有力な馬券候補として押さえておきたいわ。
他には斤量55kgだった子たちも、なかなかの好走率よ。
母数が多いということもあるけど、単純に馬券になった数はここがもっとも多いのよね。
今年はタイムトゥヘヴンと、抽選対象ながらワーケアもこの斤量に決まっているから注目してちょうだい。
そんなところで、現段階における注目馬と穴馬候補を紹介していくわよ!
注目馬①
リフレイム(牝4)
【前走:節分ステークス(3勝クラス)1番人気1着】
前走の節分Sでは後続に2馬身半差をつける逃げ切り勝ちを収めた、リフレイム。
野中悠太郎Jが鞍上を務め、かつデビュー戦以来の先行する競馬に戻した昨年10月以降は3戦2勝1連対と結果が出始めているし、昇級戦となる本走でも激走に期待できるわ。
伝えたようにこのダービー卿CTは、彼女のような3勝クラスを勝利してくる上がり馬がよく走るレース。
斤量ももっとも勝率の高い53kgに決まったし、ここを勝利してもおかしくない好データが揃っていたわね。
人気しているとはいえ、そこまでオッズが低くくならなそうだし、オイシイ勝ち馬候補として覚えておいてちょうだい。
注目馬②
ギルデッドミラー(牝5)
【前走:京都牝馬ステークス(G3)3番人気6着】
本走と同条件だった昨年末のターコイズSでは、13番人気の下馬評を覆し3着入線を果たしたギルデッドミラー。
前走では6着に敗れたものの、京都牝馬Sが本走への好ローテーションであることは伝えた通りだし、巻き返すための条件にも該当していたことも加味すれば、このレースで好走を見せてもおかしくないわよね。
そうそう、ここまで触れてこなかったけど、このダービー卿CTは5歳馬が【6-2-7-27 / 勝14.3% 連19.0% 複35.7%】と絶好調なの。
1頭目の注目馬として挙げたリフレイムが4歳であることを考えれば、このデータに限ってはギルデッドミラーの方が優勢よ。
現時点では10倍強程度のオッズがついているし、コスパ面でも活躍に期待できるわね。
例年荒れた決着を見せている、ダービー卿CT。
今年は回収期待値10000%のアノ大穴馬が、人気どころに穴をあけるわよ!
注目穴馬
フォルコメン(セ6)
【前走:洛陽ステークス(OP特別L)13番人気4着】
前走の洛陽Sでは13番人気ながら4着に入る激走を見せた、フォルコメン。
昨年の富士Sからは2桁着順が続いていただけに、ここへきて復調の兆しが見えたのは本走での好走に期待が持てる材料になるわね。
伝えたように、彼は下馬評での10番人気以降の馬の中で、唯一過去に人気薄から馬券になった馬たちの条件に合致していた存在。
臨戦過程や斤量面でも問題になるようなところはなかったし、十分馬券圏内を狙えるデータが揃っているわよ。
また2019年の古作特別で2馬身差勝利を挙げたMデムーロJとのコンビ、というところもプラスの材料ね。
現時点では100倍以上のオッズがついているし、彼が馬券になるだけで6桁配当も夢じゃないわよ!