皐月賞に注目の集まる今週だけど、アンタレスステークス(G3)も見逃せない一戦よ!
阪神ダート1800mで争われる、このレース。
例年G1やJpn1の大舞台を見据えた有力馬が集うだけあって、過去10年の3連単の平均配当は42,671円とカタめに決着する傾向にあるわ。
今年もオメガパフュームを筆頭に、上位陣の層は厚め。
いかに少点数に絞った予想ができるかが、重要になりそうね。
今回も各種データを基に、信頼できる人気どころと、配当を跳ね上げる穴馬を炙り出しておいたわ。
ページの後半で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい。
さっそく、特別登録馬から確認していくわよ。
特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担重量 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アルーブルト | 牡 | 56.0 | 畑端省吾 | 栗東 |
オーヴェルニュ | 牡 | 57.0 | 西村真幸 | 栗東 |
オメガパフューム | 牡 | 59.0 | 安田翔伍 | 栗東 |
カデナ | 牡 | 57.0 | 中竹和也 | 栗東 |
グロリアムンディ | 牡 | 56.0 | 大久保龍 | 栗東 |
ケイアイパープル | 牡 | 57.0 | 村山明 | 栗東 |
サクラアリュール | 牡 | 56.0 | 村山明 | 栗東 |
デュープロセス | 牡 | 56.0 | 安田隆行 | 栗東 |
ニューモニュメント | 牡 | 56.0 | 小崎憲 | 栗東 |
バーデンヴァイラー | 牡 | 56.0 | 斉藤崇史 | 栗東 |
ヒストリーメイカー | 牡 | 56.0 | 新谷功一 | 栗東 |
ミヤジコクオウ | 牡 | 56.0 | 川村禎彦 | 栗東 |
ユアヒストリー | 牡 | 56.0 | 池添学 | 栗東 |
ライトウォーリア | 牡 | 56.0 | 高野友和 | 栗東 |
アッシェンプッテル | 牝 | 54.0 | 奥村豊 | 栗東 |
プリティーチャンス | 牝 | 54.0 | 野中賢二 | 栗東 |
アナザートゥルース | セン | 57.0 | 高木登 | 美浦 |
ウェスタールンド | セン | 56.0 | 佐々木晶 | 栗東 |
それじゃあ今回も過去10年分のデータを基に、アンタレスSの予想を組み立てていくわよ。
レース当日の人気別成績から見てちょうだい。
2022年アンタレスステークス レース当日人気別成績
当日人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 5 | 1 | 1 | 3 | 50.0% | 60.0% | 70.0% |
2番人気 | 1 | 3 | 2 | 4 | 10.0% | 40.0% | 60.0% |
3番人気 | 2 | 2 | 3 | 3 | 20.0% | 40.0% | 70.0% |
4番人気 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5番人気 | 0 | 1 | 2 | 7 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
6~9人気 | 2 | 2 | 2 | 34 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
10番人気以下 | 0 | 1 | 0 | 69 | 0.0% | 1.4% | 1.4% |
まず、1番人気が強いレース、ということがわかるわね。
過去10年において約半数のレースで勝利していることから、有力な勝ち馬候補として押さえたいわ。
また勝ち馬に絞って見てみると、過去10年はすべて6番人気以内だった馬が占めているの。
さらに馬券圏内、というところでも30頭中27頭は6番人気以内。
とくに3番人気以内だった馬は、複勝率の平均が66%以上と信頼できる数値が出ているわ。
つまり上位人気馬6頭を中心に、7番人気以降で馬券に絡んだ3頭の共通点を見つけるのが、このレースセオリーのようね。
次は、前走距離別成績を見てもらうわよ。
2022年アンタレスステークス 前走距離別成績
前走距離 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
同距離 | 2 | 4 | 8 | 74 | 2.3% | 6.8% | 15.9% |
今回短縮 | 8 | 5 | 2 | 37 | 15.4% | 25.0% | 28.8% |
今回延長 | 0 | 1 | 0 | 19 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
勝ち馬の10頭中8頭は前走から距離が短縮した馬、というデータよ!
さらにこの8頭、すべて前走4番以内で、かつ4着以内という共通点があるの。
前項で挙げた6頭では、唯一オメガパフュームだけがこの条件に該当するわよ。
ちなみにコース別では、以下の2コースを走った子たちが好成績を残しているわ。
■名古屋ダート1900m【4-3-1-7 / 勝26.7% 連46.7% 複53.3%】:ケイアイパープル
■中京ダート1800m【2-0-3-5 / 勝20.0% 連20.0% 複50.0%】:グロリアムンディ・オーヴェルニュ・アルーブルト・ニューモニュメント
今回距離短縮にもあたる名古屋大賞典組のケイアイパープルも、好ローテーションの1頭ね。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
2022年アンタレスステークス 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 6 | 3 | 1 | 25 | 17.1% | 25.7% | 28.6% |
前走2着 | 1 | 4 | 3 | 9 | 5.9% | 29.4% | 47.1% |
前走3着 | 1 | 1 | 1 | 8 | 9.1% | 18.2% | 27.3% |
前走4着 | 1 | 1 | 0 | 9 | 9.1% | 18.2% | 18.2% |
前走5着 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走6~9着 | 1 | 0 | 2 | 31 | 2.9% | 2.9% | 8.8% |
前走10着~ | 0 | 1 | 3 | 38 | 0.0% | 2.4% | 9.5% |
勝ち馬の6割を前走1着馬が占めているわね。
勝率も抜けて高いから、ここは勝ち馬候補として外せないわ。
今回前走で1着だったのは、
オメガパフューム
グロリアムンディ
バーデンヴァイラー
の3頭。
彼らには要注目よ。
また前走2着馬も、勝率こそ低いものの複勝率は47.1%と馬券にはよく絡めているわ。
回収率も100%オーバーとコスパもいいし、該当するオーヴェルニュとケイアイパープルも注視したいわね。
次は、斤量別成績を見てもらうわよ。
2022年アンタレスステークス 斤量別成績
斤量 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
54kg | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
56kg | 5 | 3 | 6 | 98 | 4.5% | 7.1% | 12.5% |
57kg | 5 | 4 | 2 | 19 | 16.7% | 30.0% | 36.7% |
59kg | 0 | 1 | 0 | 1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
※今回登録されている馬の斤量だけを取り上げているから、合計が10にならない列があるわよ。
斤量57kgを背負った馬の成績がいいわね。
斤量56kgと同等の勝ち星ではあるけど、勝率は圧倒的に57kgの方が上。
今回はこの斤量には、
オーヴェルニュ
アナザートゥルース
カデナ
ケイアイパープル
の4頭が決まっているわよ。
ちなみに今回トップハンデの59kgを背負う、オメガパフュームだけど…。
過去に斤量59kgを背負った2頭は、勝利実績なし。
彼ほどの成績を収める馬はいなかったとはいえ、ちょっと注意したいデータね。
そんなところで、現段階における注目馬と穴馬候補を紹介するわよ!
2022年アンタレスステークス 注目馬①
オメガパフューム(牡7)
【前走:東京大賞典(G1)1番人気1着】
昨年の東京大賞典で4連覇を達成した、オメガパフューム。
レース後は引退して種牡馬入りする予定だったけど、一転して現役続行、このアンタレスSが仕切り直しの一戦になるわ。
そんな彼、今日の検証でほぼパーフェクトな材料を備えていたように、データ上はかなりの激走傾向にある存在。
今回の彼と同じ斤量59kgを背負った馬は勝てていないけど、彼ほどの実績馬はいなかったし、自身過去に同斤量だったレースでは2戦して1着1回・2着1回とよく走れているのよね。
相手関係を見ても、前例を覆して最先着する可能性は高いと見ているわ。
あとは何とかオッズが2倍を下回らないことを祈るだけ、って感じね!
2022年アンタレスステークス 注目馬②
グロリアムンディ(牡4)
【前走:名古屋城ステークス(OP特別)1番人気1着】
ダート転向後は4連勝と破竹の勢いを見せる、グロリアムンディ。
今回が初のダート重賞となる彼だけど、現段階では並みいる強豪を抑え上位人気しているわね。
伝えたように彼は、臨戦過程・斤量ともに好走が見込める好データに該当していた1頭。
阪神2000mも克服済みだし、4連勝中というところを抜きにしても買える材料が備わっている、と言えるわよ。
上位人気しているとはいえオッズも5倍程度は見込めそうだし、オイシイ勝ち馬候補として押さえておきたいわね。
カタめに決着しそうな、今年のアンタレスステークス。
アノ伏兵を馬券に含めて、万馬券を手繰り寄せてちょうだい!
2022年アンタレスステークス 注目穴馬
ケイアイパープル(牡6)
【前走:名古屋大賞典(Jpn3)2番人気2着】
前走の名古屋大賞典では勝ち馬にタイム差なしの2着入線を果たした、ケイアイパープル。
昨年末からの重賞3戦はすべてで馬券圏内を確保するなど、本格化の兆しさえ見せはじめているわね。
伝えたようにこのアンタレスSは、名古屋大賞典組が絶好調。
また前走2着以内だった馬は複勝率47%と、よく馬券に絡めていたわね。
データ的にこのレースを勝ち切るには足りない感じだけど、相手には押さえたいところだわ。
現段階では中堅人気に落ち着ているのも、穴党としては嬉しい限りよね。