2020年 ラジオNIKKEI賞 事前予想
今週は、夏競馬の開幕戦、ラジオNIKKEI賞の予想をしていくわよ!
実力未知数の三歳馬によるハンデ戦とあって、例年インパクトのある配当が続出しているこのレース。
2013年には上位人気が総崩れで90万以上の配当が出ているし、今年も期待しちゃうわよね。
今回、いつものようにデータを駆使して各馬を調べ上げたところ、今のところ全く注目されていない馬に思わぬ好走気配が見つかったわ。
6桁配当もありうる注目馬の情報はページの最後に記載しているから、ぜひチェックしてちょうだい。
さっそく、現時点での特別登録馬を確認してもらうわね。
2020年 ラジオNIKKEI賞 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アルサトワ | 牡 | 54.0 | 斉藤崇史 | 栗東 |
キメラヴェリテ | 牡 | 56.0 | 中竹和也 | 栗東 |
グレイトオーサー | 牡 | 54.0 | 堀宣行 | 美浦 |
コスモインペリウム | 牡 | 53.0 | 和田雄二 | 美浦 |
コンドゥクシオン | 牡 | 53.0 | 中舘英二 | 美浦 |
サクラトゥジュール | 牡 | 54.0 | 堀宣行 | 美浦 |
ディープキング | 牡 | 52.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
バビット | 牡 | 53.0 | 浜田多実 | 栗東 |
パンサラッサ | 牡 | 54.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
ビバヴィットーリオ | 牡 | 52.0 | 戸田博文 | 美浦 |
ベレヌス | 牡 | 53.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
ルリアン | 牡 | 54.0 | 佐々木晶 | 栗東 |
アールクインダム | 牝 | 51.0 | 伊藤大士 | 美浦 |
パラスアテナ | 牝 | 52.0 | 高柳瑞樹 | 美浦 |
それじゃあ今週は、過去10年のうち開催場所が異なる年を除いた全9レースのデータを使って、ラジオNIKKEI賞の予想を組み立てていくわ。
前走開催場別成績から見てちょうだい!
2020年 ラジオNIKKEI賞 前走開催場別成績
前走場所 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
福島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0% | 0% | 0% |
新潟 | 1 | 0 | 0 | 2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
東京 | 6 | 6 | 6 | 55 | 8.2% | 16.4% | 24.7% |
阪神 | 0 | 0 | 2 | 13 | 0% | 0% | 13.3% |
※今回出走する馬の前走開催場だけを取り上げているから、各列の合計が9にならないわよ
東京のレースを使ってきた馬が馬券の中心ね!
この条件の馬は例年数多く出走してくるけど、成績はかなり安定しているし、なにより複勝回収率は132%にもなるわ。
今年該当するのは、
グレイトオーサー
コスモインペリウム
コンドゥクシオン
サクラトゥジュール
パラスアテナ
ビバヴィットーリオ
の6頭ね。
また、阪神のレースを使ってきた馬は過去10年連対していない、というのも見逃せないポイント。
複勝率はそれなりだから直ちに切るほどではないけど、この条件の馬はやや厳しめに評価した方がよさそうね。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
2020年 ラジオNIKKEI賞 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 4 | 3 | 3 | 41 | 7.8% | 13.7% | 19.6% |
2着 | 0 | 2 | 0 | 5 | 0% | 28.6% | 28.6% |
3着 | 1 | 1 | 0 | 4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
4着 | 1 | 0 | 0 | 8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
5着 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0% | 0% | 0% |
6~9着 | 3 | 2 | 3 | 18 | 11.5% | 19.2% | 30.8% |
10着以下 | 0 | 1 | 3 | 27 | 0% | 3.2% | 12.9% |
前走で掲示板を外した馬も、ここではかなり走れているようね。
2~5着だった馬は前例があまり多くないからか数字が偏って見えるけど、基本的には「このレースに前走着順はあまり関係ない」と考えたほうがよさそうね。
今回は前走を勝ってきた馬が多い分、そうでない馬は相対的にかなり見劣りするけど、人気が落ちる分むしろ「狙い目」といえるわ。
次は、レース当日人気別成績を見てもらうわね。
2020年 ラジオNIKKEI賞 レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 2 | 3 | 0 | 4 | 22.2% | 55.6% | 55.6% |
2番人気 | 3 | 1 | 0 | 5 | 33.3% | 44.4% | 44.4% |
3番人気 | 2 | 0 | 0 | 7 | 22.2% | 22.2% | 22.2% |
4番人気 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0% | 11.1% | 11.1% |
5番人気 | 1 | 0 | 2 | 6 | 11.1% | 11.1% | 33.3% |
6番人気 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0% | 0% | 22.2% |
7番人気 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0% | 0% | 11.1% |
8番人気 | 1 | 1 | 0 | 7 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
9番人気 | 0 | 2 | 2 | 5 | 0% | 22.2% | 44.4% |
10番人気以下 | 0 | 1 | 2 | 53 | 0% | 1.8% | 5.4% |
1桁人気なら、おおむね誰が馬券に飛び込んできてもおかしくないって感じね。
1番人気馬の複勝率はやや抜けているけど、それでも信頼するには少し足りないわ。
今回の一番人気はおそらく、レベルの高い条件戦を勝ち進んできたパラスアテナ。
牝馬だけあって斤量のオマケもありそうだけど、安易に飛びつくことなく冷静に判断したいわね。
さて、穴党として気になるのは、2桁人気で馬券に飛び込んだ3頭のこと。
彼らについて詳しく見てみると、いずれも前走に東京のレースを使って掲示板を外していたことがわかったわ。
逆に言うと、穴馬の中でも東京以外のレースを使ってきた馬や、東京で半端に好成績を残してしまった馬は、過去10年馬券になっていないってこと。
今年のアールクインダム、コスモインペリウム、ビバヴィットーリオ、ベレヌスあたりはちょっと厳しそうね。
次は、所属別成績を見てちょうだい。
2020年 ラジオNIKKEI賞 所属別成績
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
関東 | 6 | 7 | 6 | 65 | 7.1% | 15.5% | 22.6% |
関西 | 3 | 2 | 3 | 45 | 5.7% | 9.4% | 15.1% |
輸送距離の関係か、関東所属の馬がやや有利なようね。
当日4番人気以降だった関西馬は勝っていない、というデータもあるから、いわゆる単穴を狙うなら関東馬がオススメよ。
これまで馬券になった関西馬がいないわけじゃないけど、基本的に関東馬の方が複勝回収率も高いし、この所属別成績のデータはほかよりも重視した方がよさそうだわ。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介するわよ。
2020年 ラジオNIKKEI賞 注目馬①
パラスアテナ(牝3)
【前走:カーネーションステークス(1勝クラス)2番人気1着】
斤量が発表されるまでハッキリしたことは言えないけど、それでも現時点では一番人気筆頭のパラスアテナ。
さきほども紹介したとおり、このレースは1番人気があまりアテにならないから、彼女をどう扱うか悩ましいところだけど…
今日調べたデータに照らしてみると、パラスアテナはなかなか「買える」存在なのよね。
前走に東京を使っていることは人気馬にとってプラスになるし、輸送の短い関東所属である点も見逃せないわ。
ただここまで紹介していなかったこととして、このレースでは牝馬の成績がかなり悪い(複勝率5.9%)、というデータもあるから、やっぱり油断は禁物。
金曜日までかけてさらなるデータを追加しながら、じっくり検討していきましょう!
2020年 ラジオNIKKEI賞 注目馬②
グレイトオーサー(牡3)
【前走:3歳1勝クラス 1番人気1着】
デビューから負けなしの2連勝で本走に挑むグレイトオーサー。
ラジオNIKKEI賞は前走勝ったからといって油断ならないレースだし、こういう派手な経歴を持つ馬についてはむしろオッズが悪くなる可能性を心配すべきだけど…
今年は上位陣が充実しているからか、彼ほどの馬でさえ単勝2桁ついてもおかしくない雰囲気ね。
彼はここまで調べたデータに照らしても文句のつけようがないし、今のところもっとも費用対効果に優れた存在だといえるわ。
過去2走鞍上を務めてくれたレーン騎手は、本走でまた乗ってくれるかどうか現時点では怪しいところだけど、仮に続投してくれるようなら好走気配はさらに高まるわね。
これまでの勢いのまま、無敗の三連勝に期待しちゃうわ!
どんな穴馬にも馬券内の可能性があるラジオNIKKEI賞
人気順2桁もありそうなアノ大穴が、10万馬券を運んでくれそうよ!
2020年 ラジオNIKKEI賞 注目穴馬
コンドゥクシオン(牡3)
【前走:青葉賞(G2)11番人気12着】
本走における「買える大穴」の条件をすべて満たしているのがこのコンドゥクシオン。
このレースには現段階で14頭が登録しているけど、その中でも「前走東京で大敗した関東馬」は彼一人だけなのよね。
今のところ、その大敗が響いてか人気の方はほとんど集まっていない状態だけど、各所の予想オッズを確認する限りは十分前例のある範囲に収まりそう。
前走のおかげで斤量がいくらか軽くなるかもしれないし、好走率は各所の評判よりもうんと高いと言えるわね。
馬券内はもちろん、展開一つで勝利まであり得るわよ!