2018年 プロキオンステークス 事前予想
今週は、この夏のダート短距離戦線を占う大事な一戦、プロキオンステークスの予想をしていくわよ!
2015年のベストウォーリアや、古くは2005年のブルーコンコルドなど、しばしばG1/Jpn1級の馬を輩出してきたこのレース。
実力馬が順当に勝ち上がる堅いレースだ、という印象を持っている人も多いかも知れないけど…。
2012年には二桁人気の馬が勝利して30万馬券が出た事もある、荒れる素質たっぷりのレースなの。
今年もデータを使って予想を行ったところ、その30万馬券の再来を期待させる伏兵馬を見つけることができたわ!
このページの最後で紹介しているから、期待しててちょうだい。
さっそく、今年の特別登録馬を確認してもらうわね。
2018年 プロキオンステークス 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
インカンテーション | 牡 | 57.0 | 羽月友彦 | 栗東 |
ウインムート | 牡 | 56.0 | 加用正 | 栗東 |
エイシンヴァラー | 牡 | 57.0 | 中尾秀正 | 栗東 |
キングズガード | 牡 | 57.0 | 寺島良 | 栗東 |
サイタスリーレッド | 牡 | 57.0 | 池添兼雄 | 栗東 |
サクセスエナジー | 牡 | 58.0 | 北出成人 | 栗東 |
ダノングッド | 牡 | 56.0 | 村山明 | 栗東 |
ドライヴナイト | 牡 | 56.0 | 奥村豊 | 栗東 |
ドリームキラリ | 牡 | 56.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
ナムラミラクル | 牡 | 56.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
ブライトライン | 牡 | 56.0 | 鮫島一歩 | 栗東 |
ブラゾンドゥリス | 牡 | 56.0 | 尾形和幸 | 美浦 |
マテラスカイ | 牡 | 56.0 | 森秀行 | 栗東 |
ルグランフリソン | 牡 | 56.0 | 中竹和也 | 栗東 |
それじゃ、このレースが中京開催になった2012年以降6レース分のデータを使って、プロキオンステークスの予想を組み立てていくわ。
まずは前走クラス別成績から見てもらおうかしら。
2018年 プロキオンステークス 前走クラス別成績
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3勝 | 0- 1- 0- 16/ 17 | 0.0% | 5.9% | 5.9% |
OPEN非L | 7- 4- 8- 58/ 77 | 9.1% | 14.3% | 24.7% |
G3 | 0- 0- 0- 16/ 16 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
G2 | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
G1 | 0- 1- 0- 6/ 7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
地方 | 3- 3- 1- 24/ 31 | 9.7% | 19.4% | 22.6% |
海外 | 0- 1- 0- 0/ 1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
※今回出走する馬の前走レースだけを取り上げているから、各列の合計が6にならないわよ。
まず注目したいのは、夏至ステークス(1600万下)から出走してきた馬が1頭も馬券になっていないということ。
そもそも過去6年のプロキオンステークスでは、条件戦から出走してきて3着以内に入った馬は1頭もいないのよ。
当の夏至ステークスを使ってきたナムラミラクルと、花のみちステークス(1600万下)を使ってきたマテラスカイはちょっと買いにくいわね。
また、成績のいいレースについて見てみると、アハルテケステークス組が安定して結果を残しているのは見逃せないわ。
今年該当する馬は1頭だけだから、ぜひ押させておきたいわね。
次は、前走着順別成績を見てもらうわね。
2018年 プロキオンステークス 前走着順別成績
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 1- 5- 4- 34/ 44 | 2.3% | 13.6% | 22.7% |
前走2着 | 5- 1- 1- 12/ 19 | 26.3% | 31.6% | 36.8% |
前走3着 | 0- 2- 1- 8/ 11 | 0.0% | 18.2% | 27.3% |
前走4着 | 1- 1- 1- 9/ 12 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
前走5着 | 1- 1- 0- 9/ 11 | 9.1% | 18.2% | 18.2% |
前走6〜9着 | 2- 0- 0- 23/ 25 | 8.0% | 8.0% | 8.0% |
前走10着〜 | 0- 0- 3- 27/ 30 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
前走勝ち馬の成績が安定しているのは分かるとして、前走2着馬の成績が妙にいいわね…。
このところ2着続きだったキングズガードにとってはうれしいデータだわ。
また、前走10着以下に惨敗した馬も、3着に食い込むチャンスが十分ある、ということがわかるわね。
今回はサイタスリーレッドとブラゾンドゥリスが該当するから、他にいいデータがあれば積極的に買っていきましょう。
次は、馬体重別成績を見てちょうだい。
2018年 プロキオンステークス 馬体重別成績
馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
420〜439kg | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
440〜459kg | 2- 2- 1- 2/ 7 | 28.6% | 57.1% | 71.4% |
460〜479kg | 1- 1- 3- 25/ 30 | 3.3% | 6.7% | 16.7% |
480〜499kg | 1- 2- 2- 40/ 45 | 2.2% | 6.7% | 11.1% |
500〜519kg | 3- 2- 2- 35/ 42 | 7.1% | 11.9% | 16.7% |
520〜539kg | 2- 3- 2- 21/ 28 | 7.1% | 17.9% | 25.0% |
540〜 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
体重500kg以上の比較的大柄な馬が好成績を残しているようね。
とくに500~519kgクラスからは、30万馬券が出た2012年の勝ち馬トシキャンディや、2014年に10番人気で3着に入ったガンジスなど、伏兵馬が多く輩出されているわ。
前走までの馬体重を参考にすると…
当日500~519kgで出走してきそうなのはダノングッド、ブラゾンドゥリス、マテラスカイあたりね。
次は、脚質別成績よ。
2018年 プロキオンステークス 脚質別成績
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
平地・逃げ | 2- 1- 1- 6/ 10 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
平地・先行 | 4- 3- 1- 29/ 37 | 10.8% | 18.9% | 21.6% |
平地・中団 | 2- 5- 5- 45/ 57 | 3.5% | 12.3% | 21.1% |
平地・後方 | 2- 1- 3- 45/ 51 | 3.9% | 5.9% | 11.8% |
平地・マクリ | 0- 0- 0- 0/ 0 |
馬券の中心が差し馬であること、そして逃げ馬がなかなかの確率で馬券に絡んでいることがわかるわね。
今年逃げそうな馬といえばドリームキラリとマテラスカイ。
差し馬については気になる子が何頭かいるけど、本命どころの中ではキングズガードが気になるわね。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介していくわよ。
2018年 プロキオンステークス 注目馬①
キングズガード(牡7)
【前走:かきつばた賞(地方G3)1番人気2着】
昨年のプロキオンステークス覇者であるキングズガード。
前走、前々走と連続で地方重賞の2着に食い込んできているし、7歳になった今年もまだまだ衰え知らず、って感じね。
まあ、いずれのレースも勝ちきれていない、と考えれば残念ではあるんだけど…
ただ前走のかきつばた賞は、1着サクセスエナジーよりも4kg重い斤量を背負って3/4馬身差に迫った、という内容で、十分以上に評価できるわ。
さらに前走の舞台は、日本一直線の短い名古屋競馬場。
末脚自慢の彼にとってベストな舞台ではなかったのよね。
本走は東京の次に直線の長い中京で開催されるわけだから、本走でこそ彼本来の実力が発揮されるはずよ。
そもそも、前走で2着というのはこのレースの好走条件。
久々の勝利に向けて舞台は整った、って感じね!
2018年 プロキオンステークス 注目馬②
ドリームキラリ(牡6)
【前走:欅ステークス(OP特別)7番人気1着】
今年の逃げ馬候補のうち、注目したいのはドリームキラリ。
前走の欅ステークスは、本走と同様に差し馬が有利な東京ダート1400mで行われたレース。
ここを逃げて勝っているというのは、同じ逃げ馬候補のマテラスカイにはないアドバンテージよ。
前走欅ステークス組は過去にも勝ち馬を輩出しているし、さらにこのレースで2戦1勝という成績のM.デムーロ騎手が騎乗してくれるのも追い風ね。
まあ、鞍上人気のおかげで馬券的妙味がなくなってしまう、という考え方もあるけど…。
その辺りの影響については金曜までかけてじっくり検討していきましょう。
今年に入ってからの成績が(1-0-2-1)とかなり安定していて、1度も掲示板を外していない彼。
今回も順当に勝ち負けしてくるはずよ!
過去には30万馬券も出たプロキオンステークス
高配当を狙うなら、前走成績で人気を落としている「アノ馬」を要チェックよ!
2018年 プロキオンステークス 注目穴馬
ブラゾンドゥリス(牡6)
【前走:アハルテケステークス(OP特別)2番人気15着】
ここ1年以上、勝利から遠ざかっているブラゾンドゥリス。
前走のアハルテケステークスも、直線でどんどん馬群に飲まれていく負けっぷりが悪い意味で印象的だったけど…。
単純に、今の彼にとって1600mは長かった、というだけの話だから、あまり気にする必要はないわね。
2走前の栗東ステークス(OP特別)では終始好位置につけながらレーストップの上がりで2着に入っているわけだし、彼の実力には何の不安もないわ。
そうそう、前走アハルテケステークスの馬が好成績を残している、というのはすでに話したわよね。
彼はそれ以外にもいいデータが揃っているから、穴党として買わない手はないわ。
このまま注目されずにいてくれれば、かなりの配当に期待できるわよ!