2018年 新潟2歳ステークス 事前予想
新潟2歳王者決定戦、新潟2歳ステークス(G3)が今週末に行われるわ。
過去にはジャスタウェイやハープスター、イスラボニータなど、後のG1戦線を賑わす大物が好走してきた出世レース。
将来有望な2歳馬を探し出すって楽しみ方もできちゃうわよ!
さらに嬉しいのが、高配当にも期待できるってところ。
過去10年で10万馬券以上が5回と、波乱傾向のあるレースなのよ!
2010年には86万馬券も飛び出したほど!
もちろん、今年も荒れることを前提に予想していくわよ!
ジャスタウェイ産駒やロードカナロア産駒といった人気産駒に隠れた注目穴馬を見つけたから、しっかりチェックしてちょうだい!
それじゃ、今年の登録馬を紹介するわね。
2018年 新潟2歳ステークス 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アンブロークン | 牡 | 54.0 | 手塚貴久 | 美浦 |
エルモンストロ | 牡 | 54.0 | 中竹和也 | 栗東 |
エンパイアシュアー | 牡 | 54.0 | 和田雄二 | 美浦 |
ケイデンスコール | 牡 | 54.0 | 安田隆行 | 栗東 |
ピュアヒカリ | 牡 | 54.0 | 竹内正洋 | 美浦 |
ヤサカリベルテ | 牡 | 54.0 | 水野貴広 | 美浦 |
ロードアクア | 牡 | 54.0 | 浅見秀一 | 栗東 |
エイカイキャロル | 牝 | 54.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
エイシンゾーン | 牝 | 54.0 | 松元茂樹 | 栗東 |
オーパキャマラード | 牝 | 54.0 | 本田優 | 栗東 |
ジョディー | 牝 | 54.0 | 戸田博文 | 美浦 |
ここから過去10年分のデータを使って、新潟2歳ステークスの予想を始めていくわ!
まずは、前走人気別成績から。
2018年 新潟2歳ステークス 前走人気別成績
前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1人気 | 5- 3- 4- 36/ 48 | 10.4% | 16.7% | 25.0% |
前走2人気 | 1- 3- 1- 27/ 32 | 3.1% | 12.5% | 15.6% |
前走3人気 | 2- 2- 2- 18/ 24 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
前走4人気 | 0- 1- 0- 13/ 14 | 0.0% | 7.1% | 7.1% |
前走5人気 | 0- 1- 0- 12/ 13 | 0.0% | 7.7% | 7.7% |
前走6〜9人 | 2- 0- 3- 26/ 31 | 6.5% | 6.5% | 16.1% |
前走10人〜 | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走で人気を背負った馬がそのまま好走するって感じね。
前走3番人気以内に支持された馬は素直に評価したいわ。
ただ気を付けたいのが、前走6~9番人気だった馬。
5頭馬券になっていて、うち4頭が当日6番人気以降で穴を空けているのよ。
エンパイアシュアーは、他のデータとも相性が良ければ要注意ね。
次は、前走上がり3ハロン別成績よ。
2018年 新潟2歳ステークス 前走上がり3ハロン別成績
上3F時差 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0.0〜0.1 | 1- 2- 1- 23/ 27 | 3.7% | 11.1% | 14.8% |
0.2〜0.3 | 0- 0- 1- 25/ 26 | 0.0% | 0.0% | 3.8% |
0.4〜0.5 | 2- 3- 4- 22/ 31 | 6.5% | 16.1% | 29.0% |
0.6〜0.7 | 1- 2- 2- 24/ 29 | 3.4% | 10.3% | 17.2% |
0.8〜0.9 | 3- 2- 1- 21/ 27 | 11.1% | 18.5% | 22.2% |
1.0〜1.2 | 2- 0- 0- 17/ 19 | 10.5% | 10.5% | 10.5% |
1.3〜1.5 | 1- 1- 1- 4/ 7 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
1.6〜1.9 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上位の上がりを使った馬が圧倒的に強いわね。
2位以内だけで、馬券に絡んだ頭数は28頭!
特に、最速の上がりを使った馬の成績が優秀ね。
決め手のある馬が新潟2歳ステークスでは好走するってことよ。
前走で最速の上がりを使った下記4頭は特に注目ね。
エンパイアシュアー
オーパキャマラード
ケイデンスコール
ロードアクア
次は、前走馬体重別成績。
2018年 新潟2歳ステークス 前走馬体重別成績
前走馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
〜399kg | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
400〜419kg | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
420〜439kg | 0- 0- 1- 29/ 30 | 0.0% | 0.0% | 3.3% |
440〜459kg | 4- 3- 4- 36/ 47 | 8.5% | 14.9% | 23.4% |
460〜479kg | 5- 4- 4- 37/ 50 | 10.0% | 18.0% | 26.0% |
480〜499kg | 0- 3- 1- 23/ 27 | 0.0% | 11.1% | 14.8% |
500〜519kg | 1- 0- 0- 6/ 7 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
520〜539kg | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
439kg以下の小柄な馬は連対馬0頭と苦戦気味。
エイシンゾーン、スティルネス、ピュアヒカリの3頭は大きくマイナスする必要があるわね。
一方で好調なのが、440~479kgの馬。
小柄過ぎてもダメ、大型過ぎてもダメって感じね。
バランスのとれた馬格を持つ馬が好走するってことよ。
500kg以上の大型馬は、勝つか凡走かの極端な結果。
人気しそうなアンブロークン(前走500kg)の扱いには、ちょっと注意が必要ね。
最後は、前走距離別成績を見てもらうわ。
2018年 新潟2歳ステークス 前走距離別成績
前走平地距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1000m | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1150m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1200m | 0- 2- 3- 21/ 26 | 0.0% | 7.7% | 19.2% |
1400m | 5- 2- 2- 61/ 70 | 7.1% | 10.0% | 12.9% |
1600m | 5- 3- 4- 27/ 39 | 12.8% | 20.5% | 30.8% |
1800m | 0- 3- 1- 27/ 31 | 0.0% | 9.7% | 12.9% |
本レースと同距離の前走1600mの成績が優秀ね。
今年も必ず押さえておきたいわ。
もうひとつ注目して欲しいのが、勝ち馬が前走1400mと1600mからしか出ていない点。
1着馬はここから考えて良さそうね。
つまり、下記8頭から選べばいいってことよ。
エイカイキャロル
エイシンゾーン
エルモンストロ
ケイデンスコール
ジョディー
ピュアヒカリ
ロードアクア
ヤサカリベルテ
前走馬体重別で連対馬0頭のデータに当てはまったエイシンゾーンとピュアヒカリを除けば、1着馬候補は6頭に絞れたわね。
それじゃ、ここまでのデータをもとに現時点での注目馬を紹介するわ!
2018年 新潟2歳ステークス 注目馬①
ケイデンスコール(牡2)
【前走:2歳未勝利1番人気1着】
父は、牝馬クラシック2冠馬アーモンドアイを輩出したロードカナロア。
新馬戦では2着に甘んじてしまったけど、タイム差はなし。
その勝ち馬アドマイヤマーズが、次走の報知杯中京2歳ステークスで3馬身差の圧勝をしていることを考えれば、そんなに悲観する必要ないわよ。
次の未勝利戦では、2着に1馬身半差をつけてきっちり勝ち上がったわ。
データとの相性も良くて、「前走上がり最速」「前走馬体重440~479kg」「前走1600m」と好条件をしっかり満たしているこの馬。
前走1600mだから、1着馬の条件にも合致しているのよ。
前走で本レースと同舞台の新潟1600mを勝っている点も大きなポイントね。
人気しそうだけど、きっちり押さえておきたい1頭よ!
2018年 新潟2歳ステークス 注目馬②
ロードアクア(牡2)
【前走:2歳新馬1番人気1着】
この馬もケイデンスコールと同じロードカナロア産駒。
新馬戦では1番の人気に応えて、見事に勝ち切って見せたわね。
好位追走からの上がり最速で直線抜け出し。
2着とは0.1秒差だったものの、着差以上に濃い内容と言えたわ!
「前走上がり最速」「前走馬体重440~479kg」と、データとの相性も抜群!
さらに1着馬候補の「前走1400m」にも合致しているのよ。
ただ、前走のパドックでのイレ込み具合から、ちょっと気性の幼さが気になるところ…。
最終判断は慎重にいきたいわね!
夏の出世レース、新潟2歳ステークス!
押さえるべき注目馬は前走で素晴らしい先行力を見せたコノ馬よ!
2018年 新潟2歳ステークス 注目穴馬
ジョディー(牝2)
【前走:2歳新馬2番人気1着】
ダイワメジャー産駒のジョディー。
新馬戦では上がり2位の脚を使いながら、2着を2馬身も突き放す見事な逃げ切りを見せたわ。
その負かした2着馬ウインゼノビアが先週のクローバー賞を3馬身差で圧勝しちゃったんだから、ジョディーの評価を上げざるを得ないわよね。
この馬はスタートが上手いのも高ポイント。
経験が少ない2歳戦において、出だしが上手いのは大きいアドバンテージよ!
データから見ても、「前走上がり2位」「前走馬体重440~479kg」「前走1600m」と、好条件を満たしているわ。
今年はジャスタウェイ産駒やロードカナロア産駒が注目を集めているから、ダイワメジャー産駒のジョディーは少し控えめの評価になりそう。
このまま当日まで人気が落ち着いていれば、妙味馬券にも期待できそうよ!