2018年 桜花賞 事前予想
遂に牝馬クラシック一冠目、桜花賞(G1)が今週の日曜日に行われるわ!
このレースがやって来ると、春が来たって感じがするわよね~。
断然人気のソウルスターリングが3着に敗れ、8番人気のレーヌミノルが激走して波乱決着となった2017年桜花賞。
昨年ソウルスターリングが果たせなかった無敗での桜花賞制覇…。
奇しくも、1番人気を背負いそうなラッキーライラックもまた無傷の4連勝中なの。
2004年ダンスインザムード以来となる無敗の桜花賞馬になれるか…要注目ね!
今年も一強ムードが漂っているけど、私が注目したのはラッキーライラックと未対戦組!
彼女の牙城を崩す可能性大な、未知の魅力あふれる注目馬をピックアップしたから、楽しみにしていて!
じゃあ早速、桜の女王候補たちを紹介するわね。
2018年 桜花賞 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アーモンドアイ | 牝 | 55.0 | 国枝栄 | 美浦 |
アマルフィコースト | 牝 | 55.0 | 牧田和弥 | 栗東 |
アリア | 牝 | 55.0 | 沖芳夫 | 栗東 |
アンコールプリュ | 牝 | 55.0 | 友道康夫 | 栗東 |
アンヴァル | 牝 | 55.0 | 藤岡健一 | 栗東 |
イサチルルンルン | 牝 | 55.0 | 竹内正洋 | 美浦 |
コーディエライト | 牝 | 55.0 | 佐々木晶 | 栗東 |
サヤカチャン | 牝 | 55.0 | 田所秀孝 | 栗東 |
シグナライズ | 牝 | 55.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
スカーレットカラー | 牝 | 55.0 | 高橋亮 | 栗東 |
ツヅミモン | 牝 | 55.0 | 藤岡健一 | 栗東 |
デルニエオール | 牝 | 55.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
トーセンブレス | 牝 | 55.0 | 加藤征弘 | 美浦 |
ハーレムライン | 牝 | 55.0 | 田中清隆 | 美浦 |
ファストライフ | 牝 | 55.0 | 青木孝文 | 美浦 |
フィニフティ | 牝 | 55.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
プリモシーン | 牝 | 55.0 | 木村哲也 | 美浦 |
マウレア | 牝 | 55.0 | 手塚貴久 | 美浦 |
モルトアレグロ | 牝 | 55.0 | 武井亮 | 美浦 |
ラッキーライラック | 牝 | 55.0 | 松永幹夫 | 栗東 |
ラブカンプー | 牝 | 55.0 | 森田直行 | 栗東 |
リバティハイツ | 牝 | 55.0 | 高野友和 | 栗東 |
リリーノーブル | 牝 | 55.0 | 藤岡健一 | 栗東 |
レッドサクヤ | 牝 | 55.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
レッドレグナント | 牝 | 55.0 | 大竹正博 | 美浦 |
ここから、過去10年のデータを使って桜花賞の予想を始めていくわ!
最初は、前走クラス別成績から。
2018年 桜花賞 前走クラス別成績
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1勝 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
OPEN非L | 1- 1- 1- 30/ 33 | 3.0% | 6.1% | 9.1% |
G3 | 7- 8- 7- 60/ 82 | 8.5% | 18.3% | 26.8% |
G2 | 2- 0- 2- 52/ 56 | 3.6% | 3.6% | 7.1% |
G1 | 0- 1- 0- 3/ 4 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
地方 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
海外 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
30頭中の27頭が前走重賞組で、特にG3組の成績が優秀。
出走数が多いわりに、G2組の成績は不振なのね。
じゃあ、どんなレースを走ってきたのかというと…。
2018年 桜花賞 前走レース別成績
前走レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
チューリG3 | 7- 4- 6-27/44 | 15.9% | 25.0% | 38.6% |
フィリーG2 | 2- 0- 2-52/56 | 3.6% | 3.6% | 7.1% |
エルフィ | 1- 1- 0- 2/ 4 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
クイーンG3 | 0- 3- 0-14/17 | 0.0% | 17.6% | 17.6% |
フラワーG3 | 0- 1- 1-10/12 | 0.0% | 8.3% | 16.7% |
阪神ジュG1 | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
アネモネ | 0- 0- 1-23/24 | 0.0% | 0.0% | 4.2% |
紅梅S | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
すみれS | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ファルコG3 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
昇竜S | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
桜花賞 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
君子蘭賞500* | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
フューチG1 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
フェアリG3 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ヒヤシン | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
きさらぎG3 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
アーリンG3 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
500万下* | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
※出走登録している馬の前走レースに絞ったから合計が10にはならないわよ
最も好走数が多いのはチューリップ賞組。
今年からG2に昇格したことにより、来年以降からはさらに重要視されそうね。
エルフィンステークス組も、出走数が少ないけど好走率は高いわ。
さらに、各レースを順番に掘り下げていくわよ。
■フィリーズレビュー組
4頭とも、前走3着以内で優先出走権を獲得していたわ。
アンコールプリュ、デルニエオール、リバティハイツの3頭が該当するわね。
ちなみに、4着以下だった馬は(0-0-0-28)と大苦戦。
馬券争いに参加できなかった馬は厳しいわ…。
■チューリップ賞組
チューリップ賞に関しては、まず着順を見てちょうだい。
1着(2-1-1-4)
2着(2-0-1-7)
3着(2-1-1-6)
4着(1-0-0-0)
5着(0-0-1-1)
6~9着(0-1-2-5)
10着~(0-1-0-4)
前走で馬券に絡めなかった馬も巻き返しが可能なのが特徴。
チューリップ賞組は前走の着順に過敏にならなくてもいいわ。
ただし、前走人気で見ると大きな差があったの。
1番人気(4-2-1-2)複勝率77.8%
2番人気(2-2-0-3)複勝率57.1%
トップ2に支持された馬が強いのよ。
チューリップ賞組で中心に考えたいのはラッキーライラックとリリーノーブルね。
3番人気以降は、紐で押さえておきたいわ。
■クイーンカップ
3頭中、2頭が前走1着、1頭が6着だったから、最低でも掲示板前後は確保って感じ。
今年はフィニフティが条件と合うわね。
■フラワーカップ
2頭とも前走を勝っていたわ。
トーセンブレスは前走2着だけど、勝ち馬カンタービレとはタイム差なしだから、ここで切るのは危ないと判断するわ。
■エルフィンステークス
フラワーカップと同じく、2頭とも前走1着。
該当するのはレッドサクヤのみね。
■アネモネステークス
過去馬券になったのは、前走2番人気1着のソーマジック(2008年)1頭。
エルフィンステークスもだけど、格下からの参戦馬は勝っていないと厳しそう。
今年のアネモネステークス勝ち馬、ハーレムラインが登録にいるわね。
最後に、アーモンドアイとプリモシーンについて。
シンザン記念(G3)から出走してきた馬は過去0頭で、フェアリーステークス(G3)も1頭しかいなかったから、他のデータと併せて考えることにするわ。
次は、前走人気別成績よ。
2018年 桜花賞 前走人気別成績
前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1人気 | 5- 3- 3- 26/ 37 | 13.5% | 21.6% | 29.7% |
前走2人気 | 3- 4- 1- 23/ 31 | 9.7% | 22.6% | 25.8% |
前走3人気 | 0- 1- 1- 17/ 19 | 0.0% | 5.3% | 10.5% |
前走4人気 | 1- 0- 2- 7/ 10 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
前走5人気 | 1- 1- 1- 13/ 16 | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
前走6〜9人 | 0- 0- 2- 35/ 37 | 0.0% | 0.0% | 5.4% |
前走10人〜 | 0- 1- 0- 27/ 28 | 0.0% | 3.6% | 3.6% |
前走5番人気以内の馬が圧倒的。
勝ち馬もここから出ているのね。
前走6番人気以降だった3頭を調べてみたら、前走一桁決着ということが分かったの。
ファストライフ、スカーレットカラー、リバティハイツが該当するわ。
ファストライフは除外対象馬だから厳しそうだけど、スカーレットカラーは抽選が通れば気を付けたいわね。
次は、キャリア別成績。
2018年 桜花賞 キャリア別成績
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2戦 | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
3戦 | 2- 3- 1- 12/ 18 | 11.1% | 27.8% | 33.3% |
4戦 | 4- 2- 4- 24/ 34 | 11.8% | 17.6% | 29.4% |
5戦 | 2- 1- 2- 40/ 45 | 4.4% | 6.7% | 11.1% |
6戦 | 2- 2- 3- 33/ 40 | 5.0% | 10.0% | 17.5% |
7戦 | 0- 0- 0- 17/ 17 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8戦 | 0- 1- 0- 8/ 9 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
9戦 | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10戦 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
キャリア4戦以内を中心に考えたいわね。
7戦以上の馬は大幅な割引が必要。
初勝利までに時間がかかった馬や、賞金加算の為にレースを多く使ってきた馬には厳しいってことよ。
【キャリア4戦以内】
アーモンドアイ
アマルフィコースト
アンコールプリュ
ツヅミモン
デルニエオール
トーセンブレス
フィニフティ
プリモシーン
ラッキーライラック
リバティハイツ
リリーノーブル
レッドサクヤ
レッドレグナント
【キャリア5戦】
アンヴァル
マウレア
【キャリア6戦】
コーディエライト
シグナライズ
スカーレットカラー
【キャリア7戦以上】
アリア
イサチルルンルン
サヤカチャン
ハーレムライン
ファストライフ
モルトアレグロ
ラブカンプー
最後に、上がり3ハロン別成績を見てちょうだい。
2018年 桜花賞 上がり3ハロン別成績
上3F時差 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0.0〜0.1 | 1- 1- 0- 13/ 15 | 6.7% | 13.3% | 13.3% |
0.2〜0.3 | 1- 1- 1- 14/ 17 | 5.9% | 11.8% | 17.6% |
0.4〜0.5 | 0- 0- 0- 22/ 22 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
0.6〜0.7 | 1- 2- 3- 18/ 24 | 4.2% | 12.5% | 25.0% |
0.8〜0.9 | 1- 1- 2- 19/ 23 | 4.3% | 8.7% | 17.4% |
1.0〜1.2 | 2- 3- 1- 20/ 26 | 7.7% | 19.2% | 23.1% |
1.3〜1.5 | 2- 1- 2- 16/ 21 | 9.5% | 14.3% | 23.8% |
1.6〜1.9 | 1- 0- 0- 10/ 11 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
2.0〜2.4 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2.5〜2.9 | 0- 1- 1- 5/ 7 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
3.0〜 | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
上位の脚を使える馬が強いわね。
3位以内16頭中、半数以上の9頭が32~33秒台の脚を使っていて、残り5頭も34秒台。
(あとの2頭は35秒台)
ベストは33秒台の脚が使える馬で、遅くとも34秒は欲しいって所ね。
とにかく、桜花賞は切れる脚を持つ馬が強いってことよ。
それじゃ、ここまでのデータを基に現時点での注目馬を紹介するわ。
冒頭でも言ったように、一強ラッキーライラックと未対戦組からピックアップしたわよ!
2018年 桜花賞 注目馬①
アーモンドアイ(牝3)
【前走:シンザン記念(G3)1番人気1着】
ラッキーライラックの2番手評価ってとこかしら。
新馬戦では2着に敗れたものの、次の未勝利戦では2着に3馬身半差を付ける完勝!
持ったまま余裕でゴールし、鞍上のルメール騎手も、何度も後ろを振り返っていたわね(笑)。
次走シンザン記念でもその強さを遺憾なく発揮し、同年代とはいえ牡馬相手に快勝。
スタートで出遅れ、さらに前残り決着濃厚という不利な要素が多い中で大外一気の素晴らしい末脚を披露したわ!
ラッキーライラックの対抗筆頭なのは間違いないわね。
ただ、多くの人から不安に思われているのが斬新すぎるローテ。
シンザン記念からの桜花賞直行は、過去に例がないのよ。
状態面が気になる所だけど、そんな不安を一掃するような走りを1週間前の追い切りで披露したようね…。
モヤで映像は確認できなかったものの、話によれば併せ馬2頭を1秒ほど追走して1馬身半先着とのこと。
とんでもない走りだわ…。
(ちなみに併せ馬の1頭は、先日の共同通信杯(G3)を制したオウケンムーン)
体調も心配いらないっていうなら、期待は高まる一方!
一強ムードをぶち壊す筆頭は、間違いなくアーモンドアイよ!
2018年 桜花賞 注目馬②
プリモシーン(牝3)
【前走:フェアリーステークス(G3)2番人気1着】
未勝利戦では、粘るテトラドラクマ(のちのクイーンカップ勝ち馬)を差し切って1着。
上がり33.2秒の脚を使って、見事に叩き合いを制したわ。
次走フェアリーステークスでも、直線一気に伸びて2着スカーレットカラーを1馬身1/4離して重賞初制覇を果たしたわね。
ここでも、最後に良い脚を見せてくれたわ。
ド派手な勝ち方はしないんだけど、着実に伸びる末脚が魅力の1頭。
今回も影が薄くなっているけど、地力はあると思うの。
上記のアーモンドアイ同様、この馬もローテが気になるから最終追い切りには要注目。
最強ラッキーライラック相手にどんな走りをするのか楽しみね!
ラッキーライラックの牙城を崩すのは
未知の魅力を秘めた未対戦組!
中でもコノ馬の末脚には要注意よ!
2018年 桜花賞 注目穴馬
アンコールプリュ(牝3)
【前走:フィリーズレビュー(G2)2番人気2着】
2走前のつわぶき賞(500万下)では、最速の上がり33.5秒で後方から一気に差し切ったわ。
次のフィリーズレビューでは2着と惜敗ながらも、2走連続で最速の上がりをマーク。
出遅れて3馬身後方からの結果なら、着差以上の競馬をしたと思うわ!
フィリーズレビュー組であれば、1着のリバティハイツよりもアンコールプリュを推したいわね。
阪神1600mは新馬戦で勝利、前走でも2着に健闘しているからコース適性も問題なし。
枠順、状態次第ではラッキーライラックを飲みこむ可能性も十分!
波乱も起こる桜花賞だけに、激走の期待は高まるわよ!