2020年 桜花賞 最終予想
桜花賞の最終予想をするわよ!
18頭フルゲートでのクラシック初戦となった、今年の桜花賞。
月曜に伝えたように、上位人気馬に有利なデータが揃っているわね。
ただ、人気馬が注目される分、穴馬が飛び込んでくれば配当金は相当おいしいものになるわ。
今回も10年分のデータを検証したところ、好走条件を満たす隠れた実力馬が存在したの。
この穴馬がくれば、3連単で20万馬券が出た2015年に匹敵する馬券が出そうよ。
予想印と一緒にページの最後で紹介するから、しっかり最後まで読んでちょうだい!
さっそく、確定した枠順から見てもらうわね!
2020年 桜花賞 枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ナイントゥファイブ | 牝3 | 55.0 | 松田大作 | 西園正都 | 栗東 |
2 | チェーンオブラブ | 牝3 | 55.0 | 石橋脩 | 小笠倫弘 | 美浦 | |
2 | 3 | スマイルカナ | 牝3 | 55.0 | 柴田大知 | 高橋祥泰 | 美浦 |
4 | サンクテュエール | 牝3 | 55.0 | ルメール | 藤沢和雄 | 美浦 | |
3 | 5 | マルターズディオサ | 牝3 | 55.0 | 田辺裕信 | 手塚貴久 | 美浦 |
6 | ウーマンズハート | 牝3 | 55.0 | 藤岡康太 | 西浦勝一 | 栗東 | |
4 | 7 | ヒルノマリブ | 牝3 | 55.0 | 北村友一 | 北出成人 | 栗東 |
8 | リアアメリア | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | 中内田充 | 栗東 | |
5 | 9 | デアリングタクト | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 | 杉山晴紀 | 栗東 |
10 | フィオリキアリ | 牝3 | 55.0 | 藤井勘一 | 清水久詞 | 栗東 | |
6 | 11 | クラヴァシュドール | 牝3 | 55.0 | M.デム | 中内田充 | 栗東 |
12 | インターミッション | 牝3 | 55.0 | 石川裕紀 | 手塚貴久 | 美浦 | |
7 | 13 | マジックキャッスル | 牝3 | 55.0 | 浜中俊 | 国枝栄 | 美浦 |
14 | ミヤマザクラ | 牝3 | 55.0 | 福永祐一 | 藤原英昭 | 栗東 | |
15 | ヤマカツマーメイド | 牝3 | 55.0 | 池添謙一 | 池添兼雄 | 栗東 | |
8 | 16 | ケープコッド | 牝3 | 55.0 | 岩田望来 | 高柳瑞樹 | 美浦 |
17 | レシステンシア | 牝3 | 55.0 | 武豊 | 松下武士 | 栗東 | |
18 | エーポス | 牝3 | 55.0 | 岩田康誠 | 北出成人 | 栗東 |
詳しい予想に入る前に、月曜のおさらいをしておくわよ。
■種牡馬別成績
ディープインパクト産駒の信頼度が高い
過去1度出走したオルフェ―ブル産駒は2着と好走
■前走レース別成績
チューリップ賞で4着以内の馬が好走する
桜花賞トライアル組は馬券経験なし
■前走人気別成績
1・2番人気だった馬から1着が出る可能性大
3番人気以下でも前走チューリップ賞なら馬券になる
それじゃあ、月曜から引き続き過去10年分のデータを使って桜花賞の予想を進めて行くわよ。
まずは、騎手別成績表から見てもらうわ。
2020年 桜花賞 騎手別成績
※出走経験のある騎手だけを取り上げているから、各列合計が10にならないわよ。
騎手別成績表では、ルメールJの好成績が際立つわね。
勝率40%に加え、複勝率は80%と騎乗した馬はほとんどが馬券になっているわ。
本走では4戦連続での騎乗となるサンクテュエールに決まり、信頼度はますます高まったわね。
他には、池添謙一Jの成績にも注目しておきたいところ。
勝率こそ10%台だけど、連対率・複勝率は66.7%と馬券に絡むことが多いわね。
池添Jは前走のフィリーズレビューでもコンビを組んだ、ヤマカツマーメイドに騎乗予定よ。
逆にちょっと心配なのが、今のところかなり人気しそうな馬に騎乗予定の松山Jと田辺Jの成績。
彼らはこれまで馬券にすら絡めていないことを考えてもかなり分が悪いから、松山Jのデアリングイタクト、田辺Jのマルターズディオサは他のデータを見てからの方がよさそうよ。
次は、枠順別成績表を見てもらおうかしら。
2020年 桜花賞 枠順別成績
4枠・5枠を中心に、真ん中から外目にかけての成績がいいわね。
今年は4枠にヒルノマルブとリアアメリア、5枠にデアリングイタクトとフィオリキアリが入っているわよ。
ちなみに馬番で見た時にもっとも好成績なのは10番で、過去10年の成績は【2-0-2-6】。
5枠に入った2頭の中でもフィオリキアリがより有利、ということになるわ。
逆に、1枠・2枠は例年かなり苦戦しているわね。
勝率はどちらも0%だし、連対率もそれぞれ0%と5%台でかなり落ち込んでいるわ。
ただ穴党としては、それでも馬券になった過去の3頭は見逃せないポイント。
詳しく調べてみたところ、この3頭はいずれも前走でチューリップ賞を使っていたわ。
桜花賞ではとにかく前走チューリップ賞組が有利で、このローテーションで来た馬なら多少枠順が不利でも十分買えるってことね。
今年内枠に入ったチェーンオブラブとスマイルカナについても、そこまで心配しなくて大丈夫よ。
最後は、レース当日の人気別成績表を見ていくわね。
2020年 桜花賞 人気別成績
レース当日の人気別成績表では、1~3番人気が好成績ね。
特に2番人気は、連対率・複勝率ともに70%もあって信頼度はかなりのもの。
上位人気馬3頭を押さえつつ、2番人気を軸に据えていいかもしれないわね。
レース当日まで変動はあるけど、現段階では、
レシステンシア
デアリングイタクト
サンクテュエール
の上位人気を分け合う3頭を覚えておいてちょうだい。
ただ、注目したいのが10番人気以下で3着に入った2頭。
2013年14番人気のプリンセスジャックと、2010年11番人気のエーシンリターンズね。
彼らについて調べてみたら、どちらも当時福永祐一Jが鞍上を務めていた、という共通点があったの。
すなわち、福永Jはこのレースで2度も穴をあけてきたってこと。
本走ではミヤマザクラに騎乗予定で、今のところ10番人気以内だけど、これから人気を落としても気にせず買って大丈夫よ。
そんなところで、追い切りの結果を含めた今週の予想印を発表していくわ。
2020年 桜花賞 注目馬①
レシステンシア(牝3)
【前走:チューリップ賞(G2)1番人気3着】
月曜にも真っ先の挙げたレシステンシアが、桜花賞の本命よ。
「チューリップ賞4着以内」「前走2番人気以内」「当日3馬人気以内」と、出走する馬の中でももっとも多くの好走データに該当しているわ。
紹介したように北村友一騎手から武豊騎手への乗り替わりが心配されていたけど、栗東坂路での追い切りでは武Jを背に【49.5-36.2-23.8-12.1】と稀に見る高時計を記録。
レシステンシア自身の自己ベストを2.2秒更新する桁違いの走りで、折り合いにまったく問題ないことを証明してくれたわ。
チューリップ賞でひと叩きしての状態アップも含め、人気通りもっとも期待できる馬ね。
陣営が「後ろの馬に脚を使わせる競馬」と宣言したように、今年の桜花賞は彼女の得意とするハイペースな逃げ切りが見られるわよ。
2020年 桜花賞 注目馬②
サンクテュエール(牝3)
【前走:シンザン記念(G3)2番人気1着】
前走シンザン記念では牡馬を蹴散らし堂々1着に入った、サンクテュエール。
本走においては「ディープインパクト産駒」と「騎手ルメール」、さらに「3番人気以内」いう構想材料が揃っていてデータ上かなり有利ね。
唯一、枠順こそ2枠4番でイマイチな印象だけど、今レースで複勝率80%のルメールJが鞍上を務める優位はかなりのもの。
今回データが万全な馬はほとんどいないし、総合的に考えればサンクテュエールはトップクラスに期待できる存在よ。
そんなルメールJが乗った美浦坂路での追い切りでは、【54.4-39.4-25.5-12.5】のタイムで併せ馬に0.5秒先着していて、状態は上向き。
彼女と同じようにシンザン記念を勝って、のちに3冠牝馬となったジェンティルドンナやアーモンドアイのように、彼女も歴史に名を残してほしいわね!
2020年 桜花賞 注目馬③
リアアメリア(牝3)
【前走:阪神JF(G1)1番人気6着】
昨年6月の2歳新馬では、2着に8馬身をつける衝撃のデビューを飾ったリリアメリア。
3戦目となった前走G1阪神JFでは1番人気に押されながら、前のレースから1ヶ月という短いローテーションがたたって6着と惨敗だったわね。
今回はデビューから連勝した2戦目までと同じように4ヶ月の間隔を空けてのレースだから、阪神JFからの直行は彼女にとってプラス材料と言えそう。
またデータでは、「ディープインパクト産駒」「4枠」と好走条件にもよく当てはまっているわ。
彼女は調教も順調にこなせたようで、栗東CWでの最終追い切りでは、【81.4-66.2-51.5-37.4-11.9】と上々の時計 。
前走の敗戦からよりハードに調整したという陣営の声もあるし、仕上がりの面でも高評価の彼女には期待がかかるわね。
2020年 桜花賞 注目馬④
ミヤマザクラ(牝3)
【前走:クイーンカップ(G3)2番人気1着】
前走クイーンカップで重賞初制覇を果たした、ミヤマザクラ。
初のマイル戦でも難なくこなし、経験のない条件でも勝てる素質の高さを見せてくれたわね。
データでは、「ディープインパクト産駒」「福永Jが騎乗」 と本走の適性も高いわよ。
また、彼女は前走時点での体重が464kgだったけど、じつは桜花賞では、体重460kg台の馬がかなり勝っているの。
ここまで紹介してこなかったけど、過去10年の勝ち馬のうち5頭がこの条件に当てはまっていたのよ。
最終追い切り後の時点で、彼女の体重は472kg。
当日までに多少減るだろうから、ミヤマザクラは体重面でもかなり有利だと覚えておいてちょうだい。
さらに桜花賞で人気薄の馬を馬券にしてきた福永Jは長く使える脚を評価していたし、状態面での問題もなさそう。
いまのところ中位人気だから、彼女には配当面でも期待できるわね。
例年上位人気馬に交じり、伏兵馬が馬券に入る桜花賞。
この穴馬を押さえて、高配当を手にしてちょうだい!
2020年 桜花賞 注目穴馬
スマイルカナ(牝3)
【前走:チューリップ賞(G2)5番人気7着】
1週間データ検証を続けた結果、桜花賞の穴馬となりえるのはスマイルカナよ。
前走チューリップ賞では7着だったけど、1着に0.5秒差まで迫っていたし、走り自体は悲観する内容ではなかったわ。
しかも本走では1月のフェアリーSを制した際のパートナーである柴田Jに乗り替わりがあるから、彼女が得意とする前からの競馬で勝負できそうね。
また、彼女はデータ上やや不利な2枠に入ったけど、前走チューリップ賞組ならこの条件でも戦える、というのは先ほど伝えたとおり。
今年が伏兵馬の勝つレースだとしたら、穴馬の要素があるスマイルカナが最有力よ。
水曜日に行われた美浦・南Wでの追い切りは、【69.2-53.1-39.5-12.8】とそこそこの時計だったけど、これはオーバーワークにならないよう考慮されてのもの。
彼女はキャリアを通じて調教をしっかりこなしてきたからこそ、実戦で走るたびに時計がよくなっているわけだし、マイル6走目となる本走ではこれまで以上の走りに期待できるわ。
2勝前のフェアリー同様、G1の舞台でも逃げまくってくれるわよ!