2021年 桜花賞 事前予想
今週は3歳クラシックの開幕戦、桜花賞を予想するわよ!
マイル以下に適性のある牝馬たちにとっては、生涯一の大目標でもあるこのレース。
今年もデビュー以来無敗のソダシをはじめ、スピード自慢の好メンバーが出揃ったわね。
でもこの桜花賞は、上位陣が崩れることも少なくない、波乱傾向にある舞台。
2013年には1番人気が飛んで70万馬券が出ているし、世間の評価が当てにならないレースでもあるから油断大敵よ。
今回データを基に各馬を調べ上げたところ、誰もが見逃す伏兵に思わぬ好材料が見つかったの。
そんな穴馬の情報はページの最後で紹介しているから、ぜひ注目してちょうだい!
さっそく、今年の特別登録馬から確認していきましょう。
2021年 桜花賞 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アールドヴィーヴル | 牝 | 55.0 | 今野貞一 | 栗東 |
アカイトリノムスメ | 牝 | 55.0 | 国枝栄 | 美浦 |
エイシンヒテン | 牝 | 55.0 | 渡辺薫彦 | 栗東 |
エトワールマタン | 牝 | 55.0 | 高柳瑞樹 | 美浦 |
エリザベスタワー | 牝 | 55.0 | 高野友和 | 栗東 |
エンスージアズム | 牝 | 55.0 | 安田翔伍 | 栗東 |
オパールムーン | 牝 | 55.0 | 昆貢 | 栗東 |
ククナ | 牝 | 55.0 | 栗田徹 | 美浦 |
ゴールドチャリス | 牝 | 55.0 | 武幸四郎 | 栗東 |
サトノレイナス | 牝 | 55.0 | 国枝栄 | 美浦 |
シゲルピンクルビー | 牝 | 55.0 | 渡辺薫彦 | 栗東 |
ジネストラ | 牝 | 55.0 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
ストゥーティ | 牝 | 55.0 | 奥村豊 | 栗東 |
ストライプ | 牝 | 55.0 | 尾形和幸 | 美浦 |
スパークル | 牝 | 55.0 | 中内田充 | 栗東 |
ソダシ | 牝 | 55.0 | 須貝尚介 | 栗東 |
ソングライン | 牝 | 55.0 | 林徹 | 美浦 |
ファインルージュ | 牝 | 55.0 | 木村哲也 | 美浦 |
ブルーバード | 牝 | 55.0 | 高橋祥泰 | 美浦 |
ホウオウイクセル | 牝 | 55.0 | 高柳瑞樹 | 美浦 |
ミニーアイル | 牝 | 55.0 | 武幸四郎 | 栗東 |
メイケイエール | 牝 | 55.0 | 武英智 | 栗東 |
ヨカヨカ | 牝 | 55.0 | 谷潔 | 栗東 |
ヴァーチャリティ | 牝 | 55.0 | 庄野靖志 | 栗東 |
それじゃあ今週も、過去10年分のデータを使って桜花賞の予想を組み立てていくわよ。
まずは、前走クラス別成績から見てちょうだい。
2021年 桜花賞 前走クラス別成績
前走クラス | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 1 | 1 | 0 | 4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
G2 | 1 | 3 | 4 | 62 | 1.4% | 5.7% | 11.4% |
G3 | 6 | 6 | 6 | 49 | 9.0% | 17.9% | 26.9% |
OPEN特別 | 2 | 0 | 0 | 31 | 6.1% | 6.1% | 6.1% |
1勝クラス | 0 | 0 | 0 | 2 | 0% | 0% | 0% |
すでにG1戦を走った馬が強いわね。
サンプルこそ多くないけど、好走率を見る限り信頼度は高そうだわ。
阪神JFでワンツーを飾った、ソダシとサトノレイナスは馬券の中心になり得るわね。
他には、単純に馬券になった頭数が多いG3組についても見ていくわよ。
ここからは6頭の勝ち馬が出ているんだけど、調べてみたら、うち5頭は前走にチューリップ賞を使っていた、という傾向が見られたの。
チューリップ賞は2018年からG2に格上げされているけど、その後の成績を見ても5頭が馬券になっているし、グレードが上がっても好調さは変わらないと言ってよさそう。
エリザベスタワー
ストゥーティ
メイケイエール
の3頭は高く評価しておきたいわね。
次は、前走着順別成績を見てもらうわよ。
2021年 桜花賞 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 4 | 5 | 4 | 41 | 7.4% | 16.7% | 24.1% |
2着 | 2 | 1 | 2 | 31 | 5.6% | 8.3% | 13.9% |
3着 | 3 | 2 | 1 | 15 | 14.3% | 23.8% | 28.6% |
4着 | 1 | 0 | 0 | 8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
5着 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0% | 0% | 0% |
6~9着 | 0 | 1 | 3 | 22 | 0% | 3.8% | 15.4% |
10着以下 | 0 | 1 | 0 | 23 | 0% | 4.2% | 4.2% |
前走で上位に入った馬が、引き続き好走する傾向にあるようね。
そもそもトライアルレースで出場権を得た馬たちが出てくるから、前走1着馬が多くて、より馬券になっている面もあるんだけど…。
好走率で見ると、その条件に当てはまらない前走3着馬が優勢なのよね。
2015年には当時5番人気だったレッツゴードンキが勝っていて、単勝回収率も150%と穴馬もよく出ているの。
前走1・2着馬を差し置いて好成績なのはちょっと奇妙なデータではあるけど、該当する
ククナ
ストゥーティ
ミニーアイル
は馬券に期待できそうね。
さて、前走6~9着と掲示板外ながら巻き返した馬たちの傾向についても確認するわよ。
この範囲からは4頭が馬券になっているんだけど、詳しく調べてみたら、いずれも前走でこのレースの舞台でもある阪神を走っていた、という共通点が見つかったの。
阪神はゴールに名物とも言える高低差約2mの急勾配があるし、そこを叩きで経験できることが挽回へのアドバンテージになる、ってことかしら。
該当するオパールムーンは抽選対象馬ではあるけど、出てきたら要注目ね。
次は、レース当日の人気別成績を見てもらうわよ。
2021年 桜花賞 レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 1 | 3 | 1 | 5 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
2番人気 | 5 | 3 | 0 | 2 | 50.0% | 80.0% | 80.0% |
3番人気 | 1 | 1 | 3 | 9 | 7.1% | 14.3% | 35.7% |
4番人気 | 0 | 1 | 1 | 8 | 0% | 10.0% | 20.0% |
5番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
6~9番人気 | 2 | 2 | 3 | 43 | 4.0% | 8.0% | 14.0% |
10番人気以下 | 0 | 0 | 1 | 87 | 0% | 0% | 1.1% |
1桁台の人気なら、どこからでも馬券にはなり得ることが分かるわね。
なかでも、2番人気だった馬は絶好調。
複勝率は80%と非常に高い数値になっているし、回収率も単勝・複勝ともに100%オーバーでコスパもよさそうだわ。
いまのところソダシを筆頭に4頭が人気しているけど、当日は忘れずに該当馬をチェックするべきね。
ちなみに、このレースにおいて馬券になった馬の最大オッズは、2013年に当時14番人気から3着になったプリンセスジャックの87.4倍。
穴馬を探す際は、このオッズを参考に考えましょう。
最後は、所属別成績を見てもらうかしら。
2021年 桜花賞 所属別成績
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
関東 | 3 | 1 | 4 | 57 | 4.6% | 6.2% | 12.3% |
関西 | 7 | 9 | 6 | 91 | 6.2% | 14.2% | 19.5% |
阪神が舞台だけに、関西馬が優勢ね。
関東馬も馬券に絡めていない訳ではないけど、好走率を見る限り、馬券を組み立てる際は関西所属の馬に比重を置くのが賢明だわ。
上位陣では、ソダシとメイケイエールが該当しているわね。
そんなところで、現段階における注目馬を発表するわよ!
2021年 桜花賞 注目馬①
ソダシ(牝3)
【前走:阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)1番人気1着】
昨年は最優秀2歳牝馬の座に輝いた、ソダシ。
前走では白毛馬初のG1制覇を成し遂げるなど、話題性十分の彼女だけど、デビュー以来無傷の4連勝と実力の方もまさに折り紙付きね。
そんなソダシはこのレースにおいても、データ上は好走が見込める存在。
前走の結果が影響しやすい本走において彼女は有利だし、何より桜花賞と同じ舞台のG1戦を勝ち切れた、というのは、他のメンバーにはないアドバンテージだわ。
ただ、大いに好走が期待できるだけにオッズはかなり渋くなりそう。
彼女がコスパのいい1頭かどうかについては、1週間かけて検証してきましょう。
2021年 桜花賞 注目馬②
メイケイエール(牝3)
【前走:チューリップ賞(G2)1番人気1着】
前走のチューリップ賞では、同着ながら重賞3勝目をマークしたメイケイエール。
ソダシと並びメンバートップの勝ち鞍を挙げている一方、道中は折り合いを欠くケースが目立つなど、安定性に多少の不安があるんだけど…。
言い換えれば、それでも勝ち切る地力がある、ってことだし、しっかりと折り合った時にはさらなる好走に期待できるわね。
そんなメイケイエール、このレースにおいては、データ上十分勝利まで見える1頭。
桜花賞はチューリップ賞組と好相性なのは伝えた通りだし、成績のいい関西馬であるなど、走る材料は揃っているわ。
今回の舞台である阪神芝1600mでは、すでに2勝を挙げている彼女。
要注目よ!
大混戦を極める、今年の桜花賞。
高配当請け合いの彼女こそ、新ヒロインにふさわしいわ!
2021年 桜花賞 注目穴馬
ストゥーティ(牝3)
【前走:チューリップ賞(G2)4番人気3着】
現段階において、もっとも注目したい穴馬候補がストゥーティよ!
デビューから5戦1勝と、今回のメンバーではそこまで目立った成績を残していない彼女だけど…。
データ上、桜花賞との相性は抜群。
何度が伝えているようにチューリップ賞組は好調だし、このレース、なぜか前走3着馬がよく走る傾向にあるのよね。
さらに激走に期待が持てる関西所属馬とあって、まさにこのレースのダークホースになり得る存在と言えるわ。
今のところ世間の評価は低く、かなりのオッズがついている彼女。
高配当請負の1頭として、覚えておいてちょうだい!