2020年 オークス 最終予想
優駿牝馬(オークス)の最終予想をするわよ!
世間では、デアリングタクトの2冠がかかるレースとして注目を集めている本走。
彼女は確かに実力が高くてデータ面でも優れているけど、過信は禁物よ!
本走は、彼女以外が勝つパターンに備えて手広く構えつつ、いかにトリガミを回避するかがポイント。
今回は絞りに絞って4頭に印を打ったから、そのあたりを両立した買い目を組み立てるのに役立つはずよ!
ページの最後で紹介しているから、このレースで勝ちたければぜひチェックしてちょうだい。
さっそく、確定した枠順を見てもらうわね。
2020年 オークス 枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | デゼル | 牝3 | 55.0 | レーン | 友道康夫 | 栗東 |
2 | クラヴァシュドール | 牝3 | 55.0 | M.デム | 中内田充 | 栗東 | |
2 | 3 | アブレイズ | 牝3 | 55.0 | 藤井勘一 | 池江泰寿 | 栗東 |
4 | デアリングタクト | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 | 杉山晴紀 | 栗東 | |
3 | 5 | ホウオウピースフル | 牝3 | 55.0 | 内田博幸 | 大竹正博 | 美浦 |
6 | リアアメリア | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | 中内田充 | 栗東 | |
4 | 7 | ウインマイティー | 牝3 | 55.0 | 和田竜二 | 五十嵐忠 | 栗東 |
8 | スマイルカナ | 牝3 | 55.0 | 柴田大知 | 高橋祥泰 | 美浦 | |
5 | 9 | インターミッション | 牝3 | 55.0 | 石川裕紀 | 手塚貴久 | 美浦 |
10 | ミヤマザクラ | 牝3 | 55.0 | 武豊 | 藤原英昭 | 栗東 | |
6 | 11 | リリーピュアハート | 牝3 | 55.0 | 福永祐一 | 藤原英昭 | 栗東 |
12 | マジックキャッスル | 牝3 | 55.0 | 浜中俊 | 国枝栄 | 美浦 | |
7 | 13 | ウーマンズハート | 牝3 | 55.0 | 藤岡康太 | 西浦勝一 | 栗東 |
14 | フィオリキアリ | 牝3 | 55.0 | 田中勝春 | 清水久詞 | 栗東 | |
15 | チェーンオブラブ | 牝3 | 55.0 | 石橋脩 | 小笠倫弘 | 美浦 | |
8 | 16 | ウインマリリン | 牝3 | 55.0 | 横山典弘 | 手塚貴久 | 美浦 |
17 | マルターズディオサ | 牝3 | 55.0 | 田辺裕信 | 手塚貴久 | 美浦 | |
18 | サンクテュエール | 牝3 | 55.0 | ルメール | 藤沢和雄 | 美浦 |
詳しい予想に入る前に、月曜日のおさらいをしておくわよ。
■前走レース別成績
桜花賞組が中心
限られた前走からしか馬券になっていない
■前走着順別成績
前走で馬券内だった馬が中心
前走着差1.0秒超の馬は切る
■レース当日人気別成績
1番人気の信頼度は高い
単勝30倍までの馬を中心に考える
■機種別成績
乗り替わりがあると成績が落ちる
それじゃあ月曜から引き続き、過去10年のデータを活用してオークスの予想を詰めていくわ。
枠順別成績から見てちょうだい!
2020年 オークス 枠順別成績
枠 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 3 | 14 | 5.0% | 15.0% | 30.0% |
2 | 3 | 0 | 1 | 14 | 16.7% | 16.7% | 22.2% |
3 | 0 | 0 | 2 | 18 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
4 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5 | 2 | 3 | 0 | 15 | 10.0% | 25.0 | 25.0% |
6 | 0 | 0 | 1 | 19 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
7 | 3 | 3 | 1 | 23 | 10.0% | 20.0% | 23.3% |
8 | 2 | 1 | 2 | 25 | 6.7% | 10.0% | 16.7% |
デアリングタクトの入った2枠、勝率がかなり高いわね…
ただこの2枠、これまで3番人気以内の馬が4頭入っているわりに、その中で馬券になっているのは1頭しかいないのよ。
内目のマークされやすい位置だから、人気馬にとっては必ずしも都合のいい所とは限らないわ。
デアリングタクトは他のデータもおおむね好調だし、これだけを理由に切ることはないけれど、いちおう覚えておいてちょうだい。
おなじ内目の枠でも、1枠は3番人気以内の馬が堅調で、条件に当てはまる馬の複勝率は75%。
今回はデゼルとクラヴァシュドールという人気どころ2頭が収まっているし、忘れずに押さえておいた方がよさそうね。
次は、馬体重別成績を見てもらおうかしら。
2020年 オークス 馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~439kg | 2 | 2 | 3 | 39 | 4.3% | 8.7% | 15.2% |
440~459kg | 3 | 1 | 3 | 59 | 4.5% | 6.1% | 10.6% |
460~479kg | 6 | 5 | 2 | 28 | 14.6% | 26.8% | 31.7% |
480~499kg | 0 | 1 | 1 | 16 | 0% | 5.6% | 11.1% |
500kg~ | 0 | 0 | 1 | 5 | 0% | 0% | 16.7% |
460~479kgの馬が目に見えて好調ね。
この条件からは、昨年12番人気で2着に飛び込んだカレンブーケドールや、2013年に9番人気から勝ったメイショウマンボなど、穴サイドの馬が活躍を見せているわ。
調教後の馬体重を参考にすると、当日この条件に当てはまりそうなのは…
デゼル
アブレイズ
デアリングタクト
ウインマイティー
ミヤマザクラ
ウーマンズハート
チェーンオブラブ
サンクテュエール
あたりかしら。
今のところほとんど人気していない馬もいるけど、他のデータがよければ気にせず買って大丈夫よ。
あ、いよいよ今週の予想印を発表するわ。
2020年 オークス 注目馬①
デアリングタクト(牝3)
【前走:桜花賞(G1)2番人気1着】
印こそ本命だけど、扱いにはちょっと注意しておきたいデアリングタクト。
彼は月曜から見てもらっている通りデータ面ではかなり好調で、なによりこれまで無敗で桜花賞を制した実力はいくら評価してもし足りないところ。
ただこのレースは1番人気馬が2着以降に沈むことも多いし、とくに今年は上位人気勢が内枠で警戒し合う格好になりそうだし…
彼女については、完全に着外に沈むパターンも想定しておくのが身のためね。
もっとも彼女は前走から状態が上向き傾向で、調教はここまで順調そのもの。
枠順についても「後入れの偶数番になった」という良い面もあるし、1着になる見込みはかなり高いわ。
過信して無茶な買い方をしない限りは、本命として十分頼りになるわよ!
2020年 オークス 注目馬②
サンクテュエール(牝3)
【前走:桜花賞(G1)3番人気6着】
データに目立った不満がない、という意味で、サンクテュエールにもぜひ注目しておきたいわ。
前走では6着とあまり見どころのない走りだったけど、それでも1着のデアリングタクトとは0.8秒差。
月曜日に伝えたとおり、本走での好走に十分期待できる範囲よ。
大外18番に入ったことを不安視する人もいるかもしれないけど、じつはこの条件の馬は過去10年の複勝回収率が100%オーバー。
勝ち馬を出したこともあるし、あまり心配はいらないわ。
彼女は今年頭のシンザン記念で牡馬を蹴散らしつつ勝っていて、実績、実力も文句なし。
最終追い切りは目立ったところのないタイムだったけど、シンザン記念を勝ったときもおおむねこの程度だったし、体調は万全とみていいわ。
条件もよく、良いオッズがつきそうな彼女、狙い目よ!
2020年 オークス 注目馬③
デゼル(牝3)
【前走:スイートピーステークス(OP特別L)1番人気1着】
月曜日には「勝利はともかく馬券内には期待できる」と紹介していたデゼル。
ただ今日調べたデータにばっちり当てはまってるし、総合的に考えて十分勝利に期待できると判断したわ。
彼女の最終追い切りは、栗東の販路を4ハロン54.2-12.6という時計で、輸送を見据えた調教としてはちょうどよさそうな感じ。
馬体は見るからに出来てきているし、万全に近い状態でレースに臨めるんじゃないかしら。
彼女は本走でかなり人気を集めそうではあるけれど、それでもデアリングタクトに人気を吸われてなかなかいいオッズが付きそう。
費用対効果は、こちらの方がうんと高いわよ!
本走のデアリングタクトはかなり盤石だけど…
高配当を目指すなら、あのオープン馬を忘れちゃダメよ!
2020年 オークス 注目穴馬
リリーピュアハート(牝3)
【前走:忘れな草賞(OP特別L)1番人気3着】
これまで何頭も穴馬を輩出してきた前走忘れな草賞組からは、このリリーピュアハートに注目よ。
本走には同じレースで勝利したウインマイティーも出走してくるけど、データ面ではこちらの方が好走気配濃厚。
前走の結果も、展開一つでひっくり返っていてもおかしくなかった着差だしね。
彼女のデータについて改めて見ていくと、前走着順は十分好走に期待できる3着だし、当日の人気もおそらく安心して買える範囲に収まりそう。
枠順については、これまで1頭しか馬券内の馬が出ていない6枠に入ることになったけど…
過去10年この枠に収まった20頭のうち、単勝30倍未満の馬はわずか4頭しかいなかったの。
もともと勝ち目の薄い馬ばかりがたまたまこの枠に入っていた、ということだから、あまり気にしなくていいわ。
彼女が勝って、さらにデアリングタクトが着外に飛んだりすれば、配当はものすごいことになるわよ!