オークス(優駿牝馬)の最終予想をするわよ!
牝馬三冠の第二関門へ挑むソダシに注目が集まる、このレース。
結論から言うと、ウチとしてもソダシには本命印を打つことにしたんだけど…。
今回さらにデータを追加して検証を続けた結果、彼女と同等の好材料を備えた伏兵が浮かび上がってきたの。
この馬、まだまだ世間ではノーマークの1頭。
勝てば配当も相当高くなりそうだから、ぜひ注目してちょうだい!
詳しい穴馬情報と予想印は、ページの最後で紹介しているわよ。
さっそく、確定した枠順を確認していきましょう。
2021年 オークス 枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ククナ | 牝3 | 55.0 | 横山武史 | 栗田徹 | 美浦 |
2 | スルーセブンシーズ | 牝3 | 55.0 | 戸崎圭太 | 尾関知人 | 美浦 | |
2 | 3 | パープルレディー | 牝3 | 55.0 | 田辺裕信 | 奥村武 | 美浦 |
4 | タガノパッション | 牝3 | 55.0 | 岩田康誠 | 鮫島一歩 | 栗東 | |
3 | 5 | クールキャット | 牝3 | 55.0 | 武豊 | 奥村武 | 美浦 |
6 | ウインアグライア | 牝3 | 55.0 | 和田竜二 | 和田雄二 | 美浦 | |
4 | 7 | アカイトリノムスメ | 牝3 | 55.0 | ルメール | 国枝栄 | 美浦 |
8 | ハギノピリナ | 牝3 | 55.0 | 藤懸貴志 | 高野友和 | 栗東 | |
5 | 9 | ユーバーレーベン | 牝3 | 55.0 | M.デム | 手塚貴久 | 美浦 |
10 | エンスージアズム | 牝3 | 55.0 | 岩田望来 | 安田翔伍 | 栗東 | |
6 | 11 | ソダシ | 牝3 | 55.0 | 吉田隼人 | 須貝尚介 | 栗東 |
12 | ミヤビハイディ | 牝3 | 55.0 | 吉田豊 | 高橋文雅 | 美浦 | |
7 | 13 | ファインルージュ | 牝3 | 55.0 | 福永祐一 | 木村哲也 | 美浦 |
14 | ストライプ | 牝3 | 55.0 | 柴田善臣 | 尾形和幸 | 美浦 | |
15 | アールドヴィーヴル | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 | 今野貞一 | 栗東 | |
8 | 16 | ニーナドレス | 牝3 | 55.0 | 藤岡康太 | 友道康夫 | 栗東 |
17 | スライリー | 牝3 | 55.0 | 石川裕紀 | 相沢郁 | 美浦 | |
18 | ステラリア | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | 斉藤崇史 | 栗東 |
検証に入る前に、月曜日のおさらいをしておくわね。
■前走レース別成績
過去10年中7年で桜花賞組が勝利している
勝率で見ると忘れな草賞組が圧倒
■前走着順別成績
前走の勝ち馬は引き続きの好走が見込める
前走9着以下でも桜花賞からのローテーションで、かつ重賞で馬券経験があれば巻き返せる
■レース当日の人気別成績
1番人気はかなり信頼できる
穴馬は前走で馬券になった中から選ぶのがよい
■所属別成績
関西馬が優勢
それじゃあ月曜から引き続き、過去10年分のデータを基にオークスの予想を詰めていくわよ。
枠順別成績から見てちょうだい!
2021年 オークス 枠順別成績
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 2 | 15 | 5.0% | 15.0% | 25.0% |
2 | 4 | 0 | 1 | 13 | 22.2% | 22.2% | 27.8% |
3 | 0 | 0 | 2 | 18 | 0% | 0% | 10.0% |
4 | 0 | 0 | 1 | 19 | 0% | 0% | 5.0% |
5 | 2 | 3 | 0 | 15 | 10.0% | 25.0% | 25.0% |
6 | 0 | 0 | 1 | 19 | 0% | 0% | 5.0% |
7 | 3 | 3 | 1 | 23 | 10.0% | 20.0% | 23.3% |
8 | 0 | 2 | 2 | 26 | 0% | 6.7% | 13.3% |
馬券になる枠とならない枠の差がハッキリしているわね。
そんな中でも、ひと際好成績を残しているのが2枠。
ここは過去10年でも4頭もの勝ち馬が出ているだけでなく、2013年に当時9番人気だったメイショウマンボが勝利した例もあって、単勝回収率は400%近くあるの。
今回このコスパ抜群の2枠には、パープルレディーとタガノパッションが収まっているから見逃せないわよ。
ちなみに大本命と目されるソダシは、6枠。
この6枠なんだけど、実は2011年に3着入線したホエールキャプチャ以降、勝利はおろか馬券になった馬さえいない、なんてデータがあるところなのよね。
ここまで調子よく来ていた彼女だけど、ちょっと雲行きが怪しくなってきたわよ。
次は、馬体重別成績を見てもおうかしら。
2021年 オークス 馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~439kg | 2 | 2 | 3 | 44 | 3.9% | 7.8% | 13.7% |
440~459kg | 3 | 2 | 2 | 56 | 4.8% | 7.9% | 11.1% |
460~479kg | 5 | 5 | 3 | 30 | 11.6% | 23.3% | 30.2% |
480kg以上 | 0 | 1 | 2 | 18 | 0% | 4.8% | 14.3% |
460~479kgだった馬が抜けた成績を収めているわね!
回収率を見ても単勝・複勝ともに比較した中ではトップの数値だし、この範囲内の子たちが馬券の中心になり得る、と言えそうよ。
調教後の馬体重を参考にすると、人気のソダシをはじめ3頭が該当するわね。
さてこのオークス、480kg以上ある大柄な子とは相性がよくないみたい。
サンプルこそ他の範囲に比べ少ないけど、勝ち馬が出ていないのは気になるところよね。
しかも500kgを超えた馬は、ここ10年連対すらできていない、なんてデータもあるの。
今回とくに馬格のあるクールキャットやニーナドレスなんかは、他に好材料がないと買いにくいわね。
そんなところで、最終追い切りの結果も考慮した予想印を発表するわよ!
2021年 オークス 注目馬①
ソダシ(牝3)
【前走:桜花賞(G1)2番人気1着】
やはり今年のオークス、主役の座はソダシで決まりね!
今回、このレースの鬼門とも言える6枠を引いてしまった彼女だけど…。
そもそも過去6枠には彼女ほど実績を備えた馬はいなかったし、この他はスキが見当たらないほどの好データに該当しているとあって、十分に前例を覆せる、と言えるわ。
さらに枠が不安視されて敬遠する人がいれば、懸念材料でもあったオッズにも妙味が出てきそうだし、むしろ嬉しい限りって感じね。
そんなソダシの最終追い切りは、栗東の坂路で【54.7-39.5-25.3-12.3】の時計を記録。
先週の段階で併せ馬相手に楽々先着する好調さが見られたけど、ここへ来てさらに状態は上向き傾向にあるし、桜花賞時と同等の走りに期待できるわ。
さらに最大の強みである粘り強い末脚も健在とあって、初の中長距離となるこの舞台でも彼女らしい勝ちが見られそうよ。
クラシック二冠の瞬間は、もう目の前ね!
2021年 オークス 注目馬②
ステラリア(牝3)
【前走:忘れな草賞(OP特別L)2番人気1着】
月曜日にも注目馬として紹介した、ステラリア。
これまで重賞勝ちがなく、一見今回の相手を負かすには足りないように感じるんだけど…。
今日までの検証ではなかなかの好データに該当していたし、何よりこのレース最高のローテーションと言える忘れな草賞を勝ち切って参戦してくるのよね。
昨年秋には府中開催のベゴニア賞を上がり最速で連対するなど、コースや距離の適性も見込めそうだし、この大舞台でも十分勝ち負けする能力があるわ。
そんなステラリアの最終追い切りは、栗東のCWで6F【85.6-68.0-52.5-38.9-12.2】の時計。
先週しっかりと追われたことで状態も上がってきているようだし、順調と見ていい内容だったわ。
オッズも単勝10倍程度はつきそうなオイシイ1頭。
狙い目よ!
2021年 オークス 注目馬③
エンスージアズム(牝3)
【前走:桜花賞(G1)15番人気8着】
月曜日には注目穴馬として推していた、エンスージアズム。
前回検証した時点で走る材料が揃っていた彼女だけど、今回、小柄な馬でも好走する、というデータが見つかったこともあり、ますます買いやすい存在になったわね。
そうそう、彼女は中長距離の経験こそないものの、デビュー以来前走より距離が延長されたレースでは複勝率100%だ、というのは月曜に伝えたわよね。
実はこの特徴、昨年のオークスで13番人気から3着入線したウインマイティーにも当てはまるの。
東京コースでも勝ち鞍があるし、前走の桜花賞とは馬がかわったような走りをしても不思議じゃないわ。
エンスージアズムの最終追い切りは、栗東のCWを【84.0-67.0-52.4-38.4-12.2】の時計。
先週負荷をかけたことで今回は調整程度だったけど、桜花賞の時にはなかった本来の走りが見られたし、状態面の不安はなさそうよ。
配当妙味は間違いないし、積極的に狙っていきたいわね!
2021年 オークス 注目馬④
ユーバーレーベン(牝3)
【前走:フローラステークス(G2)2番人気3着】
勝ち負けできる存在として注視しておきたい1頭が、ユーバーレーベンよ。
前走のフローラSでは3着だった彼女だけど、後方からの強烈な末脚で上がりはメンバー最速をマーク。
終盤もまったく垂れる素振りがなかったところ見ると、前走より2ハロン延びる本走はさらにその脚が活きる舞台、と言えそうね。
そんなユーバーレーベンの最終追い切りは、栗東の坂路で【68.2-52.7-38.7-12.1】の時計。
1週間前から各段に時計がよくなっていて、順調に調教をこなせたことが分かる走りだったわ。
データもいいものが揃っているのに加え、昨年の札幌2歳Sではソダシをあと一歩まで追い詰めるなど実力は十分な彼女。
中長距離の舞台なら世代女王にさえ勝てるところ、ぜひ見せつけてほしいわね!
ソダシ1強の雰囲気が漂う、今年のオークスだけど…。
アノ伏兵を見逃すと、みすみす高配当を取り損ねることになるわよ!
2021年 オークス 注目穴馬
タガノパッション(牝3)
【前走:スイートピーステークス(OP特別L)5番人気1着】
本走における注目の穴馬候補が、タガノパッションよ!
オークスと同じ府中で行われた前走のスイートピーSでは、後続を2馬身ちぎっての勝利を収めた彼女。
重賞経験こそないものの、これで今年2勝目と本走でも十分戦えるポテンシャルと勢いがあるところを見せてくれたわね。
そんなタガノパッション、データ上はこのオークスとも相性がよさそうなの。
枠、馬体重はともにかなりの好走傾向にあるし、このレースにおいて穴馬の条件とも言える「前走で好成績を収めた人気薄」にも該当しているのよね。
さらに彼女が好成績を収めている関西所属であることを考えれば、怖い存在であることは間違いないはずよ。
さて、彼女の最終追い切りだけど、栗東のCWで【84.3-67.3-52.4-38.0-12.1】の時計を記録。
中2週のローテーションで体調面が心配だったけど、まったく疲れを感じさせない走りを見せてくれたし、状態面も問題なし、といっていいんじゃないかしら。
ソダシに迫る好材料がありながら、世間ではまだまだ評価の低い彼女。
このオイシイ穴馬を馬券に含めて、6桁配当をゲットしてちょうだい!