2020年 安田記念 事前予想
今週は、春のマイル王決定戦、安田記念の予想をしていくわよ！
前回のダービーで勝ったコントレイルが3歳世代最強なら、今回出走するアーモンドアイは現役最強ともっぱらの評判。
人気のほうもかなりのことになりそうだけど、実はこの安田記念、案外1番人気が頼りにならないレースなの。
彼女が崩れるとしたら、そのとき出るはずの高配当はぜひゲットしておきたいわよね。
今回データを使って各馬を調べ上げたところ、今まったく注目されていない馬の中に、あのアーモンドアイに迫りうる素質をもった穴馬が見つかったの。
ページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい。
さっそく、今週の特別登録馬を確認してもらうわね。
2020年 安田記念 特別登録馬
| 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
|---|---|---|---|---|
| アドマイヤマーズ | 牡 | 58.0 | 友道康夫 | 栗東 |
| インディチャンプ | 牡 | 58.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
| クルーガー | 牡 | 58.0 | 高野友和 | 栗東 |
| ケイアイノーテック | 牡 | 58.0 | 平田修 | 栗東 |
| ストーミーシー | 牡 | 58.0 | 斎藤誠 | 美浦 |
| セイウンコウセイ | 牡 | 58.0 | 上原博之 | 美浦 |
| タワーオブロンドン | 牡 | 58.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
| ダノンキングリー | 牡 | 58.0 | 萩原清 | 美浦 |
| ダノンスマッシュ | 牡 | 58.0 | 安田隆行 | 栗東 |
| ダノンプレミアム | 牡 | 58.0 | 中内田充 | 栗東 |
| ペルシアンナイト | 牡 | 58.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
| ミスターメロディ | 牡 | 58.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
| ロードクエスト | 牡 | 58.0 | 小島茂之 | 美浦 |
| ヴァンドギャルド | 牡 | 58.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
| アーモンドアイ | 牝 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
| グランアレグリア | 牝 | 56.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
| ノームコア | 牝 | 56.0 | 萩原清 | 美浦 |
それじゃあ今週は、過去10年のデータを使って安田記念の予想を組み立てていくわ。
前走レース別成績から見てちょうだい！
2020年 安田記念 前走レース別成績
| 前走レース名 | １着 | ２着 | ３着 | ４着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 京王杯SC G2 |
2 | 3 | 1 | 30 | 5.6% | 13.9% | 16.7% |
| ダービー卿CT G3 |
2 | 0 | 0 | 6 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
| マイラーズC G2 |
1 | 1 | 6 | 36 | 2.3% | 4.5% | 18.2% |
| 高松宮記念 G1 |
1 | 0 | 0 | 5 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
| ヴィクトリアM G1 |
0 | 2 | 0 | 11 | 0% | 15.4% | 15.4% |
| 中山記念 G2 |
0 | 1 | 0 | 2 | 0% | 33.3% | 33.3% |
| 大阪杯 G1 |
0 | 1 | 1 | 3 | 0% | 20.0% | 40.0% |
| 海外 | 1 | 1 | 1 | 18 | 4.8% | 9.5% | 14.3% |
毎年このレースには、京王杯スプリングカップやマイラーズカップから来る馬が多くて、今年もその例に漏れない感じ。
ただマイラーズカップ組はかなり勝率が低いから、注意しておきたいわ。
もっとも複勝率は十分高いから、紐としてなら買えるって感じかしら。
他のレースについて見てみると、ダービーカップ組はこれまでの出走数が少ないわりに勝ち馬が2頭も出ているわね。
今回この条件に該当するクルーガー、どこまでやれるか注目よ。
そうそう、今年のアーモンドアイと同じ条件の前走ヴィクトリアマイル組は、過去10年で1頭も勝ち馬を輩出していない、というのは覚えておきたいポイント。
2011年には、当時１番人気だったアパパネが着外に沈んだ例もあるし、警戒しておきたいわ。
次は、前走着順別成績を見てもらうわね。
2020年 安田記念 前走着順別成績
| 前走着順 | １着 | ２着 | ３着 | ４着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 4 | 2 | 3 | 28 | 10.8% | 16.2% | 24.3% |
| 2着 | 2 | 2 | 0 | 26 | 6.7% | 13.3% | 13.3% |
| 3着 | 1 | 1 | 2 | 18 | 4.5% | 9.1% | 18.2% |
| 4着 | 2 | 1 | 1 | 15 | 10.5% | 15.8% | 21.1% |
| 5着 | 0 | 1 | 2 | 9 | 0% | 8.3% | 25.0% |
| 6～9着 | 1 | 3 | 1 | 17 | 4.5% | 18.2% | 22.7% |
| 10着以下 | 0 | 0 | 1 | 25 | 0% | 0% | 3.8% |
勝ち馬の多くは、前走1着馬の中から出ているようね。
とはいえ、複勝率については、前走1桁ならどの条件でもおおむね横ばいだわ。
今年は比較的、前走を上位でまとめてきた馬が多いから、前走7着のストーミーシーや8着のタワーオブロンドンあたりはやや魅力に欠けて見えるけど…
データ上、彼らも十分に買える、ということは覚えておいてちょうだい。
次は、レース当日人気別成績を見てもらおうかしら。
2020年 安田記念 レース当日人気別成績
| 人気 | １着 | ２着 | ３着 | ４着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 3 | 1 | 2 | 4 | 30.0% | 40.0% | 60.0% |
| 2番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
| 3番人気 | 0 | 3 | 2 | 5 | 0% | 30.0% | 50.0% |
| 4番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
| 5番人気 | 0 | 2 | 1 | 7 | 0% | 20.0% | 30.0% |
| 6番人気 | 0 | 1 | 1 | 8 | 0% | 10.0% | 20.0% |
| 7番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
| 8番人気 | 2 | 1 | 0 | 7 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
| 9番人気 | 2 | 0 | 0 | 8 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
| 10番人気以下 | 0 | 2 | 4 | 72 | 0% | 2.6% | 7.7% |
1番人気馬の勝率が頼りないわね…。
複勝率もほどほどって感じだし、このレースであまり1番人気を過信するとイタイ目を見そうだわ。
ただ、単勝1倍台だった馬についてだけ調べてみると、成績は（1-1-1-0）とかなりのもの。
今年のアーモンドアイくらい飛び抜けた馬なら、ある程度信頼してもよさそうね。
もっともこのレースでは、単勝オッズでいうと40倍くらいまでは十分勝ちに期待できるから、高配当を目指すならそのあたりの中穴にも目を光らせておくべきだわ。
さて、私のような穴党としては、人気順2桁で馬券になっている5頭の馬についても気になるところ。
彼らについて詳しく調べてみると思わぬ共通点が見つかったんだけど、それは次の所属別成績で確認してちょうだい。
2020年 安田記念 所属別成績
| 所属 | １着 | ２着 | ３着 | ４着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 関東 | 5 | 5 | 4 | 40 | 9.3% | 18.5% | 25.9% |
| 関西 | 5 | 5 | 6 | 84 | 5.0% | 10.0% | 16.0% |
基本的に、どちらかといえば関東馬有利であることがわかるわね。
とくに勝率については倍近い差があるし、本走では基本的に、関東馬を中心に馬券を組み立てた方がよさそうだわ。
ただこのレース、下位人気については逆の傾向があって、過去に10番人気以降で馬券になった馬はすべて関西馬だったのよ。
もちろん、人気薄の関西馬ならなんでも買えるというわけではないけど、これまで調べたデータに当てはまっていれば積極的に狙っていきましょう。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介するわね。
2020年 安田記念 注目馬①
アーモンドアイ（牝5）
【前走：ヴィクトリアマイル（G1）1番人気1着】
前走では2着に4馬身もの差をつけ、もはや牝馬同士なら敵はいないことを証明してみせたアーモンドアイ。
昨年末の有馬記念で凡走を見せたせいで、一部では限界説も出ていたようだけど、あの走りを見る限りはまだまだ十分やってくれそうよね。
さてそんな彼女、データ的には今のところ比較的頼りになりそうな感じ。
最悪の結果を示唆するようなデータは今のところ出ていないし、今年の彼女ほど人気した馬は例年、少なくとも馬券には絡むレベルの活躍を見せているわ。
ただ、今年の彼女ほどオッズの渋い馬にとって、その程度のデータだけで十分かどうかは正直微妙なところ。
1着になる可能性自体はかなり高いけど、それが支持率に見合うほどの確率か？というのはまた別の話よ。
金曜日までじっくり検討して、適切な買い目を見出していきましょう！
2020年 安田記念 注目馬②
グランアレグリア（牝4）
【前走：高松宮記念（G1）2番人気2着】
昨年の桜花賞覇者であるグランアレグリアにも注目しておきたいところ。
高松宮記念から直行してくる馬は一見あまり例がなさそうに見えるけど、さきほど見てもらった通りこの条件からは勝ち馬が一頭出ているわ。
2013年に勝ったあのロードカナロアが、ちょうど彼女と同じローテーションだったのよね。
彼女はほかのデータもなかなか好調だし、関東馬だけあって十分勝利を狙える存在。
オッズのことまで考えれば、今のところアーモンドアイを上回る費用対効果に期待できるわ。
ここを勝てば、現役最強牝馬がどちらか、またわからなくなるわね！
アーモンドアイの激走に期待がかかる安田記念だけど…
アノ穴馬を見逃すと、みすみす10万馬券を逃しかねないわ！
2020年 安田記念 注目穴馬
クルーガー（牡8）
【前走：ダービー卿チャレンジカップトロフィー（G3）4番人気1着】
今回の特別登録場の中では最高齢のクルーガー。
8歳というとそれだけで評価を大幅に下げてしまいがちだし、実際にこのレースでは、過去10年8歳以上の馬が馬券になった例はないんだけど…
今年のクルーガーのように前走でマイル重賞を勝ってきた8歳馬は、今まで1頭も出走していなかった、という点を見逃してはいけないわ。
マイルで未だ重賞クラスの走りを見せている彼なら、まだまだどうなるかわからないってこと。
彼はデータ上、ダービー卿CTを使ってきたことをはじめとしていいデータが揃っているし、荒れがちなこのレースで狙ってみるにはかなりおもしろい存在。
今のところほとんど注目されていないから、的中すれば配当はかなりのものになるわよ！
