トゥザヴィクトリーの基本情報
馬名 | トゥザヴィクトリー |
生年月日 | 1996年2月22日 |
父 | サンデーサイレンス |
母 | フェアリードール |
戦績 | 21戦6勝 |
主な勝ち鞍 | ’01エリザベス女王杯(G1) |
調教師 | 池江泰郎 |
騎手 | 武豊 |
馬主 | 金子真人 |
生産者 | ノーザンファーム |
サンデーサイレンス産駒として生を受け生まれながらにクラシックの期待を掛けられた馬。
しかし、その願いは叶わなかったわ。
その後、遥か遠いドバイの地で一瞬輝きを放った牝馬。
ここにはクラシック候補生の牡馬たちが出走してきており、その中で2着と健闘し力があるところは示したの。
続くつばき賞を勝ち、桜花賞トライアルのアネモネステークスへと進んだトゥザヴィクトリーは3着に入り桜花賞への権利を確保できなかったわ。
しかし運はあったの。
見事抽選に通り桜花賞出走を決めたのよ。
16番枠という不利な枠だったけど、果敢に2番手を確保しレースを進めていったわ。
4コーナーを手応え良く回ったトゥザヴィクトリーだったが、最後はプリモディーネ、フサイチエアデールの末脚に屈し3着となったの。
好位の5番手の内からレースを進めていく。
直線を向き内から絶好の手応えで伸びていく。
一旦はセーフティリードを保ち勝ったかと思われたけど、最後は大外からウメノファイバーの強襲に合い2着となってしまったわ。
いつも通りに先行したけれど、ハイペースに巻き込まれて13着と大敗を喫したわ。
単勝1.8倍に応えて見事逃げ切り勝ちよ。
実に500万した以来の勝利となり初重賞勝利を飾ったわ。
ここも果敢に逃げレースを作っていったの。
絶妙なペースで逃げたんだけど、最後はファレノプシス以下の差し脚に屈し4着になる悲願のG1勝利はお預けとなったわ。
この結果を受けてドバイワールドカップ挑戦を決めたわ。
特に日本のファンの期待は大きいものではなかったの。
直線を向いてもトゥザヴィクトリーは先頭にいたわ。
早くバテることなく走っていたわよ。
アメリカのキャプテンスティーヴに捕まっても粘り通したトゥザヴィクトリーは、2着と大健闘したわ。
牝馬としてドバイワールドカップ史上最高着順だったのよ。
牝馬2冠馬のテイエムオーシャン。
オークス馬レディパステル。
ローズバド・ティコティコタックなどG1馬やG1で好走してきた馬が集ったわ。
ここでトゥザヴィクトリーの評価は4番人気。
やはり、海外帰りによる長期休み明けが懸念されてのものだったわね。
場内はどよめいたわよ。
4コーナーまでじっと我慢させ直線ではその溜めた脚を爆発させたわ。
その中で真っ先にゴール板を通過したのは『トゥザヴィクトリー』だったわ。
翌年もドバイワールドカップに出走したけど11着と敗れて現役を引退したわ。
産駒はまだG1には届いていないけど、質の高い子供達を世に送り出しG1制覇の期待もかかっているわよ。