競馬予想に重要なファクターである「オッズ」は、回収率を追求するなら避けては通れない要素よ。
競馬って、実はオッズだけで予想することも可能なのよ。
最強の予想法とは言わないまでも、投資的な視点で期待値のある買い目を作るのには適しているわ
この記事ではオッズの基本からオッズ断層の探し方、オッズだけで予想する方法まで、ぜ〜んぶ丁寧に教えちゃうわ。
競馬におけるオッズの基礎知識
まずはオッズの理解が必要よ。
オッズ = 配当倍率のことで、簡単に言うと、「その馬を買ったら、いくら返ってくるか?」を示す数字なの。
仕組みはファンたちの人気投票みたいなものと同じ。みんなが「この馬イケる!」って思って買えば買うほどオッズは下がるの。
オッズが2倍(多くの人が勝つと思っている)
オッズが100倍(多くの人が負けると思っている)
大事なのが、オッズは期待値の指標だってこと。
オッズはあくまでも人気の指標であって、実力や勝率を正確に反映しているわけではないのよ。
オッズと的中率から期待値を見極めて、妙味のある馬券を狙うのが競馬で勝つコツよ。
例えば、オッズ100倍の馬がいたとして、100回走って1~2回勝てるとするなら、たとえ最下位人気でも買った方がいいの。
100回以内に1回勝てば元は取れるどころかプラス収支だし、もしも2回勝てば大勝ちじゃない?
ただし、高いオッズは魅力的だけど当たるかどうかは別の話。冷静に見極める目も必要よ。
オッズ理論を使った予想方法
オッズ理論っていうのはね、オッズの動きや断層、偏りを分析して人気や馬券妙味を読み解く予想法なの。
過去の統計も活かすから、ちょっと頭脳派なアプローチよ。
見るタイミングも重要なの。前日に前売りオッズで大まかな流れを掴んで、レース直前、だいたい15〜30分前に急な動きをチェックするのがコツ。
例えば、1番人気の①が3.1倍、2番人気の②が4.0倍、3番人気③が4.5倍、だったとするわよね。
単勝オッズ
①:3.1倍
②:4.0倍
③:4.5倍
それでもし、馬連のオッズが以下のような状態だったらどう思うかしら?
馬連オッズ
①-②:9.5倍
①-③:8.8倍
②-③:5.7倍
単勝だとオッズはそれほど大きく差がないのに、②-③はかなり人気を集めているのが気になるわよね。
馬連や馬単で特定の組み合わせだけ極端にオッズが低い場合、それはその馬券が集中的に買われてる証拠なの。
②と③の馬連に大口投票が入った可能性が高く、①の単勝オッズは実態と違う人気を背負っていることになるの。
→単勝だと①が1番人気だけど、馬連だと②と③の方が人気
レース直前にオッズが急激に動くと、有力な予想家が大口投票を入れた可能性もあって、なにか極秘情報が入ったかも…と考えたくなるわよね。
オッズ断層とは
オッズ表をじ〜っと眺めてると、急に数字が跳ねる瞬間ってあるの。それが「断層」って呼ばれるのよ。
例えば3番人気までは5倍以内、でも4番人気がいきなり20倍なんてことがあるじゃない?
それがまさに断層。多くの人が信頼を置いてる馬と、そうでない馬の境界線なのよ。
この断層を見つけるには、リアルタイムのオッズを一覧表示して“急激な差”を探すの。単勝だけじゃなくて、馬連や三連単でも見逃せないわ。
なぜって?それは、人気の集中ポイントが見えてくるから。つまり、どの馬が買われていて、どこから先は無視されてるかがわかるのよ。
オッズ断層より上の上位人気馬だけで決着することもあれば、オッズ断層の境界線を越えた馬で決着することもあるから、これだけで予想するってのは非現実的。
ただ、オッズ断層の理解があると、期待値のある買い目を構築できるから、買い目を考えるときに応用してほしいわ。
オッズを使った予想のコツ
三連複なんか特に相性がいいわね。しかも、レース直前に急に売れ始めた馬がいたら要チェック。
その馬はもしかしたら「激走予告馬」かもしれないのよ。
人気馬で手堅くいくのもいいけど、断層下の穴馬から勝負するのもロマンがあるわよね。
どちらにしても、断層を見極めることが予想の軸になるの。
あとね、大事なのは記録よ。スプレッドシートなんかを使って、自分で「断層」「買い目」「結果」を記録していくの。
それを毎月チェックすることで、あたしみたいに予想精度がどんどん上がっていくのよ。
オッズ断層を使った予想の実践例
2025年3月23日(日)の阪神11R「阪神大賞典(G2)」を例に、オッズ断層を使った予想の実践例を教えるわよ。

オッズ的には1番人気が抜けた強さだけど、全体的に見ると赤オッズが6頭という混戦ムード。
ただ、オッズ断層を見ると以下の4グループに大別できるわ。

断層の上にいる馬を軸にして、下の穴馬を絡めて買うっていうのが定番のやり方なんだけど、ここは配当妙味を狙って4つ目の断層にある⑦マコトヴェリーキーを軸にしたわ。
理由としては、「ショウナンラプンタを軸にすると配当が堅くてトリガミになるおそれがある」のと、「赤オッズの馬は優劣が難しい」から。
➃を3連複フォーメーションの1列目に置き、1つ目と2つ目の断層にある①②⑩⑨を2列目に、3つ目の断層にある⑤⑥を3列目に追加した以下のフォーメーションで勝負よ。
オッズを使った予想の買い目:⑦ – ①②⑨⑩ – ①②⑤⑥⑨⑩
3連複フォーメーション(14点)
結果は「⑨ー⑦ー⑤」で3連複17,050円が的中。
オッズ断層を使えば同じ強さの馬から優劣をつける必要がないから、予想がスピーディーかつ高配当が狙えるわ。
オッズだけで予想することの限界
さっきも言ったけど、オッズはあくまで人気の指標。馬の実力そのものじゃないの。
「大口投票=当たる」わけでもないし、「1番人気=一番強い」わけでもないから、的中率を推測するには競馬の本質的な予想が必要不可欠。
血統やその馬の能力、脚質、馬場状態、展開、騎手など、総合的な要因から好走率を推測し、オッズと見比べて妙味があるかどうかを判断すべきよ。
とはいえ、オッズだけで予想するのも楽しみ方の一つとしてはアリ。
予想が難しいって人は、まずは少額からでもオッズ予想に挑戦してみて欲しいわ。
まとめ|オッズ断層は回収率を上げるヒントになる
オッズ断層は、見えない“圧”を教えてくれるヒントよ。
人気の集中ポイントも、不人気ゾーンも、ちゃんと把握すればあなたの予想はもっと鋭くなるわ。
もちろん、オッズだけじゃダメ。他の情報とも組み合わせて、自分だけの予想ロジックを作ってみてね。