競馬の魅力のひとつは、予想外の展開が繰り広げられ、高配当が演出される「荒れるレース」よね。
ただ、荒れるレースがなぜ起きるのか、その要因や特徴を理解していないと、運だけではなく実力で荒れるレースを見抜くことはできないわ。
この記事では、競馬における荒れるレースの見分け方や、実際にどのように買い方を工夫するべきかを徹底解説。
過去の大荒れレースを振り返り、荒れやすいレースランキングもあわせてお伝えするから、ぜひ参考にしてみてちょうだい。
競馬の荒れるレースとは?
競馬における「荒れるレース」とは、予想外の結果が生まれるレースのことを指すわ。
通常、競馬ファンは人気馬が上位を占めることを期待するけど、荒れるレースでは、あまり注目されていなかった馬が上位に食い込むことがよくあるのよね。
このような予測できない展開が「荒れたレース」の特徴よ。
例えば、2018年の日本ダービー。
4戦全勝の1番人気ダノンプレミアム、3戦全勝の2番人気ブラストワンピースの一騎打ちと見られていたこの年、着順は1着が5番人気のワグネリアン、2着が4番人気のエポカドーロ、そして3着が16番人気のコズミックフォースで決着。
3連単は2,856,300円の超大荒れレースになったのよね。
またWIN5においても、2021年03月14日に5億5444万6060円というとんでもない配当が出ているの。
これも人気のない馬が勝ったから。
荒れるレースの魅力って、配当面にもあるのよね。
荒れるレースの条件・見分け方

荒れるレースを予測するには、いくつかの重要な条件をチェックすることがポイントよ。
競馬の予想では、人気馬が必ず勝つわけではなく、時には大波乱の展開が待っていることもあるの。
ここでは、荒れるレースの条件と見分け方について詳しく解説するわ。
馬場状態が悪化している
荒れるレースの最も一般的な原因の一つは、馬場状態が悪化することよ。
特に「重馬場」や「不良馬場」など、天候や降雨によって馬場が悪化した場合、普段は安定している人気馬が本来の力を発揮できないことが多々あるの。
スピードに優れた馬よりも、持ち前のパワーを活かせる馬や特殊な馬場を得意とする馬が有利になることが多くなるわ。
例えば2023年の「高松宮記念」では、不良馬場でレースが行われ、1番人気のメイケイエールが馬券圏外に沈んだ中、道悪巧者の伏兵12番人気のファストフォースが勝利したなんてこともあったのよね。
過剰に人気している馬がいる
競馬では、特定の馬が過剰に人気を集めることがあるわ。
このような馬は、以下の点が他の競走馬に比べて過大評価されることが多いの。
- 血統がいい
- 取り引き金額が高い
- 人気騎手が騎乗
- 有名な厩舎の管理馬
このようなポイントを評価されて、抜けた人気になっている馬がいるレースは狙い目。
つまり馬の能力を度外視して、他の要素を評価されて馬券を買われている馬がいれば荒れる可能性が高いってことよ。
多頭数のレース
多頭数のレースも、荒れる可能性が高い条件の一つね。
競馬は出走馬が多ければ多いほど、レースの展開が予測しづらくなるもの。
特に、競馬では馬同士の接触や位置取りの争いが激しくなるため、ペースが乱れることがよくあるの。
このような状況では、人気馬であっても思わぬ展開に巻き込まれて失速することがあって、予想外の結果が生まれやすくなるのよね。
また多頭数になると1頭当たりの的中率が低くなり、馬券の組み合わせも増えるわ。
人気が分散される分、配当額が上がって、荒れる可能性が広がるわよ。
ハンデキャップ競走
ハンデ戦では、各馬に実力に応じた斤量が課されるから、重いハンデを背負った馬が不利になる一方、軽いハンデをもらった馬には有利な条件が与えられるわ。
例えば、実力馬に重いハンデが課されると、その分だけレースに影響を与えることがあって、普段以上にスタミナや体力が求められることになるの。
一方で、軽いハンデを背負った馬はいつも通りに能力を発揮し、人気馬の逆転劇が繰り広げられるってわけ。
このような斤量差による予測しにくさが、ハンデ戦における荒れる要因よ。
夏競馬
「夏競馬は荒れる」と言われるくらい、夏に行われるレースは荒れやすいわ。
夏は有力馬たちは、秋の大舞台に向けて休養期間に当てられることが多いの。
だから、夏に出て来るのはだいたい能力が同じくらいの馬たちになる傾向が強いわ。
さらに冬を越して思わぬ成長を遂げている場合も多く、能力が図りづらい時期でもあるのよね。
暑さに弱い馬もいるし、能力はほぼ未知数に近い状態。
何が馬券になってもおかしくない、まさに荒れる条件が揃ったレースと言えるわね。
荒れるレースで狙うべきおすすめの買い方

荒れるレースでは、予想外の展開が起こることが多いから、柔軟で広範囲をカバーできる馬券が有効。
ここでは、荒れるレースにおいて特におすすめの3つの買い方を紹介するわよ。
ワイド
荒れるレースでは、予想外の馬が上位に食い込むことが多いから、ワイド馬券が有効ですよ。
ワイドは1着と2着を予想するだけで済むし、着順に縛られないから、荒れたレースで波乱が起きても柔軟に対応できるわ。
また、人気馬が外れた場合でも、比較的低リスクで大きなリターンを得ることができ、予想外の組み合わせで配当が高くなる可能性もあるの。
ワイドは荒れるレースにおいて広い範囲をカバーできて、高い的中率と安定した収益を狙えるから、荒れる条件が揃ったレースにこそおすすめの買い方よ。
馬連
ワイドよりも高配当を狙うなら、馬連馬券がおすすめ。
馬連は、1着と2着の馬を予想する馬券で、ワイドと異なり着順を指定する必要がなく、少し高いリスクを取る代わりに高い配当が期待できるわ。
荒れるレースでは人気馬同士が予想外に食い込まないことが多いから、外れた馬同士を予測することで、高いリターンを得られる可能性が高くなるの。
馬連は比較的少ない投資で波乱のレースに対応しやすいし、人気馬と不人気馬の組み合わせでも、意外に大きな配当を狙えるのが魅力よ。
3連複1頭軸流し
3連複1頭軸流しは、1頭の軸馬を選び、その馬と他の複数の馬を組み合わせて3着以内に入る馬を予想する買い方。
荒れるレースでは、人気馬が不調だったり、実力馬が外れたりすることがよくあるけど、それでも馬券圏内に入る可能性が高い1頭を軸に決めることで、確実にその馬をカバーしつつ、不人気馬に広くチャンスを与えることができます。
しかも3連複1頭軸流しは、少ない点数で広範囲をカバーできるから、波乱が起きやすいレースでも高いリターンを狙うことが可能。
荒れるレースでの強力な買い方と言えるわね。
荒れるレースランキング
ここからは穴党必見の荒れるレースランキングを紹介していくわよ。
過去10年の3連単配当からG1・G2・G3それぞれの荒れるレースランキングをまとめたから、ぜひ高配当になるレースの見極めに活用してちょうだい。
荒れるG1レースランキング
順位 | レース | 開催場 | 3連単平均配当 |
---|---|---|---|
1位 | ヴィクトリアマイル | 東京 | 2,241,214円 |
2位 | 高松宮記念 | 中京 | 842,142円 |
3位 | エリザベス女王杯 | 京都 | 412,248円 |
4位 | NHKマイルカップ | 東京 | 355,723円 |
5位 | 日本ダービー | 東京 | 330,059円 |
ヴィクトリアマイルが桁違いに平均配当が高いのは、2015年に2,070万円の払戻しを記録していることが要因よ。
ただしこのレースを除くと、3連単の平均配当は約21万円。
頻繁に荒れるという意味では、2位の高松宮記念がふさわしいかしらね。
荒れるG2レースランキング
順位 | レース | 開催場 | 3連単平均配当 |
---|---|---|---|
1位 | ローズステークス | 中京 | 279,648円 |
2位 | 京王杯2歳ステークス | 東京 | 267,028円 |
3位 | フローラステークス | 東京 | 264,715円 |
4位 | フィリーズレビュー | 阪神 | 241,141円 |
5位 | 目黒記念 | 東京 | 239,019円 |
G2は荒れるレースでも3連単の平均配当が20万円台。
中央競馬の重賞の中では「荒れない」部類になるわね。
それでも傾向としては「ローズS」「フローラS]「フィリーズR」と牝馬の3歳限定戦は荒れやすい印象。
G2で荒れるレースを狙うなら、「牝馬の3歳戦」と覚えておいてちょうだい。
荒れるG3レースランキング
順位 | レース | 開催場 | 3連単平均配当 |
---|---|---|---|
1位 | 北九州記念 | 小倉 | 600,856円 |
2位 | 函館記念 | 函館 | 571,559円 |
3位 | 武蔵野S | 東京 | 478,154円 |
4位 | 京都牝馬S | 京都 | 473,307円 |
5位 | エプソムC | 東京 | 459,382円 |
G3は3連単の平均配当が高く、かなり荒れる傾向にあることがわかるわね。
ハンデ戦が多いし、昇級してくる実力未知数の馬が好走することも多々あって、人気薄がよく馬券に絡むのが要因。
高額配当を狙うならG3がおすすめよ。
荒れる競馬場ランキング
競馬には高配当が飛び出す「荒れるレース」があるけど、その波乱を引き起こしやすい競馬場、そして特徴が存在するの。
荒れるレースが多く発生する競馬場をランキングは以下の通り。
順位 | 競馬場 | 3連単平均配当 |
---|---|---|
1位 | 福島競馬場 | 175,000円 |
2位 | 新潟競馬場 | 158,100円 |
3位 | 小倉競馬場 | 156,200円 |
4位 | 中山競馬場 | 151,600円 |
5位 | 東京競馬場 | 146,700円 |
6位 | 中京競馬場 | 141,800円 |
7位 | 京都競馬場 | 132,700円 |
8位 | 阪神競馬場 | 118,800円 |
9位 | 函館競馬場 | 105,500円 |
10位 | 札幌競馬場 | 94,300円 |
荒れる競馬場ランキング1位は、福島競馬場よ。
「福島は荒れる」ってよく聞くけど、実際に3連単の平均配当が証明しているわね。
なぜ福島競馬場のレースが荒れやすいのか、理由は以下の3つ。
- ハンデ戦が多い
福島競馬場では、ハンデ戦が頻繁に行われるの。重いハンデを背負った人気馬が不利になり、思わぬ馬が上位に食い込むことが多く、荒れたレースが発生しやすいのよね。 - 平坦で小回りなコース
福島競馬場は平坦で小回りなコース設計が特徴。このコースでは、スタートダッシュの上手さや、機敏な動きが求められるわ。特に、スピードよりも瞬発力やレース展開に適応できる馬が有利になるから、実力馬でも適性がないと苦戦するケースが多いのよね。 - 開催の集中と悪化しやすい馬場状態
福島競馬場は特定の月に開催が集中するから、馬場状態が悪化しやすいわ。特に、重馬場や不良馬場でのレースでは、馬場の影響を受けやすい馬が予想外の結果を生むことが多く、これが波乱を引き起こすキッカケになるのよね。
これらの要素が重なることで、福島競馬場では荒れたレースが頻繁に見られるから、穴党にとっては魅力的なのよね。
まとめ
ここまで、競馬で荒れるレースの見分け方と買い方についてお伝えしてきたわ。
競馬にはカタく決まるレースと荒れるレースが存在し、それぞれでレースの特徴が異なるわ。
今回紹介した荒れる条件と見分け方を活用して、荒れるレースを見極め、ぜひ高配当を手繰り寄せてちょうだい。
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