キンシャサノキセキの基本情報
馬名 | キンシャサノキセキ |
生年月日 | 2003年9月24日 |
父 | フジキセキ |
母 | ケルトシャーン |
戦績 | 31戦12勝 |
主な勝ち鞍 | ’10’11高松宮記念(G1) |
調教師 | 堀宣行 |
騎手 | 四位洋文 |
馬主 | 吉田和美 |
生産者 | Arrowleave Joint Venture |
フジキセキがシャトル種牡馬として活躍しているときに南半球で種付けされオーストラリアで生まれ日本に来た馬がいたわ。
馬の世界で遅生まれはその分の成長の遅さを意味し、ハンデとなるの。
デビューは2006年12月。
まずはデビュー戦を飾ったわ。
その後のジュニアカップも勝ち、初めての重賞レースにアーリントンカップを選んだの。
ここは1番人気に支持されるも6着と敗れ、春の3歳マイル王決定戦のNHKマイルカップに向かったわ。
それでも馬場の真ん中を鋭く伸びてきて3着。
1・2着馬には上手く乗られた形だったけど、未来を感じさせる走りだったわ。
そのままの勢いでマイルチャンピオンシップに参戦し5着。
年明け初戦の京都金杯は6着、続く阪急杯は4着と大きく負けることはないけど重賞の壁に阻まれていたのは間違いないわね。
久々の勝利を味わい、秋まで休養したわ。
またも重賞のタイトルはおあずけとなったわ。
2番人気ながら好位からレースを進めると最後はエアシェイディの猛追を防ぎ勝利。
やはり、オープンでは戦えるけどその先がなかなか難しかったわ。
そのための2008年は、まずは京都金杯から始動。
だけど、まさかの10着大敗。
続く阪急杯で5着になり、高松宮記念でと駒を進めたの。
ここにきてある程度戦える目処は立ったわ。
その最初のレースは函館スプリントステークス。
G12着が評価され単勝1.8倍の1番人気で出走したキンシャサノキセキは、好位から鋭く伸び1着でゴール。
念願の初重賞タイトルを手にしたのよ。
そのまま夏の北海道に滞在し、次のレースはキーランドカップ。
ここでも1番人気に支持されるも3着。
重賞連勝とはいかなかったわね。
初めてのG1タイトルを目指しキンシャサノキセキはスプリンターズステークスに向かったわ。
ここも2着。
春秋でG1で2着と今一歩届かないもどかしさがあったのよね。
この頃から、主戦場を1200〜1400に絞って戦っていったわ。
高松宮記念での昨年の雪辱を晴らすためだったわ。
だけど、まさかの10着大敗。
その後、高松宮記念・スプリンターズステークス共に二桁着順と信じられない結果だったの。
先行勢を見る形でレースを進めていきここを勝利。
その後、暮れの阪神カップも勝利し重賞連勝。
3戦連続二桁着順が嘘のような結果だったわ。
その目標ただ一つに向かい、2010年はオーシャンステークスから始動しここを快勝。
そして、悲願達成に向けて高松宮記念に向かったわ。
1番人気で出走したキンシャサノキセキは、中団からレースを進めていき最後は馬場の三分どころから伸び後続の馬をハナ差凌ぎ切って優勝。
念願の初G1タイトルを手にしたの。
2番人気ながら好位からレースを進めここも勝利し、見事連覇を飾ったわ。
ここを2着とし、いざ尾張決戦へ。
中京競馬場が改修工事のため阪神競馬場で行われたこの年の高松宮記念。
積極果敢に4番手からレースを進めていくキンシャサノキセキ。
直線を向き、先に抜け出し後続も追いすがるが1馬身1/4凌いでのゴール。
これで、レース史上初の高松宮記念連覇となったわ。
遅生まれのハンデなどを克服し頂点に立ったこの馬には頭が下がるわね。