2019年 天皇賞(秋) 事前予想
今週は、秋の古馬三冠競走における第一戦、天皇賞(秋)の予想をしていくわよ!
最強牝馬アーモンドアイを始め、これぞG1という豪華なメンバーが揃った今回のレース。
それだけに、本来十分な実力を持っている馬に思わぬオッズが付いていることもあるし、なかなかオイシイレースになりそうだわ。
今回もデータを使って、まだ世間では評価され足りていない実力馬を見つけ出したから、G1とは思えないほどインパクトのある配当に期待できそう。
先週の菊花賞では2万円オーバーの三連単をバッチリ的中させたし、今週も獲るわよ!
現段階での注目馬はページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい。
さっそく、今週の特別登録馬を見てもらうわね。
2019年 天皇賞(秋) 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アルアイン | 牡 | 58.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
ウインブライト | 牡 | 58.0 | 畠山吉宏 | 美浦 |
カデナ | 牡 | 58.0 | 中竹和也 | 栗東 |
ケイアイノーテック | 牡 | 58.0 | 平田修 | 栗東 |
ゴーフォザサミット | 牡 | 58.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
サートゥルナーリア | 牡 | 56.0 | 角居勝彦 | 栗東 |
スティッフェリオ | 牡 | 58.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
スワーヴリチャード | 牡 | 58.0 | 庄野靖志 | 栗東 |
ダノンプレミアム | 牡 | 58.0 | 中内田充 | 栗東 |
マカヒキ | 牡 | 58.0 | 友道康夫 | 栗東 |
ユーキャンスマイル | 牡 | 58.0 | 友道康夫 | 栗東 |
ランフォザローゼス | 牡 | 56.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
ワグネリアン | 牡 | 58.0 | 友道康夫 | 栗東 |
アーモンドアイ | 牝 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
アエロリット | 牝 | 56.0 | 菊沢隆徳 | 美浦 |
スカーレットカラー | 牝 | 56.0 | 高橋亮 | 栗東 |
ドレッドノータス | セン | 58.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
それじゃあ今回は、過去10年のデータを基にして天皇賞(秋)の予想を組み立てていくわよ。
前走レース別成績から見てちょうだい!
2019年 天皇賞(秋) 前走レース別成績
前走レース名 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
毎日王冠 G2 |
4 | 3 | 5 | 43 | 7.3% | 12.7% | 21.8% |
宝塚記念 G1 |
2 | 4 | 2 | 14 | 9.1% | 27.3% | 36.4% |
札幌記念 G2 |
2 | 1 | 1 | 15 | 10.5% | 15.8% | 21.1% |
オールカマー G2 |
1 | 0 | 0 | 26 | 3.7% | 3.7% | 3.7% |
京都大賞典 G1 |
1 | 0 | 0 | 12 | 7.7% | 7.7% | 7.7% |
安田記念 G1 |
0 | 1 | 0 | 3 | 0% | 25.0% | 25.0% |
新潟記念 G3 |
0 | 0 | 0 | 5 | 0% | 0% | 0% |
※今回出走した馬の前走レースだけを取り上げているから、合計が10にならない列があるわよ
毎日王冠(G2)・宝塚記念(G1)・札幌記念(G2)の3レースを使ってきた馬が馬券の中心って感じね。
中でも、宝塚記念組の複勝率は注目に値するわ。
この条件の馬は、4ヶ月のブランクを心配されて人気が下がりがちだけど、このデータを知った私たちにはむしろオイシイ馬。
最近はG1直行のローテーションも定着してきているし、ますます期待できるわ。
実際、今のところ宝塚記念組はどれもそこまで人気していないようだし、積極的に狙っていきましょう。
さて、同様にブランクのある前走G1組といえば、本走で1番人気確実のアーモンドアイが前走に安田記念を使っていたわね。
ただ前走安田記念の馬は、見ての通りあまり前例がないのよ。
あまりブランクを気にしなくていい、というのはすでに話した通りだけど、いちおう覚えておいた方がいいデータね。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
2019年 天皇賞(秋) 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 4 | 4 | 3 | 28 | 10.3% | 20.5% | 28.2% |
2着 | 3 | 0 | 2 | 19 | 12.5% | 12.5% | 20.8% |
3着 | 1 | 1 | 2 | 17 | 4.8% | 9.5% | 19.0% |
4着 | 0 | 0 | 0 | 14 | 0% | 0% | 0% |
5着 | 0 | 2 | 2 | 2 | 0% | 33.3% | 66.7% |
6~9着 | 2 | 2 | 1 | 37 | 4.8% | 9.5% | 11.9% |
10着以下 | 0 | 1 | 0 | 23 | 0% | 4.2% | 4.2% |
まず、前走勝ち馬の成績がいいのは見逃せないところね。
前走4着馬がまったく馬券になっていないのが一見気になるけど、その分前走5着の馬が妙に好成績。
そこで前走4~5着の馬をまとめて成績を出すと、連対率10%、複勝率20%になるわ。
そのあたりを踏まえれば、おおむね「前走着順がいいほど本走での成績もいい」といえるわね。
もっとも、どの着順も切るほど悪い成績ではないから「迷ったら前走着順の高いほう」くらいに考えておくのがいいわよ。
さて、みんな前走大敗したダノンプレミアムについて気になっているだろうから、前走2桁決着の馬についても調べておいたわ。
すると過去10年、この条件に当てはまった馬は、当日の人気が高くても7番までだったの。
今回のダノンプレミアムほど人気した馬はいなかったってわけね。
前走着順だけを理由に彼を切るのは、ちょっと早計だといえるわ。
次は、レース当日人気別成績を見てもらうわね。
2019年 天皇賞(秋) レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4 | 2 | 2 | 2 | 40.0% | 60.0% | 80.0% |
2番人気 | 1 | 3 | 2 | 4 | 10.0% | 40.0% | 60.0% |
3番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 0% | 10.0% |
4番人気 | 0 | 2 | 0 | 8 | 0% | 20.0% | 20.0% |
5番人気 | 4 | 0 | 0 | 6 | 40.0% | 40.0% | 40.0% |
6番人気 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0% | 0% | 40.0% |
7番人気 | 1 | 2 | 0 | 7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
8番人気 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0% | 0% | 0% |
9番人気 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0% | 0% | 0% |
10番人気以下 | 0 | 1 | 1 | 78 | 0% | 1.3% | 2.5% |
1番人気の複勝率はさすがだけど、勝率はそれなりって感じ。
今回のアーモンドアイは単勝2倍を切りそうなほど支持を集めているけど、2~3着に沈む可能性も考慮しておきたいわね。
もっとも、このレースでは過去10年、単勝1倍台の馬は出ていなかったし、そういう意味で彼女は前例から外れた存在。
具体的な買い目については、1週間じっくり検討していくべきだわ。
また大まかな傾向として、7番人気以内の馬だけで馬券の9割以上を占めているのがわかるわね。
こちらについても単勝オッズを調べてみると、馬券になった30頭のうち、29頭が単勝40倍未満だったわ。
他のデータによっぽど当てはまった馬以外は、基本的に「単勝40倍未満」を基準に考えるべきね。
次は、脚質別成績を見てちょうだい。
2019年 天皇賞(秋) 脚質別成績
脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 0% | 10.0% |
先行 | 3 | 5 | 2 | 28 | 7.9% | 21.1% | 26.3% |
差し | 7 | 4 | 3 | 62 | 9.2% | 14.5% | 18.4% |
追込 | 0 | 1 | 4 | 41 | 0% | 2.2% | 10.9% |
勝っているのは差し馬、馬券になりやすいのは先行馬、というわかりやすい傾向があるわね。
今年の人気どころは前に出たがる馬が多いし、その分これまで強烈な末脚で勝ってきたアーモンドアイが目立つわ。
また今回はアエロリットというわかりやすい逃げ馬がいるけど、過去10年、ハナを切った馬の成績はイマイチ。
彼を先頭に、番手で有力馬たちが競る展開になったりすると、ますます後ろの馬が有利になるんじゃないかしら。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介するわね。
2019年 天皇賞(秋) 注目馬①
アーモンドアイ(牝4)
【前走:安田記念(G1)1番人気3着】
国内外のG1を5連勝、前走でも1着とタイム差なしの走りを見せたアーモンドアイ。
やはり人気は圧倒的で、本走について語るなら彼女を無視するわけにはいかないわ。
彼女についてデータを調べてみると、ここまで見てきた通り基本的には好走に期待できる感じ。
前走安田記念の馬は前例が少ない、という話をしたけれども、言い方を変えればサンプルがないなりに複勝率25%をマークしてもいるのよね。
彼女のここまでの実績や実力はみんなも知っての通りだし、やはり今回、穴党としても切るわけにはいかなさそうだわ。
たださきほども話したけど、秋の天皇賞は1番人気馬が2~3着に沈む可能性も十分あるレース。
彼女に先着する馬がいるとしたら?と考え続けることが、このレースで高配当を獲る秘訣よ!
2019年 天皇賞(秋) 注目馬②
ワグネリアン(牡4)
【前走:札幌記念(G2)2番人気4着】
今年唯一の札幌記念組であるワグネリアン。
わずかな差ではあるけれど、前走レース別成績でもっとも勝率が高かったのがこの札幌記念なのよね。
今回は上位人気の層が厚いからか、いまのところ4~5番人気くらいに落ち着きそうな彼だけど、実力については疑いようのないところ。
後ろからでも勝負できる脚を持っていて、データ的にも不足はないし、穴党にとってはオイシイ馬だといえるわね。
前走着順がやや好走条件に当てはまらないように見えるけれど、あのレースでは両前脚を落鉄していた、というのは報じられている通り。
それでも4着に粘ったことを考えれば、着順については一つ二つオマケして考えるべきよね。
このレースで、ダービー馬としての実力を見せて欲しいわ!
かなりの実力馬にさえいいオッズが付く今年の天皇賞(秋)
彼を押さえておけば、G1らしからぬ高配当に期待できるわよ!
2019年 天皇賞(秋) 注目穴馬
スワーヴリチャード(牡5)
【前走:宝塚記念(G1)6番人気3着】
好走率の高い前走宝塚記念組からは、このスワーヴリチャードに注目よ。
ここしばらく、ずっと安定した成績を残していながら、勝ち鞍には恵まれていない彼。
勝ちきれない部分を悲観されているからか、今のところそれなりの人気に落ち着いているわよね。
それでもデータ的には十分買えるレベルのオッズに落ち着きそうだし、彼には中段から勝負できる脚があるし、総合的に見てかなり注目しておきたい存在。
今のところまだ鞍上が確定していないのが気がかりではあるけれど、昨年末から折り合いもよくなっているし、乗り味も評判だし、あまり心配しなくていいわよ。
元々彼は左回りが大の得意だから、ここでアーモンドアイを押さえて勝ってしまってもおかしくない存在。
当日まで注目が集まらなければ、配当面でも期待できるわよ!