フェブラリーステークスの最終予想をするわよ!
ダート王の座をかけて、16頭の精鋭たちが激突するこのレース。
上位陣は皆最先着に期待できそうで、かつ抜けた存在がいないとあって、今年は例年以上の混戦模様、って感じね。
ただでさえ荒れがちなレースなのに、これでは馬券になりそうな馬すらも見当がつかない、と感じている人もいるかもしれないけど…。
そんなときこそ、ウチのデータ予想を頼ってちょうだい。
今回も月曜日からさらにデータを追加して、信頼すべき本命どころや、波乱を巻き起こし得る穴馬候補を見つけ出しておいたわ。
予想印とあわせてページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、確定した枠順から見てもらうわよ。
枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | テオレーマ | 牝6 | 55.0 | ルメール | 石坂公一 | 栗東 |
2 | ダイワキャグニー | セン8 | 57.0 | 三浦皇成 | 菊沢隆徳 | 美浦 | |
2 | 3 | インティ | 牡8 | 57.0 | 武豊 | 野中賢二 | 栗東 |
4 | アルクトス | 牡7 | 57.0 | 田辺裕信 | 栗田徹 | 美浦 | |
3 | 5 | レッドルゼル | 牡6 | 57.0 | 川田将雅 | 安田隆行 | 栗東 |
6 | カフェファラオ | 牡5 | 57.0 | 福永祐一 | 堀宣行 | 美浦 | |
4 | 7 | タイムフライヤー | 牡7 | 57.0 | 横山武史 | 橋口慎介 | 栗東 |
8 | サンライズノヴァ | 牡8 | 57.0 | 松若風馬 | 音無秀孝 | 栗東 | |
5 | 9 | サンライズホープ | 牡5 | 57.0 | 大野拓弥 | 羽月友彦 | 栗東 |
10 | スワーヴアラミス | 牡7 | 57.0 | 松田大作 | 須貝尚介 | 栗東 | |
6 | 11 | ソダシ | 牝4 | 55.0 | 吉田隼人 | 須貝尚介 | 栗東 |
12 | ミューチャリー | 牡6 | 57.0 | 御神本訓 | 矢野義幸 | 地方 | |
7 | 13 | ソリストサンダー | 牡7 | 57.0 | 戸崎圭太 | 高柳大輔 | 栗東 |
14 | ケイティブレイブ | 牡9 | 57.0 | 菅原明良 | 清水英克 | 美浦 | |
8 | 15 | テイエムサウスダン | 牡5 | 57.0 | 岩田康誠 | 飯田雄三 | 栗東 |
16 | エアスピネル | 牡9 | 57.0 | M.デム | 笹田和秀 | 栗東 |
詳しい予想に入る前に、月曜日のおさらいをしておくわね。
■前走レース別成績
前走の格が高い順に好走する傾向が強い
チャンピオンズC・東海S・根岸Sを使った馬が有力な馬券候補
■前走着順別成績
前走の勝ち馬が好調
前走6着以降からは前走にダートのG1戦を使った馬に注目
■レース当日の人気別成績
1番人気の複勝率は80%
6~9番人気が紐に絡む傾向が強い
■年齢別成績
勝ち馬は6歳以内から出る
7歳以上が馬券になるには、半年以内にダート重賞で馬券になった実績が必要
それじゃあ引き続き過去10年分のデータを用いて、フェブラリーステークスの予想を詰めていくわよ。
枠順別成績から見てちょうだい。
枠順別成績
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1 | 0 | 0 | 18 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
2枠 | 3 | 1 | 2 | 13 | 15.8% | 21.1% | 31.6% |
3枠 | 0 | 2 | 1 | 17 | 0.0% | 10.0% | 15.0% |
4枠 | 1 | 1 | 1 | 17 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
5枠 | 0 | 2 | 5 | 13 | 0.0% | 10.0% | 35.0% |
6枠 | 2 | 0 | 1 | 17 | 10.0% | 10.0% | 15.0% |
7枠 | 2 | 2 | 0 | 16 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
8枠 | 1 | 2 | 0 | 17 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
内枠と外枠での有利不利は見受けられないわね。
3枠と5枠は勝ち馬こそ出ていないけど、馬券にはまずまず絡めているし、枠順で毛嫌いするようなことはしなくてよさそうよ。
ただ僅かながら、2枠の好走率が目立つ印象。
ここは複勝率が高いだけでなく、人気を問わず馬券に絡む傾向があるのよね。
今回2枠に収まるインティとアルクトスは、優位にレースが運べそうよ。
ちなみに回収率がもっともいいのは、7枠。
2014年にコパノリッキーが勝利した枠、として覚えている人もいるんじゃないかしら。
そんな7枠の回収率は、単勝1386%・複勝196%。
そして今回この枠にはソリストサンダーと、人気薄のケイティブレイブが収まるわよ。
次は、馬体重別成績を見てもらおうかしら。
馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~479kg | 1 | 2 | 0 | 26 | 3.4% | 10.3% | 10.3% |
480~499kg | 1 | 2 | 1 | 29 | 3.0% | 9.1% | 12.1% |
500~519kg | 3 | 3 | 4 | 36 | 6.5% | 13.0% | 21.7% |
520~539kg | 5 | 3 | 4 | 29 | 12.2% | 19.5% | 29.3% |
540kg以上 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
540kgを超えない程度で馬格のある馬ほど走る、というデータね。
となればやはり注目すべきは、520~539kgの馬たち。
勝率は抜けて高いし、回収率も単勝・複勝ともに190%オーバーと穴馬もよく出ているのよね。
調教後の馬体重を参考にすると、この好データに該当しそうなのは、
インティ
カフェファラオ
ケイティブレイブ
の3頭よ。
次は、牡牝別成績を見てもらおうかしら。
牡牝別成績
性 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
牡・セン | 10 | 10 | 10 | 119 | 6.7% | 13.4% | 20.1% |
牝 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
このレース、ソダシの取捨で頭を悩ませている人も多いわよね。
ワタシもその中のひとりだったんだけど…。
この牡牝別データでは、彼女が好走傾向にあるのかハッキリと答えが出ているわ。
表の通り、直近10年で牝馬は1頭も馬券になっていないの。
そもそも牝馬がこのレースに出走すること自体が珍しいし、もちろんソダシほどの有力馬が出ていないんじゃないか、とも考えられるんだけど…。
2018年に桜花賞馬のレッツゴードンキが5着に敗れているのよね。
距離的なところや、スタートが芝で先行しやすいところなど、たしかに今回のソダシには有利に働きそうな要素も多いんだけど…。
データ上、彼女はここで切らざるを得ないわ。
そんなところで、最終追い切りの結果も考慮した予想印を発表するわよ!
◎本命
カフェファラオ(牡5)
【前走:チャンピオンズカップ(G1)4番人気11着】
データと相性を信頼して、本命にはカフェファラオを推すわ。
月曜日にも伝えたように、彼はチャンピオンズCからの巻き返しが見込める条件に該当していたし、馬体重も昨年このレースを制した時よりさらに好走率の高い範囲内。
東京1600mはデビュー以来3戦3勝で負けなしと、直近の成績に関係なく買える材料が揃っているわ。
福永祐一Jとの最終追い切りでも、美浦の南Wで5F【66.9-52.2-38.2-11.8】の時計を出すなど、状態はよさそうだし折り合い面の問題もなさそうよ。
オッズ的にも去年よりオイシイ馬券になりそうね!
○対抗
スワーヴアラミス(牡7)
【前走:東海ステークス(G2)7番人気1着】
スタミナがあって、さらにキレる脚もある、スワーヴアラミス。
ペース的にはそこまで速くならなそうな今回は、彼が最先着する展開まであると見ているわ。
検証ではやや連対率の高いデータが出ていたけど、この舞台は前走の勝ち馬が勢いに乗って勝利するケースも多いし、一発に期待して頭から買うのもアリなんじゃないかしら。
そんなスワーヴアラミスの最終追い切りは、栗東の坂路で【52.6-38.2-24.8-12.5】の時計。
仕上がりも万全と言ってよさそうだし、積極的に馬券に含めていきたいわね!
△連下
エアスピネル(牡9)
【前走:チャンピオンズカップ(G1)11番人気9着】
昨年カフェファラオに次ぐ2着入線を果たした、エアスピネル。
9歳になる今年もデータ・状態面では変わらず好走傾向にあって、この舞台でなら激走が期待できるわ。
ローテンションも「武蔵野S→チャンピオンズC→フェブラリーS」と、昨年と同じ。
今年の武蔵野Sでは昨年より順位を上げて2着に入るなど、東京巧者っぷりも健在よ。
そうそう、彼はダート参戦以来1レース毎に馬券に絡んでいることもお忘れなく。
前走が9着だった彼、傾向上本走は馬券になる番よ。
エアスピネルの最終追い切りは、栗東の坂路で【52.4-38.4-24.6-12.2】という時計。
リズムよく走れていたのが好印象で、十分馬券が狙えるだけの状態にあるわ。
彼を切ったら、みすみす高配当を獲り逃すことになりそうよ!
紐荒れする傾向が強い、近年のフェブラリーS。
今年はアノ高齢馬が、配当を6桁まで押し上げてくれそうよ!
☆注目穴馬
サンライズノヴァ(牡8)
【前走:東京大賞典(G1)8番人気8着】
月曜日から変わらず、注目の穴馬候補として推したいのがサンライズノヴァよ!
前回の段階ですでに走る材料が揃っていた彼だけど、今日の検証でもまずまず好調の範囲内にあるとわかって、下馬評とは裏腹に大いに好走が期待できる、って感じね。
そもそも彼はフェブラリーS3着の実績があって、東京1600mでは12戦して7戦で馬券になっている東京巧者。
直近でも、昨年秋のJBCスプリントでは上がり最速で2着入線を果たすなど、一線級の実績馬相手に勝ち負けできているわけだし、この舞台での過小評価は禁物よ。
サンライズノヴァの最終追い切りは、栗東の坂路で【51.5-37.5-24.6-12.5】の時計。
年齢を感じさせないパワフルな走りができていたし、今回追われたことでさらに良化する見込みがありそう。
彼が馬券に来れば、3年連続の6桁配当に手が届くわ!