2020年 フェブラリーステークス 事前予想
今週は、府中のダート王決定戦、フェブラリーステークスの予想をしていくわよ!
その年最初のG1として毎年親しまれているこのレース。
昨年は出走頭数がちょっと控えめだったけど、今年は24頭もの馬が登録しているし、例年通りの盛り上がりが見られそうね。
このレースが「荒れる」というイメージはあまりないかもしれないけど、実は過去10年で6桁配当が3度も出ているから油断は禁物。
今回もデータを駆使して、今ほとんど注目されていない伏兵馬を見つけ出すことができたわ。
高額配当に直結する注目馬の情報は、ページの最後で紹介しているわよ。
さっそく、今週の特別登録馬を確認してもらうわね。
2020年 フェブラリーステークス 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アルクトス | 牡 | 57.0 | 栗田徹 | 美浦 |
インティ | 牡 | 57.0 | 野中賢二 | 栗東 |
キングズガード | 牡 | 57.0 | 寺島良 | 栗東 |
クリノガウディー | 牡 | 57.0 | 藤沢則雄 | 栗東 |
ケイティブレイブ | 牡 | 57.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
サンライズノヴァ | 牡 | 57.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
スマートアヴァロン | 牡 | 57.0 | 西園正都 | 栗東 |
タイムフライヤー | 牡 | 57.0 | 松田国英 | 栗東 |
ダノンフェイス | 牡 | 57.0 | 大久保龍 | 栗東 |
テーオージーニアス | 牡 | 57.0 | 梅田智之 | 栗東 |
デルマルーヴル | 牡 | 57.0 | 戸田博文 | 美浦 |
ドリームキラリ | 牡 | 57.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
ブルドッグボス | 牡 | 57.0 | 加用正 | 栗東 |
ミッキーワイルド | 牡 | 57.0 | 安田隆行 | 栗東 |
ミューチャリー | 牡 | 57.0 | 矢野義幸 | 地方 |
モジアナフレイバー | 牡 | 57.0 | 福永敏 | 地方 |
モズアスコット | 牡 | 57.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
ヨシオ | 牡 | 57.0 | 森秀行 | 栗東 |
ロードグラディオ | 牡 | 57.0 | 西浦勝一 | 栗東 |
ワイドファラオ | 牡 | 57.0 | 角居勝彦 | 栗東 |
ワンダーリーデル | 牡 | 57.0 | 安田翔伍 | 栗東 |
ヴェンジェンス | 牡 | 57.0 | 大根田裕 | 栗東 |
ノンコノユメ | セン | 57.0 | 荒山勝徳 | 地方 |
ラプタス | セン | 57.0 | 松永昌博 | 栗東 |
それじゃあ今週は、過去10年のデータをもとにフェブラリーステークスの予想を組み立てていくわ。
前走クラス別成績から見てちょうだい!
2020年 フェブラリーステークス 前走クラス別成績
前走クラス | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 3 | 2 | 2 | 12 | 15.8% | 26.3% | 36.8% |
G2 | 3 | 1 | 1 | 12 | 17.6% | 23.5% | 29.4% |
G3 | 3 | 2 | 2 | 64 | 4.2% | 7.0% | 9.9% |
条件戦 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0% | 0% | 0% |
地方 | 0 | 5 | 5 | 27 | 0% | 13.5% | 27.0% |
※今回出走する馬の前走レースだけを取り上げているから、各列の合計が10にならないことがあるわよ
まず、地方のレースを使ってきた馬はまったく勝っていないことがわかるわね。
複勝率は十分にあるから連で買うのは問題ないけど、本命は他から探した方がよさそうだわ。
今回該当する馬は
ケイティブレイブ
デルマルーヴル
ノンコノユメ
ブルドッグボス
ミューチャリー
モジアナフレイバー
と結構いるから気を付けたいわね。
また、前走G3組は出走数が多いわりはそこまで好走できていない感じ。
これから紹介するデータに当てはまっていれば十分に買えるけど、もし似た条件の馬と迷うことがあったら他のクラスの方を優先した方がいいわ。
ところで、今年は過去に前例のほとんどない3勝クラスの馬が2頭登録しているのが気になるわよね。
ただラプタスもロードグラディオも除外対象で繰上げ順も低いから、今のところは考えなくていいわよ。
次は、前走着順別成績を見てもらうわね。
2020年 フェブラリーステークス 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 7 | 4 | 4 | 25 | 17.5% | 27.5% | 37.5% |
2着 | 0 | 3 | 3 | 15 | 0% | 14.3% | 28.6% |
3着 | 1 | 2 | 1 | 14 | 5.6% | 16.7% | 22.2% |
4着 | 0 | 0 | 0 | 11 | 0% | 0% | 0% |
5着 | 0 | 1 | 0 | 14 | 0% | 6.7% | 6.7% |
6~9着 | 1 | 0 | 1 | 26 | 3.6% | 3.6% | 7.1% |
10着以下 | 1 | 0 | 1 | 21 | 4.3% | 4.3% | 8.7% |
前走で馬券内に入ったか入っていないかで、好走率にかなりの開きがあるわね。
とくに前走勝った馬は本走勝ち馬の大半を占めているし、ぜひ注目しておきたいわ。
ただ前走クラス別成績のことも併せて考えると、前走勝ち馬のうち注目できるのはモズアスコットくらいね。
また、前走で4着以下になった馬たちも、過去に5頭は馬券になっているわけだし、こちらも気になるところ。
彼らについて詳しく調べてみたところ、いずれも前走出走時点の体重が500kgを上回っていたことがわかったの。
この条件に当てはまらない馬、たとえば
キングズガード
タイムフライヤー
ドリームキラリ
ミューチャリー
ヨシオ
あたりは、ちょっと買いにくくなるわね。
次は、レース当日人気別成績を見てもらおうかしら。
2020年 フェブラリーステークス レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4 | 2 | 2 | 2 | 40.0% | 60.0% | 80.0% |
2番人気 | 2 | 2 | 2 | 4 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
3番人気 | 1 | 1 | 1 | 7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
4番人気 | 1 | 1 | 1 | 7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
5番人気 | 0 | 3 | 0 | 7 | 0% | 30.0% | 30.0% |
6番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 0% | 10.0% |
7番人気 | 1 | 0 | 2 | 7 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
8番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 0% | 10.0% |
9番人気 | 0 | 1 | 0 | 9 | 0% | 10.0% | 10.0% |
10番人気以下 | 1 | 0 | 0 | 66 | 1.5% | 1.5% | 1.5% |
1番人気はそれなりに信頼してもよさそうね。
もっとも、勝率はあくまで40%とそれなり程度だから、他に有力な馬がいればそちらに本命を譲ることも検討しておきたいわ。
今年の1番人気は、昨年のフェブラリーステークスを制したインティか、芝G1を制しているモズアスコットかというところ。
このレースは2番人気もなかなか信頼できるし、これから出てくるデータ次第ではまとめて買うことも考えられるわね。
穴の方に注目してみると、2桁人気の馬が一頭だけ馬券になっているけど、これは2014年のレースで当時4歳だったコパノリッキー。
彼は3歳時点で兵庫CS(Jpn2)を勝つ実力がありながら、骨折明けの凡走を不安視されすぎて人気が落ち込んでいたのよね。
今回似た状況にある4歳馬といえば、G1で2着の実績をもつクリノガウディーあたりだけど、彼は除外対象馬だし…
今年は原則として、1桁人気の馬についてだけ考慮した方がよさそうだわ。
次は、騎手別成績を見てもらうわね。
2020年 フェブラリーステークス 騎手別成績
前走騎手 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前走と同騎手 | 7 | 8 | 7 | 71 | 7.5% | 16.1% | 23.7% |
前走から乗り替わり | 3 | 2 | 3 | 56 | 4.7% | 7.8% | 12.5% |
ダートマイラーの大目標となるレースだけあって、ここへむけて同じコンビで走ってきた馬の方が好成績ね。
人気どころの中では、サンライズノヴァが今回松山騎手のテン乗りになりそうで心配な感じ。
ほかの人気馬はたいてい鞍上が続投している、という点も考えると、相対的にちょっと厳しいかもしれないわ。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介するわよ。
2020年 フェブラリーステークス 注目馬①
モズアスコット(牡6)
【前走:根岸ステークス(G3)3番人気1着】
ここを勝てば、芝・ダート両方でG1を制覇することになるモズアスコット。
とはいえダートのキャリアはまだ1戦1勝。
過信するわけにはいかない、と考えるファンが多いからか、今のところはインティにわずかに及ばないくらいの評判ね。
前走はかなり余裕のある勝ちっぷりではあったけど…
それだけに、もっと厳しい展開で砂を被ったりしたらどうなるか、良くも悪くも真の実力が見えていないともいえるわ。
ただモズアスコットは、少なくともデータ上インティよりも信頼できる存在。
前走勝ち馬はそうでない馬と比べて勝率が圧倒的だし、他のデータも十分にいいものが揃っているのよね。
オッズがあまり美味しくならなさそうな点だけが不満だけど、それでも現状最も信頼できる本命候補よ!
2020年 フェブラリーステークス 注目馬②
ノンコノユメ(セ8)
【前走:東京大賞典(Jpn1)5番人気2着】
相手として期待できる前走地方組からは、このノンコノユメに注目よ。
前走では着順こそオメガパフュームに1馬身差敗れての2着だけど、4カドまでの展開次第では着順がひっくり返ってもおかしくなかった走り。
もとより後続には2馬身の差をつけているし、まだまだ実力は健在って感じよね。
彼を買う際ネックになるのはやはり8歳という年齢だけど、このレースに出走した8歳馬の成績は過去10年で(0-1-1-16)。
複勝率は11.1%あるし、好調とは言わないまでも意外と買えるのよ。
彼は18年のフェブラリーステークスを制している上に、直近でも衰えのない脚を見せてくれたわけだし、本走における高齢馬の中でもトップクラスに期待できる存在。
あとはこのまま、人気が上がらないことを願うばかりね!
意外な中穴が10万馬券を演出してきたフェブラリーステークス
今年はアノ5歳馬が、思わぬ配当を運んでくれそうよ!
2020年 フェブラリーステークス 注目穴馬
モジアナフレイバー(牡5)
【前走:東京大賞典(Jpn1)4番人気3着】
前走では、さきほど紹介したノンコノユメに2馬身差をつけられてしまったモジアナフレイバー。
でも2走前の勝島王冠競走(新設重賞)では、そのノンコノユメに同じだけの着差で勝っているのよね。
当時の勝島王冠競走が重馬場で行われたことを加味しても、より本走に近い距離のレースで勝った、という事実は注目に値するわ。
彼はここまで調べたデータに照らしても不安な部分はないし、デビュー以来ほとんど掲示板を外していない安定感も魅力。
そんな彼がノンコノユメより目立っていないこのレースは、高配当獲得のチャンスよ!