2019年 チャンピオンズカップ 事前予想
今週は、秋のダート王決定戦、チャンピオンズカップの予想をしていくわよ!
ジャパンカップが終わって、今年の競馬は有馬記念までひと段落、という雰囲気があるけれど…
かつて「ジャパンカップダート」という名前だったこのレースも忘れてはいけないわ。
チャンピオンズカップは、過去10年中5万円以上の配当が7回、そのうち10万オーバーも4回出ている大荒れレース。
G1らしいパワフルな走りと、G1らしからぬ高配当の両方に期待できるレースなのよ。
今年もデータを駆使して、高配当に直結する穴馬を探し当てたから、期待しててちょうだい。
注目馬はページの最後に紹介しているわよ!
さっそく、今週の特別登録馬を確認してもらうわね。
2019年 チャンピオンズカップ 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
インティ | 牡 | 57.0 | 野中賢二 | 栗東 |
オメガパフューム | 牡 | 57.0 | 安田翔伍 | 栗東 |
カフジテイク | 牡 | 57.0 | 湯窪幸雄 | 栗東 |
キングズガード | 牡 | 57.0 | 寺島良 | 栗東 |
クリソベリル | 牡 | 55.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
コマビショウ | 牡 | 57.0 | 南井克巳 | 栗東 |
ゴールドドリーム | 牡 | 57.0 | 平田修 | 栗東 |
サトノティターン | 牡 | 57.0 | 堀宣行 | 美浦 |
タイムフライヤー | 牡 | 57.0 | 松田国英 | 栗東 |
チュウワウィザード | 牡 | 57.0 | 大久保龍 | 栗東 |
テーオーエナジー | 牡 | 57.0 | 宮徹 | 栗東 |
ミツバ | 牡 | 57.0 | 加用正 | 栗東 |
メイショウワザシ | 牡 | 57.0 | 南井克巳 | 栗東 |
モズアトラクション | 牡 | 57.0 | 松下武士 | 栗東 |
ロンドンタウン | 牡 | 57.0 | 牧田和弥 | 栗東 |
ワイドファラオ | 牡 | 55.0 | 角居勝彦 | 栗東 |
ワンダーリーデル | 牡 | 57.0 | 安田翔伍 | 栗東 |
ヴェンジェンス | 牡 | 57.0 | 大根田裕 | 栗東 |
アナザートゥルース | セン | 57.0 | 高木登 | 美浦 |
ウェスタールンド | セン | 57.0 | 佐々木晶 | 栗東 |
それじゃあ今週は、開催場を問わずこの競争がジャパンカップダートと呼ばれていた時代を含めたデータを10年分って、チャンピオンズカップの予想を組み立てていくわ。
前走レース別成績から見てちょうだい。
2019年 チャンピオンズカップ 前走レース別成績
前走レース名 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
JBCクラシック Jpn1 |
3 | 3 | 3 | 28 | 8.1% | 16.2% | 24.3% |
マイルCS 南部杯 G2 |
3 | 0 | 0 | 3 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
みやこS G3 |
2 | 3 | 3 | 30 | 5.3% | 13.2% | 21.1% |
武蔵野S G3 |
1 | 3 | 0 | 26 | 3.3% | 13.3% | 13.3% |
シリウスS G3 |
0 | 0 | 0 | 3 | 0% | 0% | 0% |
OP特別 | 0 | 1 | 1 | 6 | 0% | 12.5% | 25.0% |
条件戦 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0% | 0% | 0% |
※今回出走する馬の前走レースだけを取り上げているから、各列の合計が10にならないわよ。
まず特筆すべきは、マイルチャンピオンシップを使ってきた馬の勝率ね。
2017年にはこの条件から、当時8番人気だったゴールドドリームが勝っているし、人気順を問わず信頼していいわ。
今回該当するのは、
ゴールドドリーム
ミツバ
ロンドンタウン
の3頭。
もちろんゴールドドリームには注目したいところだけど、あとの2頭もほかのデータ次第では十分買えるわよ。
また全体的な傾向として、中央のレースを使ってきた馬よりも、地方のレースで戦った馬の方がやや好走している、というのは覚えておきたいところ。
今年はクリソベリルなど、前例の少ないローテーションで出走してくる馬が多いから、評価の際にはこの辺りを参考にしましょう。
次は、前走着順別成績を見てもらうわね。
2019年 チャンピオンズカップ 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 4 | 6 | 3 | 29 | 9.5% | 23.8% | 31.0% |
2着 | 3 | 1 | 3 | 15 | 13.6% | 18.2% | 31.8% |
3着 | 1 | 1 | 3 | 18 | 4.3% | 8.7% | 21.7% |
4着 | 1 | 1 | 0 | 13 | 6.7% | 13.3% | 13.3% |
5着 | 1 | 0 | 0 | 13 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
6~9着 | 0 | 1 | 0 | 20 | 0% | 4.8% | 4.8% |
10着以下 | 0 | 0 | 1 | 19 | 0% | 0% | 5.0% |
基本的に、前走成績が高ければ高いほど本走でも好走する傾向にあるようね。
なかでも注目したいのは前走2着の馬。
この条件の馬はかなり投資効率がよくて、単勝回収率はなんと400%オーバー。
本命も穴馬も、かなり安定して勝っているのよね。
一般的に、2位と1位では競馬ファンに与える印象が大きく違うけれど、2着の馬もレース内容によっては「勝ったも同然」だったりするもの。
そのあたりを過小評価された馬が、このレースで穴をあけるのかもしれないわ。
今年の出走馬の中では
オメガパフューム
キングズガード
タイムフライヤー
あたりに注意しておいてちょうだい。
次は、レース当日人気別成績を見てもらうわね。
2019年 チャンピオンズカップ レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4 | 2 | 1 | 3 | 40.0% | 60.0% | 70.0% |
2番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
3番人気 | 1 | 2 | 2 | 5 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
4番人気 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0% | 0% | 0% |
5番人気 | 0 | 2 | 1 | 7 | 0% | 20.0% | 30.0% |
6番人気 | 2 | 1 | 0 | 7 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
7番人気 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0% | 0% | 0% |
8番人気 | 1 | 3 | 0 | 6 | 10.0% | 40.0% | 40.0% |
9番人気 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0% | 0% | 20.0% |
10番人気以下 | 1 | 0 | 3 | 63 | 1.5% | 1.5% | 6.0% |
1番人気馬の信頼度は、まあまあG1にしてはそれなりって感じだけど、それでもこのレースでは1番人気を信頼すべきよ。
チャンピオンズカップの人気トップは回収率が高くて、単勝・複勝ともに100%オーバーなの。
今年は有力な馬が多くて人気が読みにくいけど、恐らく1番人気はもっか5連勝中のクリソベリル。
基本的には、彼を中心に馬券を組み立てることになりそうだわ。
また、2番人気以降は多少偏りがありつつも「人気上位ほどいい」みたいな傾向はあまり見られなくて、1桁人気ならどのあたりの馬が馬券になってもおかしくない感じ。
6~9番人気の馬についてひとまとめにしてデータを出すと、単勝回収率122%、複勝回収率も110%あるから、積極的に買いたいわね。
さて、こんどは穴サイドに注目してみると、10番人気以降の馬がそれなりに馬券になっていることがわかるわね。
彼らについて詳しく調べてみると、4頭いずれも、前走では4角時点で4番手以内にいたことがわかったの。
この辺りについて、詳しくは次の前走脚質別成績を見ながら紹介していくわね。
2019年 チャンピオンズカップ 前走脚質別成績
脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 2 | 0 | 2 | 9 | 15.4% | 15.4% | 30.8% |
先行 | 4 | 6 | 7 | 43 | 6.7% | 16.7% | 28.3% |
差し | 4 | 3 | 1 | 46 | 7.4% | 13.0% | 14.8% |
追込 | 0 | 1 | 0 | 23 | 0% | 4.2% | 4.2% |
「ダートは前」という格言の通り、基本的には前目でレースをする馬の方が好走しているわ。
とはいえ、先行馬と差し馬を比べてみると、勝率と連対率には大きな差がない、というのも注目すべきポイント。
G1級の本命馬であれば末脚を信頼しつつ、穴を狙うなら前目から探していきましょう。
ちなみに前走逃げた馬は、当日の3番人気以内でないと馬券になっていないから気を付けてちょうだい。
いくら前で走るのが有利だからといって、それだけを理由にメイショウワザシのような大穴を買うのは考え物だってこと。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介するわね。
2019年 チャンピオンズカップ 注目馬①
クリソベリル(牡3)
【前走:日本テレビ盃(G2)1番人気1着】
出馬表ではひときわ目立つ成績をもつクリソベリル。
G1級のメンバーと中央で戦った経験がまだない分、今のところ圧倒的な人気というわけでもないけれど、それでも本走の1番人気は彼に決まりそうね。
そんな彼は、前走前目につけて勝ったことをはじめ、本走における好走条件がおおむね揃っているわ。
前走に日本テレビ盃を使った馬は過去に例がない、というのが少し気がかりだけど…
船橋のレースを使ってきた馬は複勝率25%、というデータもあるし、そもそも地方を使っているというだけでプラスだし、あまり気にしなくてもいいわね。
具体的な買い目はどうあれ、このレースは彼を中心に組み立てる必要がありそうだわ!
2019年 チャンピオンズカップ 注目馬②
ゴールドドリーム(牡6)
【前走:マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)1番人気3着】
一昨年の同レースで勝利しており、今年もかなりの支持を集めそうなゴールドドリーム。
ただ単勝1.3倍の支持を集めながら完敗した前走の内容を受けて、クリソベリルには及ばないくらいの人気になりそうよね。
とはいえ前走は半年近い休養から明けての1走目だし、万全の体制だったとはいいがたい状態。
「ひとたたき」が済んだ本走でなら、本来の実力を見せてくれるはずよ。
彼はここまでダートのG1・Jpn1を5勝しており、実績については紛れもなく本走トップ。
もし単勝3倍、あるいは4倍くらいのオッズで買えるなら、かなりオイシイ馬になるわ。
6歳の彼が勝つか、3歳のクリソベリルが勝つか、世代交代という観点でも面白くなりそうね!
G1とは思えないほどの高配当に期待できるチャンピオンズカップ
この馬を押さえて、6桁配当をゲットしてちょうだい!
2019年 チャンピオンズカップ 注目穴馬
タイムフライヤー(牡4)
【前走:東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(G3)8番人気2着】
今年の夏からダートへの挑戦を続けているタイムフライヤー。
前走ではトップから1馬身ちょっと離れたとはいえ2着に入ることができて、ようやく長い低迷の中で光が見えてきたって感じよね。
前走2着の馬は回収率に期待できる、というのはすでに紹介した通りだし、当日の人気もどうにか1桁には収まりそうで、総じてオイシイ中穴として評価できるわ。
前走に武蔵野Sを使った馬は、出走数のわりにそこまで好走できていない、というのは少し気になるけど…
過去この条件からは、当日8番人気で2着に入った馬が2頭出ているし、今年のタイムフライヤーのような馬を狙うには十分。
ここでいい成績を残して、G1馬としての意地を見せて欲しいわね!