2019年 マイルチャンピオンシップ 事前予想
今週は、秋のマイル王決定戦、マイルチャンピオンシップの予想をしていくわよ。
同じ冠名を持つ2頭がいずれもかなりの人気で、「ダノンのワンツー」で決着するんじゃないかと言われている今回のレース。
ただこのマイルチャンピオンシップは、人気馬が不調で波乱が起こりがちなのよね。
こういうレースを的中させるためには、ウチのようにデータを駆使して、世間の評判に流されずに有力馬を探しだすのが何より大事。
今回見つけた有力馬は、今のところ世間ではほとんど人気していないようだし、10万馬券も視野に入ってくるわね。
注目馬はページの最後で紹介しているから、期待しててちょうだい。
さっそく、今週の特別登録馬を確認してもらうわね。
2019年 マイルチャンピオンシップ 特別登録馬
| 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
|---|---|---|---|---|
| アルアイン | 牡 | 57.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
| インディチャンプ | 牡 | 57.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
| エメラルファイト | 牡 | 56.0 | 相沢郁 | 美浦 |
| カテドラル | 牡 | 56.0 | 池添学 | 栗東 |
| クリノガウディー | 牡 | 56.0 | 藤沢則雄 | 栗東 |
| グァンチャーレ | 牡 | 57.0 | 北出成人 | 栗東 |
| タイムトリップ | 牡 | 57.0 | 菊川正達 | 美浦 |
| ダイアトニック | 牡 | 57.0 | 安田隆行 | 栗東 |
| ダノンキングリー | 牡 | 56.0 | 萩原清 | 美浦 |
| ダノンプレミアム | 牡 | 57.0 | 中内田充 | 栗東 |
| フィアーノロマーノ | 牡 | 57.0 | 高野友和 | 栗東 |
| ペルシアンナイト | 牡 | 57.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
| マイスタイル | 牡 | 57.0 | 昆貢 | 栗東 |
| モズアスコット | 牡 | 57.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
| レイエンダ | 牡 | 57.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
| プリモシーン | 牝 | 55.0 | 木村哲也 | 美浦 |
| レッドオルガ | 牝 | 55.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
それじゃあ今回は、過去10年分のデータを使ってマイルチャンピオンシップの予想を組み立てていくわ。
前走クラス別成績から見てちょうだい！
2019年 マイルチャンピオンシップ 前走クラス別成績
| 前走クラス | １着 | ２着 | ３着 | ４着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| G1 | 4 | 1 | 2 | 32 | 10.3% | 12.8% | 17.9% |
| G2 | 3 | 4 | 4 | 57 | 4.4% | 10.3% | 16.2% |
| G3 | 3 | 5 | 1 | 52 | 4.9% | 13.1% | 14.8% |
※今回出走する馬の前走レースだけを取り上げているから、各列の合計が10にならないわよ。
好走率に大きな差はないけど、勝率はG1組が頭一つ抜けているわね。
今年前走G1を使ってきたのは、
アルアイン
ダノンプレミアム
フィアーノロマーノ
この3頭よ。
ただ、G1～G3の中で、もっとも単勝回収率が高かったのは前走G2組。
後で説明する通り、このレースは本命どころよりもやや人気の落ちた馬が好走する傾向にあるから、その辺りを狙う際は注意してちょうだい。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
2019年 マイルチャンピオンシップ 前走着順別成績
| 前走着順 | １着 | ２着 | ３着 | ４着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 3 | 3 | 6 | 20 | 9.4% | 18.8% | 37.5% |
| 2着 | 2 | 3 | 0 | 15 | 10.0% | 25.0% | 25.0% |
| 3着 | 1 | 1 | 2 | 11 | 6.7% | 13.3% | 26.7% |
| 4着 | 0 | 0 | 1 | 13 | 0% | 0% | 7.1% |
| 5着 | 1 | 1 | 1 | 13 | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
| 6～9着 | 3 | 2 | 0 | 37 | 7.1% | 11.9% | 11.9% |
| 10着以下 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0% | 0% | 0% |
まず、前走2桁決着の馬はまったく馬券になっていないことがわかるわね。
アルアイン、フィアーノロマーノ、プリモシーンあたりを買うつもりなら、それなりの理由が必要になるわ。
また、1桁決着の馬についてみてみると、前走で馬券になった馬は好走率が一段高くなるようね。
とくに前走勝ち馬の複勝率はかなりのものだから、ぜひ押さえておきたいところ。
今年でいうと、ダイアトニックとダノンキングリーの2頭に注意、ってことね。
次は、レース当日人気別成績を見てちょうだい。
2019年 マイルチャンピオンシップ レース当日人気別成績
| 人気 | １着 | ２着 | ３着 | ４着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 1 | 2 | 2 | 5 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
| 2番人気 | 1 | 3 | 1 | 5 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
| 3番人気 | 1 | 3 | 0 | 6 | 10.0% | 40.0% | 40.0% |
| 4番人気 | 3 | 0 | 2 | 5 | 30.0% | 30.0% | 50.0% |
| 5番人気 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
| 6番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 0% | 10.0% |
| 7番人気 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0% | 0% | 20.0% |
| 8番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
| 9番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 0% | 10.0% |
| 10番人気以下 | 1 | 2 | 0 | 86 | 1.1% | 3.4% | 3.4% |
1～3番人気よりもむしろ4,5番人気が勝っている、というおもしろいデータね。
複勝率もその辺りまでは大差ないし、軸を選ぶ際にはよりオッズの高い方から買っていくといいわよ。
10番人気以降で馬券になった馬は3頭いるけど、その中でも1番の大穴は2010年のエーシンフォワードで、当時の単勝オッズは52.4倍。
今年もその辺りを基準に穴馬を選べばよさそうだけど…
実は、2012年以降のレースはすべて1桁人気で決着しているのよね。
大穴が飛び込んでくる展開に期待するよりは、むしろ軸荒れでそれなりの配当がつく流れを見込んでおいた方がよさそうだわ。
次は、年齢別成績を見てもらうわね。
2019年 マイルチャンピオンシップ 年齢別成績
| 年齢 | １着 | ２着 | ３着 | ４着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3歳 | 2 | 0 | 2 | 31 | 5.7% | 5.7% | 11.4% |
| 4歳 | 3 | 6 | 4 | 23 | 8.3% | 25.0% | 36.1% |
| 5歳 | 3 | 3 | 3 | 49 | 5.2% | 10.3% | 15.5% |
| 6歳 | 1 | 1 | 1 | 30 | 3.0% | 6.1% | 9.1% |
| 7歳～ | 1 | 0 | 0 | 16 | 5.9% | 5.9% | 5.9% |
馬券のピークは4歳で、6歳を超えると成績がガクッと落ちているわ。
7歳以上で馬券になった馬が1頭だけいるけど、これは2009年、当時1番人気で出走してG1初制覇の最年長記録を更新したカンパニーね。
言い換えれば、このレースでは過去10年、今年でいうグァンチャーレみたいな高齢の穴馬が好走した例はないってこと。
そしたら穴馬をどう探すべきか？ということが気になるけど…
注目すべきデータとして、実は5歳馬は単勝回収率が100％オーバーなの。
年齢を理由にちょっと人気が落ち込んでいる実績馬がいれば、積極的に狙ってみるのもアリね。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介するわよ。
2019年 マイルチャンピオンシップ 注目馬①
ダイアトニック（牡4）
【前走：毎日放送賞スワンステークス（G2）1番人気1着】
休養明けの前走をしっかりと勝ってここに挑むダイアトニック。
基本的には1400mを中心に使われてきたからか、延長を不安視されて、今のところは単勝10倍つきそうなくらいの支持に落ち着いているわね。
何度か紹介している通り、このマイルチャンピオンシップは「その辺り」の馬が好走するレース。
今年は超有力な馬が何頭も出走するけど、まずはダイアトニックに注目しておくのが得策よ。
彼は前走G2を勝っていることなど、データの面でも文句のない存在だし、十分勝ちに期待できるわ。
距離についても、前走で大外を回ってあの勝ちっぷりだったことを考えれば大した問題にならないわね。
あとは当日まで、人気が上がらないことを願うばかりだわ！
2019年 マイルチャンピオンシップ 注目馬②
ダノンプレミアム（牡4）
【前走：天皇賞（秋）（G1）3番人気2着】
本走で数少ない前走G1組として、やはりダノンプレミアムには注目しておきたいところ。
彼の実績はご存知の通りという感じで、本走の中でも文句なくトップクラス。
前走も2着だったとはいえ、先頭はあのアーモンドアイだし、後続に対して十分な強さを見せつけたと言っていいわ。
そんな彼について、4歳馬であることを始めとしてデータ面でも文句がないことがわかった以上、さすがに高く評価せざるを得ないのよね。
やや間の詰まったローテーションを気にする人もいるかもしれないけど…
このレースにおける前走G1組は、その前走が春のレースだろうと秋のレースだろうと、構わず結果を出しているわ。
前例が十分にある以上、そこまで心配しすぎる必要もないわね。
買い目についてはまだまだ検討が必要だけど、少なくとも、切ることは考えにくいわ！
人気馬が不振で高配当に期待できるマイルチャンピオンシップ
この5歳馬を押さえておけば、G1とは思えないほどの高配当に期待できるわ！
2019年 マイルチャンピオンシップ 注目穴馬
マイスタイル（牡5）
【前走：毎日放送賞スワンステークス（G2）4番人気3着】
高回収率に期待できる5歳馬からは、このマイスタイルを紹介するわ。
前走ではダイアトニックとタイム差なしの3着だった彼。
夏には2000mの函館記念を逃げて勝つなど、距離適性についても問題なさそうなんだけど…
実績が足りないと思われているからか、今のところあまり人気していないわよね。
それでも、このレースでは5歳馬がしばしば穴をあけてきた、というのは今日調べた通り。
彼は他のデータについても文句ないし、馬券にしれっと飛び込んで配当を跳ね上がらせる可能性は十分。
万一上位陣が崩れたりすれば、6桁配当も夢じゃなくなるわよ！
