2021年 皐月賞 事前予想
今週は3歳クラシックの第2戦、皐月賞を予想するわよ!
例年堅く決着しがちな分、荒れれば大きいこのレース。
実際2017年には上位3頭が飛んで100万馬券が飛び出しているし、穴党としてはかなり期待が持てる一戦よね。
さらに今年は実績面で抜け出た馬が不在で、実力の拮抗具合がより顕著。
どの馬にも最先着のチャンスがありそうだから、油断できないわよ。
今回も過去のデータを使って各馬を調べ上げたところ、世間ではノーマークの1頭に思わぬ好走傾向が見つかったの。
高配当必至の注目穴馬としてページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、今年の特別登録馬を確認するわよ!
2021年 皐月賞 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アサマノイタズラ | 牡 | 57.0 | 手塚貴久 | 美浦 |
アドマイヤハダル | 牡 | 57.0 | 大久保龍 | 栗東 |
イルーシヴパンサー | 牡 | 57.0 | 久保田貴 | 美浦 |
エフフォーリア | 牡 | 57.0 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
オーソクレース | 牡 | 57.0 | 久保田貴 | 美浦 |
グラティアス | 牡 | 57.0 | 加藤征弘 | 美浦 |
シュヴァリエローズ | 牡 | 57.0 | 清水久詞 | 栗東 |
ステラヴェローチェ | 牡 | 57.0 | 須貝尚介 | 栗東 |
タイトルホルダー | 牡 | 57.0 | 栗田徹 | 美浦 |
ダノンザキッド | 牡 | 57.0 | 安田隆行 | 栗東 |
ディープモンスター | 牡 | 57.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
ボーデン | 牡 | 57.0 | 木村哲也 | 美浦 |
ヨーホーレイク | 牡 | 57.0 | 友道康夫 | 栗東 |
ラーゴム | 牡 | 57.0 | 斉藤崇史 | 栗東 |
ルーパステソーロ | 牡 | 57.0 | 加藤士津 | 美浦 |
レッドベルオーブ | 牡 | 57.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
ワールドリバイバル | 牡 | 57.0 | 牧田和弥 | 栗東 |
ヴィクティファルス | 牡 | 57.0 | 池添学 | 栗東 |
それじゃあ今週は、東京開催だった2011年を除く、直近9年分のデータを基に皐月賞の予想を組み立てていくわね。
まずは、前走レース別成績から見てちょうだい!
2021年 皐月賞 前走レース別成績
前走レース名 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
共同通信杯 G3 |
4 | 0 | 1 | 8 | 30.8% | 30.8% | 38.5% |
スプリングS G2 |
2 | 1 | 3 | 29 | 5.7% | 8.6% | 17.1% |
弥生賞 G2 |
0 | 4 | 2 | 31 | 0% | 10.8% | 16.2% |
若葉S OP特別L |
0 | 1 | 0 | 2 | 0% | 33.3% | 33.3% |
朝日杯FS G1 |
0 | 1 | 0 | 0 | 0% | 100% | 100% |
京成杯 G3 |
0 | 0 | 1 | 2 | 0% | 0% | 33.3% |
きさらぎ賞 G3 |
0 | 0 | 1 | 4 | 0% | 0% | 20.0% |
1勝クラス | 0 | 0 | 0 | 1 | 0% | 0% | 0% |
すみれS OP特別 |
0 | 0 | 0 | 7 | 0% | 0% | 0% |
※今回登録されている馬の前走レースだけを取り上げているから、各列合計が9にならないわよ。
前走に共同通信杯を使った馬が好調ね。
集計対象とした9年で4頭もの勝ち馬が出ているところ見ると、ここを使うことが近年では最高のローテーションであると言えそう。
共同通信杯の覇者エフフォーリアと、ステラヴェローチェは有力な好走傾向馬ね。
他には、ステップレース組についても確認していくわよ。
3レースある皐月賞のステップレースの中では、スプリングSを使った馬の成績がいいみたいね。
このスプリングS組から最先着した2頭について調べてみたら、どちらも優先出走権を獲得して皐月賞に出た馬だった、という共通点があったの。
今回はヴィクティファルスと、アサマノイタズラが該当することになるから注目したいわね。
次は、前走着順別成績を見てもらうわよ。
2021年 皐月賞 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 7 | 6 | 5 | 45 | 11.1% | 20.6% | 28.6% |
2着 | 2 | 1 | 2 | 25 | 6.7% | 10.0% | 16.7% |
3着 | 0 | 0 | 2 | 18 | 0% | 0% | 10.0% |
4着 | 0 | 2 | 0 | 12 | 0% | 14.3% | 14.3% |
5着 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0% | 0% | 0% |
6~9着 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0% | 0% | 0% |
10着以下 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0% | 0% | 0% |
前走で1着もしくは2着には入っていないと勝てない、というデータね。
皐月賞はトライアル組が中心だけあって、今年も大半がこのデータに該当するんだけど…。
その前走で人気も上位だった子たちが、より結果を残す傾向にあるわ。
つまり、世間でも評価されるような分かりやすい好材料のある馬が強いレース、ってこと。
エフフォーリアやヴィクティファルスなんかは、その傾向の筆頭と言えるわね。
また、3着が2頭出ている前走3着馬なんだけど…。
調べてみたらこの2頭は、いずれも前走が弥生賞ディープインパクト記念組だったの。
その点、前走では期待を裏切る形になったダノンザキッドにもチャンスはありそうね。
次は、レース当日の人気別成績を見てもらうわよ。
2021年 皐月賞 レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 3 | 1 | 1 | 4 | 33.3% | 44.4% | 55.6% |
2番人気 | 1 | 3 | 0 | 5 | 11.1% | 44.4% | 44.4% |
3番人気 | 1 | 2 | 3 | 3 | 11.1% | 33.3% | 66.7% |
4番人気 | 1 | 2 | 1 | 5 | 11.1% | 33.3% | 44.4% |
5番人気 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0% | 0% | 0% |
6~9番人気 | 2 | 1 | 3 | 29 | 5.7% | 8.6% | 17.1% |
10番人気以下 | 0 | 0 | 1 | 76 | 0% | 0% | 1.3% |
一見、1番人気の成績が抜けているように感じるんだけど…。
勝率は30%台と、そこまで信頼できるものではないのよね。
しかも4番人気くらいまではほぼ同等の好走率だし、人気だけを見て安易に飛びつくのは避けたほうがよさそう。
とはいえ、基本的には上位で決まりがちなレース。
むやみに下位人気にばかり手を出すのも考え物よ。
さて、穴馬なり得そうな6~9番人気についても確認していこうかしら。
この範囲からはのべ6頭が馬券になっているんだけど、調べてみたら8番人気が【1-0-3-5】と、その大半を占めていたのよね。
昨年の3着馬ガリアクリークも8番人気だったし、かなり奇妙なデータではあるんだけど、一応そういった傾向がある、ということは覚えておいたほうがよさそうだわ。
最後は、騎手の乗り替わり別成績を見てもらおうかしら。
2021年 皐月賞 騎手の乗り替わり別成績
前走騎手 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前走と同騎手 | 6 | 6 | 7 | 74 | 6.5% | 12.9% | 20.4% |
乗り替わり | 3 | 3 | 2 | 56 | 4.7% | 9.4% | 12.5% |
大きなレースだけあって、前走と同じ騎手だった馬が強いわね。
とくに皐月賞のような舞台では騎手がいくつかいるお手馬から1頭を選ぶ、なんてことが起こり得るから、前走からのコンビは尚のこと有利と言えそう。
今回は上位陣に乗り替わりが多く見られるから、下位人気も侮れないレースになるわよ。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介していこうかしら!
2021年 皐月賞 注目馬①
エフフォーリア(牡3)
【前走:共同通信杯(G3)1番人気1着】
デビューから負けなしでの皐月賞参戦となる、エフフォーリア。
前走の共同通信杯では後続に2馬身半の差をつける、まさに圧倒的な勝ちっぷりを見せてくれたわね。
そんなエフフォーリアは、データ上、このレースにおいても強さを発揮してくれそう。
共同通信杯からの参戦が好ローテーション、というのは伝えた通りだし、今回検証したすべての項目で好走傾向が見て取れたのよね。
今春のG1は大阪杯、桜花賞と無敗の馬が勝っている、といった流れもあるし、この皐月賞がエフフォーリアのレースとなる可能性は極めて高い、と言えるんじゃないかしら。
人気もダノンザキッドと分け合う恰好でコスパは悪くなさそうだし、狙い目よ!
2021年 皐月賞 注目馬②
ヴィクティファルス(牡3)
【前走:スプリングステークス(G2)3番人気1着】
皐月賞トライアルレースのスプリングSを勝ち切って参戦してくる、ヴィクティファルス。
スプリングS組はトライアルの中でもとくに成績がいいことは伝えた通りだし、このレースで結果を残す条件でもある「前走で人気に応えて最先着か連対した馬」にも該当している彼は、上位陣のなかでもより買える存在よ。
しかも今回は、前走で重馬場にも関わらず上がり最速で勝利を収めた舞台。
日曜は雨予報の中山だけに、道悪でも活きる末脚はかなりのアドバンテージになり得そうだわ。
今のところオッズも低すぎないし、配当面でも期待大の1頭として覚えておいてちょうだい!
大荒れも十分あり得る、今年の皐月賞。
高配当の立役者は、メイチでやってくる彼しかいないわ!
2021年 皐月賞 注目穴馬
アサマノイタズラ(牡3)
【前走:スプリングステークス(G2)7番人気2着】
現段階でもっとも注目したい穴馬候補が、アサマノイタズラよ。
前走のスプリングSでは、人気薄ながら最先着したヴィクティファルスにタイム差なしの2着と大健闘を見せた彼。
検証ではメンバートップクラスの好データに該当していたし、今回も十分上位に穴をあける存在になり得えそうよ。
そうそう、アサマノイタズラはデビューからの4戦すべてでこのレースの舞台である中山を走っているのよね。
しかも今年頭に行われた2000mの未勝利戦では、後続に4馬身の差をつけ圧勝。
舞台、距離ともに相性抜群なのに加え、この皐月賞に照準を合わせた使われ方は、期待せずにはいられない、って感じね。
まだまだ世間ではノーマークだし、馬券妙味の見込めるオイシイ1頭として注視してちょうだい!