2019年 秋華賞 最終予想
秋華賞の最終予想をするわよ!
台風の影響で、美浦の馬が早めに輸送されているらしい今回のレース。
馬場の状態も含めて、かなり波乱含みの展開を予感させるわよね。
今回もデータを使って各馬を調べ上げたところ、今年の「トップ総崩れ」がありえるレースでなら勝利にさえ期待できるような、おいしい穴馬が見つかったわ。
ページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい。
そうそう、台風といえば、太平洋側の子たちは日曜日に安心して競馬に挑めるよう、今日のうちにしっかり雨風の対策をしておくのよ!
さっそく、確定した枠順を見てもらうわね。
2019年 秋華賞 枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ダノンファンタジー | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | 中内田充 | 栗東 |
2 | メイショウショウブ | 牝3 | 55.0 | 池添謙一 | 池添兼雄 | 栗東 | |
2 | 3 | ブランノワール | 牝3 | 55.0 | 浜中俊 | 須貝尚介 | 栗東 |
4 | トゥーフラッシー | 牝3 | 55.0 | 幸英明 | 高市圭二 | 美浦 | |
3 | 5 | クロノジェネシス | 牝3 | 55.0 | 北村友一 | 斉藤崇史 | 栗東 |
6 | ローズテソーロ | 牝3 | 55.0 | 横山典弘 | 金成貴史 | 美浦 | |
4 | 7 | ビーチサンバ | 牝3 | 55.0 | 福永祐一 | 友道康夫 | 栗東 |
8 | カレンブーケドール | 牝3 | 55.0 | 津村明秀 | 国枝栄 | 美浦 | |
5 | 9 | シャドウディーヴァ | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 | 斎藤誠 | 美浦 |
10 | シェーングランツ | 牝3 | 55.0 | 武豊 | 藤沢和雄 | 美浦 | |
6 | 11 | フェアリーポルカ | 牝3 | 55.0 | 三浦皇成 | 西村真幸 | 栗東 |
12 | レッドアネモス | 牝3 | 55.0 | 藤岡康太 | 友道康夫 | 栗東 | |
7 | 13 | サトノダムゼル | 牝3 | 55.0 | M.デム | 堀宣行 | 美浦 |
14 | シゲルピンクダイヤ | 牝3 | 55.0 | 和田竜二 | 渡辺薫彦 | 栗東 | |
15 | コントラチェック | 牝3 | 55.0 | ルメール | 藤沢和雄 | 美浦 | |
8 | 16 | パッシングスルー | 牝3 | 55.0 | 戸崎圭太 | 黒岩陽一 | 美浦 |
17 | エスポワール | 牝3 | 55.0 | シュタル | 角居勝彦 | 栗東 | |
18 | シングフォーユー | 牝3 | 55.0 | 藤岡佑介 | 牧光二 | 美浦 |
詳しい予想に入る前に、月曜日のおさらいをしておくわよ。
■前走クラス別成績
G2、G3組は好走しているが、オークス組は今一つ
阪神以外の条件戦を使ってきた馬は切る
■前走着順別成績
勝ち馬の8割は前走連対組
ローズステークス以外の前走で掲示板を外した馬は切る
■レース当日人気別成績
ここ10年の勝ち馬はすべて3番人気以内
■脚質別成績
9割のレースが差しで決着
中穴を買うなら逃げ・先行馬に注目
それじゃあ月曜から引き続き、過去10年のデータを新たに2つ使って秋華賞の予想を詰めていくわ。
枠順別成績から見てちょうだい!
2019年 秋華賞 枠順別成績
枠 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 0 | 3 | 2 | 15 | 0.0 | 15.0% | 25.0% |
2 | 1 | 2 | 3 | 13 | 5.3% | 15.8% | 31.6% |
3 | 2 | 0 | 1 | 17 | 10.0% | 10.0% | 15.0% |
4 | 1 | 1 | 0 | 18 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
5 | 0 | 2 | 0 | 18 | 0.0% | 10.0 | 10.0% |
6 | 1 | 1 | 2 | 16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
7 | 3 | 1 | 2 | 23 | 10.3% | 13.8% | 20.7% |
8 | 2 | 0 | 0 | 28 | 6.7% | 6.7% | 6.7% |
好走率が高いのは内枠、勝ち馬が多く出ているのは外枠、って感じね。
今回注目されているダノンファンタジーは1枠1番に入ったけど…
ここからは過去10年まったく勝ち馬が出ていない、というのが気になるわ。
いつものような中段に控える競馬をするとなると、前が詰まる展開も気にしなくちゃいけないし、ちょっと心配ね。
他の人気どころについて注目すると、クロノジェネシスは勝率の高い3枠、カレンブーケドールは比較的前に出やすそうな4枠よ。
次は、馬体重別成績を見てもらうわね。
2019年 秋華賞 馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~439kg | 2 | 1 | 3 | 30 | 5.6% | 8.3% | 16.7% |
440~459kg | 1 | 6 | 3 | 51 | 1.6% | 11.5% | 16.4% |
460~479kg | 1 | 2 | 4 | 41 | 2.1% | 6.3% | 14.6% |
480~499kg | 6 | 0 | 0 | 13 | 31.6% | 31.6% | 31.6% |
500kg~ | 0 | 1 | 0 | 12 | 0% | 7.7% | 7.7% |
3歳牝馬にしては大柄な、体重480~499kgの馬がかなり好走しているわ。
今回の人気どころに、このクラスの馬はいないようだけど…
例年よりはるかに荒れる要素が多い今年は、この条件から中穴・大穴クラスが1着に飛び込んできてもおかしくないわ。
調教後の体重を参考にすると、今回この条件にあてはまりそうなのは…
エスポワール
ビーチサンバ
フェアリーポルカ
メイショウショウブ
レッドアネモネ
このあたりね!
さあ、ここで今週の予想印を発表するわ。
2019年 秋華賞 注目馬①
ダノンファンタジー(牝3)
【前走:ローズステークス(G3)1番人気1着】
総合的に考えて、やはりトップ評価をつけざるを得ないのがこのダノンファンタジー。
外からマークされて、前が空かなくなりそうな枠順はたしかに不安といえば不安だけど…
彼女は、今年3月のチューリップ賞を見てもわかるように、積極的に前に出ることのできる馬。
さらに今年は、各馬が馬場のぬかるんだ所を嫌って馬群がバラける、という可能性も十分考えられるから、枠順のリスクについてはあまり深く考えなくていいわ。
さいわい彼女は調教も順調にこなしていて、最終追い切りは栗東のCWを単走馬なりで4ハロン51.5-12.0という時計。
1週前の段階で芝コースを使ってビッシリ追っていたから、水曜は我慢させながら調整するに留めたって感じね。
配当を欲張って彼女を切ったりすると、後悔するわよ!
2019年 秋華賞 注目馬②
クロノジェネシス(牝3)
【前走:優駿牝馬(G1)2番人気3着】
月曜日の段階では、ローテーションを不安視して紹介していなかったクロノジェネシス。
ただ今週の仕上がりを見て、十分以上に戦えると判断したわ。
彼女は調教で適度に気を抜くタイプだから、追い切りの数字を見ただけでは調子がわかりにくいわよね。
でもこの夏でしっかり馬体を増やしているし、その一方で走りには重さが感じられないし、かなり調子は良さそうだったわ。
陣営的には、エリ女を本番に見据えてここはひと叩き、という感じだろうけど…
今回は枠順も味方してくれているから、余力を残してスムーズに勝ってしまってもおかしくないわよ。
G1二連覇までありうる彼女、ぜひ注目しておいてちょうだい!
2019年 秋華賞 注目馬③
ビーチサンバ(牝3)
【前走:ローズステークス(G2)6番人気2着】
ダノンファンタジーへのリベンジに期待したいビーチサンバ。
前走では新しい戦法を見せた上で2歳女王にタイム差なしまで迫ったわけだから、どうしても期待しちゃうわよね。
彼女の調教後馬体重は482kgと、輸送の負担が小さく済めばギリギリ好走条件に収まりそうな感じ。
基本的に3番人気以内の馬ばかりが勝っているこのレースだけど、イレギュラーの多い今年は、彼女のような馬にとっては大チャンスよ。
最終追い切りは、栗東のCWを単走馬なりで6ハロン81.8-12.3と、あまり無理をさせていない感じの時計。
軽く促されたところの反応もよかったし、状態はかなり良さそうだわ。
彼女が勝てば、配当はもとより、この秋の競馬がかなりおもしろくなるわよ!
2019年 秋華賞 注目馬④
シゲルピンクダイヤ(牝3)
【前走:ローズステークス(G2)4番人気4着】
目立ったところがない分、データ上問題も見当たらないシゲルピンクダイヤ。
距離適性が不安視されているからか、G1を連対した馬としてはかなり人気が落ち込んでいるけど…
京都の芝2000mはコーナーが多いし、スムーズに立ち回れば相対的に不利を打ち消せるはず。
血統面でも、彼女の母父High Chaparralは、2400mかつ馬場の重い凱旋門賞で3着に入った馬だし、距離や道悪の適性には期待していいわよ。
最終追い切りは、栗東の坂路をしまい重点で55.0-12.4という時計。
水曜の坂路はちょっと状態が悪かったようだけど、それでこのタイムなら本番にも期待できるわね。
今回紹介する他の馬と比べると、さすがに勝利できるかは怪しい感じだけど、それでも十分馬券を賑わせてくれそうよ!
今年の秋華賞は特に荒れる!
この穴馬を押さえておけば、帯封さえ夢じゃないわよ!
2019年 秋華賞 注目穴馬
フェアリーポルカ(牝3)
【前走:紫苑ステークス(G3)6番人気2着】
月曜日にも注目穴馬として紹介していたフェアリーポルカ。
今日の調べで、大柄な馬が好走することがわかって、ますます買いやすくなったわね。
枠順もデータ上とくに問題のないところで、先行脚質の彼女にとってはぎりぎり許容範囲。
月曜日の段階では、2~3着に入ってくれればオイシイ、くらいの印象だったけど…
今年は「それ以上」の波乱が起こることも十分考えらえるわ。
彼女は調教もかなり好調で、栗東のCWを6ハロン87.8-11.9と時計は万全。
まだまだ余裕が残っているようにさえ見えたし、かなり仕上がっていると見ていいわね。
このレースが大波乱で終わるとしたら、その立役者は彼女に違いないわ!