2018年 秋華賞 事前予想
今週は、秋の3歳女王決定戦、秋華賞の予想をしていくわよ!
今年の注目は、なんといっても牝馬クラシック3冠を目指すアーモンドアイ。
当日も圧倒的な1番人気になりそうなんだけど…
データを調べあげた上で皆に言いたいのは、彼女を過信し過ぎるのは禁物だってこと。
万一彼女が着外に飛ぶようなことがあれば配当にも期待できるから、これから紹介するデータをしっかり読み込んで、対策を練ってちょうだい。
彼女に先着しうる注目馬の情報は、ページの最後で紹介しているわよ。
さっそく、今年の特別登録馬を確認してもらうわね。
2018年 秋華賞 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アーモンドアイ | 牝 | 55.0 | 国枝栄 | 美浦 |
ウラヌスチャーム | 牝 | 55.0 | 斎藤誠 | 美浦 |
オールフォーラヴ | 牝 | 55.0 | 中内田充 | 栗東 |
オスカールビー | 牝 | 55.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
カレンシリエージョ | 牝 | 55.0 | 鈴木孝志 | 栗東 |
カンタービレ | 牝 | 55.0 | 中竹和也 | 栗東 |
ゴージャスランチ | 牝 | 55.0 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
サトノガーネット | 牝 | 55.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
サヤカチャン | 牝 | 55.0 | 田所秀孝 | 栗東 |
サラキア | 牝 | 55.0 | 池添学 | 栗東 |
サラス | 牝 | 55.0 | 西村真幸 | 栗東 |
スカーレットカラー | 牝 | 55.0 | 高橋亮 | 栗東 |
ダンサール | 牝 | 55.0 | 須貝尚介 | 栗東 |
トーセンブレス | 牝 | 55.0 | 加藤征弘 | 美浦 |
ハーレムライン | 牝 | 55.0 | 田中清隆 | 美浦 |
パイオニアバイオ | 牝 | 55.0 | 牧光二 | 美浦 |
プリモシーン | 牝 | 55.0 | 木村哲也 | 美浦 |
ミッキーチャーム | 牝 | 55.0 | 中内田充 | 栗東 |
ラッキーライラック | 牝 | 55.0 | 松永幹夫 | 栗東 |
ラテュロス | 牝 | 55.0 | 高野友和 | 栗東 |
ランドネ | 牝 | 55.0 | 中竹和也 | 栗東 |
リュヌルージュ | 牝 | 55.0 | 斉藤崇史 | 栗東 |
それじゃ、過去10年のデータを使って、秋華賞の予想を組み立てていくわよ。
レース間隔別成績から見てちょうだい!
2018年 秋華賞 レース間隔別成績
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2週 | 0- 0- 1- 6/ 7 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
3週 | 0- 1- 1- 8/ 10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
4週 | 6- 8- 6- 62/ 82 | 7.3% | 17.1% | 24.4% |
5〜 9週 | 4- 1- 2- 53/ 60 | 6.7% | 8.3% | 11.7% |
10〜25週 | 0- 0- 0- 19/ 19 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
半年以上 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10週以上の間隔が空いた馬は1頭も馬券に絡んでいない、という驚くべきデータよ。
ここで好走するためには、秋の競馬を1戦使っておきたい、って感じね。
春のオークスから直行してくるアーモンドアイとラッキーライラック、大丈夫かしら…
さて、好走率の高い4週間隔の馬たちについて詳しく見てみると、該当する20頭のうち19頭が前走にローズステークスを使ってきた馬だということがわかったの。
今年ローズSを走って来た馬は以下の通りよ。
ウラヌスチャーム
オールフォーラブ
カンタービレ
ゴージャスランチ
サラキア
スカーレットカラー
トーセンブレス
ラテュロス
ひととおり覚えておいてちょうだい。
次は、前走着順別成績よ。
2018年 秋華賞 前走着順別成績
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 3- 4- 3- 38/ 48 | 6.3% | 14.6% | 20.8% |
前走2着 | 4- 2- 2- 13/ 21 | 19.0% | 28.6% | 38.1% |
前走3着 | 0- 2- 2- 14/ 18 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
前走4着 | 2- 0- 0- 10/ 12 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
前走5着 | 0- 2- 0- 8/ 10 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
前走6〜9着 | 0- 0- 1- 35/ 36 | 0.0% | 0.0% | 2.8% |
前走10着〜 | 1- 0- 2- 30/ 33 | 3.0% | 3.0% | 9.1% |
やはりG1レースだけあって、前走掲示板に入った馬でないと好走は厳しいって感じ。
またその中でも、前走2着馬の成績が妙にいいから注意したいわ。
本走ではサラキアしか該当しないデータね。
またここでは穴馬を探すために、前走6着以降で馬券に絡んだ馬のことを詳しく調べてみたの。
すると、前走でダートを使っていた馬が1頭、前走が重馬場だった馬が2頭、本走が重馬場だったケースが1頭、という内訳だったわ。
つまりみんな、前走と本走でコースの状態がガラッと変わっていたのよ。
だからこそ本走で巻き返すことができた、って感じね。
今年の登録馬の中で、そういった条件を満たす馬はいなさそうだから…
前走6着以降だった以下の馬たちは、まとめて切ってしまうわよ。
オールフォーラブ
カレンシリエージョ
サラス
スカーレットカラー
トーセンブレス
次は、当日人気別成績を見てもらおうかしら。
2018年 秋華賞 レース当日人気別成績
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 3- 1- 2- 4/ 10 | 30.0% | 40.0% | 60.0% |
2番人気 | 2- 2- 1- 5/ 10 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
3番人気 | 4- 1- 0- 5/ 10 | 40.0% | 50.0% | 50.0% |
4番人気 | 0- 2- 1- 7/ 10 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
5番人気 | 0- 1- 1- 8/ 10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
6番人気 | 0- 1- 1- 8/ 10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
7番人気 | 0- 1- 0- 9/ 10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
8番人気 | 0- 1- 2- 7/ 10 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
9番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
12番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
13番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
16番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
17番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
18番人気 | 0- 0- 0- 9/ 9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1~3番人気の成績がおおむね横ばい、というのは興味深いデータね。
今年の1番人気はほぼ間違いなくアーモンドアイだろうけど、少なくともデータ上は彼女にばかりこだわる必要もないって感じ。
また下位人気に注目すると、おおむね1桁人気なら好走の可能性が十分にありそうね。
過去2桁人気で馬券に絡んだ馬が3頭いるけど、彼女らは全員、前走で2桁に大敗した馬たちだったわ。
そして今年はもう、そんな馬たちを一通り切っているのよね。
つまり今年の秋華賞は、1桁人気馬についてだけ考慮すればいいってことよ。
次は、所属別成績を見てちょうだい。
2018年 秋華賞 所属別成績
調教師分類 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
美浦 | 2- 2- 3- 67/ 74 | 2.7% | 5.4% | 9.5% |
栗東 | 8- 8- 7- 82/105 | 7.6% | 15.2% | 21.9% |
地方 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
外国 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
典型的な西高東低、関東馬の好走率が振るわないわ。
アーモンドアイにはまた都合の悪いデータね。
ちなみに、関東馬の中でも当日1番人気に限定して成績を出すと(1-1-1-2)。
複勝率は60%と悪くない数字なんだけど、勝率は一番人気馬全体の勝率を下回る20%に過ぎない、ということは覚えておいてちょうだい。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介するわ。
2018年 秋華賞 注目馬①
アーモンドアイ(牝3)
【前走:優駿牝馬(G1)1番人気1着】
ここまでに何度も名前が出ているアーモンドアイ。
繰り返しになるけど、このレースは彼女にとってかなり都合の悪いデータが揃っているのよね…
さらに今後のローテーションを考えても、陣営がここをどれだけ本気で獲りにくるのかは怪しいところだわ。
ただ彼女は、それだけで切るには惜しい存在であることも事実。
世代最強どころか「現役最強」なんて評判もあるくらいの名牝だし、力関係は文句なく本走トップだものね。
彼女の実力は、数々の不利なデータを巻き返すだけのものなのか?というところが問題になってくるわ。
1週前追い切りの段階ではかなり動きも良くて、少し馬体が残っていたことを除けばかなり良さげに見えたけど…
彼女のことは、金曜日までかけて油断なくチェックしていくわ!
2018年 秋華賞 注目馬②
ミッキーチャーム(牝3)
【前走:藻岩山特別(1000万下)1番人気1着】
人気どころが飛ぶかもしれない、となると、気になってくるのがミッキーチャームのような上がり馬。
この夏から条件戦をトントンと勝ち上がっていて、素質を感じさせるわよね。
2走前の500万下で3着に下したレッドオールデンは次走でも3着に入っていたし、これまで使ってきたレースのレベルはなかなかのもの。
ここまでに調べたデータも悪くないものが揃っているし、気になる存在だわ。
上位人気を置き去りにしての勝利、というところまでは考えにくいけど、相手として押さえておきたい1頭よ!
アーモンドアイに黄色信号が灯る今年の秋華賞
実績に乏しいアノ実力馬も、彼女が飛ぶなら勝利まであり得るわ!
2018年 秋華賞 注目穴馬
サラキア(牝3)
【前走:関西TVローズステークス(G2)2番人気2着】
大きなレースで安定した成績を残し続けているサラキア。
重賞勝ちこそないけれど、2走前の自己条件では他馬をぶっちぎって快勝。
前走も大きく出遅れた中で2着につけていたし、ここでも十分通用する実力があると見るわ。
彼は前走にローズステークスを使って2着、ということをはじめとして、このレースにおける好走条件が揃っているのよね。
また本走で鞍上がモレイラ騎手に乗り替わる、というのも、陣営の本気度が感じられてプラス評価。
追い切りも順調にこなしているようだから、いまのうちに注目しておいてちょうだい!