2018年 天皇賞(春) 事前予想
いよいよ今週、古馬の最高峰を決定する天皇賞(春)が行われるわ!
天皇賞といえばまず思い出されるのが「平成の盾男」こと武豊Jだけど、彼は先日の京都8Rで騎乗停止を受けてしまったのよね…。
彼が騎乗予定だったクリンチャーは有力どころの一角と目されていたし、そこに鞍上不安が出た今年はなかなか荒れたレースになるんじゃないかしら。
そうそう、このレースは昨年こそガチガチの決着だったけど、それ以前は8年連続で10万オーバーの高配当が出ていたのよ。
武豊Jが不在で、さらに他のメンバーにもこれぞ!という馬がいない今年。
ひょっとしたら、100万円クラスの馬券が出るかもしれないわ。
このページの最後に、高配当を演出してくれそうな穴馬の情報を載せておくから、期待しててちょうだい!
詳しい予想に入る前に、今年の特別登録馬を確認してもらうわね。
2018年 天皇賞(春)特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アルバート | 牡 | 58.0 | 堀宣行 | 美浦 |
ガンコ | 牡 | 58.0 | 松元茂樹 | 栗東 |
クリンチャー | 牡 | 58.0 | 宮本博 | 栗東 |
サトノクロニクル | 牡 | 58.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
シホウ | 牡 | 58.0 | 笹田和秀 | 栗東 |
シュヴァルグラン | 牡 | 58.0 | 友道康夫 | 栗東 |
ソールインパクト | 牡 | 58.0 | 戸田博文 | 美浦 |
チェスナットコート | 牡 | 58.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
トーセンバジル | 牡 | 58.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
トウシンモンステラ | 牡 | 58.0 | 村山明 | 栗東 |
トミケンスラーヴァ | 牡 | 58.0 | 竹内正洋 | 美浦 |
ピンポン | 牡 | 58.0 | 粕谷昌央 | 美浦 |
ミッキーロケット | 牡 | 58.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
ヤマカツライデン | 牡 | 58.0 | 池添兼雄 | 栗東 |
レインボーライン | 牡 | 58.0 | 浅見秀一 | 栗東 |
スマートレイアー | 牝 | 56.0 | 大久保龍 | 栗東 |
カレンミロティック | セン | 58.0 | 平田修 | 栗東 |
それじゃ、過去10年のデータを使って天皇賞(春)の予想をしていくわ。
前走レース別の成績から見てちょうだい。
2018年 天皇賞(春)前走レース別成績
前走レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
日経賞G2 | 3- 3- 2-44/52 | 5.8% | 11.5% | 15.4% |
阪神大賞G2 | 3- 2- 4-48/57 | 5.3% | 8.8% | 15.8% |
産経大阪G2 | 2- 3- 2-10/17 | 11.8% | 29.4% | 41.2% |
京都記念G2 | 1- 1- 0- 3/ 5 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
大阪杯G1 | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ダイヤモHG3 | 0- 1- 0-12/13 | 0.0% | 7.7% | 7.7% |
大阪—ハH | 0- 0- 1-14/15 | 0.0% | 0.0% | 6.7% |
DWCG1 | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
サンシH1600 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中日新聞HG3 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
香ヴァG1 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
湾岸S1600 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
名古屋城1600 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
福島民報 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
天皇賞秋G1 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
御堂筋S1600 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ライト | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
※今回出走する馬の前走レースだけを取り上げているから、各列の合計が10にならないわよ。
前走大阪杯を使ってきた馬はかなり成績がいいわ。
今年該当するシュヴァルグラン、スマートレイアー、ヤマカツライデンには要注意ね。
あとは該当する馬の数が少ないけど、京都記念から出走してきた馬の馬券内率はかなりのもの。
今回該当する馬が1頭だけいるわね!
彼の評価については最後に紹介するけど、その前に他のデータを見てもらうわ。
次は前走着順別成績よ。
2018年 天皇賞(春)前走着順別成績
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 5- 5- 4- 27/ 41 | 12.2% | 24.4% | 34.1% |
前走2着 | 3- 1- 3- 22/ 29 | 10.3% | 13.8% | 24.1% |
前走3着 | 0- 2- 1- 19/ 22 | 0.0% | 9.1% | 13.6% |
前走4着 | 0- 0- 1- 14/ 15 | 0.0% | 0.0% | 6.7% |
前走5着 | 1- 0- 0- 13/ 14 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
前走6〜9着 | 0- 2- 0- 34/ 36 | 0.0% | 5.6% | 5.6% |
前走10着〜 | 1- 0- 1- 15/ 17 | 5.9% | 5.9% | 11.8% |
基本的には前走1~3着の馬が馬券の中心だけど、ここで注目して欲しいのは前走10着以降の馬。
前走3着の馬に迫るくらいの成績を残しているわ。
数字を見る限り、このレースは前走で4~9着に凡走した馬よりも、大崩れした馬の方が買いやすいといえるわね。
シュヴァルグラン、トミケンスラーヴァ、ヤマカツライデンにはじゅうぶんに注意してちょうだい。
次は、馬体重別の成績を見てもらおうかしら。
2018年 天皇賞(春)馬体重別成績
馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
420〜439kg | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
440〜459kg | 0- 2- 1- 18/ 21 | 0.0% | 9.5% | 14.3% |
460〜479kg | 2- 3- 2- 30/ 37 | 5.4% | 13.5% | 18.9% |
480〜499kg | 4- 1- 2- 51/ 58 | 6.9% | 8.6% | 12.1% |
500〜519kg | 2- 2- 4- 33/ 41 | 4.9% | 9.8% | 19.5% |
520〜539kg | 2- 1- 0- 9/ 12 | 16.7% | 25.0% | 25.0% |
540〜 | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
馬体重520kg以上の馬がかなり好成績に見えるわね。
回収率がいい500~519kgの馬を合わせて「500kg以上の馬は買い」と覚えてちょうだい。
今回そのくらいの馬体で出走してきそうなのは、シホウ、トミケンスラーヴァ、ヤマカツライデンあたりね。
次は、脚質別成績を見てちょうだい。
2018年 天皇賞(春)脚質別成績
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
平地・逃げ | 2- 0- 0- 10/ 12 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
平地・先行 | 3- 6- 5- 20/ 34 | 8.8% | 26.5% | 41.2% |
平地・中団 | 4- 4- 5- 67/ 80 | 5.0% | 10.0% | 16.3% |
平地・後方 | 0- 0- 0- 45/ 45 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
平地・マクリ | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
いい脚を長く使う先行馬の成績が優れてるのはイメージ通りだけど、それにしても極端ね。
先行脚質というだけで、無条件に買ってしまってもいいくらいの数字だわ。
とくに人気薄の馬が好走するのは逃げか先行のパターンがほとんどだから、気を付けた方がいいわよ。
さあ、ここで現時点での注目馬を紹介するわ。
2018年 天皇賞(春)注目馬①
シュヴァルグラン(牡6)
【前走:大阪杯(G1)4番人気13着】
前走の大阪杯では、期待に応えられず凡走に終わったシュヴァルグラン。
とはいえ本走における数少ないG1馬ということもあって、当日もかなりの人気になりそうね。
前走の負けっぷりをみるとちょっと…いや、かなり心配になってしまうけど、このレースにおいて前走で惨敗した馬が悪くない結果を残してきたのは、すでに話したとおり。
その他のデータについても申し分ないから、あまり心配しすぎることもないわ。
そもそも彼は2016年の天皇賞(春)では3着、2017年には2着とどんどん着順を上げてきていて、このレースと相性がいいといえる馬。
彼のことは引き続きシビアに評価していくけど、今のところは買うのに十分と判断するわ!
2018年 天皇賞(春)注目馬②
ヤマカツライデン(牡6)
【前走:大阪杯(G1)15番人気11着】
重賞に挑戦してから、勝利のないヤマカツライデン。
昨年のこのレースでも大敗しているし、すでに切ってる人も多そうな彼だけど…。
春の天皇賞に出てくる人気薄の逃げ馬、というと、どうしてもビートブラックのことを思い出してしまうわ。
2012年、当時14番人気だったビートブラックが大逃げを決めて、オルフェーヴルらを打ち負かしたのよね。
ヤマカツライデンが第二のビートブラックになれるかどうか、コッソリ注目している人もいるんじゃないかしら。
そういう期待は抜きにしても、彼は前走のレースや着順、馬体重など、このレースで好走する馬の条件がよくそろっていて注目せざるを得ないわ。
2012年のような迷レースを何度も期待するのは考え物だけど、彼のことは頭の片隅にとどめておいてちょうだい!
8年連続で10万オーバーの馬券が出た天皇賞(春)
今年馬券を賑わす伏兵馬はこの馬よ!
2018年 天皇賞(春)注目穴馬
ミッキーロケット(牡5)
【前走:京都記念(G2)7番人気7着】
ここ一年勝利から遠ざかっているミッキーロケット。
ずっとクラシックディスタンスを使ってきたイメージのある彼だけど、一昨年の菊花賞に出走していたわ。
その時はサトノダイヤモンドの5着でどうにか掲示板を確保しているし、距離適性という面ではあまり心配する必要はないわね。
また彼は本走唯一の前走京都記念組であることや、番手での競馬を得意とする脚質など、このレースの好走条件によく合致しているの。
今のところほとんど注目されていないし、配当の面でも期待できるわよ!