2020年 高松宮記念 事前予想
今週は、春のスプリント王決定戦、高松宮記念の予想をしていくわよ!
タワーオブロンドンやミスターメロディのほか、マイルのG1馬も5頭出走するなど、近年稀に見る豪華メンバーが揃っている今回のレース。
高松宮記念は例年本命を中心に決着しがちなんだけど、これだけ「本命候補」が多ければ、票が割れて配当もそれなりになりそうだわ。
さらにイレギュラーが重なれば、昨年のような超高額配当にも期待できるわよ!
今週も、データを使って「本当に信頼できる本命馬」や「激走必至の穴馬」を探しあてたから、期待してちょうだい。
注目馬の情報はページの最後で紹介しているわよ!
さっそく、今週の特別登録馬を確認してもらうわね。
2020年 高松宮記念 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
キングハート | 牡 | 57.0 | 星野忍 | 美浦 |
クリノガウディー | 牡 | 57.0 | 藤沢則雄 | 栗東 |
グルーヴィット | 牡 | 57.0 | 松永幹夫 | 栗東 |
シヴァージ | 牡 | 57.0 | 野中賢二 | 栗東 |
ステルヴィオ | 牡 | 57.0 | 木村哲也 | 美浦 |
セイウンコウセイ | 牡 | 57.0 | 上原博之 | 美浦 |
タワーオブロンドン | 牡 | 57.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
ダイアトニック | 牡 | 57.0 | 安田隆行 | 栗東 |
ダノンスマッシュ | 牡 | 57.0 | 安田隆行 | 栗東 |
ティーハーフ | 牡 | 57.0 | 西浦勝一 | 栗東 |
ナインテイルズ | 牡 | 57.0 | 長谷川浩 | 栗東 |
ナランフレグ | 牡 | 57.0 | 宗像義忠 | 美浦 |
ミスターメロディ | 牡 | 57.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
モズアスコット | 牡 | 57.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
ライトオンキュー | 牡 | 57.0 | 昆貢 | 栗東 |
アイラブテーラー | 牝 | 55.0 | 河内洋 | 栗東 |
アウィルアウェイ | 牝 | 55.0 | 高野友和 | 栗東 |
グランアレグリア | 牝 | 55.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
ゴールドクイーン | 牝 | 55.0 | 坂口智康 | 栗東 |
ソウルスターリング | 牝 | 55.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
ダイメイプリンセス | 牝 | 55.0 | 森田直行 | 栗東 |
ナックビーナス | 牝 | 55.0 | 杉浦宏昭 | 美浦 |
ノームコア | 牝 | 55.0 | 萩原清 | 美浦 |
モズスーパーフレア | 牝 | 55.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
ラブカンプー | 牝 | 55.0 | 森田直行 | 栗東 |
それじゃあ今週は、過去10年のうち、阪神開催だった分を除く全9レースのデータを使って、高松宮記念の予想を組み立てていくわ。
前走レース別成績から見てちょうだい。
2020年 高松宮記念 前走レース別成績
前走レース名 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
阪急杯 G3 |
3 | 3 | 2 | 35 | 7.0% | 14.0% | 18.6% |
シルクロードS G3 |
3 | 2 | 2 | 17 | 12.5% | 20.8% | 29.2% |
オーシャンS G3 |
2 | 2 | 4 | 56 | 3.1% | 6.3% | 12.5% |
阪神カップ G2 |
0 | 0 | 0 | 5 | 0% | 0% | 0% |
今年は表に記載のないレースを使ってきた馬、つまり過去10年で前例のないローテーションで出てくるマイラーが多いんだけど…
短距離勢は基本的に、阪急杯、シルクロードS、オーシャンSを使ってくることが多いようね。
この中ではシルクロードS組がなかなか好走していて、オーシャンS組はイマイチって感じ。
ただ詳しく調べてみると、オーシャンSを使ってきた馬は複勝回収率が151%とかなり高かったの。
この条件からは、過去に2桁人気馬が3頭も馬券になっているわよ。
前走オーシャンSを使っていて、今回出走できそうな穴馬、つまりナックビーナスやラブカンプーあたりには注目しておきたいわ。
また前走阪神カップ組については、過去10年1頭も馬券になっていないのがわかるわね。
とはいえ母数が少ないし、この条件に該当するからといってグランアレグリアをただちに切るわけにはいかないけど…
今後出てくるデータ次第では、他の馬を本命に据える必要がありそうだわ。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
2020年 高松宮記念 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 4 | 3 | 3 | 18 | 14.3% | 25.0% | 35.7% |
2着 | 2 | 2 | 2 | 15 | 9.5% | 19.0% | 28.6% |
3着 | 0 | 1 | 0 | 16 | 0% | 5.9% | 5.9% |
4着 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
5着 | 1 | 1 | 2 | 8 | 8.3% | 16.7% | 33.3% |
6~9着 | 1 | 1 | 1 | 31 | 2.9% | 5.9% | 8.8% |
10着以下 | 0 | 1 | 1 | 37 | 0% | 2.6% | 5.1% |
前走連対した馬はかなり好走できているようね。
さきほど言及されなかったレースを使ってきた馬でも、そこで2着以内に入っていたなら信頼していいわ。
前走3着だった馬の成績が妙に悪いのが気になるけど、ここではいったん「前走3~5着は、平均するとそこそこ好走している」と大まかに捉えておきましょう。
とはいえ前走で3着だったソウルスターリングやタワーオブロンドン、ナランフレグあたりに他の不安材料が出てきたら、その時は厳しめに評価すべきね。
さて、ここで気になるのが前走掲示板を外した馬たちのこと。
好走率は低いけど、過去10年で5頭も馬券になっているわけだし、無視するわけにはいかないわ。
そこで、この条件で馬券になった馬たちのことを詳しく調べてみたんだけど…
前走に海外のレースを使っていた馬を除く4頭について「その前走で5番人気以内だった」という共通点が見つかったわ。
言い換えれば、前走で期待されていなかった上に着順も振るわなかった馬は、さすがに買えないってことね。
ティーハーフやナインテイルズ、ラブカンプーあたりはかなり厳しいわ。
次は、レース当日人気別成績を見てちょうだい。
2020年 高松宮記念 レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 3 | 0 | 3 | 3 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
2番人気 | 2 | 3 | 0 | 4 | 22.2% | 55.6% | 55.6% |
3番人気 | 2 | 2 | 3 | 2 | 22.2% | 44.4% | 77.8% |
4番人気 | 1 | 0 | 0 | 8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
5番人気 | 1 | 0 | 0 | 8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
6番人気 | 0 | 2 | 0 | 7 | 0% | 22.2% | 22.2% |
7番人気 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0% | 0% | 0% |
8番人気 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0% | 11.1% | 11.1% |
9番人気 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0% | 0% | 0% |
10番人気以下 | 0 | 1 | 3 | 76 | 0% | 1.3% | 5.0% |
3番人気までの馬が、馬券の1/3を占めているのね!
また勝ち馬は5番人気以内からしか出ていないし、基本的にはG1らしく、本命サイドで決着しがちなようだわ。
とはいえ、2桁人気の馬も過去4頭馬券になっているのがこのレース。
そのうち3頭は、さきほども説明したとおり前走にオーシャンSを使っているわよ。
このレースでは基本的に本命を信頼しつつ、オーシャンSを使った穴馬や他のデータがいい中穴に流していくのがよさそうね。
次は、馬体重別成績を見てちょうだい。
2020年 高松宮記念 馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~459kg | 0 | 0 | 1 | 20 | 0% | 0% | 4.8% |
460~479kg | 0 | 1 | 2 | 29 | 0% | 3.1% | 9.4% |
480~499kg | 5 | 2 | 3 | 36 | 10.9% | 15.2% | 21.7% |
500~519kg | 2 | 6 | 2 | 32 | 4.8% | 19.0% | 23.8% |
520~539kg | 2 | 0 | 1 | 15 | 11.1% | 11.1% | 16.7% |
540kg~ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0% | 0% | 0% |
体重480kg未満の馬は勝てていないし成績も低め、というデータよ。
さきほども紹介した通り、本走の勝ち馬候補については5番人気以内の子だけ考えればいいんだけど…
グランアレグリアやダイアトニック、ダノンスマッシュあたりが、ぎりぎり480kgを割りそうなのよね。
グランアレグリアは年齢的にいくらか馬体の上積みがあるかもしれないけど、他の2頭はちょっと本命には推しにくくなるわ。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介するわね。
2020年 高松宮記念 注目馬①
グランアレグリア(牝4)
【前走:阪神カップ(G2)1番人気1着】
買うにしろ切るにしろ、本走の予想において避けては通れないのがこのグランアレグリア。
彼女の実力については疑いようもないところだけど、ここまで見てもらった通り、いくつか不安なデータがあるのよね。
馬体重については最終追い切り後のデータが出るまで判断を保留するとしても、例年不調な前走阪神カップ組だという点は気になるところ。
ただこれも、詳しく調べてみたところ、そこまで悲観すべきデータではないかもしれないわ。
過去10年の間に阪神カップを使ってきた5頭はすべて、レース当時5歳以上。
さらに人気順については最高でも4番で、平均は10.8番だったの。
つまり、今年のグランアレグリアのように若くて人気のある馬がこのローテーションで来た前例はない、ってこと。
引き続き警戒は必要だけど、今のところ、彼女を切ろうなんて考えない方がよさそうよ!
2020年 高松宮記念 注目馬②
タワーオブロンドン(牡5)
【前走:オーシャンステークス(G3)2番人気3着】
今年の人気どころはどれもデータ的に万全とは言えないんだけど、その中では比較的買いやすいのがタワーオブロンドン。
マイラーの多い今年は、前例の多い前走を使っているだけでそれなりに評価できるし、また彼はほかのデータがいい分、前走3着の「ジンクス」も気にしなくていいしね。
彼は知っての通り、昨年秋のセントウルS(G2)とスプリンターズS(G1)を連覇した実力派で、本走における人気はかなりのもの。
前走は期待されたほどには走らなかった、という感じだけど、復帰初戦としてはなかなかの内容よね。
ひとたたきの済んだ本走でなら、彼本来の走りをみせてくれるはず。
配当についても、グランアレグリアと支持を分け合う格好になれば、それなりのオッズに期待できるわよ!
紐荒れ狙いで手堅く高配当が狙える高松宮記念
データが好調な「あの高齢馬」に期待してちょうだい!
2020年 高松宮記念 注目穴馬
ナックビーナス(牝7)
【前走:オーシャンステークス(G3)3番人気2着】
高配当に期待できる「前走オーシャンS組の穴馬」として、このナックビーナスをオススメするわ。
前走では、さきほど紹介したタワーオブロンドンに先着しているし、この年齢でもまだまだ衰え知らずって感じよね。
その割には今のところあまり人気していないようだから、現状彼女はもっとも費用対効果に優れた馬だといえるわ。
また彼女は、2018年の高松宮記念で3着に入っている、というのも注目すべきところ。
2年前の記録とはいえ、近ごろ復調気配の彼女ならまだまだ当時のようなレースを見せてくれてもおかしくないわよ。
このまま当日まで支持が集まらなければ、配当もかなりのものになるんじゃないかしら!