2021年 ヴィクトリアマイル 事前予想
今週は春のマイル女王決定戦、ヴィクトリアマイルを予想するわよ!
例年実力派のマイラーたちがこぞって参戦してくる、このレース。
今年も昨年の最優秀短距離馬グランアレグリアを筆頭に、粒ぞろいのメンバーが出揃った、って感じね。
とくにグランアレグリアは、すでにオッズが元払い程度になりそうなほど人気しているみたいだけど…。
ご存じの通り、このレースは2015年に200万馬券が飛び出している大荒れ必至の舞台。
世間の評価を鵜呑みにすると、思わぬ伏兵に痛い目を見せられるわよ。
今回も綿密なデータ検証から、そんな彼女を脅かす穴馬候補を探し出しておいたわ。
ページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、特別登録馬を確認していきましょう!
2021年 ヴィクトリアマイル 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アフランシール | 牝 | 55.0 | 尾関知人 | 美浦 |
イベリス | 牝 | 55.0 | 角田晃一 | 栗東 |
エーポス | 牝 | 55.0 | 北出成人 | 栗東 |
クリスティ | 牝 | 55.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
グランアレグリア | 牝 | 55.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
サウンドキアラ | 牝 | 55.0 | 安達昭夫 | 栗東 |
シゲルピンクダイヤ | 牝 | 55.0 | 渡辺薫彦 | 栗東 |
シャドウディーヴァ | 牝 | 55.0 | 斎藤誠 | 美浦 |
スマイルカナ | 牝 | 55.0 | 高橋祥泰 | 美浦 |
ダノンファンタジー | 牝 | 55.0 | 中内田充 | 栗東 |
テルツェット | 牝 | 55.0 | 和田正一 | 美浦 |
ディアンドル | 牝 | 55.0 | 奥村豊 | 栗東 |
デゼル | 牝 | 55.0 | 友道康夫 | 栗東 |
プールヴィル | 牝 | 55.0 | 庄野靖志 | 栗東 |
マジックキャッスル | 牝 | 55.0 | 国枝栄 | 美浦 |
マルターズディオサ | 牝 | 55.0 | 手塚貴久 | 美浦 |
ランブリングアレー | 牝 | 55.0 | 友道康夫 | 栗東 |
リアアメリア | 牝 | 55.0 | 中内田充 | 栗東 |
レシステンシア | 牝 | 55.0 | 松下武士 | 栗東 |
レッドベルディエス | 牝 | 55.0 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
それじゃあ今週も過去10年分のデータを使って、ヴィクトリアマイルの予想を組み立てていくわよ。
まずは、前走クラス別成績から見てちょうだい。
2021年 ヴィクトリアマイル 前走クラス別成績
前走クラス | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 2 | 0 | 2 | 15 | 10.5% | 10.5% | 21.1% |
G2 | 6 | 5 | 5 | 70 | 7.0% | 12.8% | 18.6% |
G3 | 2 | 4 | 3 | 46 | 3.6% | 10.9% | 16.4% |
OPEN特別 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0% | 0% | 0% |
3勝クラス | 0 | 0 | 0 | 8 | 0% | 0% | 0% |
※現段階で登録されている馬の前走クラスだけを取り上げているから、合計が10にならない列があるわよ。
前走G1組の成績が安定しているわね。
勝ち馬の数こそG2組の方が多いけど、勝率で見るとG1組が優勢だし信頼できると言えるわ。
大阪杯を使っての参戦となるグランアレグリアはもちろん、高松宮記念組は勝ち馬候補として要注目ね。
さて、このヴィクトリアマイル、データを見る限り重賞以外のローテーションで来た馬はまったく走らないことが分かるわね。
それぞれ前走を勝ち切って勢い十分なクリスティとレッドベルディエスだけど、この舞台で好走するにはちょっと難しいかもしれないわ。
次は、前走着順別成績を見てもらうわよ。
2021年 ヴィクトリアマイル 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 0 | 2 | 1 | 32 | 0% | 5.7% | 8.6% |
2着 | 1 | 2 | 3 | 19 | 4.0% | 12.0% | 24.0% |
3着 | 0 | 1 | 3 | 7 | 0% | 9.1% | 36.4% |
4着 | 1 | 1 | 0 | 8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
5着 | 2 | 0 | 2 | 6 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
6~9着 | 4 | 2 | 0 | 41 | 8.5% | 12.8% | 12.8% |
10着以下 | 2 | 2 | 1 | 33 | 5.3% | 10.5% | 13.2% |
前走で負けた馬もよく馬券に絡めている、という印象ね。
このレースに限っては、前走でいい成績をあげたからといって引き続き好走できるものではない、ということを覚えておくべきだわ。
そんな中、前走5着だった馬はやけに好調。
勝率が高いだけでなく、回収率は単勝250%オーバー、複勝950%オーバーと、このレースで穴馬になる条件とも言えそうなほどの成績を収めているのよね。
前走で馬券になった子たちより優勢なのは奇妙だし、今回この条件に該当するシャドウディーヴァとエーポスは回避・除外対象馬。
判断が難しいところではあるけど、出てきた時には有力な穴馬候補になるわよ。
さて、他には前走6着以下から巻き返した子たちの傾向についても確認しておこうかしら。
この範囲からはのべ6頭が勝ち馬になっているんだけど、調べてみたらうち5頭は重賞での勝ち鞍があったのよね。
リベンジの可能性がある馬の条件として、忘れないでおいてちょうだい。
次は、レース当日の人気別成績を見ていくわよ。
2021年 ヴィクトリアマイル レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 2 | 3 | 0 | 5 | 20.0% | 50.0% | 50.0% |
2番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
3番人気 | 0 | 1 | 2 | 7 | 0% | 10.0% | 30.0% |
4番人気 | 1 | 2 | 0 | 7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
5番人気 | 2 | 0 | 2 | 6 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
6~9番人気 | 3 | 1 | 3 | 33 | 7.5% | 10.0% | 17.5% |
10番人気以下 | 1 | 3 | 2 | 80 | 1.2% | 4.7% | 7.0% |
どの条件からでも勝ち馬は出る、というデータよ!
3番人気だけは未勝利だけど、傾向としてはほぼ均等に勝っていると言えるし、最先着馬を選ぶ際はそこまで人気順は重要視しなくてよさそうね。
今年のデアリングタクトのような1番人気馬は、勝率を見る限り油断禁物。
ただ連対率・複勝率はいずれも高い水準だから、馬券に含める分には問題ない、といった感じで評価したいところだわ。
ちなみにこのレースで馬券になった馬の最大オッズは、2015年に18番人気から3着入線したミナレットの291倍。
超大穴クラスも馬券にはなり得るから、データがよければ勇気を持って勝負すべきよ!
最後は、脚質別成績を見てもらおうかしら。
2021年 ヴィクトリアマイル 脚質別成績
脚質 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
先行 | 3 | 3 | 3 | 27 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
差し | 6 | 5 | 4 | 64 | 7.6% | 13.9% | 19.0% |
追込 | 0 | 2 | 2 | 47 | 0% | 3.9% | 7.8% |
前目に位置取りした馬が好成績を残しているわね。
今年は全体的に中団からの競馬を得意とする馬が多いから…。
レシステンシア
イベリス
スマイルカナ
あたりの先行力のある子たちは高く評価できるわね。
そんなところで、現段階における注目馬を発表するわよ!
2021年 ヴィクトリアマイル 注目馬①
グランアレグリア(牝5)
【前走:大阪杯(G1)2番人気4着】
穴党のワタシでも注目馬として挙げざるを得ない、グランアレグリア。
世間からの人気もかなりのもので、当日はほぼ元払いって感じのオッズになりそうね。
前走の大阪杯では久々に馬券を逃す形になったけど、戦前は”3階級制覇”とまで言われた彼女にとって、あのレースは適性のない距離だっただけの話。
最強をほこるマイルの舞台に戻る今回は、下馬評にたがわぬ強さを見せてくれそうよ。
データもなかなかいいものが揃っているし、コスパ面での不安はあるとはいえ少なくとも今のところ切るなんて考えられないわ!
2021年 ヴィクトリアマイル 注目馬②
テルツェット(牝4)
【前走:ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)3番人気1着】
グランアレグリアと勝ち負けできる存在として見逃せないのが、テルツェットよ!
初の重賞参戦となった前走ダービー卿CTでは、骨太の牡馬相手にもまったく引けを取らない走りで最先着してみせた彼女。
これで目下4連勝と、牝馬のマイラー戦線でもトップクラスの実力があることを証明して見せたわね。
そんなテルツェット、このヴィクトリアマイルとも相性がよさそうなの。
目立たないながらも好データにはしっかりと該当していたし、何より府中マイルでは2戦2勝とコース適性が抜群なのよね。
上位陣に人気を吸われてかなりおいしいオッズになりそうだし、コスパも期待できる1頭として注目してちょうだい!
グランアレグリア1強の雰囲気が漂う、今年のヴィクトリアマイルだけど…。
虎視眈々と勝機を伺う、アノ快速馬の激走に注意してちょうだい!
2021年 ヴィクトリアマイル 注目穴馬
イベリス(牝5)
【前走:阪神牝馬ステークス(G2)4番人気6着】
現段階においてもっとも有力な穴馬候補と言えるのが、イベリスよ!
前走中山牝馬Sでは掲示板外と、いいところのなかった彼女だけど…。
このレースにおいて巻き返しの条件とも言える「重賞での勝ち鞍がある」に該当しているのに加え、先行力も抜群とあって、データ上は十分好走が見込める1頭、と言えるわ。
そうそう、昨日のNHKマイルCを見ても分かるように、ここのところの府中はスプリント能力も勝敗に関係するような馬場状態。
ちょっとマイル戦の実績が足りないように感じるイベリスだけど、短距離で結果を出せているところを見るとチャンスはある、って感じよね。
まだまだ世間的にはノーマークで、配当面での活躍も大いに期待できる彼女。
1週間、状態面も加味しながら追っていくわよ!