2018年 安田記念 事前予想
ダービーも終わってホッと落ち着いている人が多いと思うけど、春のマイル王決定戦安田記念(G1)を忘れちゃいないでしょうね!?
ダービーにも劣らぬ好メンツが揃ったから期待大よ!
なんたって日本馬18頭中15頭が重賞馬、うち7頭が(国内外含む)G1馬なんだから!
大阪杯で圧倒的な強さを見せた
スワーヴリチャード
マイルチャンピオンシップ覇者
ペルシアンナイト
マイラーズカップをレコード勝ちした
サングレーザー
シルバーコレクターを返上したい
リスグラシュー
ドバイターフを制した
リアルスティール
…などなど、紹介したらキリがないくらい豪華なメンバーよ!
さらに、注目なのは登録馬だけじゃないわ。
もうひとつ期待できるのが“高配当”
なんせ、過去10年で三連単10万馬券は8回!
そう、安田記念は波乱必至のG1なのよ!
もちろん今年も荒れる前提で予想を組み立てていくわよ。
マーク必須の要注意馬も最後に紹介しているから、しっかり確認してちょうだい!
じゃあ、さっそく登録馬の紹介に移るわね。
2018年 安田記念 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
ウインガニオン | 牡 | 58.0 | 西園正都 | 栗東 |
キャンベルジュニア | 牡 | 58.0 | 堀宣行 | 美浦 |
サトノアレス | 牡 | 58.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
サングレーザー | 牡 | 58.0 | 浅見秀一 | 栗東 |
スワーヴリチャード | 牡 | 58.0 | 庄野靖志 | 栗東 |
タワーオブロンドン | 牡 | 54.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
ダッシングブレイズ | 牡 | 58.0 | 吉村圭司 | 栗東 |
ヒーズインラブ | 牡 | 58.0 | 藤岡健一 | 栗東 |
ブラックムーン | 牡 | 58.0 | 西浦勝一 | 栗東 |
ペルシアンナイト | 牡 | 58.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
モズアスコット | 牡 | 58.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
リアルスティール | 牡 | 58.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
レッドファルクス | 牡 | 58.0 | 尾関知人 | 美浦 |
アエロリット | 牝 | 56.0 | 菊沢隆徳 | 美浦 |
リスグラシュー | 牝 | 56.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
レーヌミノル | 牝 | 56.0 | 本田優 | 栗東 |
ウエスタンエクスプレス | セン | 58.0 | サイズ | 外国 |
スターオブペルシャ | セン | 58.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
ムーンクエイク | セン | 58.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
早速、ここから過去10年のデータを使って安田記念の予想を始めるわ!
最初は、前走クラス別成績から。
2018年 安田記念 前走クラス別成績
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3勝 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
OPEN非L | 1- 0- 0- 13/ 14 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
G3 | 2- 0- 0- 9/ 11 | 18.2% | 18.2% | 18.2% |
G2 | 2- 7- 10- 74/ 93 | 2.2% | 9.7% | 20.4% |
G1 | 4- 1- 0- 24/ 29 | 13.8% | 17.2% | 17.2% |
地方 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
海外 | 1- 2- 0- 20/ 23 | 4.3% | 13.0% | 13.0% |
ほとんどが、海外帰りも含め前走重賞組ね。
出走数は、前走G2組が最多の19頭。
前哨戦である京王杯スプリングカップ(2-3-2-32)とマイラーズカップ(0-1-7-34)からの臨戦が大半だわ。
今年も前哨戦組は要チェックよ。
さすがにG1ってこともあって、前走OP特別からの参戦はちょっと厳しいわね。
全体的に見て、OP特別以外からは満遍なく馬券に絡む感じ。
前走レースもバラツキがあるから、あまりステップを気にする必要はなさそうよ。
次は、前走着順別成績。
2018年 安田記念 前走着順別成績
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 5- 2- 1- 33/ 41 | 12.2% | 17.1% | 19.5% |
前走2着 | 2- 4- 0- 24/ 30 | 6.7% | 20.0% | 20.0% |
前走3着 | 1- 1- 4- 17/ 23 | 4.3% | 8.7% | 26.1% |
前走4着 | 1- 0- 1- 18/ 20 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
前走5着 | 0- 0- 2- 11/ 13 | 0.0% | 0.0% | 15.4% |
前走6〜9着 | 1- 3- 1- 16/ 21 | 4.8% | 19.0% | 23.8% |
前走10着〜 | 0- 0- 1- 23/ 24 | 0.0% | 0.0% | 4.2% |
馬券の中心は前走馬券組ね。
半数以上の20頭が好走しているわ。
ただ、1番注目して欲しいのは前走6~9着。
好走率を見ると馬券組と大差ないの!
この5頭の前走着差を調べてみたら、全頭が0.9秒以内。
1秒以上の大差で負けたわけじゃないなら気を付けたいわね。
対して、二桁決着は1頭だけと厳しい数字…。
この馬も前走10着ながら着差は0.6秒だったから、負け過ぎていなければ押さえるって感じ。
【前走6~9着】
ウインガニオン(着差0.3秒)
ダッシングブレイズ
ブラックムーン
レッドファルクス(着差0.4秒)
【10着以下】
タワーオブロンドン
レーヌミノル(着差0.8秒)
次は、所属別成績。
2018年 安田記念 所属別成績
調教師分類 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
美浦 | 5- 3- 3- 44/ 55 | 9.1% | 14.5% | 20.0% |
栗東 | 5- 6- 7- 81/ 99 | 5.1% | 11.1% | 18.2% |
地方 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
外国 | 0- 1- 0- 17/ 18 | 0.0% | 5.6% | 5.6% |
海外からの招待馬は0勝で、2008年のアルマダ以来馬券になっていないのよね。
掲示板に載ったのさえ、2010年サイトウィナーのみ。
今年も日本馬で考えれば良さそうね。
そんな日本馬だけど、関東も関西も率に大きな差はないから気にしないでいいわよ。
次は、牡牝別成績を見てもらうわ。
2018年 安田記念 牡牝別成績
牡牝 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
牡 | 8- 9- 10-109/136 | 5.9% | 12.5% | 19.9% |
セン | 0- 1- 0- 20/ 21 | 0.0% | 4.8% | 4.8% |
牡・セン | 8- 10- 10-129/157 | 5.1% | 11.5% | 17.8% |
牝 | 2- 0- 0- 13/ 15 | 13.3% | 13.3% | 13.3% |
今年も牝馬が3頭登録しているから、彼女たちにもチャンスはあるのか調べてみたわ。
過去10年で牝馬は2勝しているけど、これはウオッカの連覇(2008・2009年)によるもの。
どちらもヴィクトリアマイルからの参戦、1番人気で連対していたわ。
ウオッカ級かと言われると頼りないけど、条件に合うのはリスグラシュー。
アエロリットは4着とはいえ着差0.1秒だから検討の余地があるけど、10着レーヌミノルには厳しいデータね…。
最後に、上り3ハロン別成績。
2018年 安田記念 上り3ハロン別成績
上3F時差 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0.0〜0.1 | 1- 2- 0- 15/ 18 | 5.6% | 16.7% | 16.7% |
0.2〜0.3 | 1- 0- 0- 16/ 17 | 5.9% | 5.9% | 5.9% |
0.4〜0.5 | 2- 1- 2- 15/ 20 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
0.6〜0.7 | 1- 2- 1- 18/ 22 | 4.5% | 13.6% | 18.2% |
0.8〜0.9 | 3- 0- 2- 23/ 28 | 10.7% | 10.7% | 17.9% |
1.0〜1.2 | 2- 3- 3- 23/ 31 | 6.5% | 16.1% | 25.8% |
1.3〜1.5 | 0- 1- 2- 17/ 20 | 0.0% | 5.0% | 15.0% |
1.6〜1.9 | 0- 1- 0- 13/ 14 | 0.0% | 7.1% | 7.1% |
2.0〜2.4 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3位以内の脚を使える馬が好成績ね。
この19頭の前走上がり3ハロンを調べてみたら半数以上の13頭が前走でも3位以内の脚を使っていたわ。
前走の上がり3ハロンも要チェックよ!
コンスタントに上がり上位の脚が繰り出せる馬を狙いたいわね。
それじゃ、ここまでのデータを基に現時点での注目馬を紹介するわ!
2018年 安田記念 注目馬①
ペルシアンナイト(牡4)
【前走:大阪杯(G1)6番人気2着】
前走の大阪杯では、最速の上がりで1着スワーヴリチャードに迫ったわ。
着差0.1秒…惜しかったわね…。
元々マイルを主戦場にしているから、今回はコチラがリードって感じかしら。
成績を見ても1600mは5戦3勝(3-0-1-1)で、馬券にならなかった1回も掲示板は確保しているわ。
東京マイルは富士ステークス5着のみだけど、不良馬場で持ち味が活かせなかったと考えれば大きな不安要素ではないってこと。
秋のマイルチャンピオンシップを制した実力はカナリのもの。
ここも制して、マイル界の絶対王者に君臨して欲しいわね!
2018年 安田記念 注目馬②
リスグラシュー(牝4)
【前走:ヴィクトリアマイル(G1)1番人気2着】
前走は念願のG1初制覇になると思ったんだけど…ハナ差を差し切れず…。
けど、上がり最速の32.9秒はさすがだったわ。
牝馬で馬券に絡んだのはウオッカだけだから、ちょっと頼りない気もするけど彼女の戦績も立派なものよ。
1600mは複勝率100%と未だに馬券を外していないし、左回りでも5戦4連対(2-2-0-1)と安定した結果を残しているの。
ウオッカのように古馬の牡馬たちと戦ってきたのも強み(しかも勝っているわ)。
これまで13戦してきて、12戦で上がり上位の脚を使っているから末脚も確かよ。
相手は強いけど得意のマイル戦…そろそろシルバーコレクターを返上してもいい頃合いじゃないかしら!
前走で見せた最後の伸びは要注意!
堅実な末脚と得意舞台で、虎視眈々と1着を狙っているのはコノ馬!
2018年 安田記念 注目穴馬
サトノアレス(牡4)
【前走:京王杯スプリングカップ(G2)2番人気3着】
前走では、休み明けながら1着とタイム差なしの3着。
上がり2位をマークし、最後もよく伸びたわね!
前回は初の1400mだったけど、今回は得意の1600m(2-2-0-1)。
さらに叩き2走目ということで、上積みにも期待できちゃうわ!
東京も5戦中4回が馬券になっていて、コース適性も抜群なのよね。
上がり3ハロンもキャリア13戦中12戦で3位以内をマークしていて、安田記念で武器となる末脚も堅実よ!
この得意舞台で自慢の末脚を炸裂させて欲しいわ!