2018年アメリカジョッキークラブカップ 事前予想
今日は中山の1月を締めくくるG2レース、アメリカジョッキークラブカップの予想をしていくわよ!
現時点で特別登録馬は12頭。
今回は少頭数での開催になりそうね。
人気の上位・下位もはっきりしていて一見堅い決着になりそうだけど、このレースでは2010年に13頭立てで10万馬券が出たこともあるわ。
今回もデータを使った予想によって、高配当に絡む人気薄の「あの馬」に、思わぬ勝機があることを見つけ出したから、楽しみにしててちょうだい!
詳しい予想をする前に、今回の特別登録馬を見てもらうわね。
2018年アメリカジョッキークラブカップ 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
ゴールドアクター | 牡 | 57.0 | 中川公成 | 美浦 |
シホウ | 牡 | 56.0 | 笹田和秀 | 栗東 |
ショウナンバッハ | 牡 | 56.0 | 上原博之 | 美浦 |
ダンビュライト | 牡 | 55.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
ディサイファ | 牡 | 56.0 | 小島太 | 美浦 |
トミケンスラーヴァ | 牡 | 56.0 | 竹内正洋 | 美浦 |
ブラックバゴ | 牡 | 56.0 | 斎藤誠 | 美浦 |
マイネルディーン | 牡 | 56.0 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
マイネルミラノ | 牡 | 56.0 | 相沢郁 | 美浦 |
ミッキースワロー | 牡 | 56.0 | 菊沢隆徳 | 美浦 |
レジェンドセラー | 牡 | 55.0 | 木村哲也 | 美浦 |
トーセンビクトリー | 牝 | 54.0 | 角居勝彦 | 栗東 |
それじゃ、過去10年のデータを使って、アメリカジョッキークラブカップの予想をしていくわ。
まずは前走クラス別成績から。
2018年アメリカジョッキークラブカップ 前走クラス別成績
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3勝 | 0- 0- 2- 18/ 20 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
OPEN非L | 0- 2- 2- 23/ 27 | 0.0% | 7.4% | 14.8% |
G3 | 2- 5- 2- 31/ 40 | 5.0% | 17.5% | 22.5% |
G2 | 3- 0- 2- 21/ 26 | 11.5% | 11.5% | 19.2% |
G1 | 5- 3- 2- 19/ 29 | 17.2% | 27.6% | 34.5% |
地方 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
海外 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
まず、勝ち馬は前走重賞組からしか出ていないことがわかるわね。
とくにレースの格が上であればあるほど勝率が高い傾向。
軸は前走重賞組で問題ないわね。
オープン特別と条件戦から出走する馬については、過去そこから馬券に絡んできた馬の共通点を調べておいたから、該当しない馬は切っていくわ。
まず前走オープン特別で馬券に絡んだ4頭について。
彼らは全員、昨年末のディセンバーステークスを走っていたことが分かったの。
今回OP特別から出走する馬のうち、該当しないトミケンスラーヴァはここで切るわよ。
また前走1600万下で馬券に絡んだ2頭に共通するのは、どちらも本走と同じ2200mを走っていたこと。
ダンビュライトとレジェンドセラーはこの条件に合致しないから切ることにするわね。
次は、前走着順別成績。
2018年アメリカジョッキークラブカップ 前走着順別成績
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 0- 2- 3- 17/ 22 | 0.0% | 9.1% | 22.7% |
前走2着 | 2- 2- 2- 6/ 12 | 16.7% | 33.3% | 50.0% |
前走3着 | 1- 1- 2- 5/ 9 | 11.1% | 22.2% | 44.4% |
前走4着 | 2- 0- 0- 13/ 15 | 13.3% | 13.3% | 13.3% |
前走5着 | 2- 0- 0- 8/ 10 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
前走6〜9着 | 1- 2- 2- 29/ 34 | 2.9% | 8.8% | 14.7% |
前走10着〜 | 2- 3- 1- 34/ 40 | 5.0% | 12.5% | 15.0% |
複勝率に着目すると、前走2~3着の馬が頭一つ抜けているわね。
今回該当するゴールドアクターについては、ぜひ馬券に含めておきたいところ。
また前走1着の馬から勝ち馬がまったく出ていないのが気になるけど、該当する馬はここまでにすべて切っているから問題ないわ。
次は、脚質別成績。
2018年アメリカジョッキークラブカップ 脚質別成績
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
平地・逃げ | 1- 2- 0- 8/ 11 | 9.1% | 27.3% | 27.3% |
平地・先行 | 6- 6- 3- 24/ 39 | 15.4% | 30.8% | 38.5% |
平地・中団 | 3- 2- 6- 42/ 53 | 5.7% | 9.4% | 20.8% |
平地・後方 | 0- 0- 0- 38/ 38 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
平地・マクリ | 0- 0- 1- 0/ 1 | 0.0% | 0.0% | 100.0% |
全体的に、前でレースできる馬ほど好成績を残しているのが分かるわ。
2013年にマクリで勝ったアドマイヤラクティについても考慮すると、このレースで馬券に絡むためには、基本的に第三~第四コーナーで良い位置につけている必要があるってこと。
今回の登録馬の中でハナを切りそうなのはトミケンスラーヴァとマイネルミラノ、先行しそうなのはゴールドアクター、シホウ、ダンビュライト、ディサイファ、トーセンビクトリーあたりね。
それじゃここで、現時点での注目馬を紹介するわ。
2018年アメリカジョッキークラブカップ 注目馬①
ゴールドアクター(牡7)
【前走:宝塚記念(G1)5番人気2着】
今回「取扱注意」なのがこのゴールドアクター。
今年の登録馬唯一のG1馬として、当日の上位人気入りは堅い彼。
だけどこのレースにおける1番人気馬の成績は(2-1-0-7)と、あまりアテにならないのよね。
しかも今回はゴールドアクターにとって半年ぶりのレース、というのも気になるところ。
とはいえここまで調べたデータは彼を支持するものが揃っているし、彼の中山での通算成績は(4-1-1-2)とかなりのものよ。
彼が勝ち負けしてくるのは間違いないだろうけど、具体的な買い目については金曜日まで引き続き検討していくわ!
2018年アメリカジョッキークラブカップ 注目馬②
ミッキースワロー(牡4)
【前走:菊花賞(G1)3番人気6着】
上のゴールドアクターと人気上位を争いそうなのが、このミッキースワロー。
ゴールドアクターとミッキースワローでワンツーフィニッシュ。
なんてことになると馬券の旨味がなさそうだけど、その点については後でオイシイ穴馬を紹介するから心配いらないわ。
ともかく彼は、4歳にしてすでに中山で3戦2勝している中山強者だし、ここまで調べたデータに照らし合わせても不安材料が見当たらないのよ。
さらにこのレースは、過去10年のうち半分のレースで2月生まれの馬が勝利している、というおもしろいデータがあって、このミッキースワローはまさにその2月生まれ。
彼が馬券を外す姿は想像できないわ!
少頭数での開催となる今年のアメリカジョッキークラブカップ。
そんな中でさえ見落とされている「あの馬」に、高配当のカギが隠されているわ!
2018年アメリカジョッキークラブカップ 注目穴馬
マイネルミラノ(牡8)
【前走:日刊中山金杯(G3)12番人気11着】
昨年夏から毎月のようにレースに出走しているマイネルミラノ。
かといって大きな結果を残しているわけでもないし、すでに「終わった馬」だと思っている人も多いかもしれないわね。
でも彼の「逃げる脚質」がアメリカジョッキークラブカップで結果を残しやすいのは、脚質別成績のところで話したとおり。
更に、このレースは高齢馬にも意外とチャンスがあって、マイネルミラノと同じ8歳馬の過去の成績は(0-4-1-11)なの。
なんと、他のどの年齢よりも複勝率が高いのよ。
忘れられがちだけど彼もれっきとした重賞馬、ツバをつけておいて損はないわ!