2018年 青葉賞 事前予想
全ホースマンの憧れである日本ダービー(G1)トライアル、テレビ東京杯青葉賞(G2)が今週の土曜日に行われるわ!
日曜の天皇賞・春(G1)にも見劣らない好メンバーが集まったわね…!
例えば、
きさらぎ賞を幼さ全開で惨敗するも、次走の大寒桜賞で巻き返して見せたダノンマジェスティ。
2歳1800mレコードを更新しながらも、こちらも幼さから弥生賞で惨敗したオブセッション。
共同通信杯(G3)2着に健闘したサトノソルタス。
2億8080万円の超高額&良血馬のスーパーフェザー。
あまり注目されない馬の中にも、気になるのがチラホラいるわ…!
1番人気はオブセッションといったところかしら。
けど、正直どの馬が勝ってもおかしくないメンバー構成。
これは人気馬だけでなく、伏兵陣にも言えること。
「この馬押さえてなかった~!」なんてことにならないように、しっかり最後の注目馬をチェックしてちょうだい!
上位人気馬から1頭、人気が落ち着きそうな中から激走候補2頭をピックアップしたわ!
じゃあ、今年の登録馬の紹介に移るわよ。
2018年 青葉賞 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
エタリオウ | 牡 | 56.0 | 友道康夫 | 栗東 |
オブセッション | 牡 | 56.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
カフジバンガード | 牡 | 56.0 | 松元茂樹 | 栗東 |
クレディブル | 牡 | 56.0 | 萩原清 | 美浦 |
ゴーフォザサミット | 牡 | 56.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
サトノソルタス | 牡 | 56.0 | 堀宣行 | 美浦 |
シルヴァンシャー | 牡 | 56.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
スーパーフェザー | 牡 | 56.0 | 友道康夫 | 栗東 |
スズカテイオー | 牡 | 56.0 | 橋田満 | 栗東 |
ダノンマジェスティ | 牡 | 56.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
ダブルフラット | 牡 | 56.0 | 角居勝彦 | 栗東 |
テトラルキア | 牡 | 56.0 | 大和田成 | 美浦 |
ディープインラヴ | 牡 | 56.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
トラストケンシン | 牡 | 56.0 | 高橋文雅 | 美浦 |
ノストラダムス | 牡 | 56.0 | 鈴木孝志 | 栗東 |
マイネルサリューエ | 牡 | 56.0 | 上原博之 | 美浦 |
ミッキーポジション | 牡 | 56.0 | 菊沢隆徳 | 美浦 |
モンテグロッソ | 牡 | 56.0 | 木村哲也 | 美浦 |
ユウセイフラッシュ | 牡 | 56.0 | 戸田博文 | 美浦 |
早速、ここから過去10年のデータを使って青葉賞の予想を始めるわ!
最初は、前走クラス別成績から。
2018年 青葉賞 前走クラス別成績
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
未勝利 | 0- 0- 0- 11/ 11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1勝 | 5- 7- 8- 71/ 91 | 5.5% | 13.2% | 22.0% |
OPEN非L | 1- 1- 1- 18/ 21 | 4.8% | 9.5% | 14.3% |
G3 | 2- 0- 1- 14/ 17 | 11.8% | 11.8% | 17.6% |
G2 | 2- 2- 0- 20/ 24 | 8.3% | 16.7% | 16.7% |
G1 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
地方 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
海外 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
出走数の影響もあるだろうけど、前走500万下組の好走数が目立つわね。
500万下からの臨戦で注目したいのが、アザレア賞組と大寒桜賞組。
まずアザレア賞組から説明するわね。
なんと、アザレア賞勝ち馬がここ3年連続で青葉賞を優勝しているの!
成績も(3-0-1-4)複勝率50%と好成績。
この傾向を考えると、アザレア賞からの参戦馬には気を付けたいわ。
今年は1頭しかいないけど…あら、しっかり勝ってるじゃない!
前走1着のスーパーフェザーは要チェックね!
次に大寒桜賞組。
ここから臨戦してくる馬も良い成績を残していて(0-3-2-1)、複勝率は83.3%!
1着こそ出ていないけど、馬券圏内は堅そうよ。
この5頭は前走を勝っていたから、大寒桜賞勝ち馬は特に要注意。
今年はダノンマジェスティ(1着)とスズカテイオー(4着)の登録があるのね。
ダノンマジェスティは何かと不安な面も多いけど、データ的には押さえておきたいって感じ。
スズカテイオーも4着とはいえタイム差なしだから、気を付けたいわね。
あと、人気薄で気を付けたいのが前走山吹賞組。
上記2レースには劣るけど(1-2-1-14)複勝率22.2%と、まずまずの数字なの。
この4頭が当日9番人気以降で穴を開けていたのも興味深いわ。
山吹賞から参戦するダブルフラットも要チェックの1頭ね。
最後に、前走G2組の弥生賞組に関する面白いデータを紹介するわ。
ここからの臨戦は(2-1-0-4)複勝率42.9%と、前走G2組の中でもトップ成績。
けど、この3頭は前走で4着以下だった馬たちなの。
弥生賞で皐月賞の権利が獲れずに、ダービーに向けて青葉賞へ来たって感じかしらね。
最有力馬の1頭、オブセッションには追い風データと言えるわ。
ちなみに、未勝利から勝ち上がって馬券になった馬は0頭。
母数が少ないから絞り込むのは控えるけど、少し割り引いて考える必要があるわね。
【前走G2】
オブセッション ※前走弥生賞(7着)
カフジバンガード
ゴーフォザサミット
トラストケンシン
【前走G3】
サトノソルタス
ノストラダムス
【前走500万下】
エタリオウ
クレディブル
シルヴァンシャー
スーパーフェザー ※前走アザレア賞(1着)
スズカテイオー ※前走大寒桜賞(4着)
ダノンマジェスティ ※前走大寒桜賞(1着)
ダブルフラット ※前走山吹賞(2着)
テトラルキア
マイネルサリューエ
ミッキーポジション
【未勝利戦上がり】
ディープインラヴ
モンテグロッソ
ユウセイフラッシュ
次は、前走着順別成績よ。
2018年 青葉賞 前走着順別成績
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 5- 7- 7- 52/ 71 | 7.0% | 16.9% | 26.8% |
前走2着 | 1- 0- 0- 11/ 12 | 8.3% | 8.3% | 8.3% |
前走3着 | 2- 1- 1- 11/ 15 | 13.3% | 20.0% | 26.7% |
前走4着 | 0- 1- 1- 9/ 11 | 0.0% | 9.1% | 18.2% |
前走5着 | 0- 0- 0- 11/ 11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走6〜9着 | 2- 1- 1- 28/ 32 | 6.3% | 9.4% | 12.5% |
前走10着〜 | 0- 0- 0- 14/ 14 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
好走数は前走勝ち馬が優秀で、半数以上の19頭。
次に良いのが3着で、なぜか2着の数字がガクッと落ちる変わったデータとなっているわ。
勝ち切れない詰めの甘さを見せた馬は、このレースでも厳しいということなのかしら…。
前走馬券になった馬を中心に考えつつも、2着馬には要注意って感じね。
また、2着以下の着差別データは以下の通り。
(前走で降着があったから合計が12頭になっているわ)
0.5秒以内(5-2-3-38)複勝率20.8%
0.6秒以上(0-1-1-46)複勝率4.2%
前走負けた馬で狙うなら、着差0.5秒以内の馬ってことね。
あと10着以下の大敗組は馬券に絡んでいないけど、6~9着の巻き返しがあることにも注目。
この4頭は前走で6番人気以内だったから、それなりに評価されていたけど期待に応えられなかった馬に気を付けたいわ。
【前走1着】
クレディブル
スーパーフェザー
ダノンマジェスティ
ディープインラヴ
マイネルサリューエ
ミッキーポジション
モンテグロッソ
ユウセイフラッシュ
【前走2・3着】
エタリオウ ※着差0.1秒
サトノソルタス ※着差0.1秒
シルヴァンシャー ※着差0.1秒
ダブルフラット ※着差0.0秒
テトラルキア
【前走4着以下】
オブセッション ※前走3番人気
カフジバンガード
ゴーフォザサミット ※前走4番人気
スズカテイオー ※着差0.0秒
トラストケンシン
ノストラダムス ※着差0.4秒
次は、前走人気別成績よ。
2018年 青葉賞 前走人気別成績
前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1人気 | 5- 4- 6- 17/ 32 | 15.6% | 28.1% | 46.9% |
前走2人気 | 4- 2- 2- 21/ 29 | 13.8% | 20.7% | 27.6% |
前走3人気 | 0- 1- 1- 19/ 21 | 0.0% | 4.8% | 9.5% |
前走4人気 | 0- 0- 0- 13/ 13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走5人気 | 0- 0- 1- 11/ 12 | 0.0% | 0.0% | 8.3% |
前走6〜9人 | 1- 2- 0- 33/ 36 | 2.8% | 8.3% | 8.3% |
前走10人〜 | 0- 1- 0- 22/ 23 | 0.0% | 4.3% | 4.3% |
なんともハッキリしたデータね。
前走ワンツー人気の馬が優勝な成績を残しているわ。
ちなみに、当日6番人気以降で馬券に絡んだ11頭の8頭もここにいたの。
前走で高く評価されていたのに、当日人気を落とすような馬は特に要チェックよ!
【前走2番人気以内】
エタリオウ
シルヴァンシャー
スーパーフェザー
ダノンマジェスティ
ダブルフラット
テトラルキア
ディープインラヴ
モンテグロッソ
ユウセイフラッシュ
【前走3番人気以降】
オブセッション
カフジバンガード
クレディブル
ゴーフォザサミット
サトノソルタス
スズカテイオー
トラストケンシン
ノストラダムス
マイネルサリューエ
ミッキーポジション
最後は、上がり3ハロン順位別成績。
2018年 青葉賞 上がり3ハロン別成績
上3F時差 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0.0〜0.1 | 0- 1- 0- 17/ 18 | 0.0% | 5.6% | 5.6% |
0.2〜0.3 | 0- 1- 0- 14/ 15 | 0.0% | 6.7% | 6.7% |
0.4〜0.5 | 1- 3- 0- 18/ 22 | 4.5% | 18.2% | 18.2% |
0.6〜0.7 | 4- 2- 4- 16/ 26 | 15.4% | 23.1% | 38.5% |
0.8〜0.9 | 3- 2- 2- 17/ 24 | 12.5% | 20.8% | 29.2% |
1.0〜1.2 | 1- 0- 3- 26/ 30 | 3.3% | 3.3% | 13.3% |
1.3〜1.5 | 1- 0- 0- 14/ 15 | 6.7% | 6.7% | 6.7% |
1.6〜1.9 | 0- 0- 1- 8/ 9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
2.0〜2.4 | 0- 1- 0- 6/ 7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
3位以内の脚を使える馬が圧倒的。
スローペースからの瞬発力勝負になりやすいってことが如実に出ているわ。
ラスト直線前の坂を上りきってからの、ヨーイドンで加速できる馬が強いってことね。
また、この19頭中17頭が前走でも上がり3位以内の脚を使っていたから、前走の上がりも要チェックよ!
それじゃ、ここまでのデータを基に現時点での注目馬を紹介するわ!
2018年 青葉賞 注目馬①
スーパーフェザー(牡3)
【前走:アザレア賞(500万下)1番人気1着】
上位人気から選んだのは、2億8080万円で取引された超高額&良血馬のスーパーフェザー。
父は説明不要の名馬ディープインパクト、母オーサムフェザーはアメリカで10勝を挙げ米G1でも活躍した名牝なの。
前走では中団でレースを進めながら、最後の直線で楽々と抜け出したわね。
上がりも最速で、2着に2馬身半を付ける完勝!
見事1番人気に応えてみせたわ。
しかもこの馬、データから見ても推したい要素が満載なの。
前走クラス別成績でも触れたように、前走アザレア賞組の成績は(3-0-1-4)複勝率50%と好成績。
しかも3年連続で本レースを勝っているときたら、今年も期待せずにはいられないじゃない!
さらに、キャリア4戦中3戦で最速の上がりを繰り出しているのも見逃せないわ。
末脚勝負になりやすい青葉賞は、この馬にピッタリの舞台よ!
豪華メンバーが揃ったダービートライアル青葉賞!
近走に要注目の下記2頭、見過ごされがちだから是非押さえてちょうだい!
2018年 青葉賞 注目馬②
ディープインラヴ(牡3)
【前走:3歳未勝利戦1番人気1着】
ダービー馬ディープブリランテを全兄に持つディープインラヴ。
新馬戦3着(着差0.1秒)→未勝利戦3着(着差0.1秒)と、あと一歩ながら勝ち切れない展開が続いたんだけど次走で一変したわね!
未勝利2戦目にして、2着を9馬身突き放しての逃げ切り圧勝!
しかも上がりはメンバー最速、前でそんな脚を使われたら後続は追い付けないわ…。
未勝利戦上がりで馬券になったことがないのは気になる点だけど、それをカバーするに足る地力を持つ馬だと思うの。
キャリア3戦すべてで上がり上位の脚を使えているし、末脚も堅実。
前走クラス別成績以外なら、データ的にも◎ね。
未勝利戦上がりってことで人気が落ちてくれるなら嬉しい1頭!
2018年 青葉賞 注目穴馬
ゴーフォザサミット(牡3)
【前走:スプリングステークス(G2)4番人気7着】
実は、前走着外組の中で最も巻き返しの怖い1頭がこの馬なのよ。
前走着順別成績でも触れたように、狙いたいのは着差0.5秒以内。
ゴーフォザサミットは7着で0.7秒差と、ココだけ見るとイマイチって思うわよね。
けど、スプリングステークスの着順では、3着から9着まで横一線のなだれ込み決着。
着差を見てみても、3着マイネルファンロンとは0.1秒差しかないの。
最後、外を回りながらもしっかり伸びていたわ。
もう一つ注目したいのが、4戦連続で上がり上位の脚を使えていること。
しかも、そのうち3戦は最速の上がりマークしているのよ。
末脚堅実な馬は押さえておくべき。
近2走の敗戦で人気落ちするようなら、ここは狙いどころよ!