2019年 アルゼンチン共和国杯 事前予想
今週は、暮れのG1につながる大事な前哨戦、アルゼンチン共和国杯の予想をしていくわよ!
格の高いG2でありながらハンデ戦、ということで、荒れるのかどうかさえ予想しにくいのがこのレース。
実際、100万近い配当が出ることもあれば3連単の払い戻しが4桁に収まることもあって、傾向らしい傾向は簡単には見つけられないのよね。
そんなときこそウチのようにデータを活用して、世間の評判や、個人的な感情に流されない予想を行うことが大事になるわ。
今回は効率よく高配当を狙えるオイシイ中穴が見つかったから、期待しててちょうだい。
注目すべき馬の情報はページの最後で紹介しているわよ!
さっそく、今週の特別登録馬を確認してもらうわね。
2019年 アルゼンチン共和国杯 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アイスバブル | 牡 | 55.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
アドマイヤジャスタ | 牡 | 53.0 | 須貝尚介 | 栗東 |
ウインテンダネス | 牡 | 56.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
オジュウチョウサン | 牡 | 53.0 | 和田正一 | 美浦 |
サンシロウ | 牡 | 51.0 | 柄崎孝 | 美浦 |
タイセイトレイル | 牡 | 55.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
トラストケンシン | 牡 | 53.0 | 高橋文雅 | 美浦 |
ノーブルマーズ | 牡 | 56.0 | 宮本博 | 栗東 |
ハッピーグリン | 牡 | 55.0 | 長谷川浩 | 栗東 |
パリンジェネシス | 牡 | 54.0 | 清水久詞 | 栗東 |
ポポカテペトル | 牡 | 55.0 | 友道康夫 | 栗東 |
ムイトオブリガード | 牡 | 56.0 | 角田晃一 | 栗東 |
ルックトゥワイス | 牡 | 57.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
アフリカンゴールド | セン | 55.0 | 西園正都 | 栗東 |
バリングラ | セン | 53.0 | 堀宣行 | 美浦 |
マコトガラハッド | セン | 51.0 | 鮫島一歩 | 栗東 |
それじゃあ今回は、過去10年のデータを使ってアルゼンチン共和国杯の予想を組み立てていくわよ。
前走着順別成績から見てちょうだい!
2019年 アルゼンチン共和国杯 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 2 | 3 | 4 | 17 | 7.7% | 19.2% | 34.6% |
2着 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
3着 | 0 | 3 | 2 | 7 | 0% | 25.0% | 41.7% |
4着 | 2 | 1 | 0 | 8 | 18.2% | 27.3% | 27.3% |
5着 | 0 | 1 | 0 | 15 | 0% | 6.3% | 6.3% |
6~9着 | 3 | 2 | 2 | 41 | 6.3% | 10.4% | 14.6% |
10着以下 | 1 | 0 | 1 | 40 | 2.4% | 2.4% | 4.8% |
前走4着以内に入ったかどうかで、好走率にかなりの開きがあるわね。
前走5着の馬がなぜか振るわないけど、これはひょっとすると、該当する馬が「ぎりぎり掲示板内」ということで、実力に比して余計な斤量を背負わされるせいかもしれないわ。
このデータだけでムイトオブリガードを切ったりするのは早計だけど、いちおう覚えておきたいわね。
また、穴党としては前走6着以降で馬券になった馬たちについても気になるところ。
彼らについて詳しく調べてみたわ。
すると彼ら9頭のうち7頭が、2013年以降に集中していたことがわかったわ。
またその7頭全員が、当日の4番人気以内だったのよね。
つまりこのレースでは近年、前走大敗しているのに人気のある馬が好走しがちだったってこと。
当日の斤量にもよるけど、アイスバブルあたりに注目しておくといいことがありそうよ。
次は、年齢別成績を見てもらうわね。
2019年 アルゼンチン共和国杯 年齢別成績
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 1 | 0 | 3 | 1 | 20.0% | 20.0% | 80.0% |
4歳 | 6 | 4 | 3 | 23 | 16.7% | 27.8% | 36.1% |
5歳 | 0 | 4 | 4 | 42 | 0% | 8.0% | 16.0% |
6歳 | 3 | 2 | 0 | 28 | 9.1% | 15.2% | 15.2% |
7歳~ | 0 | 0 | 0 | 33 | 0% | 0% | 0% |
3歳馬も含め、若ければ若いほどいい、というわかりやすい傾向があるわね。
今年は前走の目黒記念を勝ったルックトゥワイスが人気しそうだけど、ちょっと気を付けたい感じ。
とはいえ6歳までなら十分に走っているし、「迷ったら若い方」くらいに考えておけばいいわ。
次は、レース当日人気別成績を見てもらおうかしら。
2019年 アルゼンチン共和国杯 レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 3 | 2 | 0 | 5 | 30.0% | 50.0% | 50.0% |
2番人気 | 3 | 1 | 0 | 6 | 30.0% | 40.0% | 40.0% |
3番人気 | 2 | 1 | 5 | 2 | 20.0% | 30.0% | 80.0% |
4番人気 | 0 | 5 | 0 | 5 | 0% | 50.0% | 50.0% |
5番人気 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0% | 0% | 0% |
6番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 0% | 10.0% |
7番人気 | 1 | 1 | 0 | 8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
8番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 0% | 10.0% |
9番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0% | 0% | 10.0% |
10番人気以下 | 1 | 0 | 2 | 73 | 1.3% | 1.3% | 3.9% |
ハンデ戦とはいえ、勝ち馬はおおむね3番人気以内から出ていることがわかるわね。
中でも3番人気の馬は妙に好走率が高くて、単勝・複勝回収率ともに100%オーバー。
「よりオッズのいい方を軸にする」と考えておくとオイシイわよ。
また全体的に、上位人気は1~2着で下位人気は3着、という傾向が見られるから、穴馬についてはよほどいいデータがない限り3着固定で買うのがオススメよ。
さて、その穴馬についてだけど、これまで10番人気以降の馬が3頭馬券になっているわね。
彼らについて詳しく調べてみたところ、いずれも当日11番人気以内の関西馬で、単勝オッズは最大でも55.9倍だったことがわかったの。
大穴を狙うにしても、そのあたりが基準になるわね。
逆に穴サイドの関西馬であれば、前走負けていても年齢が高くても馬券になっているから、「大穴は栗東から」と覚えておきましょう。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介するわね。
2019年 アルゼンチン共和国杯 注目馬①
アイスバブル(牡4)
【前走:小倉記念(G3)3番人気7着】
本走が秋の復帰初戦となるアイスバブル。
昨年秋からずっと安定した成績を残し続けていただけあって、本走でも本命クラスの人気になるんじゃないかしら。
前走はちょっと残念な結果だったけど、それはあくまでも小倉が合わなかっただけのこと。
コースさえ合えばあのブラストワンピースにも先着できる、ということはすでに証明済みだし、大きな問題じゃないわね。
なによりこのアルゼンチン共和国杯は、前走負けても人気を落とさなかった馬が好走するレース。
彼は恐らく人気上位、さらに目黒記念を勝ったルックトゥワイスには負けるくらいの支持に落ち着くだろうから、今のところかなりオイシイ馬だといえるわね。
今後公開される斤量次第ではあるけれど、少なくとも、切ることは考えられないわ!
2019年 アルゼンチン共和国杯 注目馬②
オジュウチョウサン(牡8)
【前走:六社ステークス(3勝クラス)1番人気10着】
ご存知、障害界の絶対王者ことオジュウチョウサン。
今年の平地2戦目にこのレースを選んだとあって、かなり注目されているわよね。
いくつになっても挑戦を続ける姿勢は応援したいところだけど、残念ながらデータ的にはかなり買いにくい存在。
ウチとしては、悪い意味で注目すべき馬だといえるわね。
彼が前走で大敗してしまったのはご存知の通りで、アルゼンチン共和国杯は前走成績が比較的響いてくるレース。
関西馬なら不利も小さくなるけど彼は美浦の所属だし、年齢もちょっと厳しいわね。
もっとも、このレースで穴馬を買うなら3着固定にすべきだ、というのはすでに話したとおり。
つまり買い目に彼を含めても大きく点数は増えないわけだから、どうしても買いたいファンにとってはありがたいところかしらね。
彼を買って夢を追いかけるのも競馬の楽しみの一つだけど、分の悪い賭けだってことは覚えておいてちょうだい!
データ以外は信じられないアルゼンチン共和国杯
今年は「アノ4歳馬」のお陰で、かなりの配当が出るレースになりそうよ!
2019年 アルゼンチン共和国杯 注目穴馬
タイセイトレイル(牡4)
【前走:丹頂ステークス(OP特別)3番人気3着】
今年に入ってから9レース走って、1度も馬券を外していないタイセイトレイル。
今のところ実績としては一介のオープン馬だし、斤量面でいくらか有利があるんじゃないかと踏んでいるの。
そうでなくとも彼はデータ上有利な4歳だし、穴でも買える関西馬だし、本走における好走条件が揃っているわ。
今年の5月には、条件戦とはいえ府中の芝2400mを使っていて、トップとタイム差なしの2着に入っている、というのも見逃せないわね。
今回のメンバーの中でさすがに勝利は難しいだろうけど、3着あたりに入って馬券を賑わす可能性は十分。
彼が来れば、配当もこの秋のレースも、おもしろいことになるわよ!