2019年 ローズステークス 事前予想
今週は、秋華賞に向けた大事なトライアル、ローズステークスの予想をしていくわよ!
このレースは例年出走頭数が少なめなんだけど、10万オーバーの配当が10年中7回も出ているのよね。
確率上は予想がしやすいはずなのにみんな的中させられていない、ということだから、本命馬を買うにしろ穴を狙うにしろ、下馬評に頼った予想は禁物。
ウチのように客観的なデータを使う予想が活きてくるわよ。
今回も、今のところほとんど注目されていない「上がり馬」に、思わぬ勝機があることが判明したの。
注目馬はページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい。
さっそく、今週の特別登録馬を確認してもらうわね。
2019年 ローズステークス 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アルティマリガーレ | 牝 | 54.0 | 佐々木晶 | 栗東 |
ウィクトーリア | 牝 | 54.0 | 小島茂之 | 美浦 |
シゲルピンクダイヤ | 牝 | 54.0 | 渡辺薫彦 | 栗東 |
シャドウディーヴァ | 牝 | 54.0 | 斎藤誠 | 美浦 |
スイープセレリタス | 牝 | 54.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
ダノンファンタジー | 牝 | 54.0 | 中内田充 | 栗東 |
ビーチサンバ | 牝 | 54.0 | 友道康夫 | 栗東 |
ビックピクチャー | 牝 | 54.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
ベストクィーン | 牝 | 54.0 | 西橋豊治 | 栗東 |
メイショウショウブ | 牝 | 54.0 | 池添兼雄 | 栗東 |
モアナアネラ | 牝 | 54.0 | 石坂正 | 栗東 |
ラシェーラ | 牝 | 54.0 | 笹田和秀 |
それじゃ、過去10年のデータを使って、ローズステークスの予想を組み立てていくわよ。
前走レース別成績から見てちょうだい!
2019年 ローズステークス 前走レース別成績
前走レース名 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
優駿牝馬 G1 |
8 | 4 | 2 | 36 | 16.0% | 24.0% | 28.0% |
その他重賞 | 0 | 1 | 0 | 17 | 0% | 5.6% | 5.6% |
2勝クラス | 0 | 1 | 7 | 22 | 0% | 3.3% | 26.7% |
1勝クラス | 2 | 2 | 1 | 32 | 5.4% | 10.8% | 13.5% |
未勝利 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0% | 33.3% | 33.3% |
※今回出走する馬の前走レースだけを取り上げているから、合計が10にならない列があるわよ
やはり馬券の中心は優駿牝馬(オークス)組。
今回もここからくる馬が人気だし、馬券の中心は彼女たちに任せるのがよさそうね。
その下のクラスでは、2勝クラス(1000万下)の馬が8頭も馬券に絡んでいるのが目立つわ。
今回該当するのは、アルティマリガーレとスイープセレリタスの2頭よ。
また1勝クラスの馬は好走率がそれなりだけど、数が出ているだけに気になるわよね。
彼らについて詳しく調べてみると、このクラスから馬券になった5頭全員が、前走を差し・追い込み・マクリで勝っていたことがわかったわ。
レベルが大きく上がるこのレースに挑むには「切れる脚」が必要だってことね。
今回1勝クラスから出てくる馬はみんな、前走を逃げ・先行で勝っているようだから、今回は考えなくていいわよ。
次は、前走着順別成績を見てもらうわね。
2019年 ローズステークス 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 5 | 5 | 3 | 40 | 9.4% | 18.9% | 24.5% |
2着 | 0 | 3 | 1 | 8 | 0% | 25.0% | 33.3% |
3着 | 2 | 0 | 1 | 8 | 18.2% | 18.2% | 27.3% |
4着 | 2 | 0 | 2 | 6 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
5着 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0% | 0% | 12.5% |
6~9着 | 0 | 1 | 1 | 26 | 0% | 3.6% | 7.1% |
10着以下 | 1 | 1 | 1 | 27 | 3.3% | 6.7% | 10.0% |
やはり、前走で掲示板に入っている馬は本走でも好走率が高いわね。
とくに前走4着だった馬は妙に成績がいいし、今年でいうウィクトーリアなんかは気になっちゃうわ。
ただ穴党として気になるのは、前走で掲示板を外しながら馬券に絡んだ馬たちのこと。
彼らについて詳しく調べてみたところ、いずれもその前走が1800mでなかったことがわかったのよ。
本走とは条件が違うから、惨敗も度外視していい、ってことね。
逆に、前走1800mで凡走したメイショウショウブのような馬は、ちょっと買いにくいわ。
次は、レース当日人気別成績を見てもらおうかしら。
2019年 ローズステークス レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4 | 2 | 0 | 4 | 40.0% | 60.0% | 60.0% |
2番人気 | 1 | 2 | 1 | 6 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
3番人気 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0% | 0% | 20.0% |
4番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
5番人気 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
6番人気 | 0 | 2 | 1 | 7 | 0% | 20.0% | 30.0% |
7番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
8番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
9番人気 | 0 | 1 | 1 | 8 | 0% | 10.0% | 20.0% |
10番人気以下 | 0 | 3 | 3 | 60 | 0% | 4.5% | 9.1% |
勝ち馬の8割は5番人気以内から出ていることと、馬券の8割は1桁人気で占められていることがわかるわね。
ただ範囲内の馬は好走率がおおむね横ばいで、誰を選べばいいか人気順では判断しにくい、というのがこのレースの難しさよ。
ちなみに、上位人気の中でも頭一つ抜けて成績がいい1番人気馬について詳しく調べてみると、単勝2倍を切っていた場合は勝率66.7%、複勝率はなんと100%だったわ。
今年のダノンファンタジー、調教の具合や枠順によってはその位の支持を集めるかもしれないし、注意しておきたいわね。
また、過去に2桁人気馬が馬券になったレースについて調べてみたところ、どれも出走頭数が14頭以上だったことがわかったの。
どの年も、人気下位20~30%の馬は馬券になっていないってわけね。
今年は登録段階で12頭しかいないし、基本的には1桁人気馬のことだけ考えればいいわよ。
次は、馬体重別成績よ。
2019年 ローズステークス 馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~399kg | 0 | 0 | 0 | 1 | 0% | 0% | 0% |
400~419kg | 0 | 1 | 2 | 2 | 0% | 20.0% | 60.0% |
420~439kg | 3 | 1 | 1 | 27 | 9.4% | 12.5% | 15.6% |
440~459kg | 4 | 3 | 4 | 41 | 7.7% | 13.5% | 21.2% |
460~479kg | 3 | 4 | 3 | 31 | 7.3% | 17.1% | 24.4% |
480kg~ | 0 | 1 | 0 | 22 | 0% | 4.3% | 4.3% |
まず複勝率について注目すると、身体のできていない子が多い3歳馬戦だけあって、しっかりした馬体の子ほど馬券になりやすいようだわ。
ただ480kgを超えると成績がガクンと落ちるから、スイープセレリタスのような馬にはちょっと注意したいわね。
また、420kg未満の小柄な馬がことのほか好成績なのも見逃せないところ。
今回該当しそうな馬が2~3頭いるし、気を付けておいてちょうだい。
ちなみに勝率については、常識的な体重ならどの範囲でも大きな差はないから、本命馬については他のデータを基準に選ぶといいわよ。
こんなところで、現段階における注目馬を紹介するわね。
2019年 ローズステークス 注目馬①
ダノンファンタジー(牝3)
【前走:優駿牝馬(G1)4番人気5着】
このレースが秋の復帰初戦となるダノンファンタジー。
2歳時から注目されていた馬だけあって、今回もかなり人気しそうよね。
彼女はここまで調べたデータについても文句のつけどころがないし、実績は言うまでもなく本走トップクラス。
これから人気に直結するようなプラス材料が追加で出てくれば、荒れがちなこのレースでも本命として不足ないわ。
彼女についてちょっと気になるところがあるとすれば、1800mという距離への適性かしら。
2400mあったオークスの結果は度外視できるとしても、これまでの勝ち鞍はすべて1600m以下のコースでのものだしね。
ただ、彼女はその1600mで先行も追い込みもこなしてきた器用さがあるし、200mの延長は十分対応できるはず。
金曜日までシビアに検討していくけど、今の所不安に思う必要はないわよ!
2019年 ローズステークス 注目馬②
ウィクトーリア(牝3)
【前走:優駿牝馬(G1)6番人気4着】
距離適性、という面では、ダノンファンタジーよりも期待できるのがこのウィクトーリア。
1800mではここまで3戦して(2-0-0-1)という結果だし、その2勝はいずれも条件戦とはいえ、後ろに圧倒的な差をつけて勝利していたわ。
彼女はここまで調べたデータについても不足はないし、前走でダノンファンタジーに先着していたのにも注目したいところ。
本走とはちょっと条件が違いすぎるけど、馬同士の闘争心に影響が出ることは無視できないわ。
ダノンファンタジーとワンツーになったりするとちょっと馬券が寂しくなるけど…
それでも現状、彼女を切ることは考えにくいわ!
10万馬券続出なのに当てやすいローズステークス
この馬を押さえておけば、G1シーズンの軍資金が稼げそうだわ!
2019年 ローズステークス 注目穴馬
アルティマリガーレ(牝3)
【前走:長久手特別(2勝クラス)1番人気1着】
2~3着入りに期待できる前走2勝クラス組からは、このアルティマリガーレに注目よ。
デビュー以来連対を外していない安定感はもちろん高評価だし、データ上もかなり好走に期待できる1頭。
彼女は馬体がそれなりに出来ていて、さっき紹介した馬体重別成績の表でいうと440~459kgの範囲に収まりそうよね。
実はこの条件の馬はかなりオイシくて、複勝回収率が129%にもなるのよ。
今回のレースは実力馬が多いから勝利は難しいかも知れないけど、馬券内に飛び込んで高配当を演出してくれる可能性は十分。
配当にも、今後にも期待できる1頭よ!