2020年 ローズステークス 事前予想
今週は、秋華賞のトライアルレース、ローズステークスの予想をしていくわよ!
夏競馬もひと段落し、いよいよ秋のG1戦線への期待が高まってきたこの頃。
G1級の3歳牝馬が数多く出走するこのレースを楽しみにしていた、という人も多いんじゃないかしら。
このローズステークスは、レースの内容はもちろんのこと、その配当にも注目が集まりがち。
過去10年で、10万円オーバーの配当が7度も出ているのよね。
今年高配当を運んでくれる穴馬が誰なのか、ぜひページ最後の注目馬情報をチェックしてちょうだい。
さっそく、今週の特別登録馬を確認してもらうわね。
2020年 ローズステークス 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アカイイト | 牝 | 54.0 | 中竹和也 | 栗東 |
アブレイズ | 牝 | 54.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
ウーマンズハート | 牝 | 54.0 | 西浦勝一 | 栗東 |
エレナアヴァンティ | 牝 | 54.0 | 宗像義忠 | 美浦 |
オーマイダーリン | 牝 | 54.0 | 河内洋 | 栗東 |
クラヴァシュドール | 牝 | 54.0 | 中内田充 | 栗東 |
シャムロックヒル | 牝 | 54.0 | 佐々木晶 | 栗東 |
シャレード | 牝 | 54.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
セウラサーリ | 牝 | 54.0 | 西園正都 | 栗東 |
ソフトフルート | 牝 | 54.0 | 松田国英 | 栗東 |
チャイカ | 牝 | 54.0 | 今野貞一 | 栗東 |
デゼル | 牝 | 54.0 | 友道康夫 | 栗東 |
フアナ | 牝 | 54.0 | 角居勝彦 | 栗東 |
フィオリキアリ | 牝 | 54.0 | 清水久詞 | 栗東 |
ムジカ | 牝 | 54.0 | 鈴木孝志 | 栗東 |
ヤマニンプティパ | 牝 | 54.0 | 千田輝彦 | 栗東 |
ラインオブダンス | 牝 | 54.0 | 矢作芳人 | 栗東 |
リアアメリア | 牝 | 54.0 | 中内田充 | 栗東 |
リリーピュアハート | 牝 | 54.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
それじゃあ今週は、過去10年のデータを基に、ローズステークスの予想を組み立てていくわ。
前走レース別成績から見てちょうだい!
2020年 ローズステークス 前走レース別成績
前走レース | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
オークス | 8 | 4 | 3 | 36 | 15.7% | 23.5% | 29.4% |
2勝クラス | 0 | 1 | 6 | 21 | 0% | 3.6% | 25.0% |
1勝クラス | 2 | 2 | 1 | 31 | 5.6% | 11.1% | 13.9% |
未勝利 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0% | 25.0% | 25.0% |
※今回出走する馬の前走レースだけを取り上げているから、各列の合計が10にならないわよ
やはりというか何というか、前走にオークスを使った馬が馬券の中心みたいね。
勝ち馬も大半はここから出ているんだけど…
でも条件戦組の馬も見落としちゃダメよ。
詳しく調べてみたところ、前走1勝クラスの馬は単勝回収率が107%、前走2勝クラスの馬は複勝回収率が144%もあることがわかったの。
前走未勝利戦組は例が少ないものの、当時15番人気の馬が2着に入ったケースがあるおかげで複勝回収率がなんと737%よ。
基本的にはオークス組の有力馬を信頼しつつ、データの良い条件戦組へ流すように買うのがよさそうね。
さて、今年は前走に新設重賞を使った馬、エレナアヴァンティがいるわよね。
新設重賞の格はG3に相当すると考えられるけど、過去10年、前走G3から馬券になった馬は一頭もいないの。
彼女はちょっと買いにくいってことね。
次は、前走着順別成績をみてちょうだい。
2020年 ローズステークス 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 5 | 5 | 3 | 40 | 9.4% | 18.9% | 24.5% |
2着 | 0 | 2 | 0 | 7 | 0% | 22.2% | 22.2% |
3着 | 2 | 0 | 1 | 6 | 22.2% | 22.2% | 33.3% |
4着 | 1 | 0 | 3 | 6 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
5着 | 1 | 0 | 1 | 6 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
6~9着 | 0 | 1 | 1 | 24 | 0% | 3.8% | 7.7% |
10着以下 | 1 | 2 | 1 | 28 | 3.1% | 9.4% | 12.5% |
前走で掲示板に入れたかどうかで、好走率にやや差が出るようね。
その中でも、前走勝った馬より3~5着だった馬の方が勝率が高い、というのは注目すべきポイント。
前走の条件戦で勝った馬よりも、オークスで健闘した馬の方が評価できる、と考えましょう。
ちなみに、前走6着以降で馬券に絡んだ6頭について詳しく調べてみたところ、いずれも前走での人気が1桁だったことがわかったわ。
この条件に該当しないアブレイズとウーマンズハートは切った方がよさそうね。
次は、レース当日人気別成績を見てもらおうかしら。
2020年 ローズステークス レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 5 | 1 | 0 | 4 | 50.0% | 60.0% | 60.0% |
2番人気 | 1 | 2 | 2 | 5 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
3番人気 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0% | 0% | 20.0% |
4番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
5番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
6番人気 | 0 | 3 | 1 | 6 | 0% | 30.0% | 40.0% |
7番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
8番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
9番人気 | 0 | 1 | 1 | 8 | 0% | 10.0% | 20.0% |
10番人気以下 | 0 | 3 | 2 | 53 | 0% | 5.2% | 8.6% |
1番人気の信頼度はなかなかのものね。
今年の人気トップは、デビュー時から期待を集めているデゼルか、オークスでトップと0.3秒差のリアアメリアか微妙なところだけど…
いずれにせよ、彼女らを中心に予想を組み立てることになりそうね。
とはいえ、複勝率60%というのは、言い換えればレース10回のうち4回はまったく馬券に絡まないってこと。
他の馬も注意深くチェックする必要があるわね。
このレース、過去には単勝100倍以上の大穴が2着に入った例もあるし、単勝30倍以内なら勝ちにも期待できるわよ。
次は、騎手別成績をみてちょうだい。
2020年 ローズステークス 騎手別成績
前走騎手 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前走と同騎手 | 7 | 3 | 8 | 57 | 9.3% | 13.3% | 24.0% |
乗り替わり | 3 | 7 | 2 | 61 | 4.1% | 13.7% | 16.4% |
「人馬の相性」にも気を抜けない秋華賞のトライアルだけあって、鞍上が続投した馬の方が多く出走していてさらに好成績だわ。
ただし、乗り替わりのあった馬は複勝回収率が112%もあるから注意してちょうだい。
穴馬を狙うときは、有力騎手の騎乗が決まった馬や、主戦騎手が戻ってきた馬なんかを狙うとよさそうね。
そんなところで、現段階における有力馬を紹介するわよ。
2020年 ローズステークス 注目馬①
リアアメリア(牝3)
【前走:優駿牝馬(G1)8番人気4着】
本走に出走するオークス組のなかで、最先着を果たしているリアアメリアにまず注目したいわ。
さきほども伝えたとおり、このレースでは前走掲示板の馬が好走する傾向にあるの。
オークス組でこの条件を満たしているのは彼女だけとなると、どうしても注目しちゃうわね。
鞍上についても、前走騎乗してくれた主戦の川田Jが続投してくれるようだし、データ面で不安なところはまったくないわ。
もっとも、彼女の実績は競馬ファンにもよく知られたところだし、人気が集まってオッズが渋くなりそうなのはネック。
ただ今年は上位陣が横並びの支持を集めているから、このリアアメリアにも単勝4倍くらいはついてもおかしくないわ。
まだまだ慎重な検討が必要だけど、現時点では文句ナシの本命候補よ!
2020年 ローズステークス 注目馬②
フアナ(牝3)
【前走:三歳上1勝クラス 1番人気1着】
勝利まで十分狙える1勝クラス組からは、このフアナをオススメするわ。
彼女は今年の春、牝馬G2であるフローラステークスで3着に入っていて、条件戦組の中でも実績はバツグン。
その分、本命クラスといってもいいくらいの人気を集めているのよね。
データ面では、鞍上が主戦の福永JからルメールJに乗り替わる、というのがちょっと気になるポイント。
ただ実は、このレースにおける乗り替わり組の中で、ルメールJに乗り替わった馬は勝率100%、というデータがあるのよ。
もっとも、この例に当てはまる馬は過去に2頭しかいないから過信は禁物だけど…
それでも、この条件に当てはまる乗り替わりは、有力馬にとってもマイナスにならない、と考えていいわよね。
配当も1桁台後半に落ち着きそうだし、狙い目よ!
今年も6ケタ配当に期待が高まるローズステークス
条件戦上りのアノ馬に、濃厚な好走気配が見えるわよ!
2020年 ローズステークス 注目穴馬
アカイイト(牝3)
【前走:藻岩山特別(2勝クラス)1番人気5着】
今回が重賞初挑戦となるアカイイト。
いちおうリステッド競争である忘れな草賞で4着に入った経験はあるんだけど、目立った実績があるわけでもないし、本走では穴馬クラスの支持に落ち着きそうよね。
ただ彼女は、本走でこれまで穴をあけてきた馬と共通するポイントを数多く備えているわ。
前走では負けたなりにどうにか掲示板を確保しているし、人気や実績も十分前例のある範囲。
鞍上は藤岡佑介Jのテン乗りになりそうだけど、今年リーディング8位である彼への乗り替わりは、これまでの穴馬と同じパターンを期待させるわ。
勝利には期待しにくいけど、馬券に飛び込んでくれば配当はスゴいことになるわよ!