2018年 セントライト記念 事前予想
菊花賞トライアル、朝日杯セントライト記念(G2)が今週末に行われるわ。
フェノーメノやキタサンブラックなど、G1戦線で活躍した名馬を多く輩出しているレース。
春の二冠を戦ってきた実績馬と、夏に力を付けた上がり馬との激戦が毎年繰り広げられるのよね。
今年はレイデオロの全弟レイエンダやNHKマイルカップ2着のギベオンなど、今後の活躍が楽しみな素質馬が揃ったって感じ。
どの馬が良い結果を残して秋の菊花賞へ向かうのか、今から楽しみね!
じゃ、ここからはレースの特徴。
朝日杯セントライト記念は、2015年に61万馬券が出て大きく荒れたけど、基本は中荒れ程度と考えていいわ。
二桁人気が激走するというよりも、5~9番人気の中穴が突っ込んでくるってイメージよ。
今年も怪しい馬がチラホラ…。
その中でも特に人気薄で要注目な1頭をピックアップしたから、最後までしっかり確認してちょうだいね!
それじゃ、さっそく今年の登録馬を紹介するわ。
2018年 セントライト記念 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アドマイヤアルバ | 牡 | 56.0 | 須貝尚介 | 栗東 |
エストスペリオル | 牡 | 56.0 | 堀宣行 | 美浦 |
オウケンムーン | 牡 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
ギベオン | 牡 | 56.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
グレイル | 牡 | 56.0 | 野中賢二 | 栗東 |
ケイティクレバー | 牡 | 56.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
コズミックフォース | 牡 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
ショウナンラーゼン | 牡 | 56.0 | 高野友和 | 栗東 |
ジェネラーレウーノ | 牡 | 56.0 | 矢野英一 | 美浦 |
ゼーゲン | 牡 | 56.0 | 堀宣行 | 美浦 |
タニノフランケル | 牡 | 56.0 | 中竹和也 | 栗東 |
ダブルフラット | 牡 | 56.0 | 中竹和也 | 栗東 |
トラストケンシン | 牡 | 56.0 | 高橋文雅 | 美浦 |
ブレステイキング | 牡 | 56.0 | 堀宣行 | 美浦 |
メイショウロセツ | 牡 | 56.0 | 河内洋 | 栗東 |
レイエスプランドル | 牡 | 56.0 | 吉田直弘 | 栗東 |
レイエンダ | 牡 | 56.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
ここから新潟開催だった2014年を除いた過去9年分のデータを使って、朝日杯セントライト記念の予想を始めていくわよ!
最初は、前走クラス別成績。
2018年 セントライト記念 前走クラス別成績
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
未勝利 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1勝 | 1- 0- 2- 42/ 45 | 2.2% | 2.2% | 6.7% |
2勝 | 2- 4- 1- 32/ 39 | 5.1% | 15.4% | 17.9% |
3勝 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
OPEN非L | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
G3 | 1- 1- 3- 18/ 23 | 4.3% | 8.7% | 21.7% |
G2 | 0- 1- 1- 4/ 6 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
G1 | 6- 4- 3- 18/ 31 | 19.4% | 32.3% | 41.9% |
地方 | 0- 0- 0- 5/ 5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
海外 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
さすがは菊花賞トライアルといった感じかしら。
馬券の中心は前走重賞組で、中でもG2以上の好走率が良いわ。
レースの格が少なからず影響していると言えそうね。
特に前走G1組は要チェック。
10頭すべてが日本ダービーからの参戦だったわ。
このうち8頭が馬券に絡めていなかったから、着順は気にしなくていいわよ!
今年日本ダービーからの参戦馬は以下5頭。
他のデータとあわせて要チェックよ!
アドマイヤアルバ
オウケンムーン
グレイル
コズミックフォース
ジェネラーレウーノ
もうひとつ、条件戦組が頑張っている点も見逃せないわ。
冒頭でも触れた、夏に力を付けてきた上がり馬たち。
特に、1000万下組の成績が良いわ。
この7頭を調べてみたら、6頭が新潟の芝コースを走っていたことが分かったの。
1000万下組の中でも、前走が新潟芝コースだった馬は要注目ね。
当てはまるのはダブルフラットとトラストケンシンよ。
最後に500万下組について。
1000万下組とは違って、しっかり勝ち切っていないと厳しいわ。
さらに言えば、ギリギリ勝ったというよりも0.2秒以上の差を付けて勝ったのが理想。
そうなると、メイショウロセツは少し厳しいわね…。
あと、1600万下組は母数が1頭だから気にしなくていいわよ。
ケイティクレバーは他のデータとあわせて検討するわ。
次は、前走着順別成績よ。
2018年 セントライト記念 前走着順別成績
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 1- 3- 3- 44/ 51 | 2.0% | 7.8% | 13.7% |
前走2着 | 3- 0- 2- 13/ 18 | 16.7% | 16.7% | 27.8% |
前走3着 | 3- 0- 0- 14/ 17 | 17.6% | 17.6% | 17.6% |
前走4着 | 1- 1- 1- 13/ 16 | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
前走5着 | 0- 2- 0- 10/ 12 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
前走6〜9着 | 0- 2- 3- 19/ 24 | 0.0% | 8.3% | 20.8% |
前走10着〜 | 2- 2- 1- 17/ 22 | 9.1% | 18.2% | 22.7% |
前走好走した馬が強いってわけではないのね…。
1~3着の数値を見ても、そこまで高くないわ。
むしろ、前走で6着以下に凡走した馬の方に目が行くわね。
複勝率は21.7%と25%、好走組と大差ない数字よ。
どうせ狙うなら、中途半端に好走した馬より凡走した馬がいいわ!
とは言っても、前走好走組も17頭が馬券になっているから無視できないわね。
この17頭を調べてみたら、14頭が前走5番人気以内の支持を得ていたことが分かったの。
伏兵として好走した馬ではなく、人気に応えた馬を狙えばいいってことよ。
次は、前走距離別成績。
2018年 セントライト記念 前走距離別成績
前走平地距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1400m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1500m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1600m | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1700m | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1800m | 3- 1- 5- 31/ 40 | 7.5% | 10.0% | 22.5% |
2000m | 0- 3- 0- 44/ 47 | 0.0% | 6.4% | 6.4% |
2200m | 1- 2- 1- 17/ 21 | 4.8% | 14.3% | 19.0% |
2400m | 6- 4- 4- 23/ 37 | 16.2% | 27.0% | 37.8% |
2600m | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
同じ2200mか短縮組を中心に狙うって感じね。
それよりも、出走数のわりに延長組の好走率が振るっていないのが気になるところ。
複勝率はそこまでだけど、勝率・連対率は悪いわ。
こまかく距離別で見てみると…
1800m(3-1-5-23) 勝率9.4% 連対率12.5% 複勝率28.1%
2000m(0-3-0-42) 勝率0.0% 連対率6.7% 複勝率6.7%
前走2000m組の成績が悪いのが分かるわね。
42頭も出走していて、3頭しか馬券に絡めていないのよ。
2000mを走ってきた馬には気を付けたいわ。
大注目のレイエンダには向かい風が吹いたわね…。
ちなみに、1600mを使ってきた馬の成績は(0-0-0-4)。
母数が少ないから決めつけるのは危険だけど、ギベオンの扱いにも要注意よ。
最後は、所属別成績を見てちょうだい。
2018年 セントライト記念 所属別成績
調教師分類 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
美浦 | 9- 5- 4- 80/ 98 | 9.2% | 14.3% | 18.4% |
栗東 | 1- 5- 6- 48/ 60 | 1.7% | 10.0% | 20.0% |
地方 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
外国 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
複勝率を見ると大きな差はないけど、勝率と連対率では関東馬が優勢だわ。
基本は関東馬中心って感じね。
関西馬10頭について調べてみたら、6頭に東京or中山の出走経験があったわ。
さらにその内の4頭は馬券内に好走していたから、東京もしくは中山での好走歴に注目したいわね。
それじゃ、ここまでのデータをもとに現時点での注目馬を紹介するわ!
2018年 セントライト記念 注目馬①
レイエンダ(牡3)
【前走:松前特別(1000万下)1番人気1着】
買うか買わないかは置いといて、注目という点では外せない1頭。
2017年日本ダービー馬レイデオロの全弟ってことで、注目を集めたわね。
新馬戦に騎乗したルメール騎手が「兄以上」と絶賛したほどの素質馬なのよ。
もちろんクラシックでの活躍に期待されたけど、骨折が判明して無念の長期休養…。
兄の後に続けなかったのよね。
それでも休養明けの夏木立賞(500万下)を完勝し、 次の松前特別(1000万下)も2馬身差をつける圧勝。
素質はホンモノと言えるわ。
ただ、前走距離別成績でも触れたように前走2000mは苦戦気味…。
それでも「前走1000万下組」「関東馬」と、他のデータとの相性は良いから取捨選択は慎重に行いたいわ。
2018年 セントライト記念 注目馬②
グレイル(牡3)
【前走:東京優駿(G1)9番人気14着】
日本ダービー組からはグレイルを推すわ!
前走クラス別成績でも触れたように、前走G1で馬券になった馬は全頭が日本ダービーからの参戦。
成績は(5-3-2-13)複勝率43.5%と高い数字を残しているの!
「着順は気にしないでいい」といったように、ここでの巻き返しに気を付けたい1頭よ。
前走は完全な前残りで、力を出し切れずに終わったって感じ…。
ひょっとすると、共同通信杯も7着だったから左回りが苦手なのかもしれないわね。
そうなると、中山へのコース替わりはプラスのはず!
皐月賞では6着に甘んじたけど、上がり最速を繰り出して3着ジェネラーレウーノとはタイム差なし。
2着とも0.3秒差と、差のない競馬をしたのよ。
着順以上の結果であったと言えるわ。
これで人気が落ちるようなら、かなり美味しいんじゃないかしら!
2200mの成績は全戦連対で中山好走歴もあり!
重賞で結果が残せていなくても適性抜群なコノ1頭には要注意よ!
2018年 セントライト記念 注目穴馬
ダブルフラット(牡3)
【前走:阿賀野川特別(1000万下)1番人気2着】
前走は勝ち馬に目標にされて差し切られたけど、着差は0.1秒。
3着を1馬身ちょっと離しているし、悲観するほどの負けではないわ。
前走クラス別成績で紹介したように、「新潟芝1000万下組」に合致しているのよね。
関西馬ではあるけど、中山開催の山吹賞(500万下)で1着とタイム差なしの2着に好走。
条件は満たしているから問題ないわ。
そして、この山吹賞の距離は2200m。
本レースと同舞台での好走歴があるのは大きいわね!
さらに2200mは4戦してパーフェクト連対!
距離適性も抜群なのよ!
重賞で結果が残せていないから、有り難いことに人気は低評価。
今のうちに押さえて、しっかり妙味馬券をゲットしてちょうだい!