今週の目玉はAJCC だけど、配当面でのメインは東海ステークス(G2)よ!
フェブラリーSの前哨戦とあって、この東海Sには有力馬が勢揃い。
オーヴェルニュやサンライズホープといった上位陣のほかに、勢いのある伏兵勢も多く、今年も昨年同様6桁配当決着もありそうな雰囲気ね。
そんな予想が難解なレースこそ、客観的に各馬を評価できるデータ予想が役立つはず。
今回も信頼できる本命どころや、高配当の立役者になり得る穴馬候補を炙り出しておいたわ。
ページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、特別登録馬から確認していくわよ!
競走成績
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アイオライト | 牡 | 56.0 | 武藤善則 | 美浦 |
イッツクール | 牡 | 56.0 | 武英智 | 栗東 |
オーヴェルニュ | 牡 | 57.0 | 西村真幸 | 栗東 |
カデナ | 牡 | 56.0 | 中竹和也 | 栗東 |
グレートタイム | 牡 | 56.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
ケンシンコウ | 牡 | 56.0 | 小西一男 | 美浦 |
ゲンパチルシファー | 牡 | 56.0 | 佐々木晶 | 栗東 |
サンライズホープ | 牡 | 56.0 | 羽月友彦 | 栗東 |
シャイニービーム | 牡 | 56.0 | 羽月友彦 | 栗東 |
スマッシャー | 牡 | 55.0 | 吉岡辰弥 | 栗東 |
スワーヴアラミス | 牡 | 56.0 | 須貝尚介 | 栗東 |
デュードヴァン | 牡 | 56.0 | 池添学 | 栗東 |
ハヤヤッコ | 牡 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
ブラックアーメット | 牡 | 55.0 | 角田晃一 | 栗東 |
ブルベアイリーデ | 牡 | 56.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
ミヤジコクオウ | 牡 | 56.0 | 川村禎彦 | 栗東 |
サルサディオーネ | 牝 | 55.0 | 堀千亜樹 | 地方 |
プリティーチャンス | 牝 | 54.0 | 野中賢二 | 栗東 |
それじゃあ今回は京都開催だった2012・2020年を除く、過去8年分のデータを基に東海Sの予想を組み立てていくわよ。
まずは、前走クラス別成績から見てちょうだい。
前走クラス別成績
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 2 | 2 | 3 | 13 | 10.0% | 20.0% | 35.0% |
G3 | 0 | 2 | 0 | 12 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
OP特別 | 3 | 2 | 3 | 55 | 4.8% | 7.9% | 12.7% |
地方 | 2 | 2 | 1 | 8 | 15.4% | 30.8% | 38.5% |
※今回登録されている馬の前走クラスだけを取り上げているから、合計が8にならない列があるわよ。
フェブラリーSを見越した馬が復帰戦に使うレースだけあって、やはり前走G1組はよく走る傾向にあるようね。
となれば、前走G1組の4頭は見逃せないところなんだけど…。
天皇賞(秋)から来るカデナだけは注意が必要。
集計対象とした直近8年では、前走に芝のレースを走った馬が1頭も馬券に絡めていないのよね。
前走G1組からは、チャンピオンズカップから来る3頭に注目するのがいいわ。
ただ、そんなG1組よりも好調なのが、前走に地方レースを使った馬たち。
昨年12番人気から3着入線を果たしたメモリーコウも前走がクイーン賞だったように、好走率もさることながら、回収率が高く穴馬も出やすい傾向にあるのよね。
今回地方レースから参戦するのは、プリティーチャンス1頭。
今のところ彼女はメモリーコウと同様に大穴クラスだし、唯一の前走地方組ということでは相対的にもデータ通りの期待ができそうね。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 3 | 1 | 1 | 12 | 17.6% | 23.5% | 29.4% |
前走2着 | 3 | 0 | 2 | 8 | 23.1% | 23.1% | 38.5% |
前走3着 | 1 | 0 | 0 | 7 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
前走4着 | 0 | 2 | 2 | 7 | 0.0% | 18.2% | 36.4% |
前走5着 | 1 | 0 | 1 | 4 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
前走6~9着 | 0 | 3 | 0 | 24 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
前走10着~ | 0 | 2 | 2 | 32 | 0.0% | 5.6% | 11.1% |
勝ち馬は前走で掲示板になった馬の中から出る、って感じのデータね。
とくに前走1・2着馬は集計対象の8年で3勝ずつを挙げているとあって、ベテルギウスS1着のアイオライト、カノープスSで連対したグレートタイムは、最先着候補の中心として考えたいわ。
逆に直近では勝ち馬の出ていない、前走で6着以降だった子たちだけど…。
馬券になったのべ7頭について調べてみたら、いずれも前走が本走と同じダート1800m戦だった、という共通点が見つかったの。
勝てるかは別として、該当する馬は巻き返しが見込めそうだから、前走の結果だけを見て切っちゃう、なんてことはしない方がよさそうよ。
次は、レース当日の人気別成績を見てちょうだい。
レース当日人気別成績
当日人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 5 | 0 | 2 | 1 | 62.5% | 62.5% | 87.5% |
2番人気 | 1 | 2 | 0 | 5 | 12.5% | 37.5% | 37.5% |
3番人気 | 0 | 1 | 1 | 6 | 0.0% | 12.5% | 25.0% |
4番人気 | 2 | 0 | 1 | 5 | 25.0% | 25.0% | 37.5% |
5番人気 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6~9人気 | 0 | 3 | 2 | 27 | 0.0% | 9.4% | 15.6% |
10番人気以下 | 0 | 2 | 2 | 42 | 0.0% | 4.3% | 8.7% |
荒れるレースとはいえ、1番人気の信頼度はかなりのもののようね。
集計対象とした直近8年で馬券を外したことは1度きりしかないし、回収率も単勝・複勝ともに100%オーバーと、単勝ベタ買いでも配当面の活躍が期待できるほど。
今年はオーヴェルニュとサンライズホープが1番人気を争う形だけど、該当する方は軸に考えてもよさそうね。
ちなみに集計対象の8年において、このレースで馬券になった馬の最大単勝オッズは、2018年に連対したコスモカナディアンの100.7倍。
大穴クラスでも、馬券圏内の可能性なら十分にあるわよ!
最後は、年齢別成績を見てもらうわ。
年齢別成績
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 1 | 1 | 2 | 11 | 6.7% | 13.3% | 26.7% |
5歳 | 5 | 3 | 3 | 15 | 19.2% | 30.8% | 42.3% |
6歳 | 1 | 0 | 3 | 32 | 2.8% | 2.8% | 11.1% |
7歳 | 1 | 3 | 0 | 23 | 3.7% | 14.8% | 14.8% |
8歳以上 | 0 | 1 | 0 | 10 | 0.0% | 9.1% | 9.1% |
5歳馬が絶好調ね。
勝率が抜けて高いだけでなく、複勝回収率も150%と良好だから、積極的に馬券に含めていきたいところ。
人気しているサンライズホープやアイオライトをはじめ、人気薄のプリティーチャンスやケンシンコウ、ミヤジコクオウも要注目よ。
逆に8歳以上の高齢馬になると、好走率がガクっと下がる傾向にあるわ。
まったく走らない、というわけじゃなさそうだけど、高齢馬を買うならそれなりの理由が必要よ。
そんなところで、現段階における注目馬と穴馬候補を紹介していこうかしら!
注目馬➀
アイオライト(牡5)
【前走:ベテルギウスステークス(OP特別L)6番人気1着】
前走のベテルギウスSでは、後続に2馬身半の差をつけて逃げ勝ったアイオライト。
初の1800mでの快勝だったこともあって、距離適性の面からも本走での激走に期待が持てるわね。
そんな彼、今メンバー唯一の前走最先着であることや、勝率の高い5歳馬であるなど、データ面でも好調な存在。
3戦連続で菱田裕二Jが鞍上を務めてくれるのも、心強い材料になるわね。
実績こそ上位陣に劣るけど、好材料の揃ったこのレースでなら勝ち負けするチャンスは十分にあると見ているわ。
注目馬②
サンライズホープ(牡5)
【前走:チャンピオンズカップ(G1)6番人気15着】
人気どころからは、サンライズホープに注目よ。
初のG1戦となった前走のチャンピオンズCでは、強力なメンバーの前に大敗を喫した彼だけど…。
2走前のシリウスSではきっちりと勝利を挙げられているし、前走よりもメンバーが落ちる今回は巻き返してもおかしくないわ。
彼はデータもいいものが揃っていて、中京は3戦して2勝1連対と相性も抜群。
それこそ彼のような1番人気に挙げられた馬が激走する傾向にあることも考慮すれば、最先着候補としておさえておくべき、と言えるんじゃないかしら。
ただやはり彼らしくない前走の敗けっぷりは気になる点ではあるから、調教で状態面も確認した上で最終的には判断していきましょう。
伏兵の台頭によって、高配当が連発している東海ステークス。
今年はアノ不人気馬が、6桁配当をもたらしてくれそうよ!
注目穴馬
プリティーチャンス(牝5)
【前走:クイーン賞(G3)3番人気3着】
現段階でもっとも注目したい穴馬候補が、プリティーチャンスよ!
交流重賞であった前走クイーン賞では、3着に入る活躍を見せた彼女。
ナイター・不良馬場といった難しい条件の中でもきっちり馬券圏内を確保できたのは、彼女が着実に力をつけてきている証拠よね。
そんな好走の勢いそのままに参戦してくる本走だけど、データとも相性がいいし、上位入賞が狙えそうな感じ。
昨年このレースで上位陣に穴をあけたメモリーコウと同じローテーションなのは伝えた通りだし、彼女と同じ5歳馬もよく走れていたわよね。
牝馬は斤量面でも恩恵が受けられるし、下馬評とは裏腹にかなりの好材料を兼ね備えているわ。
現段階ではこの子が馬券に来るだけで配当が跳ね上がりそうなオッズだし、ぜひ注目しておきたいわね!