チューリップ賞の最終予想をするわよ!
事前予想でも伝えたように、ガチガチで決着することも少ないこのレース。
今年もここまでの検証上は例年通りの傾向になりそうだから、小点数で効率よく回収率を高めたいわね。
今回も引き続きデータを駆使して、高回収率が見込める買い目と注目の穴馬候補を炙り出しておいたわ。
ページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、確定した枠順から確認するわよ。
枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ピンハイ | 牝3 | 54.0 | 高倉稜 | 田中克典 | 栗東 |
2 | 2 | ジャマン | 牝3 | 54.0 | 松山弘平 | 高橋康之 | 栗東 |
3 | サークルオブライフ | 牝3 | 54.0 | M.デム | 国枝栄 | 美浦 | |
3 | 4 | アンジェリーナ | 牝3 | 54.0 | 横山典弘 | 昆貢 | 栗東 |
5 | スプリットザシー | 牝3 | 54.0 | 団野大成 | 西村真幸 | 栗東 | |
4 | 6 | ナミュール | 牝3 | 54.0 | 横山武史 | 高野友和 | 栗東 |
7 | ルピナスリード | 牝3 | 54.0 | 池添謙一 | 吉岡辰弥 | 栗東 | |
5 | 8 | サウンドビバーチェ | 牝3 | 54.0 | 石橋脩 | 高柳大輔 | 栗東 |
9 | ウォーターナビレラ | 牝3 | 54.0 | 武豊 | 武幸四郎 | 栗東 | |
6 | 10 | ラリュエル | 牝3 | 54.0 | 川田将雅 | 矢作芳人 | 栗東 |
11 | ルージュスティリア | 牝3 | 54.0 | 岩田望来 | 藤原英昭 | 栗東 | |
7 | 12 | シークルーズ | 牝3 | 54.0 | 三浦皇成 | 杉山晴紀 | 栗東 |
13 | ツッチーフェイス | 牝3 | 54.0 | 小沢大仁 | 今野貞一 | 栗東 | |
8 | 14 | ステルナティーア | 牝3 | 54.0 | 福永祐一 | 木村哲也 | 美浦 |
15 | オーソレミオ | 牝3 | 54.0 | 横山和生 | 昆貢 | 栗東 |
詳しい予想に入る前に、軽く前回のおさらいをしておくわね。
■レース当日人気別成績
勝ち馬は5番人気以内、2着馬は7番人気以内からしか出ていない
券種は7番人気以内の馬での馬連ボックスがベスト
■前走クラス別成績
前走と同じクラスだった馬が圧倒的に強い
馬券になった30頭中16頭が前走G1組
■前走着順別成績
前走1・2着馬の成績が抜けていい
前走で掲示板を外した馬は連対率がガクッと下がる
■キャリア別成績
6戦以上のキャリアがある馬は馬券にならない
キャリア2戦・4戦組が好調
それじゃあ引き続き過去10年分のデータを基に、チューリップ賞の予想を詰めていくわ。
昨年は1着馬が2頭出ているから、1着馬11頭・2着馬9頭のデータになっているわよ。
まずは、枠順別成績から見てちょうだい。
枠順別成績
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2 | 2 | 0 | 8 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
2枠 | 0 | 0 | 1 | 12 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
3枠 | 1 | 0 | 2 | 12 | 6.7% | 6.7% | 20.0% |
4枠 | 1 | 1 | 3 | 12 | 5.9% | 11.8% | 29.4% |
5枠 | 2 | 1 | 1 | 15 | 10.5% | 15.8% | 21.1% |
6枠 | 1 | 1 | 0 | 17 | 5.3% | 10.5% | 10.5% |
7枠 | 3 | 1 | 0 | 16 | 15.0% | 20.0% | 20.0% |
8枠 | 1 | 3 | 3 | 14 | 4.8% | 19.0% | 33.3% |
どちらかといえば外枠有利、って感じのデータね。
馬券になり得る”7番人気”以内で見てみると、ウォーターナビレラはいい枠に収まった印象。
またステルナティーアも、連対率が高い8枠に決まったから注目ね。
逆に勝率・連対率0%の2枠に入ってしまったのが、1番人気筆頭のサークルオブライフ。
彼女には嫌なデータになったわね。
次は、馬体重別成績を見てもらうわよ。
馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~419kg | 1 | 0 | 0 | 14 | 6.7% | 6.7% | 6.7% |
420~439kg | 1 | 4 | 6 | 25 | 2.8% | 13.9% | 30.6% |
440~459kg | 1 | 2 | 0 | 30 | 3.0% | 9.1% | 9.1% |
460~479kg | 6 | 1 | 1 | 24 | 18.8% | 21.9% | 25.0% |
480kg以上 | 2 | 2 | 3 | 13 | 10.0% | 20.0% | 35.0% |
大きい馬ほど走る、というデータね。
前走時の馬体重を参考にすると、今回のメンバーでもっとも馬格があるのが478kgのサークルオブライフ。
また上位陣ではウォーターナビレラや、ルージュスティリアも好走傾向にあたる馬体、と言えるわよ。
次は、所属別成績を見てもらおうかしら。
所属別成績
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
関東 | 4 | 2 | 1 | 9 | 25.0% | 37.5% | 43.8% |
関西 | 7 | 7 | 9 | 95 | 5.9% | 11.9% | 19.5% |
単純な馬券になった頭数は関西馬の方が多いけど…。
好走率で見ると圧倒的に関東馬が優勢、ということがわかるわね。
今年登録されている中で関東所属なのは、サークルオブライフとステルナティーアの2頭。
彼女たちは高く評価すべきね。
そんなところで、最終追い切りの結果も考慮した予想印とオススメの買い目を発表していくわね!
今回の注目穴馬は、回収率400%オーバーが見込める1頭だから見逃し厳禁よ!
◎本命
サークルオブライフ(牝3)
【前走:阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)3番人気1着】
事前予想でも真っ先に注目馬として紹介していた、サークルオブライフ。
ここまで見てもらった通り、データはほぼベストなものばかりで、ウチとしても、下馬評に違わない押しも押されもせぬ大本命、という評価をせざるを得ないわ。
枠順こそ鬼門と言える2枠に入ってしまったけど、検証の対象とした過去10年で彼女ほどの実績馬がこの枠だったことはないのよね。
さらに馬番で見ると、彼女の入った3番は【1-0-1-8】と勝ち馬も出ているし、過度な心配は不要よ。
そんなサークルオブライフ、調教も順調にこなせたようで、美浦の南Wで行った最終追い切りでは、M・デムーロJを背に5F【67.2-52.2-38.4-12.0】の時計で好調さが伺える走りを見せてくれたわ。
状態面も申し分なさそうね。
ウチとしては高回収率を狙って馬連を推奨しているけど、ここまで最先着が見込める材料が揃った以上、彼女を軸に据えての馬単もアリ、と言っておくわ!
○対抗
ウォーターナビレラ(牝3)
【前走:阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)4番人気3着】
前走阪神JFではサークルオブライフに0秒2差まで迫った、ウォーターナビレラ。
ファンタジーSの勝利を含め、阪神マイルとの相性はメンバートップクラスと言っていいんじゃないかしら。
彼女は検証でも多くの好データに該当していて、サークルオブライフに次ぐ好材料を備えた1頭。
ここまで伝えてこなかったけど、このチューリップ賞は逃げ・先行馬が追い込み馬よりも勝率・連対率が2倍以上高い、なんてデータもあるし、終いに脚を使ってくる馬が多い今回は彼女の先行力がより優位に働くと見ているわ。
そんなウォーターナビレラの最終追い切りは、栗東のCWで6F【87.1-70.9-55.8-40.3-13.3】というタイム。
時計はそこそこだったけど、1週間前にしっかり追われているし、順調な仕上がりと見ていいわ。
上位馬の中ではコスパもいいし、狙い目ね!
△連下
ルージュスティリア(牝3)
【前走:2歳新馬 1番人気1着】
前走の新馬戦ではスターズオンアースを破って最先着を果たした、ルージュスティリア。
前回も伝えたように、このチューリップ賞は彼女のような新馬戦から来る上がり馬も馬券になるから侮っちゃダメよ。
彼女は検証面でもなかなかの好データに該当していて、今日の枠・馬体重データでも好走傾向内にあったわね。
走る材料が揃っている点と、そのポテンシャルを見込んで馬券には含めておくことをオススメするわ。
ルージュスティリアの最終追い切りは、栗東のCWで5F【68.8-52.4-36.7-11.0】という時計。
併せた寮馬にはちょっと遅れたけど、時計的には悪くないし、状態は上向いているとのことだから安心してちょうだい。
オッズ的にも単勝10倍程度つきそうな今回は、まさに買い時よ!
さて、検証してきたチューリップ賞。
今年もカタめの決着が濃厚だから、小点数で高回収率を狙いたいわね。
そんなデータ検証から導き出された、オススメの買い目は…。
◎○△☆の馬連ボックス勝負よ!
☆注目穴馬
ラリュエル(牝3)
【前走:クイーンカップ(G3)6番人気4着】
事前予想でも注目穴馬として取り上げていた、ラリュエル。
人気は連対が見込める7番人気くらいで落ち着きそうだし、オッズも40~50倍程度は確保できそうとあって、穴馬として狙う価値十分、ってところね。
伝えてきたように、検証では連対以上が見込める材料が揃っていた彼女。
このレース3勝と相性抜群の川田将雅Jとのコンビ、という点も魅力だし、データ的には一発あってもおかしくない、って感じよ。
そんなラリュエルの最終追い切りは、栗東の坂路で【54.5-39.4-25.3-12.3】の時計を記録。
前々走から−10kgだった前走時と比べ、さほど馬格の変化はないようだけど、状態面の不安はなさそうだし、上々の仕上がりと見ていいわ。
イメージは単勝1倍台だったソウルスターリングと、単勝52.5倍だったミスパンテールで決着した、2017年の配当。
サークルオブライフとのワンツーなら、回収率400%オーバーのオイシイ馬券になるわ!