2018年 エプソムカップ 事前予想
5週連続のG1開催がひと段落ついた今週は、エプソムカップの予想をしていくわ!
2015年勝ち馬のエイシンヒカリや、2013年2着のジャスタウェイなど、有力馬を多く輩出しているこの競争。
今年はローテーション次第で、安田記念も戦えたんじゃないか?
というような有力馬が多く出走してくるから、秋のG1戦線を占う意味でもかなり楽しみなレースね。
もちろん、楽しみなのはレースの内容だけじゃないわ。
このエプソムカップは例年1番人気がどうにも勝ちきれないレースで、荒れる素質が十分。
今年も人気薄の馬たちの中から思わぬ伏兵を見つけ出したから、10万オーバーの払い戻しも夢じゃないわよ。
注目穴馬はページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、今年の特別登録馬を確認してもらうわね。
2018年 エプソムカップ 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アデイインザライフ | 牡 | 56.0 | 萩原清 | 美浦 |
エアアンセム | 牡 | 56.0 | 吉村圭司 | 栗東 |
グリュイエール | 牡 | 56.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
ゴールドサーベラス | 牡 | 56.0 | 清水英克 | 美浦 |
サーブルオール | 牡 | 56.0 | 萩原清 | 美浦 |
サトノアーサー | 牡 | 56.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
シャイニープリンス | 牡 | 56.0 | 栗田博憲 | 美浦 |
スマートオーディン | 牡 | 56.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
ダイワキャグニー | 牡 | 56.0 | 菊沢隆徳 | 美浦 |
トーセンマタコイヤ | 牡 | 56.0 | 加藤征弘 | 美浦 |
ハクサンルドルフ | 牡 | 56.0 | 西園正都 | 栗東 |
バーディーイーグル | 牡 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
ブラックスピネル | 牡 | 56.0 | 音無秀孝 | 栗東 |
ベルキャニオン | 牡 | 56.0 | 堀宣行 | 美浦 |
マイネルフロスト | 牡 | 56.0 | 高木登 | 美浦 |
マイネルミラノ | 牡 | 58.0 | 相沢郁 | 美浦 |
それじゃ、過去10年のデータを使って、エプソムカップの予想を組み立てていくわ。
前走クラス別成績から見てもらうわね!
2018年 エプソムカップ 前走クラス別成績
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
未勝利 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3勝 | 0- 2- 0- 5/ 7 | 0.0% | 28.6% | 28.6% |
OPEN非L | 2- 3- 2- 59/ 66 | 3.0% | 7.6% | 10.6% |
G3 | 2- 2- 6- 37/ 47 | 4.3% | 8.5% | 21.3% |
G2 | 5- 2- 2- 30/ 39 | 12.8% | 17.9% | 23.1% |
G1 | 1- 0- 0- 7/ 8 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
障害 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
地方 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
海外 | 0- 1- 0- 0/ 1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
データを見る限り、勝率が高いのは前走G2以上の馬、馬券内率が高いのは条件戦組、という感じね。
今回の登録馬の中で前走G2以上は、ベルキャニオンとマイネルミラノ。
あとはスマートオーディンも、2016年のダービーが最後の出走だったわね。
前走条件戦を使ってきたのはグリュイエールとサーブルオール。
今回、どちらもそれなりに人気しそうだわ。
ただ今回注目したいのは、前走G3を使ってきた馬たち。
このクラスの馬は、複勝回収値が100を上回っているのよ。
エプソムカップでは、これまで前走G3の馬が穴をあけてきた、ってことね。
該当する馬は以下の5頭よ。
アデイインザライフ
シャイニープリンス
トーセンマタコイヤ
ハクサンルドルフ
マイネルフロスト
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
2018年 エプソムカップ 前走着順別成績
前確定着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 2- 3- 2- 15/ 22 | 9.1% | 22.7% | 31.8% |
前走2着 | 2- 4- 2- 12/ 20 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
前走3着 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走4着 | 1- 0- 0- 8/ 9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
前走5着 | 1- 0- 1- 14/ 16 | 6.3% | 6.3% | 12.5% |
前走6〜9着 | 4- 2- 2- 38/ 46 | 8.7% | 13.0% | 17.4% |
前走10着〜 | 0- 1- 3- 43/ 47 | 0.0% | 2.1% | 8.5% |
前走連対した馬たちの成績がいいのはもちろんだけど、前走6~9着の馬が4勝を挙げているのは見逃せないわ。
馬券の中心は前走連対組に任せつつ、凡走した馬たちもしっかり相手として押さえていきましょう。
また前走3着馬が今までまったく馬券に絡んでいない、というのは気になるデータね。
今年人気しそうなサトノアーサー、そしてマイネルミラノはちょっと気を付けたほうがいいわよ。
次は、脚質別成績を見てちょうだい。
2018年 エプソムカップ 脚質別成績
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
平地・逃げ | 1- 1- 2- 6/ 10 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
平地・先行 | 4- 5- 3- 27/ 39 | 10.3% | 23.1% | 30.8% |
平地・中団 | 5- 2- 4- 66/ 77 | 6.5% | 9.1% | 14.3% |
平地・後方 | 0- 2- 1- 41/ 44 | 0.0% | 4.5% | 6.8% |
平地・マクリ | 0- 0- 0- 0/ 0 |
過去10年のうち半分は差し馬で決着しているのね。
とはいえ馬券内率を確認すると「位置取りが前であればあるほど好成績」という傾向が見て取れるわ。
前の馬は回収値も高いから「本命は差し馬、穴は逃げ・先行馬」という風に馬券を組み立てるといいわね。
次は、年齢別成績よ。
2018年 エプソムカップ 年齢別成績
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳・4-6月 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4歳・4-6月 | 7- 6- 2- 21/ 36 | 19.4% | 36.1% | 41.7% |
5歳・4-6月 | 2- 2- 1- 38/ 43 | 4.7% | 9.3% | 11.6% |
6歳・4-6月 | 1- 2- 3- 36/ 42 | 2.4% | 7.1% | 14.3% |
7歳以上 | 0- 0- 4- 44/ 48 | 0.0% | 0.0% | 8.3% |
4歳馬の好走ぶりが圧倒的ね!
本命から中穴まで幅広く結果を残しているから、このレースでは4歳というだけで大きなプラスになるわ。
今年の4歳馬はサトノアーサーとダイワキャグニーの2頭。
人気どころだけど、どちらも押さえておいた方がいいわね。
さて、本命や中穴の傾向が分かったところで、気になるのは穴馬のこと。
ここで注目したいのは7歳馬よ。
7歳馬は過去に8番、9番、15番人気で馬券になっていて、回収値も申し分ないの。
つまりこのレースでは、有力な7歳馬が穴をあける、ってわけ。
今年は5頭の7歳馬が出走するけど、これまでのデータに照らし合わせると、注目すべきは「アノ」1頭!
というわけで、ここで現時点における注目馬を紹介するわよ。
2018年 エプソムカップ 注目馬①
ダイワキャグニー(牡4)
【前走:メイステークス(OP特別)1番人気1着】
今年出走する2頭の4歳馬の中で、まず注目しておきたいのがこのダイワキャグニー。
前走のメイステークスでサトノアーサーに先着した、という力関係についてももちろん評価すべきだけど…。
なにより、府中の芝との相性は見逃せないわ!
彼はここまで10戦中5勝していて、その勝ち鞍すべてが東京の芝コースでのもの。
うち3戦は本走と同じ1800mでの勝利なのよね。
また彼は前走で、馬群の隙間を縫って差し切るような競馬も出来る、というところを見せてくれたから、このレースとの相性という面でも期待が高まるわね。
前走連対した本命どころの差し馬である彼は、データ的にも好走する可能性が非常に高いわよ。
マグレが少ないと言われる府中の千八で、圧倒的な結果を残している彼。
うかつに切ると後悔するわよ!
2018年 エプソムカップ 注目馬②
グリュイエール(牡6)
【前走:府中ステークス(1600万下)3番人気1着】
2年1ヶ月ぶりのレースだった前走で、ブランクをものともせず順オープンを勝ち上がってみせたグリュイエール。
「競走馬のガン」こと屈腱炎を乗り越えて勝利した、彼の姿に元気をもらったなんて人もいるんじゃないかしら。
レース内容のほうも、終始かかりっぱなしなのに力の差で勝ってしまった、というような走りで、計り知れない素質の高さを感じさせてくれたわ。
その前走と同じ府中で行われるこのエプソムカップでも、当然勝ち負けしてくれるんじゃないかと期待させられるわね。
データ的にも、前走の格や着順など悪くないものが揃っているから、今の所かなり安心して買えるわ。
ただ一点、「2走ボケ」があるんじゃないか、という所がどうしても気になってしまうけど、その辺りは最終追い切りを見て判断していくわよ!
例年荒れる要素十分なエプソムカップ
来れば10万馬券も夢じゃない、この伏兵馬をぜひ押さえてちょうだい!
2018年 エプソムカップ 注目穴馬
マイネルフロスト(牡7)
【前走:新潟記念(G3)3番人気6着】
昨年夏は善戦を続けながら、後一歩勝利に届かなったマイネルフロスト。
前走も着順こそ6着だったけど、タイム差は1着から0.2秒。
序盤のポジション争いなど、あと少しでも彼に味方していれば勝ち負けもあり得たんじゃないか、と思わせてくれたわね。
そんな彼だけど、データの上でもかなり見どころがあるわ。
前走の各に着順、前で競馬ができる脚質に7歳という馬齢、どれをとってもこのレースにおける穴馬の条件に当てはまるのよ。
さらに今回のエプソムカップは有力な差し馬が多いから、彼のような馬は道中かなり楽に走れるんじゃないかしら。
ダイワキャグニーあたりが前に出そうといえば出そうだけど、少なくとも番手は譲ってくれそうよね。
高額配当をゲットしたいなら、彼を買わない手はないわよ!