2018年 フェアリーステークス 事前予想
今週の7日(日)に、フェアリーステークス(G3)が行われるわ。
このレースは、明け3歳牝馬戦&中山マイルということもあって、10万馬券が続出するくらい荒れるの!
データを紐解いて、きっちり穴馬を拾うことが重要よ。
今年の出走馬は全頭1勝馬で実力は横一線。
…荒れるニオイがプンプンするわね!
ちゃんと激走濃厚な伏兵も見つけたから、楽しみにしてちょうだい!
じゃあ、さっそく確定した枠順を紹介するわね。
2018年 フェアリーステークス 特別登録馬
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | サヤカチャン | 牝3 | 54.0 | 松岡正海 | 田所秀孝 | 栗東 |
2 | デュッセルドルフ | 牝3 | 54.0 | 田辺裕信 | 木村哲也 | 美浦 | |
2 | 3 | ハトホル | 牝3 | 54.0 | 吉田隼人 | 本間忍 | 美浦 |
4 | アントルシャ | 牝3 | 54.0 | 津村明秀 | 池添学 | 栗東 | |
3 | 5 | ライレローズ | 牝3 | 54.0 | 北村宏司 | 古賀慎明 | 美浦 |
6 | ジョブックコメン | 牝3 | 54.0 | 藤田菜七 | 小桧山悟 | 美浦 | |
4 | 7 | トロワゼトワル | 牝3 | 54.0 | 福永祐一 | 安田隆行 | 栗東 |
8 | グランドピルエット | 牝3 | 54.0 | 勝浦正樹 | 田村康仁 | 美浦 | |
5 | 9 | レネット | 牝3 | 54.0 | 三浦皇成 | 久保田貴 | 美浦 |
10 | スカーレットカラー | 牝3 | 54.0 | 太宰啓介 | 高橋亮 | 栗東 | |
6 | 11 | シスル | 牝3 | 54.0 | 大野拓弥 | 新開幸一 | 美浦 |
12 | ジーナスイート | 牝3 | 54.0 | 内田博幸 | 矢作芳人 | 栗東 | |
7 | 13 | レッドベルローズ | 牝3 | 54.0 | 蛯名正義 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
14 | プリモシーン | 牝3 | 54.0 | 戸崎圭太 | 木村哲也 | 美浦 | |
8 | 15 | フィルハーモニー | 牝3 | 54.0 | 柴田大知 | 中舘英二 | 美浦 |
16 | テトラドラクマ | 牝3 | 54.0 | 石橋脩 | 小西一男 | 美浦 |
ここから、中山1600mで行われた2009年~2017年の過去9年のデータを使ってフェアリーステークスの予想を始めるわ!
まずは、前走クラス別成績から。
2018年 フェアリーステークス 前走クラス別成績
馬券に絡んだ頭数は前走500万下組が優勢だけど、率で見ると前走G2・地方組以外は大差ないのね。
そこで、クラスごとにどんな馬が馬券に絡んでいたのか調べてみたわよ。
■前走G1を走って馬券に絡んだ4頭
4頭とも阪神ジュベナイルフィリーズからの出走で、掲示板外決着だったわ。
大敗してしまっても、G3にランクを落とせば十分馬券に絡むってことね。
今年、阪神ジュベナイルフィリーズからの出走馬はサヤカチャン1頭。
巻き返しに気を付けたいわ。
■前走G3を走って馬券に絡んだ1頭
アルテミスステークスからの出走馬で、2017年のライジングリーズン1頭のみ。
前走では12番人気13着だったけど、母数が少ないからここで絞るのは控えた方が良いと判断したわ。
■前走500万下を走って馬券に絡んだ10頭
10頭中9頭が前走一桁決着だったわ。
二桁決着だったのは2014年のニシノアカツキで11着(着差0.8秒)。
前走で大敗した馬は、着差が1秒未満だったと考えたいわね。
今回の出走馬で前走500万下組は5頭いるけど、マイナスできる馬はいなかったわ。
■前走未勝利戦を走って馬券に絡んだ6頭
6頭とも前走一桁人気で支持されていたわ。
その内の5頭は5番人気以内で、残り1頭も6番人気だったから、あまりにも人気がなかった馬はマイナスね。
今回未勝利を勝ち上がってきた馬は6頭いるけど、全頭が上位人気で支持されていた馬たち。
マイナスできる馬はいないようね…。
■前走新馬戦を走って馬券に絡んだ5頭
5頭とも、2着に0.1秒以上の差を付けて勝っていたわ。
今年の新馬戦上がりは4頭いて、条件と合致するのはジーナスイート1頭。
デュッセルドルフとレッドベルローズには少し不利なデータとなったけど、これだけで切るのはまだ早いと思うから、他のデータとも併せて考えていくわね。
次は、前走着順別成績。
2018年 フェアリーステークス 前走着順別成績
前走で馬券に絡んでいたor掲示板外だった、という両極端なデータね。
馬券に絡んだ馬を中心に、前走6着以下から条件にあった馬を拾うってスタンスでいいんじゃないかしら。
前走6着以下で馬券に絡んだ10頭を調べてみたら、10頭とも前走距離が1600m以上だったことが分かったわ。
冬の開催は芝が荒れやすいから、スタミナも要求される中山マイル。
長めの距離を走っていたことがアドバンテージになるのね。
今年の出走馬で条件に該当するのは、ハトホルとサヤカチャンの2頭よ。
次は、前走距離別成績。
2018年 フェアリーステークス 前走距離別成績
勝ち馬は、前走1600mか1800mで問題ないわね。
今年1800mからの出走馬はいないから、1600mから1着馬が出るってことよ。
共通点を見つけるために前走1600mで勝った8頭を調べてみたら、開催場所が阪神または東京だったことが分かったの。
キャリアが浅いから、中山と同じ関東で走った経験がプラスになるってことね。
前走の開催場所が阪神だった馬は、フェアリーステークスと相性の良い阪神ジュベナイルフィリーズを走っていたわ。
今回の出走馬で該当するのはサヤカチャン、ジーナスイート、テトラドラクマ、トロワゼトワル、プリモシーン、ライレローズ、レッドベルローズ、レネットの8頭。
上記の馬から勝ち馬が出ると考えていいんじゃないかしら。
最後は、所属別成績。
2018年 フェアリーステークス 所属別成績
馬券に絡んだ頭数を見ると関東馬が好走しているから、中心はここで考えるわね。
ただ、複勝率は関西馬の方がやや優勢だから軽視は危険。
馬券に絡んだ関西馬5頭を調べてみたら、前走上位人気で一桁決着という共通点があったわ。
今年の関西馬で条件に該当するのはジーナスイートのみね。
それじゃ、ここまでのデータをまとめるわ。
■前走クラス別成績
どのクラスからも満遍なく馬券に絡む
クラスごとの詳細は該当箇所をチェックしてちょうだい
■前走着順別成績
中心は前走で馬券に絡んだ馬
前走6着以下で注意したいのはハトホルとサヤカチャン
■前走距離別成績
勝ち馬は前走1600mで考える
(前走の開催場所は阪神もしくは東京であることが条件)
■所属別成績
中心は関東馬で考える
関西馬で注意したいのはジーナスイート
ここまでのデータを基に、フェアリーステークスの印を紹介するわ!!
◎プリモシーン
〇テトラドラクマ
▲サヤカチャン
△ジーナスイート
△グランドピルエット
☆ライレロー
2018年 フェアリーステークス 注目馬①
プリモシーン(牝3)
【前走:未勝利戦1番人気1着】
前走ではメンバー最速の上がりを使って快勝。
最後の直線で見せた末脚は素晴らしかったわね。
2着のテトラドラクマとはクビ差だけど、着差以上の競馬をしたと思うわ!
中山1600mも新馬戦で経験済みだから、コース替わりの心配もナシ。
最終追い切りでも落ち着いた様子でしっかり走っていて、状態の良さをアピールしていたわ。
今回で重賞初制覇も十分可能よ!
2018年 フェアリーステークス 注目馬②
テトラドラクマ(牝3)
【前走:未勝利戦1番人気1着】
新馬戦では1番人気の期待を裏切って9着と惨敗してしまったけど、以降マイルに距離を延ばすと走りが変わったわよね。
前走の未勝利戦では、2着に5馬身差を付ける圧勝だったわ。
坂路での追い切りでも、相手に馬なりで1馬身先着という文句のない動きを見せてくれたわ。
この馬も、重賞初制覇の可能性十分な1頭よ!
2018年 フェアリーステークス 注目馬③
サヤカチャン(牝3)
【前走:阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)8番人気14着】
阪神ジュベナイルフィリーズからのローテーションと相性が良いのは、前走クラス別成績で伝えた通り。
前走では他馬にぶつけられる不利もあったから、14着大敗はあまりマイナスに考えなくて大丈夫よ。
気になるのは、関西馬の馬券に絡む条件を満たしていないこと。
けど、これまで戦ってきた相手を考えると、今回のメンバーでは実力上位なのは間違いないわ。
馬券から外しにくいのも事実だから、相手に押される程度にしておくわね。
この馬は、前で競馬する方が好走する傾向があるから、今回も積極的なレース運びをして欲しいわ。
実力均衡で今年も波乱濃厚なフェアリーステークス
人気馬に隠れている激走の期待大な注目馬は“この馬”たち!
2018年 フェアリーステークス 注目馬④
ジーナスイート(牝3)
【前走:新馬戦2番人気1着】
前走ではハナを切ると、そのまま逃げ切って勝利。
関西馬が勝てていないのは、所属別成績でも伝えたわね。
ただ、ジーナスイートは相手としての条件を満たしているから、勝ち負けは厳しくても相手には押さえておきたいわ!
有力な逃げ馬がいないから、自分のペースに持っていけるかどうかがカギとなりそうね。
今回も上手く前で競馬できれば、十分期待できる馬よ!
2018年 フェアリーステークス 注目馬⑤
グランドピルエット(牝3)
【前走:ひいらぎ賞(500万下)5番人気3着】
前走では牡馬相手に3着と好走し、牝馬では最先着を果たしたグランドピルエット。
前を行った2頭で決まったレースだったわね。
ただ、牝馬限定の今回は勝ち切る可能性も十分。
中山1600mは2戦して全て馬券に絡む好成績を収めていて、コース適性は出走馬中トップと言えるわ。
キャリアの浅い馬が多い中で、これはかなりのアドバンテージよ。
人気も落ち着きそうだから、ぜひ押さえておいてちょうだい!
2018年 フェアリーステークス 注目穴馬
ライレローズ(牝3)
【前走:未勝利戦1番人気1着】
新馬戦では2着と惜敗してしまったけど、好スタートからの好位キープと、立ち回りの上手さが光っていたわ。
雨の影響でスローペースとなりながらも、上がり3ハロン34.1秒の末脚を披露。
立ち回りの上手さだけでなく、瞬発力でも勝負できるって所を見せてくれたわ!
次の未勝利戦では1番人気に応えて堂々の勝ち切り。
この時も良いスタートで2番手をキープして、直線で抜け出すという完璧なレース運びを見せてくれたわね。
中山は初出走だけど、2戦とも前目の競馬でうまく立ち回っていたから、コース替わりにも対応できると思うわ。
人気もそこそこに落ち着きそうだから、馬券的にも押さえておくべき1頭よ!