今週はクラシックを見据えた素質馬たちによるマイル重賞、京成杯(G3)を予想するわよ!
例年本命サイドがカタく勝つ傾向の強い、このレース。
今年も上位陣が強力とあって、小さく買おう、なんて考えている人も多そうね。
ただそんな普段カタいレースこそ、荒れたときには大きく荒れるもの。
2013年には上位人気3頭が飛んで6桁配当が飛び出しているし、油断しているとみすみす高配当を獲り逃すことにもなりかねないわ。
今回もデータを使って各馬を客観的に評価したところ、とある伏兵に好材料が備わっていることがわかったの。
6桁配当も見込める注目の穴馬候補としてページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、特別登録馬から確認していくわよ!
2022年京成杯 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担重量 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アライバル | 牡 | 56.0 | 栗田徹 | 美浦 |
オディロン | 牡 | 56.0 | 浜田多実 | 栗東 |
オニャンコポン | 牡 | 56.0 | 小島茂之 | 美浦 |
サンストックトン | 牡 | 56.0 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
タイセイディバイン | 牡 | 56.0 | 高野友和 | 栗東 |
テラフォーミング | 牡 | 56.0 | 相沢郁 | 美浦 |
テンダンス | 牡 | 56.0 | 中竹和也 | 栗東 |
トーセンヴァンノ | 牡 | 56.0 | 小桧山悟 | 美浦 |
ニシノムネヲウツ | 牡 | 56.0 | 上原博之 | 美浦 |
ハナキリ | 牡 | 56.0 | 森秀行 | 栗東 |
フジマサフリーダム | 牡 | 56.0 | 菊川正達 | 美浦 |
ホウオウプレミア | 牡 | 56.0 | 奥村武 | 美浦 |
ルークスヘリオス | 牡 | 56.0 | 中川公成 | 美浦 |
ロジハービン | 牡 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
ヴェールランス | 牡 | 56.0 | 藤岡健一 | 栗東 |
ヴェローナシチー | 牡 | 56.0 | 佐々木晶 | 栗東 |
トゥーサン | 牝 | 54.0 | 吉岡辰弥 | 栗東 |
それじゃあ今週も過去10年分のデータを基に、京成杯の予想を組み立てていくわよ。
まずは、前走クラス別成績から見てちょうだい!
2022年京成杯 前走クラス別成績
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
同クラス | 2 | 4 | 2 | 46 | 3.7% | 11.1% | 14.8% |
今走昇級戦 | 8 | 6 | 8 | 66 | 9.1% | 15.9% | 25.0% |
本走が昇級戦だった子たちの成績がいいわね。
なかでも前走が新馬戦だった馬は、過去10年で【3-1-3-13】と好調。
単勝回収率は145%にもなっているし、高く評価しておきたいわ。
今年前走が新馬戦だった馬は、トゥーサンとフジマサフリーダムの2頭のみ。
彼らの勢いは軽視できないわよ。
ちなみに前走がダート戦だった馬は、直近10年で1頭も馬券に入れていないわ。
今回唯一前走にダート戦を使っているオディロンには、厳しいデータになっているわよ。
次は、前走着順別成績を見てもらおうかしら。
2022年京成杯 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 7 | 5 | 7 | 45 | 10.9% | 18.8% | 29.7% |
前走2着 | 1 | 2 | 2 | 4 | 11.1% | 33.3% | 55.6% |
前走3着 | 0 | 1 | 1 | 8 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
前走4着 | 0 | 1 | 0 | 7 | 0.0% | 12.5% | 12.5% |
前走5着 | 1 | 1 | 0 | 12 | 7.1% | 14.3% | 14.3% |
前走6~9着 | 1 | 0 | 0 | 22 | 4.3% | 4.3% | 4.3% |
前走10着~ | 0 | 0 | 0 | 14 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
馬券の大半は前走1・2着馬から出ている、というデータね。
そもそも出走条件の兼ね合いで、前走の勝ち馬に関しては他の条件の馬よりも多い傾向にはあるんだけど…。
これほど好成績なのであれば、馬券候補は素直に前走2着以内だった馬から選ぶべき、って感じね。
今回この条件には11頭が該当しているから、他のデータと照らした上で馬券に含める馬を絞っていきましょう。
逆に前走で掲示板を外した馬は、好走率がガクッと落ちるわ。
とくに前走で10以降と大敗した子はまったく馬券に絡めていないから、実績があって人気しているとはいえオニャンコポンには注意したいわね。
次は、レース当日の人気別成績を見てもらうわよ。
2022年京成杯 レース当日人気別成績
当日人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 3 | 3 | 1 | 3 | 30.0% | 60.0% | 70.0% |
2番人気 | 1 | 3 | 1 | 5 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
3番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
4番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
5番人気 | 2 | 2 | 0 | 6 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
6~9人気 | 2 | 2 | 6 | 30 | 5.0% | 10.0% | 25.0% |
10番人気以下 | 0 | 0 | 0 | 52 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1番人気の信頼度が高いレース、ということがわかるわね。
勝ち馬の数こそまずまず、ってところだけど、複勝率は70%もあるから馬券に含める分には問題なさそうだわ。
今年はアライバルやオニャンコポン、ホウオウプレミアやテンダンスあたりが1番人気を争う恰好。
今後に人気に差がつくような目立った情報が出ない限りは、よりデータのいい馬を馬券候補として選びましょう。
またこの京成杯は、6~9番人気だった馬もよく馬券になる傾向があるのよね。
単勝オッズでいうと30倍以内、ってところよ。
このレースに限っては大穴よりも、中堅人気から穴馬を探すのがよさそうね。
最後は、所属別成績を見てもらうわよ。
2022年京成杯 所属別成績
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
関東 | 7 | 7 | 5 | 74 | 7.5% | 15.1% | 20.4% |
関西 | 2 | 3 | 5 | 37 | 4.3% | 10.6% | 21.3% |
※今回は地方所属馬の登録がないから、合計が10にならない列があるわよ。
好走率はそこまで大差ないけど、勝率は関東馬の方がハッキリと優勢なのがわかるわ。
勝ち馬に限っては、関東馬から選ぶのが賢明ね。
ちなみに人気している4頭では、テンダンス以外が関東所属よ。
そんなところで、現段階における注目馬を紹介していこうかしら。
2022年京成杯 注目馬①
ヴェールランス(牡3)
【前走:エリカ賞(1勝クラス)4番人気2着】
レコード決着となったエリカ賞で2着に入る激走を見せた、ヴェールランス。
最先着馬とはタイム差なしと勝ちに等しい連対だったこともあって、彼の能力の高さを示すに十分なレースだったわね。
新馬戦では、のちの2歳重賞で3着入線したテンダンスを振り切って勝利しているし、本走においても地力はトップクラスよ。
そんなヴェールランス、この京成杯でもデータ上は好走が見込める存在。
エリカ賞はローテーションとして悪くないし、彼のような先行馬は本走との相性がいいの。
それでいてオッズも極端に高くはならなそうだから、高コスパが期待できる優勝候補として覚えておいてちょうだい。
2022年京成杯 注目馬②
ホウオウプレミア(牡3)
【前走:百日草特別(1勝クラス)2番人気2着】
人気サイドからは、ホウオウプレミアに注目よ。
先ほど伝えた通り、この京成杯は本命が期待に応える傾向の強いレースだから、その点でも好走が見込めるところなんだけど…。
このホウオウプレミア、上位陣の中でもとくにデータがいいのよね。
百日草特別はローテーション的にも良好だし、そこで連対できたことも、このレースでの激走を示唆する材料になるわ。
さらに新馬戦、前走と2000m戦で結果を出せているし、距離の適性についても問題なし、と言えるわね。
もちろん人気馬を買うとなるとコスパは気になるところだから、金曜日まで気を抜かず検証を続けるわよ!
例年カタく決着する傾向の強い京成杯だけど…。
今年はアノ伏兵が番狂わせを演出してくれそうよ!
2022年京成杯 注目穴馬
サンストックトン(牡3)
【前走:2歳未勝利 2番人気1着】
現段階でもっとも注目したい穴馬候補が、サンストックトンよ!
前走の2歳未勝利戦では、後続に2馬身差をつける圧勝劇を見せた彼。
伝えたように今回が昇級戦となる馬が好調の本走なんだけど、実は彼と同じく前走が東京コースだった馬もよく走れているのよね。
そんな東京コースだった前走で好走し、かつ前々走では今回と同条件の中山2000mで連対した実績があるとあって、この京成杯とはかなりの好相性が見込めるわ。
さらに彼は関東所属ということもあって高勝率な傾向にあるだけでなく、輸送の影響が抑えられるのも好都合ね。
今のところオッズも控え目だし、彼がこの舞台を制することにあれば配当的にも大きなサプライズになるわ!