2018年 中山牝馬ステークス 最終予想
中山牝馬ステークスの最終予想をするわよ!
特別登録の段階から3頭が出走を回避して、最終的に14頭立てとなった今回のレース。
今回はそのうち5頭に印を付けたんだけど、中には誰もが来ないと思っているアノ馬や、見落とされているオイシイ馬が含まれているわ!
注目の穴馬と、その馬たちを導き出したデータ、どちらもぜひ見てってちょうだい!
まずは、出走馬を確認しましょう。
2018年 中山牝馬ステークス 特別登録馬
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | エテルナミノル | 牝5 | 56.0 | 四位洋文 | 本田優 | 栗東 |
2 | 2 | トーセンビクトリー | 牝6 | 56.0 | 田辺裕信 | 角居勝彦 | 栗東 |
3 | 3 | バンゴール | 牝6 | 53.0 | 石橋脩 | 尾関知人 | 美浦 |
4 | マキシマムドパリ | 牝6 | 56.0 | 藤岡佑介 | 松元茂樹 | 栗東 | |
4 | 5 | キンショーユキヒメ | 牝5 | 53.0 | 蛯名正義 | 中村均 | 栗東 |
6 | フロンテアクイーン | 牝5 | 54.0 | 北村宏司 | 国枝栄 | 美浦 | |
5 | 7 | エンジェルフェイス | 牝5 | 54.0 | 三浦皇成 | 藤原英昭 | 栗東 |
8 | ゲッカコウ | 牝5 | 54.0 | 柴田大知 | 高橋義博 | 美浦 | |
6 | 9 | シャルール | 牝6 | 54.0 | 内田博幸 | 松永幹夫 | 栗東 |
10 | レイホーロマンス | 牝5 | 52.0 | 岩崎翼 | 橋田満 | 栗東 | |
7 | 11 | ワンブレスアウェイ | 牝5 | 54.0 | 戸崎圭太 | 古賀慎明 | 美浦 |
12 | ブラックオニキス | 牝4 | 53.0 | 松岡正海 | 加藤和宏 | 美浦 | |
8 | 13 | オートクレール | 牝7 | 53.0 | 黛弘人 | 中野栄治 | 美 |
詳しい予想に入る前に、月曜日のおさらいをしておくわね。
■前走クラス別成績
勝ち馬の半分が前走G3馬
前走G2組の複勝率が高い
■脚質別成績
馬券の中心は差し馬
逃げ・先行脚質の4歳馬は切り
■前走着順別成績
前走1~2着馬は勝利していない
勝ち馬の8割は前走5着以降だが、前走10着以降は回収率が低い
■所属別成績
迷ったら関東馬
それじゃ、新たに2つのデータを使って中山牝馬ステークスの最終的な予想を組み立てていくわ。
(2着同着だった年があるから、2着馬の合計は11頭、3着馬の合計は9頭になるわよ)
単勝オッズ別成績から見てちょうだい!
2018年 中山牝馬ステークス 単勝オッズ別成績
単勝オッズ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1.0〜 1.4 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
1.5〜 1.9 | 0- 0- 0- 0/ 0 | |||
2.0〜 2.9 | 0- 2- 0- 0/ 2 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
3.0〜 3.9 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4.0〜 4.9 | 1- 0- 1- 9/ 11 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
5.0〜 6.9 | 1- 2- 1- 10/ 14 | 7.1% | 21.4% | 28.6% |
7.0〜 9.9 | 3- 1- 1- 11/ 16 | 18.8% | 25.0% | 31.3% |
10.0〜14.9 | 3- 1- 1- 15/ 20 | 15.0% | 20.0% | 25.0% |
15.0〜19.9 | 2- 1- 1- 12/ 16 | 12.5% | 18.8% | 25.0% |
20.0〜29.9 | 0- 1- 2- 27/ 30 | 0.0% | 3.3% | 10.0% |
30.0〜49.9 | 0- 2- 1- 12/ 15 | 0.0% | 13.3% | 20.0% |
50.0〜99.9 | 0- 1- 0- 21/ 22 | 0.0% | 4.5% | 4.5% |
100.0〜 | 0- 0- 1- 11/ 12 | 0.0% | 0.0% | 8.3% |
まず、勝ち馬はすべて4.0~19.9倍の範囲から出ていることがわかるわね。
人気順でいうと、今年はおそらく3~8番人気あたりよ。
つまり、1~2番人気は軸にしにくいってこと。
今回でいうと、フロンテアクイーンやマキシマムドパリあたりは、買い目に気を付けたほうがいいわね。
また複勝率に注目すると、単勝7.0~9.9倍の馬の成績が目立つわ。
5~6番人気辺りの馬を押さえておくといいことがありそうよ。
次は、斤量別成績を見てもらおうかしら。
2018年 中山牝馬ステークス 斤量別成績
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
〜49kg | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
49.5〜51kg | 0- 2- 0- 16/ 18 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
51.5〜53kg | 5- 3- 4- 48/ 60 | 8.3% | 13.3% | 20.0% |
53.5〜55kg | 3- 4- 3- 46/ 56 | 5.4% | 12.5% | 17.9% |
55.5〜57kg | 2- 2- 2- 18/ 24 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
これは過去の出走馬を「体重の何%にあたる斤量を負担したか」で分類した表よ。
たとえば同じ斤量55kgでも、背負う馬の馬体によって負担の大きさが変わってくるわよね。
だから、こういうデータが必要になるってわけ。
ここで、勝率・連対率・複勝率いずれもトップなのが、体重の11.0%超~11.5%の重量を背負った馬なの。
前走までの馬体重を参考にすると、今年は以下の馬が当てはまりそうよ。
カワキタエンカ
ゲッカコウ
シャルール
ノットフォーマル
ヒストリア
フロンテアクイーン
ワンブレスアウェイ
また、このデータの中でもう一つ注目したいのが、人気薄が多く当てはまる体重比11%未満の重量を背負った馬。
過去馬券に絡んだ5頭のうち3頭が、前走とまったく同じ負担重量でこのレースを走っていたの!
該当する子が、ここまで切っていない馬の中にも1頭だけいるわよ。
さあ、その1頭も含めた最終的な予想を公開するわよ!
◎トーセンビクトリー
◯フロンテアクイーン
▲ワンブレスアウェイ
△シャルール
☆エンジェルフェイス
2018年 中山牝馬ステークス 注目馬①
トーセンビクトリー(牝6)
【前走:アメリカジョッキークラブカップ(G2)6番人気5着】
今回の本命はトーセンビクトリーよ!
今回彼女は2枠2番を引いたわけだけど、このレースにおける2枠馬の成績は過去10年間で(3-0-3-14)。
勝率と複勝率がほかのどの枠よりも高いうえに、回収率も申し分ないわ。
最終追い切りも栗東のCWで5Fを67.6-11.8と、好調を保っていることがよくわかる内容。
2走前の有馬記念の影響はもう残っていないと見ていいわね。
前走AJCCで見せてくれた終いの脚があれば、勝利は固いわ!
超大荒れに期待がかかる中山牝馬ステークス
見捨てられたアノ馬や、忘れられたアノ馬にも勝機があるわよ!
2018年 中山牝馬ステークス 注目馬②
フロンテアクイーン(牝5)
【前走:ターコイズステークス(G3)3番人気2着】
目下3戦連続で連対していて、レース当日もかなり上位の人気が予想されるフロンテアクイーン。
彼女は軸にしにくい!ということを月曜日から何度か話しているけど…
唯一の前走G2馬であることや、斤量/馬体重のバランスの良さなど、切るには惜しい材料が揃っているのよね。
また前走で彼女を下したミスパンテールは、先月の京都牝馬ステークスで危なげなく勝利して重賞2連勝を達成していたわ。
その彼女にクビ差迫っていたフロンテアクイーンにも、重賞勝ちレベルの実力を期待できると思うの。
彼女をうかつに切ると、後悔するわよ!
2018年 中山牝馬ステークス 注目馬③
ワンブレスアウェイ(牝5)
【前走:愛知杯(G3)8番人気6着】
重賞挑戦を始めて以来、勝利からは遠のいているものの着実に順位を上げてきているワンブレスアウェイ。
もともと条件戦を危なげなく勝ち上がってきた素質馬だし、陣営としても今回こそ勝利を!という思いが強いんじゃないかしら。
先日は古賀調教師が彼女の仕上がりをかなり高く評価していたから、馬のほうも陣営の気持ちに応えてくれそうね。
彼女はここまでに調べたデータによく合致しているし、陣営も馬も気合十分とあれば、ますます安心して買えるわ。
ここを勝てば4姉妹での重賞制覇となる彼女、家族にいいところを見せて欲しいわね!
2018年 中山牝馬ステークス 注目馬④
シャルール(牝6)
【前走:愛知杯(G3)16番人気6着】
前走で引退かと思われていたシャルール、この中山牝馬ステークスを最後の舞台に選ぶようね。
2016年の秋以降掲示板に入れていない彼女だけど、前走の愛知杯は最後の直線で不利を受けながら6着に入っていたし、引退直前にして復調気配を感じさせてくれたわ。
彼女は今日調べた斤量/体重比をはじめとして悪くないデータが揃っているから、ラストランというひいき目を抜きにしても十分買えるわよ。
最終追い切りも、栗東の坂路で一杯に追われて4Fを52.6-12.5と、本気でこのレースを獲りに来ていることが感じられる仕上がり。
上位入賞で最後の花道を飾るついでに、馬券の方も彩ってほしいわね!
2018年 中山牝馬ステークス 注目穴馬
エンジェルフェイス(牝5)
【前走:京都牝馬ステークス(G3)9番人気4着】
月曜日にも注目穴馬として紹介していたエンジェルフェイス。
今回調べたデータでも「体重比11%未満かつ前走と同じ斤量」というこの上なくいいデータが見つかったわ。
また彼女は、最終追い切りでまさかの芝コースを使っていたことが注目されているわね。
かなり珍しいケースだから、その意図はハッキリわからないけど…
現在リーディング1位の藤原英昭厩舎が彼女に珍しい調教を試している、というのは、それだけ本気だって証と捉えていいわよ。
彼女が完全に復調する前に、ツバを付けておいてちょうだい!