根岸ステークスの最終予想をするわよ!
本命クラスが好調ながら、単勝100倍を超えるような大穴の台頭も見られるこのレース。
カタく決すると見て人気どころを中心に買うか、荒れると踏んで伏兵勢も買うか、判断が難しいところよね。
そんな時こそ、ウチのように客観的に各馬を評価できるデータ予想の出番。
今回さらにデータを追加して検証したところ、とある不人気馬に思わぬ好走傾向が見つかったの。
今年は荒れる可能性が十分なのに加え、現実的に6桁配当も見込めそうだから、ぜひウチの予想印を参考にして的中させちゃってちょうだい!
さっそく、確定した枠順から確認していくわよ。
競走成績
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | オーロラテソーロ | 牡5 | 56.0 | 秋山真一 | 畠山吉宏 | 美浦 |
2 | レピアーウィット | 牡7 | 57.0 | 大野拓弥 | 堀宣行 | 美浦 | |
2 | 3 | モジアナフレイバー | 牡7 | 56.0 | 真島大輔 | 福永敏 | 地方 |
4 | スリーグランド | 牡5 | 56.0 | 岩田望来 | 高橋義忠 | 栗東 | |
3 | 5 | オメガレインボー | 牡6 | 56.0 | 横山和生 | 安田翔伍 | 栗東 |
6 | ジャスティン | 牡6 | 57.0 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 栗東 | |
4 | 7 | ヘリオス | セン6 | 56.0 | 武豊 | 寺島良 | 栗東 |
8 | タガノビューティー | 牡5 | 56.0 | 津村明秀 | 西園正都 | 栗東 | |
5 | 9 | ソリストサンダー | 牡7 | 57.0 | 戸崎圭太 | 高柳大輔 | 栗東 |
10 | リアンヴェリテ | 牡8 | 56.0 | 国分恭介 | 中竹和也 | 栗東 | |
6 | 11 | テイエムサウスダン | 牡5 | 57.0 | 岩田康誠 | 飯田雄三 | 栗東 |
12 | タイムフライヤー | 牡7 | 56.0 | M.デム | 橋口慎介 | 栗東 | |
7 | 13 | サクセスエナジー | 牡8 | 58.0 | 石川裕紀 | 北出成人 | 栗東 |
14 | トップウイナー | 牡6 | 56.0 | 横山琉人 | 鈴木孝志 | 栗東 | |
8 | 15 | ジャスパープリンス | 牡7 | 56.0 | 川田将雅 | 森秀行 | 栗東 |
16 | エアアルマス | 牡7 | 57.0 | ルメール | 池添学 | 栗東 |
詳しい予想に入る前に、月曜日のおさらいをしておこうかしら。
■前走クラス別成績
武蔵野S(G3)組が好調
オープン特別組はギャラクシーS組に注目
■前走着順別成績
前走4着以内の馬に比重を置く
前走が重賞で、かつ6歳以上なら巻き返しに期待できる
■レース当日人気別成績
1番人気は複勝率70%
重賞で勝ち鞍のある不人気馬は要警戒
■年齢別成績
5歳馬を中心に馬券を組む
直近で好走した高齢馬は買える
それじゃあ月曜日から引き続き、過去10年分のデータを基に根岸ステークスの予想を詰めていくわよ。
枠順別成績から見てちょうだい。
枠順別成績
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0 | 2 | 3 | 14 | 0.0% | 10.5% | 26.3% |
2枠 | 2 | 1 | 0 | 16 | 10.5% | 15.8% | 15.8% |
3枠 | 2 | 3 | 1 | 14 | 10.0% | 25.0% | 30.0% |
4枠 | 1 | 1 | 2 | 16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
5枠 | 1 | 2 | 0 | 17 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
6枠 | 2 | 0 | 1 | 17 | 10.0% | 10.0% | 15.0% |
7枠 | 0 | 1 | 3 | 16 | 0.0% | 5.0% | 20.0% |
8枠 | 2 | 0 | 0 | 17 | 10.5% | 10.5% | 10.5% |
傾向的にどの枠も馬券には絡んでいて、内側と外側での有利不利はないようね。
1枠と7枠は勝ち馬出ていないものの、複勝率が高めで、さらに複勝回収率はどちらも100%オーバーと”買えない”枠ではないの。
多少3枠が優勢、くらいに考えるのがよさそうね。
次は、馬体重別成績を見てもらうわよ。
馬体重別成績
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
~479kg | 3 | 0 | 2 | 19 | 12.5% | 12.5% | 20.8% |
480~499kg | 5 | 3 | 2 | 29 | 12.8% | 20.5% | 25.6% |
500kg以上 | 2 | 7 | 6 | 79 | 2.1% | 9.6% | 16.0% |
500kgをさかいに、勝率に大きな開きがあるわね。
勝ち馬は10頭中8頭が500kg以下だった馬から出ているし、ひとつ好走の条件として覚えておきたいわ。
また馬格のある馬が苦戦傾向にある本走だけど、540kgを超えるような大きな馬は直近10年で一度も馬券に絡めていないの。
前走時の馬体重を参考にすると、サクセスエナジーやテイエムサウスダン、レピアーウィットあたりは買いにくくなるわね。
最後は、所属別成績を見てもらうわよ。
所属別成績
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
関東 | 1 | 0 | 0 | 26 | 3.7% | 3.7% | 3.7% |
関西 | 9 | 10 | 10 | 91 | 7.5% | 15.8% | 24.2% |
地方 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
母数で大きく上回っているとはいえ、関西馬の複勝率の高さが目立つわね。
ここまで他との成績に差があれば、馬券は関西馬を中心に選ぶべき、と言えるわ。
今回も関西馬中心のメンバー構成だけど、関東馬や地方馬を馬券に加えるなら、それなりの理由が必要よ。
そんなところで、最終追い切りの結果も考慮した予想印を発表していこうかしら!
◎本命
オメガレインボー(牡6)
【前走:カペラステークス(G3)6番人気3着】
データ上、もっとも好走傾向にあるのがこのオメガレインボーよ!
月曜日の検証でも目立つ存在だった彼だけど、枠や馬体重を含め今日も好データにしっかりと該当していたわね。
目下5戦連続馬券圏内確保と、勢いや実力は疑いようのないところだし、あとはいいタイミングで横山和生Jが強烈な末脚を引き出してくれれば勝ち負けになると見ているわ。
そんなオメガレインボーの最終追い切りは、栗東のCWで5F【71.1-54.2-38.7-11.6】の時計を記録。
先週ビッシリ追われたとあって今回は調整程度の調教だったけど、精神面を含め上々の仕上がりじゃないかしら。
条件の揃った今回は、ソリストサンダーにリベンジする絶好のチャンスよ!
○対抗
タガノビューティー(牡5)
【前走:ギャラクシーステークス(OP特別)1番人気3着】
馬券内が狙える存在として、タガノビューティーをオススメするわ!
月曜日の検証では、本命に挙げたオメガレインボーを上回る好材料が見つかっていた彼。
ただ今日彼のような500kgを超える馬は勝ち切れない、ということがわかって、印は対抗にしたんだけど…。
大柄な馬がまったく走らないわけじゃないし、ローテーションを含め好走傾向にあることはたしか。
東京コースでは通算5勝と東京巧者であることも考慮すれば、勝ち負けする展開だって十分ある、と言えるわ。
タガノビューティーの最終追い切りは、栗東のCWで6F【84.8-69.4-54.2-38.4-11.9】の時計。
しまい重視の調教で、陣営も納得の走りだったようだし、状態面も心配なさそう。
重賞では走れていないけど、1400mでなら話は別よ!
▲単穴
スリーグランド(牡5)
【前走:すばるステークス(OP特別L)1番人気3着】
荒れることを見込んで、スリーグランドも注目したいところ。
彼は目立たないながらも検証では好データに該当していて、世間の評価以上に走る可能性を秘めた存在。
デビュー年度こそピリッとしなかったけど、年を重ねるごとにコンスタントに成績が残せるようになったし、6戦してすべて掲示板を確保している得意の東京が舞台の本走なら、このメンバー相手に風穴を開けることだってできると見ているわ。
彼の最終追い切りは、栗東の坂路で【55.5-40.5-26.2-12.7】の時計。
追われてからの反応もよかったし、気配も十分って感じの調教だったわ。
彼こそ上位陣の陰に隠れた、オイシイ穴馬候補よ!
今年は荒れる気配十分な、根岸ステークス。
穴馬の条件が揃ったアノ不人気馬、見逃しちゃダメよ!
注目穴馬
リアンヴェリテ(牡8)
【前走:武蔵野ステークス(G3)16番人気12着】
月曜日から変わらず、もっとも注目すべき穴馬候補はリアンヴェリテよ!
前回検証した段階から、彼は過去に巻き返した馬たちと共通する好材料を備えていたわね。
今日の検証でも好走傾向にバッチリ当てはまっていたし、データ上は勝ち負けしてもおかしくない存在よ。
そうそう、彼は血統面でもこのレースと相性がよさそうで、彼と同じゴールドアリュール産駒は過去10年における複勝率が33.3%と好調なの。
高齢になってマイル戦では逃げ切る力はないかもしれないけど、1400mなら直近の成績や血筋を見ても、逃げ残りを含めまだまだ馬券に絡む走りができるはずよ。
そんなリアンヴェリテの最終追い切りは、美浦の坂路で【55.1-40.1-25.8-12.7】の時計。
当日輸送のための美浦経由、と体調面を重視した調整で臨む今回は、前走時とは一変した姿に期待できるわ。
単勝100倍の大穴が馬券になっている、大荒れ傾向の根岸S。
彼のような下馬評の低い馬が馬券になるようなことがあってもおかしくないし、現にその可能性は十分よ!