2018年 関屋記念 最終予想
夏競馬も開催が進んで、もう8月なのね。
そんな夏まっただ中に行われるのが、サマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念(G3)。
それなりに上位人気が好走するんだけど、伏兵の突っ込みにも注意しなければいけないレース。
今年はオッズが拮抗していて、なにやらひと波乱起きそうな予感…。
人気そうな馬のマイナス材料も見つかったから、昨年のような荒れる展開も十分有り得そうよ(詳しくはあとで話すわ)!
注目穴馬には高配当の期待十分な馬をピックアップしておいたから、期待して良いわよ!
じゃあ最終予想に入る前に、確定した枠順を見てもらおうかしらね。
2018年 関屋記念 枠順
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性別 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ベルキャニオン | 牡7 | 56.0 | 石橋脩 | 堀宣行 | 美浦 |
2 | 2 | フロンティア | 牡3 | 53.0 | 福永祐一 | 中内田充 | 栗東 |
3 | スターオブペルシャ | セン5 | 56.0 | 内田博幸 | 藤沢和雄 | 美浦 | |
3 | 4 | エイシンティンクル | 牝5 | 54.0 | 和田竜二 | 坂口正則 | 栗東 |
5 | ショウナンアンセム | 牡5 | 56.0 | 田辺裕信 | 田中剛 | 美浦 | |
4 | 6 | リライアブルエース | 牡5 | 56.0 | 戸崎圭太 | 矢作芳人 | 栗東 |
7 | ジョーストリクトリ | 牡4 | 56.0 | 田中勝春 | 清水久詞 | 栗東 | |
5 | 8 | ロードクエスト | 牡5 | 56.0 | 三浦皇成 | 小島茂之 | 美浦 |
9 | チェッキーノ | 牝5 | 54.0 | 杉原誠人 | 藤沢和雄 | 美浦 | |
6 | 10 | ワントゥワン | 牝5 | 54.0 | M.デム | 藤岡健一 | 栗東 |
11 | チャンピオンルパン | 牡7 | 56.0 | 石川裕紀 | 勢司和浩 | 美浦 | |
7 | 12 | プリモシーン | 牝3 | 51.0 | 北村宏司 | 木村哲也 | 美浦 |
13 | ウインガニオン | 牡6 | 58.0 | 津村明秀 | 西園正都 | 栗東 | |
8 | 14 | ヤングマンパワー | 牡6 | 57.0 | 大野拓弥 | 手塚貴久 | 美浦 |
15 | ロッカフラベイビー | 牝6 | 54.0 | 柴田善臣 | 鹿戸雄一 | 美浦 |
そして、月曜日に出した事前データがコチラ。
■前走クラス別成績
好走率が高いのは前走G1組と1600万下組
前走G3組は着外からの巻き返しに注意
■前走着順別成績
勝ち馬は前走勝った馬か着外で負けた馬
■年齢別成績
中心は4~5歳
6歳以上は前走一桁人気で一桁決着が条件
■年齢別成績
逃げ・先行が圧倒的に強い
特に逃げ馬の好走率は別格(勝率30% 連対率30% 複勝率40%)
■牡牝別成績
3・4歳牝馬の複勝率が優秀(複勝率50%)
人気薄の牝馬は狙いにくい
それじゃ、さらにデータを2つ追加して、関屋記念の最終予想に入るわ!
まずは、斤量別成績よ。
2018年 関屋記念 斤量別成績
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
49.5〜51kg | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
51.5〜53kg | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
53.5〜55kg | 1- 1- 1- 17/ 20 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
55.5〜57kg | 9- 8- 7-102/126 | 7.1% | 13.5% | 19.0% |
57.5〜59kg | 0- 1- 0- 3/ 4 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
これは、前走から斤量が増えたか減ったかをまとめた表よ。
勝率以外は、増減なしも今回減も大差ナシ。
ただ、1着馬を見ると斤量減の馬が9頭と圧倒的ね。
勝ち馬はハンデが軽くなった馬から狙いたいわ。
そうなると…
エイシンティンクル
スターオブペルシャ
チェッキーノ
チャンピオンルパン
プリモシーン
ロードクエスト
上記6頭から1着馬が出ると考えられるわね。
さらに、事前予想の着順別成績で紹介した1着馬候補と照らし合わせると…エイシンティンクル、スターオブペルシャ、チェッキーノの3頭まで絞り込めたわ!
一方、斤量増の馬が1頭も馬券に絡めていないのが気になるわ。
下記の5頭は大幅な割引が必要になりそうね。
ウインガニオン
ヤングマンパワー
リライアブルエース
ロッカフラベイビー
ワントゥワン
リライアブルエースやワントゥワンといった人気しそうなラインには嫌なデータね。
他馬が+1kg以上の中、唯一ウインガニオンだけは+0.5kg。
まだ検討の余地はあると思うわ。
最後は枠順別成績よ。
2018年 関屋記念 枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1- 0- 1-15/17 | 5.9% | 5.9% | 11.8% |
2枠 | 1- 1- 1-14/17 | 5.9% | 11.8% | 17.6% |
3枠 | 0- 0- 0-17/17 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4枠 | 0- 2- 1-14/17 | 0.0% | 11.8% | 17.6% |
5枠 | 0- 1- 4-15/20 | 0.0% | 5.0% | 25.0% |
6枠 | 0- 2- 0-18/20 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
7枠 | 4- 0- 2-19/25 | 16.0% | 16.0% | 24.0% |
8枠 | 4- 4- 1-16/25 | 16.0% | 32.0% | 36.0% |
外枠有利の傾向が出ているわね。
5~8枠から22頭も馬券になっているほど!
中でも7・8枠の数字が群を抜いて良いわ。
8勝もしているのは見逃せないポイントね。
内枠で馬券に絡んだ8頭中5頭が5番人気以内。
それなりに人気のある馬なら内に入っても大丈夫よ。
以上、ここまでのデータを踏まえて今年の印を発表するわ!
◎エイシンティンクル
○ショウナンアンセム
▲プリモシーン
△ウインガニオン
☆ロードクエスト
2018年 関屋記念 注目馬①
エイシンティンクル(牝5)
【前走:豊明ステークス(1600万下)4番人気1着】
フランスのイスパーン賞や香港カップを勝ったエイシンヒカリの全妹、エイシンティンクル。
兄の後に続いて活躍したいところよね。
1000万下→1600万下と順調に勝ち上がり、見事オープン入りを果たしたわ。
キャリア13戦中11戦で逃げてきた馬なんだけど、前走はうってかわって控えるカタチでの競馬。
直線で差し返した点は、かなり評価できるんじゃないかしら!
控えても競馬ができると証明した前走は、大きな価値のある一戦だったと言えるわ。
先行できる馬が強いのは、事前予想でも紹介した通りね。
今回は前走から斤量減と言う頼もしいデータまで味方につけたわ!
1着馬候補の条件にもピタリと合致しているし、本命に推さない理由がないってくらいよ!
強いて言うなら、内枠を引いてしまったってことくらいかしら…。
まあエイシンティンクルは5番手以内には支持されるだろうし、そんなにマイナスに考えなくても良いわよ。
枠の不利をカバーできるくらいデータとの相性も良いしね!
新潟での勝ち鞍もあるから、適性も問題ナシ。
今回は前に行きたい馬が数頭いるから、前走のように控えてもいいわね。
適性もデータも申し分なし、重賞初制覇の舞台は整ったって感じよ!
2018年 関屋記念 注目馬②
ショウナンアンセム(牡5)
【前走:パラダイスステークス(OP特別)2番人気1着】
前走で華麗な逃げ切りVを見せたショウナンアンセム。
2着ロードクエストに2馬身半を付ける、見事なオープン初勝利だったわ。
この馬もエイシンティンクル同様、連勝中。
勢いがある怖い1頭よ。
事前予想でも紹介したように「前走OP特別3着以内」「5歳馬」「逃げ馬」と、データとの相性も抜群な馬。
斤量も前走と変わらず56kg、連対率は斤量減と大差ないから十分逆転は可能よ。
キャリア28戦中の成績は(6-9-5-8)複勝率71.4%と、かなり安定した結果を残しているのも見逃せないわ!
加えて新潟での戦績は3戦2連対とマズマズ。
コース適性に関しても心配さそうよ。
ショウナンアンセムも内枠を引いてしまったけど、これだけで見限るのは惜しい存在。
データ的には推せる要素が多いから、悲観する必要ないわ。
使い詰めが心配されたけど、最終追い切りで騎乗した田辺騎手いわく「息遣いも問題ない」とのことで体調も万全って感じ!
重賞初制覇の期待が高まるわね!
本命と対抗は枠にやや不安アリ!
データ・適性・枠の三拍子そろった下記3頭を要チェック!
注目穴馬は配当にも期待できる1頭よ!
2018年 関屋記念 注目馬③
プリモシーン(牝3)
【前走:NHKマイルカップ(G1)5番人気5着】
近走はG1を中心に走ってきたプリモシーン。
出遅れたり直線で進路が無くなったりで、なかなか結果が出せずにいるわね。
それでも前走で見せた脚は「さすが!」って感じ!
出遅れたにも関わらず、上がり2位の脚を使って1着とは0.2秒差。
着順以上の結果を残したと言えるわ!
事前予想でも紹介したように、「好走率の良い前走G1組」「複勝率の高い3歳牝馬」と、推せるデータが豊富。
今回も「前走から斤量減」に合致して、信頼度は急上昇よ!
さらに、外枠が味方についたのは大きいわ!
本命と対抗が内枠だから、隙を付ける可能性は十分じゃないかしら。
鞍上は乗り替わりになったけど、北村宏司騎手は関屋記念と相性抜群だから、むしろプラス材料!
その成績は(2-1-2-2)と、複勝率は71.4%と高水準!
ここ10年で2勝挙げているのも心強いわね。
先行勢がどうしても強いけど、本舞台は直線の長い新潟コース。
プリモシーンの末脚なら差し切りにも期待できるわよ。
2018年 関屋記念 注目馬④
ウインガニオン(牡6)
【前走:中京記念(G3)2番人気8着】
夏馬で有名な昨年2着馬のウインガニオン。
どうも今季は波に乗れていないような感じがするわよね…。
けど、着順を見るとパッとしない近走の敗因は明らか。
近2走はペースが明らかに厳しかったわ…。
安田記念は1000m通過56.8秒、中京記念は57秒というハイペース。
それでも7着・8着に粘っていることを考えれば、決して悲観する必要はないの。
特に、前走で競っていたマイネルアウラートが最下位まで沈んでいることからも、ウインガニオンの健闘ぶりが分かると思うわ。
逃げ馬はどうしても展開に左右されてしまうから、それが難しいところ。
前走から斤量増ってことで連下にまで評価を落としたけど、他のデータとは相性が良いのよ。
好走傾向のある「前走中京記念で着外」という点も見逃せないわね。
なにより先行できる点はデカイわ!
昨年のように、今年も粘って前残りというパターンには要注意よ。
優位な傾向のある外枠を引いたのも大きいわ!
本レースで夏馬の本領を発揮して欲しいところね!
2018年 関屋記念 注目穴馬
ロードクエスト(牡5)
【前走:パラダイスステークス(OP特別)3番人気2着】
新潟2歳ステークス覇者のロードクエスト。
直線のブッコ抜きには度肝を抜かれたわね!
それ以降、勝ち切れないもどかしい戦いが続くことになるんだけど、今年スプリントに路線変更してから変わったようね。
前走では、これまでとは逆の前を行く競馬で2着に健闘したわ。
先行して押し切れるってところを見せられたのは大きいんじゃないかしら。
復調の兆しが確実に表れているってことよ。
実はロードクエスト、昨年の関屋記念にも出走していて、6着だったの。
「6着?掲示板にも載っていないじゃん」って思うかもしれないけど、勝ち馬とは僅か0.3秒差。
さらには4~6着まではタイム差なしの団子状態で、大差は付いていなかったわ。
新潟2歳ステークスも制したくらいだから、新潟の適性は高いはずよ。
「前走OP特別3着以内」「5歳馬」「前走から斤量減」と、実は良データとの合致が多い1頭でもあるの。
外寄りの5枠を引けたのもプラス材料ね!
人気も今のところ8・9番手くらいだから、配当にも期待できそうよ!