2021年 七夕賞 事前予想
今週はサマー2000シリーズの第一戦、七夕賞(G3)を予想するわよ!
梅雨時期のハンデ重賞ということもあり、とにかく波乱が多く荒れ模様のこのレース。
2018年の250万馬券を含め、ここ10年で2度も7桁配当が飛び出している穴党必見の一戦ね。
今回も過去のデータを用いて、そんな番狂わせの可能性を秘めた伏兵を見つけ出しておいたわ。
いつものように注目穴馬としてページの最後で紹介しているから、ぜひチェックしてちょうだい!
さっそく、今年の特別登録馬から確認していきましょう!
2021年 七夕賞 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
アールスター | 牡 | 56.0 | 杉山晴紀 | 栗東 |
カウディーリョ | 牡 | 55.0 | 堀宣行 | 美浦 |
クラージュゲリエ | 牡 | 56.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
クレッシェンドラヴ | 牡 | 58.0 | 林徹 | 美浦 |
ショウナンバルディ | 牡 | 55.0 | 松下武士 | 栗東 |
スカーフェイス | 牡 | 52.0 | 橋田満 | 栗東 |
ツーエムアロンソ | 牡 | 53.0 | 本田優 | 栗東 |
トーラスジェミニ | 牡 | 57.0 | 小桧山悟 | 美浦 |
トラストケンシン | 牡 | 52.0 | 高橋文雅 | 美浦 |
ブラックマジック | 牡 | 54.0 | 戸田博文 | 美浦 |
プレシャスブルー | 牡 | 54.0 | 相沢郁 | 美浦 |
マウントゴールド | 牡 | 57.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
ワーケア | 牡 | 55.0 | 手塚貴久 | 美浦 |
ワンダープチュック | 牡 | 54.0 | 河内洋 | 栗東 |
ヴァンケドミンゴ | 牡 | 56.0 | 藤岡健一 | 栗東 |
アバルラータ | 牝 | 52.0 | 鮫島一歩 | 栗東 |
ロザムール | 牝 | 53.0 | 上原博之 | 美浦 |
それじゃあ今週は、中山開催だった2011年を除く過去9年分のデータを基に七夕賞の予想を組み立てていくわよ。
まずは、前走クラス別成績から見てちょうだい。
2021年 七夕賞 前走クラス別成績
前走クラス | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0% | 0% | 16.7% |
G2 | 1 | 1 | 0 | 19 | 4.8% | 9.5% | 9.5% |
G3 | 6 | 4 | 1 | 55 | 9.1% | 15.2% | 16.7% |
OPEN特別L | 0 | 1 | 0 | 5 | 0% | 16.7% | 16.7% |
3勝クラス | 0 | 0 | 2 | 7 | 0% | 0% | 22.2% |
※本走に登録されている馬の前走クラスだけを取り上げているから、各列合計が9にならないわよ。
G3組が好調ね。
そもそも本走は前走にG3組を使った馬が多く参戦しているとはいえ、集計対象とした9年で6頭もの勝ち馬が出ているのは見逃せないところ。
とくにエプソムCと鳴尾記念からのローテーション馬は、それぞれ2勝ずつを上げているから注目よ。
逆に前走G1は、勝率・複勝率ともに0%と成績が思わしくないわね。
春G1からの直行はさすがに疲れが抜け切らない、って感じかしら。
このレースに限っては、G1組だからといって好印象をもつのは控えるべきだわ。
次は、前走着順別成績を見てもらうわよ。
2021年 七夕賞 前走着順別成績
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 0 | 1 | 3 | 7 | 0% | 9.1% | 36.4% |
2着 | 2 | 1 | 1 | 8 | 16.7% | 25.0% | 33.3% |
3着 | 0 | 2 | 0 | 9 | 0% | 18.2% | 18.2% |
4着 | 0 | 2 | 1 | 5 | 0% | 25.0% | 37.5% |
5着 | 1 | 0 | 0 | 5 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
6~9着 | 2 | 0 | 2 | 34 | 5.3% | 5.3% | 10.5% |
10着以下 | 4 | 3 | 2 | 41 | 8.0% | 14.0% | 18.0% |
どの条件からでも勝ち馬になり得る、というデータね。
とくに前走10着以下と大敗を喫した馬たちの巻き返しが多く見られているところは、特筆すべきポイント。
走る材料さえ揃っていれば、前走の結果は関係なく最先着が狙える、ってことだから、いいところなく負けた馬でも毛嫌いせず評価していきましょう。
もっとも、勝ちにこだわらず馬券内率に注目すると、やはり前走で上位に入った馬ほど優勢。
成績のよかった子については、馬券に含める分には活躍してくれそうね。
次は、レース当日の人気別成績を見てもらおうかしら。
2021年 七夕賞 レース当日人気別成績
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 2 | 1 | 1 | 5 | 22.2% | 33.3% | 44.4% |
2番人気 | 1 | 1 | 0 | 7 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
3番人気 | 3 | 0 | 1 | 6 | 30.0% | 30.0% | 40.0% |
4番人気 | 0 | 1 | 0 | 6 | 0% | 14.3% | 14.3% |
5番人気 | 1 | 2 | 0 | 6 | 11.1% | 33.3% | 33.3% |
6~9番人気 | 0 | 3 | 3 | 30 | 0% | 8.3% | 16.7% |
10番人気以下 | 2 | 1 | 5 | 47 | 3.6% | 5.5% | 14.5% |
上位陣が勝てていない印象ね。
3番人気こそ3勝はしているものの、特筆するような勝率になっていないし、勝ち馬に関しては他のデータを優先して選ぶのがよさそうよ。
逆に、好調なのが10番人気以降だった子たち。
さすが荒れるで有名な一戦だけあって、他のレースでは見られないような好走率が出ているわ。
しかもこの範囲から馬券になったのべ8頭のうち、3頭は単勝100倍以上の大穴クラス。
「買える」材料があれば、大穴でも勇気を出して狙うべきね。
最後は、年齢別成績を見てもらうわよ。
2021年 七夕賞 年齢別成績
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 2 | 2 | 1 | 9 | 14.3% | 28.6% | 35.7% |
5歳 | 3 | 2 | 2 | 29 | 8.3% | 13.9% | 19.4% |
6歳 | 3 | 4 | 5 | 35 | 6.4% | 14.9% | 25.5% |
7歳 | 1 | 0 | 0 | 20 | 4.8% | 4.8% | 4.8% |
8歳 | 0 | 1 | 1 | 10 | 0% | 8.3% | 16.7% |
4歳馬の好走率が高いわね。
このデータに関しては他のレースと似たような傾向になっているから、馬券を組み立てる際はより若い馬を重視するといいわ。
今年は人気しているワーケアとブラックマジック、計2頭の4歳馬が登録されているわよ。
ちなみに7歳以上で馬券になった3頭について調べてみたら、いずれも関西所属だった、という共通点があったの。
福島開催の本走においてはちょっと奇妙なデータだけど、今回の該当馬はマウントゴールドだけという相対的な優位も含めて注視しておきたいわね。
そんなところで、現段階における注目馬を発表していくわよ!
2021年 七夕賞 注目馬①
ショウナンバルディ(牡5)
【前走:鳴尾記念(G3)9番人気2着】
現時点でもっとも好走する材料を備えているのが、ショウナンバルディよ!
伝えてきたように前走に鳴尾記念を使った馬はかなりの好走傾向にあるし、そこを連対して来る彼は本走でも勝ち負けの1番手、って感じね。
ショウナンバルディは他のデータも満足いくものが揃っているし、芝2000mの中距離戦での実績も十分。
福島では馬券内こそないものの、ここ2走の好調さを見れば本走は決して勝てない舞台ではないわ。
今のところオッズも10倍台と高めだし、このまま推移すれば配当面でも妙味たっぷりね。
2021年 七夕賞 注目馬②
ヴァンケドミンゴ(牡5)
【前走:福島民報杯(OP特別L)4番人気13着】
新潟開催の前走福島民報杯では惨敗を喫した、ヴァンケドミンゴ。
ただこの七夕賞は、前走で大敗した馬の巻き返しが多い舞台だから侮れないわよ。
そしてご存じ、ヴァンケドミンゴは七夕賞の舞台である福島でこそ力を発揮する福島巧者。
福島での戦績は通算【4-1-1-0】で、勝率70%、複勝率100%をほこっているわ。
データ上は本走との相性もいいし、現段階ですでに馬券には含めるべき、と言えるほどよ。
もっともこれほどの適性がありながら、福島を含め重賞では連対が最高成績の彼。
初の重賞制覇に手が届くのか、1週間かけて検証していくわよ。
大荒れの気配漂う、今年の七夕賞。
世間の評価は気にせず、この伏兵をおさえなさい!
2021年 七夕賞 注目穴馬
ブラックマジック(牡4)
【前走:ダイヤモンドステークス(G3)4番人気11着】
穴馬候補として注目したいのが、ブラックマジックよ!
前走のダイヤモンドSでは大敗してしまった彼だけど、何度か伝えてきたように七夕賞は大いに巻き返しが期待できる舞台。
さらにブラックマジックは中長距離が主戦で、長距離だった前走の走りは好不調の参考にならないし、得意距離の今回は十分勝ち負けが狙える1頭よ。
彼は検証でもなかなか良好で、好走率の高い4歳馬と前走G3組に該当。
世間の評価こそ低いけど、データ上はメンバートップクラスの好材料を備えているから侮っちゃダメよ。
あとは約4カ月ぶりとなる本走だけに、状態面に不安はないか、ってことくらい。
調教の様子に注目しながら、データを使って金曜までしっかりと追っていくわよ。